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私たちが好きだったこと



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【この小説が収録されている参考書籍】
私たちが好きだったこと
私たちが好きだったこと (新潮文庫)

私たちが好きだったことの評価: 3.94/5点 レビュー 17件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.94pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(5pt)

優しい人になりたい

人が人のために限りなく優しくなり、愛するがゆえに「許す」ということに涙する。決してハッピーエンドではないが、優しさに満ちた大団円はやはり素晴らしい。映画で、夏川結衣演じる愛子の着ていた白いダッフルコートがなぜか印象的だった。
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No.11:
(4pt)

許すということの意味

中盤の終わり頃まで、ストーリーテラーがすべったか?とか、これは★3だな、と思いながら読んでいたが、突然 胸をつかまれ、不覚にも涙腺までゆるんで、なるほどと読み終えた。「許す」という単語は一回も出てこないが、これは人を許すことの意味について深く語った話なのだと思う。そして許されてきたばかりと我が身を振り返る。
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No.10:
(5pt)

恐ろしいほどの一致

この秋、ひとりで2週間の旅行に行き、羽田空港で立ち寄った山下書店でふと手にとったこの本。内容が数年前の自分の体験に酷似していて、本当に驚いた。もちろん彼らのように、一風変わった同棲生活は経験していないが、与志とロバの経験を足すとほぼそのまま自分の経験になる。
合理的でないところ、筋が通っていないところ、人に冷たく温かいところ、美しいところ汚れたところ。体験したものにしか分からない揺らぎや物事のブレも含め、人の心情が見事に描かれていた。
分からない。もしかすると、同じ体験をしても、彼ら4人と同じように考えてしまうのは何十万人に1人、僕だけなのかも知れない。しかし僕は「宮本さん、あなたは同じ体験をしたのではないですか?」と心の中で何度も問うてしまうほど、彼らの心情は現実味を持っていた。
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No.9:
(5pt)

思いやりの心を持たせてくれる本

一見いかにも現代的な成り行きの愛を描いているようで、実は思いやりの心について考えさせられる本でした。
登場人物みなが自分のことは後回し、他人のために一生懸命生きています。自分を犠牲にするのが美徳とは限りませんが、自己中心的な人間で溢れかえっている現代社会において優しさや思いやりの大切さを思い出させてくれる素晴らしい作品です。
宮本輝さんの他の作品ほど大好きな本とはいえませんが、中心となる登場人物ではない18歳の青年がガールフレンドを評した 『あいつのいいところはなんでも他人のせいにしないところ。他人のせいにしない女はなかなかいない』 という台詞が大変気に入っているため5つ星とさせていただきます。
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No.8:
(5pt)

多くの部分に共感

自らが進んで来た道程と重ねあわせ、多くの部分に共感できた作品でした。
その時に持ち合わせていた自分自身のエネルギーを精一杯に傾け、素直に、真剣に、紆余曲折しながら、歩んでいく様が何とも言えず、好きです。人間と人間の距離感、人それぞれの価値観、人間の心の基底部にある尊厳、いろいろ振り帰ってみたい気持ちになりました。
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No.7:
(5pt)

わかるわかるという感じ

今の年齢が主人公達に近いせいか、
共感できます。
誰もが通り過ぎる、若い時代の一ページという感じ
もちろんストーリーとしては関係ないけれど
『青が散る』系の続きの印象がある。
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No.6:
(5pt)

心が痛い...

私にとっては、読み口はやさしく、結末はキツイ小説でした。私は男ですが、一言で、幸せ、思いやり、愛、などと説明されても結末はどうしても自分と折り合いを付けることができませんでした。
お勧めの小説ではあるので皆さんに読んで頂きたいのですが、一部の男性にとっては結末を覚悟して読む必要があるかもしれません。
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No.5:
(4pt)

ほのぼの と いらだち

読み終えて、清涼感。
ちょっと立ち止まって、ここまで優しくなれない いらだち。
でも、こんな生き方にあこがれる。
私は日常を目まぐるしく一生懸命生きていると思っていた。
しかし、この本に出会う事によって人との関わり、話す事が
できて一生懸命も意味が出てくるのではないだろうかと反省
してしまった。
自分を立ち止まって見る事もできるし、新しい自分を考える
チャンスにもなります。是非読んでみては。
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No.4:
(4pt)

お気楽ディープ

人生楽ありゃ苦もあるさ。そりゃそうさ。
でも「暗さ」があるってところまで誰もなかなか教えてくれない。
それをもう止めて、ってところまで突き付けてくるのが
宮本輝なのではないかと私は勝手に解釈しているが、
退屈な主題を選び奇抜な設定で消化しやすくしたのが本作品。
生きることのダイナミックレンジを広げたい人にお勧めできる
作品だと思います。
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No.3:
(5pt)

本当の幸せとは?

2組の男女の恋愛を追いながら、「愛する」とはどういうことか深く考えさせられるとともに、個人偏重主義がはびこる現代で、他人を思いやり、他人のために生きるということは幸せなことなのか?という鋭いメッセージに強く心を打たれる思いがした。真実の愛に立ち向かう主人公の生き方には深い感動を覚える。生きる勇気が胸の底からじわりと沸いてくる独特の読後感は、宮本ファンならずともその虜にするだろう。
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No.2:
(4pt)

自分の幸せと人の幸せ

誰かの幸せのためにあなたはどれだけつくせますか? 愛することを考えさせられるストーリーと意外な結末に深い感動を覚える。
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No.1:
(5pt)

人を愛することの辛さ

都会的な生活を舞台に、人を愛する事がどれほど大切で辛いことなのか教えられた一冊です。愛する人の為に物質的・精神的に自分をどれだけ犠牲にすることができるのか。物語自体の面白さもさることながら、男女の愛以上に 深いものを感じました.
私たちが好きだったこと (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:私たちが好きだったこと (新潮文庫)より
4101307121

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