リトル・バイ・リトル

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リトル・バイ・リトルの評価:

3.69/5点 レビュー 48件。 B ランク

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全66件 21〜40 2/4ページ
No.46
(4pt)

「文学」にまみれていない

島本さんの作品を読むのは初めて。離婚して家を出て行き、しばらく顔も会わせていない父の子ふみ、母と異父妹のゆうちゃんとの三人暮らしに、ふみのボーイフレンドの周、習字の先生の柳さんらがからみ、小さな失敗や楽しみ、おだやかな恋の物語がつづられていく。
読んで思ったのは、作品全体が「文学」の垢にまみれていないところ。まるで子どもの頃以来、好きな本はときどきあったけれど、本が好きでたくさん読んで、自分の作品は先人の影響をこう受けてこうあらねばと書いた、というのではまったくないんですよというように感じられるところ。作者が本など読んでいないだろう、というのではまったくなくて、本が好きでも、それはこの世界に生きる楽しさの中の大切なひとつにすぎないと、作者が感じていると「思わせる」作風で、それはやはり新しい才能なのだと思う。
オジさん読者には、ちょっとうらやましい、まぶしい世界です。
リトル・バイ・リトル Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトルより
4062116693
No.45
(4pt)

「文学」にまみれていない

島本さんの作品を読むのは初めて。離婚して家を出て行き、しばらく顔も会わせていない父の子ふみ、母と異父妹のゆうちゃんとの三人暮らしに、ふみのボーイフレンドの周、習字の先生の柳さんらがからみ、小さな失敗や楽しみ、おだやかな恋の物語がつづられていく。
読んで思ったのは、作品全体が「文学」の垢にまみれていないところ。まるで子どもの頃以来、好きな本はときどきあったけれど、本が好きでたくさん読んで、自分の作品は先人の影響をこう受けてこうあらねばと書いた、というのではまったくないんですよというように感じられるところ。作者が本など読んでいないだろう、というのではまったくなくて、本が好きでも、それはこの世界に生きる楽しさの中の大切なひとつにすぎないと、作者が感じていると「思わせる」作風で、それはやはり新しい才能なのだと思う。
オジさん読者には、ちょっとうらやましい、まぶしい世界です。
リトル・バイ・リトル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトル (講談社文庫)より
4062752956
No.44
(3pt)

2000年代の若者たち。

人気作家、島本理生の野間文芸新人賞受賞作。

母と父違いの妹との三人暮らしをするふみは、高校を卒業してアルバイトの毎日を送っていた。そんなある日、母親から一人の男の子を紹介され、ふみとその子、周は付き合うことになり……。

感性の違いというか、世代の違いというか、そういうものをとことんまで突きつけられるような小説だと感じました。
描かれているのは、いつの時代にも変わらない、楽しくてだるくてちょっと温かい「青春」なのですが、そこで繰り広げられるやり取りがとても現代的なのです。

たとえば、ふみと周がホテルに行く時の台詞は、
「泊まりに行きましょう」だったりします。
これなんか読むと、僕なんかは「えっ?」と思ってしまうのです。

世代の違いなんてことを大きな声では言いたくないのですが、少なくとも80年代や90年代前半を謳歌してきたような人には、この気持ち伝わるような気がします。

性的なことに関してこんなにシンプルかつ自然でいいの。
って言うか、なんでそんなに冷静なの。醒めてるのって感じ。

で、あぁそうか、これが2000年代の若者なんだなぁ、と爺臭いことを思ってしまうのです。

この点はたぶん作者の島本さんも、意識してるかどうかは別として、感じているのではないでしょうか。そこら辺は、その前の世代の人たちがほとんど出てこない辺りに強く感じます。
(前世代の代表のような、ふみのこっそり憧れるお父さんは行方不明。同じく前世代的なもう一人のお父さんはふみとは相容れません)

なんにしても、若い人が書くと小説ってこうなるんだと思えて、とても新鮮でした。すごく好きとまではなりませんでしたが、面白かったです。
リトル・バイ・リトル Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトルより
4062116693
No.43
(3pt)

2000年代の若者たち。

人気作家、島本理生の野間文芸新人賞受賞作。

母と父違いの妹との三人暮らしをするふみは、高校を卒業してアルバイトの毎日を送っていた。そんなある日、母親から一人の男の子を紹介され、ふみとその子、周は付き合うことになり……。

感性の違いというか、世代の違いというか、そういうものをとことんまで突きつけられるような小説だと感じました。
描かれているのは、いつの時代にも変わらない、楽しくてだるくてちょっと温かい「青春」なのですが、そこで繰り広げられるやり取りがとても現代的なのです。

