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銀河英雄伝説9 回天篇
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銀河英雄伝説9 回天篇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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ストーリーも大詰めに向かっているのだろうか? 帝国内での争い、それは何者かによって企まれた陰謀だった。 同盟軍と帝国軍との戦いはこれからなのだろうか? 色々と想像を巡らせながら読み進めることになる。 ややワクワク感に欠けるかも。 | ||||
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本は電子版でしか買わないと決めていたので買いなおしました。 | ||||
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銀英伝の終わりのエピソード・語りは秀逸でした。英雄たちの中で,人気キャラでキルヒアイスと1,2を争うロイエンタール,その子フェリックスとジークフリードの名を冠するラインハルトの子供同士の握手・・・。銀英伝を愛する人たちの涙を誘うこと必至の名シーン,勿論,私も泣きました。 加えて,回天篇のロイエンタールの最期のシーンも屈指の名場面でしょう。盟友であるミッターマイヤーの泪・・・これも,又,ハンカチを用意しておくことをお勧めします。作者は人気キャラクターを結構あっさり殺してしまうので,評判が悪いそうですが,ロイエンタールの死にクレームをつける読者は少なかったそうです。 | ||||
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歴史書というスタイルを取っているが故に、当時は互いに知ることが出来なかった事実がのちにパズルのピースを組み立てるようにわかってきて、当事者の思うままに進まなかったことというのが同時並行に、または直後に解説的に証される。それを読者はなんとももどかしい気持ちで、また現実の自身に引き当ててこの物語に涙し、心を揺さぶられるのだ。 ラインハルトが厨二病に見えなくもないけれど、やはり傑出した才能を持っている人間はひと味ちがうものだということで味わっておこう。 8巻の後、ここまで世界が変わってしまうなんて・・・・。 | ||||
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ヤン·ウェンリーの死後どういう展開があるのが楽しみであったが、ロイエンタールの反逆という展開は、今一つで、僚友との戦いを書くのは、今一つではないだろうか?ロイエンタールは誇り高き人で、皇帝ラインハルト以外に膝まずく事はない人として描かれているが、人とはやはり、譲れない事はあるのだと思うけれど....ただただ虚しいなぁーと思われ、上手く生き抜く術は無かったのか?ユリアン達の行動が決戦の結果を導いたと言えるかなぁー? | ||||
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とても面白く、他の巻よりも早く読み終わってしまいました。 戦闘シーンが少なめで、ヤンを失った後、周囲の人たちに ゆっくりと日常が戻ってくる、けれども今までのようには戻れない・・ そして、ラインハルトの心情ともろさ、ロイエンタールの プライドをかけた闘いを見ることができました。 初期のころの不敵なラインハルトからは想像がつかないくらい、 ヒルダやマリーンドルフ伯爵に対してぎごちない所を見せるなど、 とても意外な彼の一面をこの巻では見ることができました。 常勝の天才であっても男女の感情については不器用で、 初めてラインハルトをかわいいと思ってしまいました。貴重な巻でした。 | ||||
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英雄にも多くのタイプがある。本書は2人の英雄が逝く。一人は稀代の戦術家 であるロイエンタール。そして今一人が梟雄トリューニヒト。タイプの異なる 2人の英雄は、一人は自らの意思で主君に叛意を示し、自らが果敢に挑み、そ して自らの生命を自ら終幕することを企図する。今一人は、英雄を宿り木とし ながら、自身の野望を果たさんと必死に企むは、自らの終幕に際し、主君に仇 なすものとして粛清されるという終幕を迎える。 そうして、世は流れる。ユリアンは先人を遺志を継ぎ、必死に民主共和制を守 護しようと奔走する。ラインハルトは? 天が回り、物語はクライマックスを迎える。その序曲、それが本巻。 | ||||
