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小さいおじさん



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【この小説が収録されている参考書籍】
小さいおじさん (新潮文庫nex)

小さいおじさんの評価: 4.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

一気に読破!面白かったよー

タイトルが面白そうで、何気なく手にしたのが失敗の始まり。夜11時から読み出して、読了する頃には、新聞配達のカブのエンジン音が…

前者のレビュアーの方のご指摘どおり、矛盾する設定と話しの飛躍が少し気になりましたが、まぁそれはご愛嬌ということで、文句なく面白かったです。
公務員が過去の殺人事件の解決に肩入れする羽目になり、真犯人が5年ぶりに明かされるだけなら、たんなるミステリーでした。
ところがそれだけではなかった。小ちゃいおじさんがいい味出しているし、主人公の千秋もおじさんに負けないくらいのキャラて、笑わせてくれます。作者と世代の乖離があまりないのか、臭いギャグや、死後のオンパレードは、還暦オヤジには笑えました。
千秋と小ちゃいおじさんの距離の置き方と、大人の常識的距離間の違いを描く筆力も感心させられるところ。
クライマックス!の素晴らしいこと!
でも最後は、小ちゃいおじさんとお別れするのが、わたしは、寂しかったですが、それは千秋にとってはハッピーエンドなんだよね。よかった!
さらっと読めて、心地よい余韻を楽しめます。

設定は変わるけど、続編が手元にあるので、またハマってしまうでしょう。
小さいおじさん (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:小さいおじさん (新潮文庫nex)より
4101800626
No.1:
(4pt)

荒唐無稽のようで、荒唐無稽だが、ちゃんとミステリにもなっている。

孤独な人にだけ見える小さいおじさん。
小さなおじさんは、猫に乗って、巫女装束の緑を守る会の代表と戦う。
身長15cmほどなのに、一升瓶を飲み干せる。
等々、コミカルなだけな作品に見えがちだが、しっかり推理小説として、
殺人事件を解き明かし、現代日本のあれこれも映し出している。

「西沢女史、院長とは高校の同窓で、就職に失敗してスナックに勤めていたところを」208頁
西沢は院長と同じ高校の出身。232頁
この西沢さん、院長の次女の婚約者を、寝取って奪って、彼の妻の座に納まったのだが、
設定に謎が残る。
婚約者の父親と同じ年の女性と、過ちを犯す…か?
小さいおじさん (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:小さいおじさん (新潮文庫nex)より
4101800626

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