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私たちが好きだったこと
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私たちが好きだったことの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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人が人のために限りなく優しくなり、愛するがゆえに「許す」ということに涙する。決してハッピーエンドではないが、優しさに満ちた大団円はやはり素晴らしい。映画で、夏川結衣演じる愛子の着ていた白いダッフルコートがなぜか印象的だった。 | ||||
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棚からボタモチ的小説。フィクション。 「俺たち病気なんだよ。 その人のためになるなら、 何でも許してしまうっていう病気なんだよ。・・ 俺たち、人の幸福のために 何か手助けすることが好きなんだよ。 俺たちっていう人間がどうしょうもなく、 そういう風にできているんだ。」 | ||||
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中盤の終わり頃まで、ストーリーテラーがすべったか?とか、これは★3だな、と思いながら読んでいたが、突然 胸をつかまれ、不覚にも涙腺までゆるんで、なるほどと読み終えた。「許す」という単語は一回も出てこないが、これは人を許すことの意味について深く語った話なのだと思う。そして許されてきたばかりと我が身を振り返る。 | ||||
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おもしろかったです 是非みなさんも読んでみてはどうでしょうか? | ||||
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この秋、ひとりで2週間の旅行に行き、羽田空港で立ち寄った山下書店でふと手にとったこの本。内容が数年前の自分の体験に酷似していて、本当に驚いた。もちろん彼らのように、一風変わった同棲生活は経験していないが、与志とロバの経験を足すとほぼそのまま自分の経験になる。 合理的でないところ、筋が通っていないところ、人に冷たく温かいところ、美しいところ汚れたところ。体験したものにしか分からない揺らぎや物事のブレも含め、人の心情が見事に描かれていた。 分からない。もしかすると、同じ体験をしても、彼ら4人と同じように考えてしまうのは何十万人に1人、僕だけなのかも知れない。しかし僕は「宮本さん、あなたは同じ体験をしたのではないですか?」と心の中で何度も問うてしまうほど、彼らの心情は現実味を持っていた。 | ||||
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著者名だけで買ったんですが、いたって簡潔に、『つまらなかった』です。 この作品には脈絡というものがありません。 話のつなぎも下手すぎます。 登場人物、特に主人公は考えてる事変わりまくりです。 読む側の時間の流れと物語の時間の流れのギャップを埋める存在がないまま彼らの感情は転々としていくので、読者は置いてけぼりをくらいます。 そしてその感情さえも、人のために奔走する熱い姿とは裏腹に登場人物の積極性が弱く見えてしまうためかなりあやういです。 さて、混沌とした普段の生活においては、あれの次にこれが起きることに対し大概因果関係はありません。 しかしある小説が日常生活の切り抜きを銘打つならば、描かれる出来事はなんらかの因果、一貫性、共通項で結ばれているべきです。 それが極めて薄い。 悩みだらけの青年期という1本の線があるのは無論ですが、こいつはテーマです。 テーマは描くべき対象であって出来事のつなぎではありません。 それから互いへの思いやりが『金』で代弁されている箇所が多いこと。 お金を惜しまないのは貸す相手を信用している証拠です。 年をとるにつれ金の大事さは大分実感を伴ってきました。 しかしこれは小説です、友情・愛情をもっと他の形で表現する事はできなかったのでしょうか。 う〜〜む、お話としては悪くないんだろうけどな、ホント巻末に感想書いてた人の気が知れん・・・・・。 | ||||
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公団住宅の入居権を得た主人公が友人ロバと同居しようと バーで飲み交わしているときに 隣に座った女の子2人と盛り上がり酔ったイキオイで 彼女たちも一緒に住まわせると約束してしまう・・・ というのは彼女たちのウソだった。 だがしかし、そういうならそうしようじゃないかと面白半分で共同生活を始める4人。 いつしか2組のカップルが成立し それぞれに悩みも楽しみも抱えながら共同生活は続く・・・ だがしかし 他人が困っているのをほっとけない4人は いろんなことに首をつっこみ借金をこさえ しまいにはそれが男女関係にも影を落とすようになる。 女のズルさしたたかさ 男の優しさ弱さが とてもよく描かれている作品だと思いました。 こんな生活してみたかったかも・・・ | ||||