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今までも面白かったですが、この9巻も面白いですね。ヤン亡き後の独白や行動に感動 それぞれの思想、理想に向かってみなさん一生懸命。それがたまらなく面白い | ||||
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『銀河英雄伝説 9 回天篇』(創元SF文庫)では皇帝暗殺未遂事件が起きる。大半の読者も忘れていたと思われる過去の悲劇が原因になっている。これは物語の筆運びとして秀逸である。ラインハルトが衝撃を受ける点は人間味があって好感が持てる。これがローエングラム朝の将来に影響する出来事になる。これも物語の筆運びとして優れている。 元の事件はラインハルトとキルヒアイスの間に溝を作り、キルヒアイスの死にもつながった。私はオーベルシュタインのような人物は組織に必要と考えるが、この点ではオーベルシュタインを許せないと感じる。 オーベルシュタインの論理は、普通に要塞を攻略したら莫大な死者と犠牲が出るというものである。果たして、そのようなものなのだろうか。ラインハルト達は貴族連合軍が兵力で上回っても、艦隊戦ならば脅威を感じていない。貴族は戦略も戦術も知らないからである。 ところが、オーベルシュタインの論理では要塞攻略戦では門閥貴族の率いる軍でも手強くなる。要塞防衛は艦隊戦と異なり、能力不足の指揮官や兵でも、それなりに有効な防衛ができるものなのだろうか。そうであるならば現代の軍事事情と異なり、要塞は非常に強力な設備になる。 この認識が正しいならば、リップシュタット戦役の開戦時に貴族連合軍に要塞を占拠されたことは失策ではないか。当時のラインハルトは宇宙艦隊司令長官であり、要塞は管轄外であって防ぎようがなかったのだろうか。 また、要塞の軍事的価値が高いとすると物語内の要塞の扱いと矛盾する。帝国も同盟も要塞を数多く構築して縦深防御すべきであるが、そのようにしていない。帝国が国内に要塞を持つ理由は反乱鎮圧の拠点であった。イゼルローン要塞は防衛拠点として効果を発揮したが、それはイゼルローン回廊の地理的条件があってのものと説明される。 自由惑星同盟に至っては要塞を持たない。帝国の侵略に晒されていた自由惑星同盟が要塞を建造しなかったことが不思議である。これに対してラインハルトが要塞を首都防衛の要としたことは卓見になるだろう。 | ||||
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この九巻は小野不由美氏の解説のために読む価値があります。 十二国記誕生の秘話があります。 別の版で持っていますが、この解説が欲しくて買いました。 | ||||
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わずかな傷が、取り返しのつかない事件へと発展する。 野心家ならば、それが他者から傷つけられた結果なのか、それとも自ら傷つけ広げたものであるのか不明瞭のまま、己の欲するところへ突き進んでゆくしかないのであろうか? 新領土総督オスカー・フォン・ロイエンタール元帥が叛旗を翻す。 ラインハルトはその討伐を、ロイエンタールの親友であるウォルフガング・ミッタマイヤー元帥に命じる。 かくして、“帝国軍の双璧”が剣を交えることとなった。 ロイエンタールほど、乱世の軍人としてリアリティを感じさせる人物はいないかもしれない。 圧倒的存在感と実力を持つ主人に対してさえ、どこかに飼いならされまいとする反抗心を持ち続け、隙あらば倒し、自らが覇者となる野望を枯れさせない。 「ロイエンタールは自己の名誉を守るのに虚勢を必要とすることのない男だった。実績と能力と自信とが、三本の支点となって、彼の冷静で正確な判断力を安定させている」(第5巻)。 間違いなく、彼も英雄のひとりであったろう。 | ||||
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8巻はヤンのために 9巻はロイエンタールのために 一つの山が終わって物語が色褪せるのかと思っていたがそんなことはなくどんどん加速していく。後1巻でどうまとめるのか。この物語が収束し、自分はどう感じるのか。10巻は期待して読もうと思います。 | ||||
