■スポンサードリンク
ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOODの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 41~47 3/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
相変わらず…内藤了さんの創り出す世界は 引き込まれて、戻れなくなるくらいすごいです またも一気読み 次の作品も楽しみです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
30%ほど読んだ時点でこの先の。。。と言うか、お話の全体感をつかめたような気がして、なーんだ。今回の作品は単純だなアなんて思ったのが間違いでした。 ミステリとして読んでも、最後まで読まなければ黒幕が誰であるかはわからなかった。 それより何より、人が生きるということ、生活を営むその日常のありがたさ、尊さ、温かさ、苦しみ、悲しみ、憎しみ、愛。。。それがとても良く表現されていて、ジーンと来ました。 科学的な話としてなら、薬はどのようにして開発され、我々に届けられるのか。。。その実状も、科学者たちの思いも、感じることができました。 何が正しいとか、誰が正しいとか、結局、正しいことの物差しも自分で選べば良いんだと。主人公が最後に、明るい未来を信じて踏み出すエンディングもよかった。 最後にひとつ。 本当にこの話に出てきた悪の医療は、故意にやろうと思えば本当にやれてしまうんだろうな。。。と。細菌兵器のように使うこともできてしまうんだろうなと。 そんな怖さも覚えた作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
普通にある日常の風景 そこに突如降りかかるとんでもない光景 愛する人を亡くした茫然とした喪失感 いつもと変わらない人とのふれ合い 予想もしなかった人の裏・闇の部分 疑ってしまいそうになる自らの価値観 渾然一体となった主人公の数日間を ともに過ごしているようなリアル感をもって 始めからエピローグまで一気に読んでしまいました。 人というものを深く深くえぐりながら、思わず涙してしまうシーンも ひさしぶりに心を揺らされる作品でした。 読み応えありすぎて困る。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
冒頭の、病室のシーンが、切なすぎて、気づいたら泣いていた。 妹の葬式のシーンも。 人工血液製剤の研究、軽くネットで調べてみたが、 案外ここに描かれている世界は すぐにやってきそうで、実に面白い題材を選んだと思う。 主人公の葛藤は読んでいて心が痛いが、 悪役の、厚労省研究者にも葛藤があったのではないかと。 生き方というか、人としての在り方を考えさせられる。 スイスイ読めるのに、気づくとズシンと心にきているのは、 内藤了という作家のすごいところだ。 今後のさらなる傑作への期待も込めて、星4つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とてもリアルな描写と最後まで駆け抜けるように読ませる展開とに、ドキドキさせられっぱなしで苦しくなり、途中で深呼吸して自分を落ち着かせながら読みました。途中で展開が読めてきた!と思ってたらそれもいい意味で裏切られ……オススメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者のシリーズは全部読んでいますが、今回も主人公が何気ない日常から思いもかけない事件に巻き込まていく様子にどんどん引き込まれていきました。 また、主人公を取り巻く人々も温かく魅力的です。藤堂比奈子シリーズの東海林刑事も登場しており、楽しめます!この作者の傾向として、関係者が主人公の周りに居すぎという点はありますが、それを差し引いても面白いと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回の内藤作品には怪物めいた殺人鬼は出てこない。 異能者もいない。 土地を呪う怨霊も、救いの神もいない。 ひたすら、普通の生活を送る市井の人々が話を織りなしていく。 年収の高そうな人から、借金に喘ぐ人まで。 高級官僚から、金物屋のおっちゃんまで。 そのすべての人が、僅かに神であり、僅かに怪物である。 謝辞によると、今作は学会への取材が大きなきっかけとなって生まれたようだ。 科学的な間違いが許されないであろう、医療をめぐる作品作りはハードな取材と 勉強が必要だったことと思うが、その成果はずっしりした読み応えに結実している。 とは言え、物語はとても面白くテンポよく、「報われない恋」「出生の秘密」と 言ったメロドラマの王道さえもしっかり決めている。 重いテーマだが、読後は爽やか、と言うか、緊迫感極まりないクライマックスに 吹き出しそうになる場面が次々挟み込まれていくのには恐れ入った。 この書き振りからして、作者は、人間とその営みを愛してやまないのであろう。 作品としては「主人公の周辺に関係者が集まり過ぎ?」という点が気になるが、 全体の面白さと差し引きゼロとしたい。 ただ、作者がこれからも意欲的に新しい世界に飛び込んで、取材と研鑽を積めば この点は解消されるように思う。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!