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一見いかにも現代的な成り行きの愛を描いているようで、実は思いやりの心について考えさせられる本でした。 登場人物みなが自分のことは後回し、他人のために一生懸命生きています。自分を犠牲にするのが美徳とは限りませんが、自己中心的な人間で溢れかえっている現代社会において優しさや思いやりの大切さを思い出させてくれる素晴らしい作品です。 宮本輝さんの他の作品ほど大好きな本とはいえませんが、中心となる登場人物ではない18歳の青年がガールフレンドを評した 『あいつのいいところはなんでも他人のせいにしないところ。他人のせいにしない女はなかなかいない』 という台詞が大変気に入っているため5つ星とさせていただきます。 | ||||
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自らが進んで来た道程と重ねあわせ、多くの部分に共感できた作品でした。 その時に持ち合わせていた自分自身のエネルギーを精一杯に傾け、素直に、真剣に、紆余曲折しながら、歩んでいく様が何とも言えず、好きです。人間と人間の距離感、人それぞれの価値観、人間の心の基底部にある尊厳、いろいろ振り帰ってみたい気持ちになりました。 | ||||
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ただ軽い愛を描いただけ。輝を読んでいる自分って格好いい、そう思っているのでは?もうやめましょうよ。美しい日本語もなければなにもないですし。 まあ、愛を履き違えているね。 | ||||
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今の年齢が主人公達に近いせいか、 共感できます。 誰もが通り過ぎる、若い時代の一ページという感じ もちろんストーリーとしては関係ないけれど 『青が散る』系の続きの印象がある。 | ||||
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私にとっては、読み口はやさしく、結末はキツイ小説でした。私は男ですが、一言で、幸せ、思いやり、愛、などと説明されても結末はどうしても自分と折り合いを付けることができませんでした。 お勧めの小説ではあるので皆さんに読んで頂きたいのですが、一部の男性にとっては結末を覚悟して読む必要があるかもしれません。 | ||||
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読み終えて、清涼感。 ちょっと立ち止まって、ここまで優しくなれない いらだち。 でも、こんな生き方にあこがれる。 私は日常を目まぐるしく一生懸命生きていると思っていた。 しかし、この本に出会う事によって人との関わり、話す事が できて一生懸命も意味が出てくるのではないだろうかと反省 してしまった。 自分を立ち止まって見る事もできるし、新しい自分を考える チャンスにもなります。是非読んでみては。 | ||||
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人生楽ありゃ苦もあるさ。そりゃそうさ。 でも「暗さ」があるってところまで誰もなかなか教えてくれない。 それをもう止めて、ってところまで突き付けてくるのが 宮本輝なのではないかと私は勝手に解釈しているが、 退屈な主題を選び奇抜な設定で消化しやすくしたのが本作品。 生きることのダイナミックレンジを広げたい人にお勧めできる 作品だと思います。 | ||||
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2組の男女の恋愛を追いながら、「愛する」とはどういうことか深く考えさせられるとともに、個人偏重主義がはびこる現代で、他人を思いやり、他人のために生きるということは幸せなことなのか?という鋭いメッセージに強く心を打たれる思いがした。真実の愛に立ち向かう主人公の生き方には深い感動を覚える。生きる勇気が胸の底からじわりと沸いてくる独特の読後感は、宮本ファンならずともその虜にするだろう。 | ||||
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誰かの幸せのためにあなたはどれだけつくせますか? 愛することを考えさせられるストーリーと意外な結末に深い感動を覚える。 | ||||
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都会的な生活を舞台に、人を愛する事がどれほど大切で辛いことなのか教えられた一冊です。愛する人の為に物質的・精神的に自分をどれだけ犠牲にすることができるのか。物語自体の面白さもさることながら、男女の愛以上に 深いものを感じました. | ||||
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