たとえば、ふみと周がホテルに行く時の台詞は、
「泊まりに行きましょう」だったりします。
これなんか読むと、僕なんかは「えっ?」と思ってしまうのです。

世代の違いなんてことを大きな声では言いたくないのですが、少なくとも80年代や90年代前半を謳歌してきたような人には、この気持ち伝わるような気がします。

性的なことに関してこんなにシンプルかつ自然でいいの。
って言うか、なんでそんなに冷静なの。醒めてるのって感じ。

で、あぁそうか、これが2000年代の若者なんだなぁ、と爺臭いことを思ってしまうのです。

この点はたぶん作者の島本さんも、意識してるかどうかは別として、感じているのではないでしょうか。そこら辺は、その前の世代の人たちがほとんど出てこない辺りに強く感じます。
(前世代の代表のような、ふみのこっそり憧れるお父さんは行方不明。同じく前世代的なもう一人のお父さんはふみとは相容れません)

なんにしても、若い人が書くと小説ってこうなるんだと思えて、とても新鮮でした。すごく好きとまではなりませんでしたが、面白かったです。
リトル・バイ・リトル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトル (講談社文庫)より
4062752956
No.42
(4pt)

急がなくて良い。そのまっさらな白い紙に少しずつで良い。

淡々とした筆致で語られるこの物語は、主人公の家庭環境を考慮してもあまり喜怒哀楽にとんでいる物語のようには思えない。何と言うかその淡々とした筆致からは感情の脆くも希薄な所が伺い知れたように思える。それ故に作中にある様々なイベントがあっても例の如く希薄で、まだ何も描かれていないまっさらな白い紙を連想した。それはまさに初々しい子供の純粋な心でもあり、清廉潔白でもあり、処女的な意味合いもあると思う。

そのまっさらな紙は大人に成るにつれてみんな誰もが色んな気持ちや色や言葉が蓄積されていくもの。それが人を形成する。この物語は少女のほんの一片の話にしか過ぎない。だからまだまだまっさらな白い所がいくらでもあるのだ。そう思った。だからこの作品における多少の物足りなさはその初々しい少女の清廉潔白な心に触れているから思うのかも知れない。リトル・バイ・リトル。少しずつで良い。妙に大人びたふりしなくても良い。全てはこれからなのだから。急がなくて良い。少しずつこのまっさらな白い紙に書き足して行けば何とか成るのだから。人はそれでも良いのだから。そう僕は思った。

なおこの作品は
[第128回(2002年下半期)芥川龍之介賞(候補)]作。
【第25回(2003年)野間文芸新人賞】受賞作。
リトル・バイ・リトル Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトルより
4062116693
No.41
(4pt)

急がなくて良い。そのまっさらな白い紙に少しずつで良い。

淡々とした筆致で語られるこの物語は、主人公の家庭環境を考慮してもあまり喜怒哀楽にとんでいる物語のようには思えない。何と言うかその淡々とした筆致からは感情の脆くも希薄な所が伺い知れたように思える。それ故に作中にある様々なイベントがあっても例の如く希薄で、まだ何も描かれていないまっさらな白い紙を連想した。それはまさに初々しい子供の純粋な心でもあり、清廉潔白でもあり、処女的な意味合いもあると思う。

そのまっさらな紙は大人に成るにつれてみんな誰もが色んな気持ちや色や言葉が蓄積されていくもの。それが人を形成する。この物語は少女のほんの一片の話にしか過ぎない。だからまだまだまっさらな白い所がいくらでもあるのだ。そう思った。だからこの作品における多少の物足りなさはその初々しい少女の清廉潔白な心に触れているから思うのかも知れない。リトル・バイ・リトル。少しずつで良い。妙に大人びたふりしなくても良い。全てはこれからなのだから。急がなくて良い。少しずつこのまっさらな白い紙に書き足して行けば何とか成るのだから。人はそれでも良いのだから。そう僕は思った。

なおこの作品は
[第128回(2002年下半期)芥川龍之介賞(候補)]作。
【第25回(2003年)野間文芸新人賞】受賞作。
リトル・バイ・リトル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトル (講談社文庫)より
4062752956
No.40
(3pt)

明るい、のかなあ。

明るい小説、とのことでしたが。
それはちょっと違うようにも感じました。明るいようで、暗い。
お話は本当に、さっぱりと、淡々と進みます。
すごく読みやすいです。軽く読めます。
けれど、そのぶん心に残るものも、訴えてくるものも
小説を読む際のわくわく、どきどきなんてものは感じませんでした。
期待していたので、少し残念。
気楽にちょっと読む本としては良いと思います。
リトル・バイ・リトル Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトルより
4062116693
No.39
(3pt)

明るい、のかなあ。

明るい小説、とのことでしたが。
それはちょっと違うようにも感じました。明るいようで、暗い。
お話は本当に、さっぱりと、淡々と進みます。
すごく読みやすいです。軽く読めます。
けれど、そのぶん心に残るものも、訴えてくるものも
小説を読む際のわくわく、どきどきなんてものは感じませんでした。
期待していたので、少し残念。
気楽にちょっと読む本としては良いと思います。
リトル・バイ・リトル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトル (講談社文庫)より
4062752956
No.38
(5pt)

