かがみの孤城
評判
かがみの孤城の評価:
4.38/5点 レビュー 784件。 S ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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未読の方はご注意ください
全789件 641〜660 33/40ページ
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何らかの理由で中学校に行けなくなった少年少女7人が、自宅の鏡を通って行くことが出来る謎のお城に集められて、、、探し出すと何でも願いの叶うという「願いの鍵」をそのお城で探す、、、これだけ聞いたら、少しファンタジー色が強いストーリーなのですが、がっつり現実を描いています。生きづらい現実を懸命に闘って生きている主人公達の心情は読んでいて息苦しくなるぐらいリアルでした。いじめ問題、不登校、虐待、教育問題、大人になるということ、人に寄り添うということ、人が救われるということ、生きていくことのすべてが詰め込まれている本に思います。同じ著者の本は映画化された「ツナグ」と「ハケンアニメ」、その他、いくつかの短編しか読んだことがないのですが、間違いなくこの著者の最高傑作だと思います。良い仕事しはったな~、、、著者自身もインタビューで「子供の頃の自分に、自信を持って勧められる本が書けた」というふうに仰ってました。
すべて読み終えた時は泣けました。本の帯に書いてある「すべてが明らかになるとき、あなたは驚きとともに何度も涙する」の通りでした。こんなラスト、こんな物語どうやって考えるんだろうか。著者は自分とほぼ同年代なので、ゲームのネタとかもかなり面白かった。1度読み終えた本は普段2度と読まないのですが、これは何度も読み返したいです。読むと中学生だった頃の気分、気持ち、を思い出せます。でも、何より中学生や高校生だった頃の自分に読ませてあげたい。
自分は中学生では無いし、今の時代が、閉塞的なのか、生きずらいのか、分かりませんが、確実にいつの時代も絶望して生きずらい思いをしている子供はいると思います。たとえば今、現在、生きずらい思いをしているそんな子供がこの本を読んだとしたら「怖がらなくても、大丈夫だ」と言ってくれ、じっと手を握ってくれる、そんな1人の頼れる生身の大人のような存在になれる本。だと思います。