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魔導の福音



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【この小説が収録されている参考書籍】
魔導の福音 (創元推理文庫)

魔導の福音の評価: 4.50/5点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(5pt)

満足

前作を読んでいる時は次作があると知らず
もっと続きを…と思っていました。
そしてこの作品を読んで全てが落ち、スッキリしました。
とても素敵な作品だと思います。
魔導の福音 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:魔導の福音 (創元推理文庫)より
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No.5:
(4pt)

魔導が禁忌とされた大国を舞台に、偏見や因習と闘いながら新たな道を切り開こうとする青年の物語

魔導が禁忌とされてきた北の大国エルミーヌ。本書『魔導の福音』は、エルミーヌで偏見や因習と闘いながら新たな道を切り開こうとする青年カレンスの物語です。カレンスは、エルミーヌの王都にある王立学院で魔導の研究に励んでいましたが、父危篤の知らせを受けて故郷に帰ることになります。そこで彼は、自分の家族や国の歴史に隠された秘密、そして魔導の本質や可能性について知ることになります。カレンスは、自分の運命に抗いながらも、魔導を使うことができる者たちの未来のために奮闘します。

この本は、ファンタジー小説のファンにはもちろん、人間ドラマや冒険物語が好きな方にもおすすめです。エルミーヌの世界観は非常に豊かで魅力的で、魔導や魔物だけでなく、神話や伝説、文化や政治なども細かく描かれています。作者はこの本の前作となる『魔導の系譜』も書いており、この本はその続編にあたります。前作を読んでいなくても十分に楽しめますが、前作を読んだ方がより深く物語に入り込めると思います。

この本の主要なテーマは、「自分の信じる道を進むこと」だと私は感じました。カレンスは、周囲から反対されたり妨害されたりしながらも、自分の正義や理想を貫きます。彼は、魔導を使うことができる者たちが差別や迫害から解放されることを願っています。彼はまた、自分の家族や友人、恋人など大切な人たちを守ることも決意しています。カレンスは、自分の選択に迷ったり後悔したりすることもありますが、最後まで諦めません。彼は自分らしく生きることを選びます。

おすすめポイントは、カレンスの成長と人間関係です。カレンスは、物語の中で様々な試練や困難に直面しますが、それを乗り越えて強く優しく成長していきます。彼はまた、自分を支えてくれる仲間出会い、信頼や愛情を深めていきます。カレンスと彼らの関係は、感動的で心温まるものです。

心に残った場面や言葉は、カレンスが父から聞かされた秘密を知ったときです。その秘密は、カレンス自身やエルミーヌ国にとって衝撃的なものでした。カレンスはその秘密を受け入れられるかどうか悩みますが、それはカレンスの人生の指針となりました。

『魔導の福音』は、ファンタジー小説としてだけでなく、人生の指針としても読める一冊です。カレンスの物語に共感したり感動したりすることで、自分の人生にも勇気や希望を持つことができると思います。ぜひ、この本を手に取ってみてください。
魔導の福音 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:魔導の福音 (創元推理文庫)より
4488537030
No.4:
(5pt)

面白いファンタジー小説

魔術使いの話なので最初は子供だまし?かと思いましたが、いやいや奥が深い!人種差別をじっくり考える羽目になりました。「魔道の系譜」の続きですが、最初は全く別の話でアレ?終盤になり繋がりが見えてきてウ~魅力的な人物が多くて誰を応援すればいいんだ・・・いやそんな単純な事では無いですね。
魔導の福音 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:魔導の福音 (創元推理文庫)より
4488537030
No.3:
(4pt)

魔導のシリーズ

世界観に引き込まれて一気に読んだ。
シリーズすべて読んでしまった。
魔導の福音 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:魔導の福音 (創元推理文庫)より
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No.2:
(4pt)

期待した分の面白さはある

前作でゼクスとレオンのコンビの虜になり、次に書かれる続編では二人はどうなっていくのだろう、と思って楽しみに読み進めると、二人は中々出てこず新たな話の始まりでした。
話は前作とは違う雰囲気もありつつ、魔導の危うさから来る偏見がもたらす事件を描いていきます。ゼクスとレオンも途中から登場するので、どういう着地になるのか、読み進めていても気が気じゃありません。
とはいえ、やっぱりもう少しゼクスとレオンの話が読みたかったというのが、読み終わった時の正直な感想です。なので、★4つで。
魔導の福音 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:魔導の福音 (創元推理文庫)より
4488537030
No.1:
(5pt)

自分らしく生きていくための物語

どんなに弱くてもいい。間違えてもいい。迷ってもいい。
大多数の「正しい」が自分にとって「正しくない」こともある。
死んだほうが楽に感じる日があったとしても、生きていくしかない。
自分が自分らしく生きる道を探しながらあがいている、登場人物たちの一生懸命さが愛しい。
自分が背負うべきものをなかったことにしない。そんな勇気を思い出させてくれる物語だ。

前作の舞台ラバルタの隣国エルミーヌを舞台にして、新たな主人公カレンスの物語が始まる。
新たな登場人物も多く、さまざまな要素が詰め込まれており、とても一言では語りつくせない面白い物語になっている。
魔物棲みとして殺される運命にある妹や、同性愛者であり破天荒な名家の令嬢であるアニエスなど、いずれも魅力的だ。彼らのテンポのよい会話には不意に笑ってしまうこともあった。
主人公の学生生活の部分では、前作とはまったく違う雰囲気を味わうことができるだろうし、後半での魔法描写や心理描写は前作を受けついで見劣りすることはない。
もちろん、ゼクスとレオンのコンビも途中から登場するし、これはどこに帰着するんだろうと先を急いで読まずにいられなかった。

前作の魔導師たちが社会的に差別されてきたならば、今作の魔物棲みは社会的に抹殺されてきた存在だ。
物語ではあるが、連想させられるものは深く、考えさせられる部分もまた、本書と著者の魅力だと思う。
三部作になると予定されている物語だが、そこに止まらずに著者の描き出す世界を追いかけたいものだ。
魔導の福音 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:魔導の福音 (創元推理文庫)より
4488537030

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