人生の始め。

私が音楽大学入試の時、東京に一人で来て、初めて読みたい!!
と思って買った本です。
あれからもう7年も経つけれど、この本だけは、何回も読み返し、自分の大学時代を支えてくれました。
音大時代の私は、、、今もまだまだですが、子供から大人になる中間期。
楽しいだけじゃないんだな、って葛藤の日々でした。その中でも、リトル バイ リトルは、音大時代の私の日々を支えてくれた本でもあります。場所は池袋、高田馬場、自分のいつも生活する場所が書かれていてとても親近感を覚えました。
島本りおさんの本の中で、一番落ち着く本です。
島本りおさんは私と年齢も変わらず、どんどん深い世界観になっていく本がおおいけれど、私はこのあっさりとした中にも奥の深い作品が好きで仕方ありません。
読み終わった後、暖かい気持ちになる本です。
実は大好きな本だから、あまり誰にも教えたくない、心にしまっておきたい本でもあります。
この気持ちを共有できる方が居たら嬉しいな。    carrie
リトル・バイ・リトル Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトルより
4062116693
No.37
(5pt)

人生の始め。

私が音楽大学入試の時、東京に一人で来て、初めて読みたい!!
と思って買った本です。
あれからもう7年も経つけれど、この本だけは、何回も読み返し、自分の大学時代を支えてくれました。
音大時代の私は、、、今もまだまだですが、子供から大人になる中間期。
楽しいだけじゃないんだな、って葛藤の日々でした。その中でも、リトル バイ リトルは、音大時代の私の日々を支えてくれた本でもあります。場所は池袋、高田馬場、自分のいつも生活する場所が書かれていてとても親近感を覚えました。
島本りおさんの本の中で、一番落ち着く本です。
島本りおさんは私と年齢も変わらず、どんどん深い世界観になっていく本がおおいけれど、私はこのあっさりとした中にも奥の深い作品が好きで仕方ありません。
読み終わった後、暖かい気持ちになる本です。
実は大好きな本だから、あまり誰にも教えたくない、心にしまっておきたい本でもあります。
この気持ちを共有できる方が居たら嬉しいな。    carrie
リトル・バイ・リトル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトル (講談社文庫)より
4062752956
No.36
(3pt)

トラウマを乗り越える。

“明るさ”を大切にしたいという著者。
「ささやかな日常の中にたくさんの光を見つけ出せるような小説をこれからもずっと書いていけたら良いと思う」と語っている。本書もまさに、そんな著者の意図が反映された、優しさあふれる作品でした。

主人公、18歳の橘ふみは父親のDVを受けて育った。その男の所在は、今やわからない。2度の離婚を経験した母と、腹違いの妹、ユウの三人暮らしで生活費を稼ぐためバイトをする日々。
彼女を取り巻く環境はちょっと“普通”とは言い難く、語り口は暗くなってしまいそうなものなのに、冒頭のとおり、物語は極めて明るい表情を帯びほがらかな調子で、進められている。そして、くすぐったくなっちゃうほど、清潔感あふれる、恋愛小説となっている。

自分の境遇を割り切っていて、サバサバした性格に見えるふみ。
でもココロの中に叶うはずのない、期待を抱いている。
はっきりと明言はされていないけれど、それこそ、トラウマと呼ばれるべきもの。
離れて遠ざかるほど実像とは違う姿が頭の中でかってに形成されていくのだ。

ふみのココロに凝り固まった塊。そのしこりは、不気味な存在感を示し、触ると鈍い痛みをともなうのだ。けれども、その塊は彼との関係や習字の先生とのやりとりの中で徐々に溶けていく。穏やかに。この物語の先にはきっと、幸せなエンディングが待っているんだろうな、とさるきちは嬉しく思ったのでした。
リトル・バイ・リトル Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトルより
4062116693
No.35
(3pt)

トラウマを乗り越える。

“明るさ”を大切にしたいという著者。
「ささやかな日常の中にたくさんの光を見つけ出せるような小説をこれからもずっと書いていけたら良いと思う」と語っている。本書もまさに、そんな著者の意図が反映された、優しさあふれる作品でした。

主人公、18歳の橘ふみは父親のDVを受けて育った。その男の所在は、今やわからない。2度の離婚を経験した母と、腹違いの妹、ユウの三人暮らしで生活費を稼ぐためバイトをする日々。
彼女を取り巻く環境はちょっと“普通”とは言い難く、語り口は暗くなってしまいそうなものなのに、冒頭のとおり、物語は極めて明るい表情を帯びほがらかな調子で、進められている。そして、くすぐったくなっちゃうほど、清潔感あふれる、恋愛小説となっている。