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本巻のテーマはロイエンタール元帥の詩的な、英雄譚的な最後とミッターマイヤー元帥との友情の行方だ。 だが、それを引き立てる背景は醜い現実に他ならない。その象徴がヨブ・トリューニヒトだ。 ヨブ・トリューニヒトは世渡りの天才である。 権謀術数とか政略とは違う。権謀術数はオーベルシュタインに比するに能わず、政略はラインハルトの足元にも及ばない。 だが、自らが元首を務めた国家を破滅させ、仇敵に投降して高官となり、再び祖国の中枢に戻る。 敗戦国の統治機構を一時的に利用するのは占領政策の基本だ。同盟は廃滅したが、帝国の統治は間接的なものとなる。 ヨブ・トリューニヒトは見事にその任に就き、ロイエンタールの名目とはいえ部下となった。 部下のアイランズ国防委員長はかつてヤン・ウェンリーを査問会にかけていびりながら、危機にあたっては明哲に対応した。 そして、ヨブ・トリューニヒトは見事にその努力を踏みにじった。 負の才能も極めると絵になるものだ。もちろん、美しくはない。 双璧の争覇戦は実のところ、他の戦役に比べると面白味には欠ける。 理由は明快で互角の戦力でお互いを知り尽くした名将が全力を尽したからだ。 詭計、謀計を封じあえば正攻法の正面衝突しか起こらない。 ヤン・ウェンリーは常に劣勢だったからこそ地の利でカバーする必要があった。そこに奇策が生じた。 だから本巻ではどうしても人間模様の方が主になる。 その最たるものとして、ヒルダの懐妊が、この長い物語の出口を指し示す。 ずいぶん人が死ぬ物語だが、作者のせめてもの償いなのだろうか。 | ||||
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昔買ったのが古すぎて朽ちてきたので買い直しました。田中芳樹さん、やっぱり良いです! | ||||
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銀英伝で憧れたキャラがヤンならば、共感したのがロイエンタールでした。 おそらくは彼にとって忠誠に値するのは、ラインハルト単独ではなく、キルヒアイスとの統合された存在だったのだと思います。 キルヒアイスの死後、ロイエンタールは人生の選択を止めて、ただ流されていきます。 戦術・戦略上の思考のみが、彼の唯一の救いだったのではないでしょうか? ミッターマイヤーを救うために、ラインハルトとキルヒアイスを頼った行動力は消え、 欲望のままにリヒテンラーデの一族の女を抱き、ヒルダとミッターマイヤーに流されるままラインハルトの作戦を外れて同盟ハイネセンを突き、 イゼルローンの侵攻作戦を計画し、ルビンスキーに陥れられ、ミッターマイヤーと戦って、彼らしく流されるままに死んでいきます。 ミッターマイヤーを倒さねばカイザーは戦ってくれない、というのは死に臨んだ軍略家の濁りの無い本心であり、 ランテマリオの後、失血のままに死んでいくのも、トリューニヒトを片付けておくのも、何も考えていないように見えるのです。 ベルゲングリューンがロイエンタールに殉じるのも、ロイエンタールが本当に膝をつくのは、ラインハルト&キルヒアイスであって、 ラインハルト単独では物足りないように見えるロイエンタールの誇りを感じたせいだと思えるのです。 ラインハルト&キルヒアイスのコンビでゴールデンバウム打倒を志したのであり、ラインハルトはキルヒアイスを失ってからは、 ロイエンタールと同様、ある程度、惰性のままに進んでいます。ヒルダのラインハルトの感性への危惧がその証拠です。 ラインハルトは、オーベルシュタインとヒルダとヤンとの対決への望みでもたされてるだけの存在に見えます。 そして、ロイエンタールに若本規夫さんを当てたことに乾杯。 青年の張りと苦さ、青年にあわない達観と冷笑、ドスの効いた指揮、ベルゲングリューンへの静かな信頼、絶品です。 | ||||
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何故 人は争うのか。 何故 友情が殺し合いに至るのか。 腐敗した民主主義が効率の良い帝政に 敗れそうになるのか? 運命は人々の思いを超えて回りだす。 物語はクライマックスを迎えて 燃え上がる。 架空が現実にオバーラップする時 物語はリアルに動きだす。 | ||||
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この巻の主人公はラインハルトでもユリアンでも もちろんヤンでもなく、シリーズ最大のシニカルキャラ、 金銀妖瞳のロイエンタールです。 予備知識はこれだけで十分。 余計なあらすじ紹介はしません。 あとはただ、彼の生き様を見届けて下さい。 | ||||
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どうにもならなかったのか?なぜ、こうなってしまったのか? ロイエンタールの死に、涙が止まりませんでした。 小説の人物に泣かされたのは、ロイエンタールが初めてです。 | ||||
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