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ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD



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ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOODの評価: 3.86/5点 レビュー 42件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 41~42 3/3ページ
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No.2:
(5pt)

一気に読みました

この作者のシリーズは全部読んでいますが、今回も主人公が何気ない日常から思いもかけない事件に巻き込まていく様子にどんどん引き込まれていきました。
また、主人公を取り巻く人々も温かく魅力的です。藤堂比奈子シリーズの東海林刑事も登場しており、楽しめます!この作者の傾向として、関係者が主人公の周りに居すぎという点はありますが、それを差し引いても面白いと思います。
ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD (幻冬舎文庫)より
4344426576
No.1:
(5pt)

神も怪物もいない

今回の内藤作品には怪物めいた殺人鬼は出てこない。
異能者もいない。
土地を呪う怨霊も、救いの神もいない。
ひたすら、普通の生活を送る市井の人々が話を織りなしていく。
年収の高そうな人から、借金に喘ぐ人まで。
高級官僚から、金物屋のおっちゃんまで。
そのすべての人が、僅かに神であり、僅かに怪物である。

謝辞によると、今作は学会への取材が大きなきっかけとなって生まれたようだ。
科学的な間違いが許されないであろう、医療をめぐる作品作りはハードな取材と
勉強が必要だったことと思うが、その成果はずっしりした読み応えに結実している。

とは言え、物語はとても面白くテンポよく、「報われない恋」「出生の秘密」と
言ったメロドラマの王道さえもしっかり決めている。
重いテーマだが、読後は爽やか、と言うか、緊迫感極まりないクライマックスに
吹き出しそうになる場面が次々挟み込まれていくのには恐れ入った。
この書き振りからして、作者は、人間とその営みを愛してやまないのであろう。

作品としては「主人公の周辺に関係者が集まり過ぎ?」という点が気になるが、
全体の面白さと差し引きゼロとしたい。
ただ、作者がこれからも意欲的に新しい世界に飛び込んで、取材と研鑽を積めば
この点は解消されるように思う。
ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD (幻冬舎文庫)より
4344426576

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