自分の境遇を割り切っていて、サバサバした性格に見えるふみ。
でもココロの中に叶うはずのない、期待を抱いている。
はっきりと明言はされていないけれど、それこそ、トラウマと呼ばれるべきもの。
離れて遠ざかるほど実像とは違う姿が頭の中でかってに形成されていくのだ。

ふみのココロに凝り固まった塊。そのしこりは、不気味な存在感を示し、触ると鈍い痛みをともなうのだ。けれども、その塊は彼との関係や習字の先生とのやりとりの中で徐々に溶けていく。穏やかに。この物語の先にはきっと、幸せなエンディングが待っているんだろうな、とさるきちは嬉しく思ったのでした。
リトル・バイ・リトル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトル (講談社文庫)より
4062752956
No.34
(4pt)

たんたんとしたストーリーがこれほどに心をうつ

個性ってなんだろうということを考えさせられる。どこが島本理生らしいかって、はっきり言えるわけではないけれど、彼女のスタイルはこの時点ですでに完成している。もしかしたら貧しさってこんなものではないのかもしれないけれど、しっかりと共感させる力がある。
リトル・バイ・リトル Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトルより
4062116693
No.33
(4pt)

たんたんとしたストーリーがこれほどに心をうつ

個性ってなんだろうということを考えさせられる。どこが島本理生らしいかって、はっきり言えるわけではないけれど、彼女のスタイルはこの時点ですでに完成している。もしかしたら貧しさってこんなものではないのかもしれないけれど、しっかりと共感させる力がある。
リトル・バイ・リトル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトル (講談社文庫)より
4062752956
No.32
(5pt)

淡々とした日常

出てくる人が特別なわけではない。

特別な出来事があるわけでもない。

ただ、日々の流れを紡いでいるだけ。

それなのに世界に入れ込んでしまう。

それは、誰もが感じる日常が詰まっているからだと思う。

短いが充実感のある話。
リトル・バイ・リトル Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトルより
4062116693
No.31
(5pt)

淡々とした日常

出てくる人が特別なわけではない。

特別な出来事があるわけでもない。

ただ、日々の流れを紡いでいるだけ。

それなのに世界に入れ込んでしまう。

それは、誰もが感じる日常が詰まっているからだと思う。

短いが充実感のある話。
リトル・バイ・リトル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトル (講談社文庫)より
4062752956
No.30
(4pt)

日常の小さな幸せ

主人公のふみと周そしてまわりの家族などの、日常が淡々と書かれている。その生活は私たちが普段している生活とあまり変わらないかもしれないけれどその中には主人公たちにとっての精一杯の生活があった。

この本にはハリウッド映画のような大きな展開の変化があるわけではない。どちらかといえば普段の私たちの日常の中にあるおもしろさや幸せをスクリーンに映してみせてもらったみたいな感じのする本だった。

ほっとしたいときにお勧めです。
リトル・バイ・リトル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトル (講談社文庫)より
4062752956
No.29
(4pt)

少しずつ 少しずつ 歩いて行こう。。。。

島本 理生の小説は初めて読んだのですが結構良かったです。

明るく書かれている作品で元気がでました。

言葉に出したらその言葉も生き続けるんだ、そしてその相手にもちゃんと影響する。と言うところが良かったです。オススメです!!
リトル・バイ・リトル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトル (講談社文庫)より
4062752956
No.28
(3pt)

ゆっくりと

日々の生活に疲れたとき、目に留まったのがこの題名

「リトル・バイ・リトル」。

疲れた心にゆっくりと染み渡り、1時間程度であっと

いう間に読み終えました。

高校を卒業し、大学入学日をバイトで稼ぐ「ふみ」と

父親違いの妹と母親との生活。

そんな「ふみ」の日常に交わる一つ年下の青年。

気負わず、そしてゆっくりと交流し、生きていく「ふみ」

たちの姿に、何時しか自分も「ほ〜」と息を吐き出したく

なる作品です。
リトル・バイ・リトル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトル (講談社文庫)より
4062752956
No.27
(1pt)

『少しずつ』変わっていく日々

私たちのほとんどは変わり映えのしない日々を過ごしている。決まった時簡に起きたり、昨日と同じ人に会ったり、好みのものを食べたりする。たとえそんな一日でなくてもそれが特別な一日ということでもなく、結局は昨日とたいした違いはない。それが日常というもので、この小説の主人公の少女もそんな日常を送っている。なんとはなしにただ淡々と迎える日々。が、最後まで読み終えた後、少女が以前と変わっていることに気づいてしまう。日常を送る私たちも変わっていくことに気づくように。
リトル・バイ・リトル (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: リトル・バイ・リトル (講談社文庫)より
4062752956