日の名残り

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評判

日の名残りの評価:

4.45/5点 レビュー 402件。 A ランク

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平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全911件 821〜840 42/46ページ
No.91
(4pt)

1990年発行の本とは思えない!

中古の単行本ですがとてもきれいで、表紙の下にほんの少し傷があるだけです。 原文とともに読むのが楽しみです。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.90
(4pt)

1990年発行の本とは思えない!

中古の単行本ですがとてもきれいで、表紙の下にほんの少し傷があるだけです。 原文とともに読むのが楽しみです。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.89
(4pt)

gave to a friend who really enjoyed

素晴らしいサービスと商品を提供しています。使ってください.
全く問題ありませんでした。This is a great product by a great seller.
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.88
(5pt)

深い余韻につつまれる見事な傑作

カズオ・イシグロの3作目の長編である。素晴らしい作品だった。

英国の執事が主人公である。ソールズベリーの館。新しいアメリカ人の主人に仕える老いたスティーブンス。ミス・ケントンからの手紙。車で旅に出たスティーブンスは、長年仕えたかつての主人であるダーリントン卿の時代に想いをはせる。途中で立ち寄った地の人々との交流と過去の回想がクロスオーバーしながら、物語は淡々と進む。

登場人物たちの微妙な心の揺れをとらえた緻密な描写。2つの世界大戦と館での出来事。かつて執事であった父親。多くの使用人たち。出入りする人々。プロフェッショナリズム。ミス・ケイトンとのやりとり。作品を貫く品格。よく錬られた構成。美しい夕暮れ。

面白いとか、エキサイティングだとか、泣けるとか、そういうのではないかもしれない。しかし、読み終えて、静かだが、確かで、深い余韻に包まれた。1989年にブッカー賞を受賞したという。それだけのことはある。見事な傑作である。以前読んだ「わたしを離さないで」も、とても良い作品だった。この作家はいつかノーベル文学賞をとるだろう。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.87
(5pt)

人生黄昏時の一冊

人生、この年齢になったら読む本、というのがあるように思う。
カズオイシグロの「日の名残り」もそんな一冊で、これは血気盛んな若者が読むのは似合わない。

執事をしている主人公による一人称の独り語り
日本的な言い方をすれば、執事スティーブンスは「忠義の執事」だ。
その彼の一人旅、昔の同僚との再会。
作品全体を包む寂寥感。
最後に夕日が差し込むかのような気持ちの「変化」。
一枚のすばらしい絵を見るような感じを抱く。

この小説は人生黄昏時の人にちょうど良いと思う。
ちょうど乾いた土に水が染み込むがごとく、スーッと入ってくる。

ちなみに映画も観たが、個人的には最後のシーンは小説の方が良いかなと思う。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.86
(5pt)

傑作。

静謐な空気、文体の中に、どんでもないものが潜んでいる。英国執事が「最高の仕事」を自負した瞬間と、主人の貴族社会からの転落、父の死、恋人になれたかもしれない女性との決裂、が重なること。そのダイナミズムに圧倒される。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.85
(4pt)

優雅な翻訳で奏でられる、古き良き英国の品格

内容は別の方に譲り、素晴らしい翻訳についてレビューしようと思います。
原著のストーリーの良さもさることながら、素晴らしい訳者様のおかげで良質の日本語小説となっています。

外国ものの訳書の中には、(原著での言い回しがあまりに日本語になじまな過ぎる場合含め)感情移入できないことがあるのですが、本書の翻訳は素晴らしく、言葉遣いの違和感に邪魔されることなく、品の良い英国執事の語りに導かれて物語を楽しむことができました。

あまりに主人公(執事)の語り口が優雅だったので原著(英語)ではどのような表現なのかと思い、日本語読了後に英語版を購入しましたが、比較してみて、雰囲気を作り出すための訳者の仕事の良さに拍手でした。

例えとして冒頭の一部分抜粋します。

(日本語)
ご想像のとおり、あの日、私はファラディ様のお申し出を真剣には受け止めませんでした。なんと申しましてもアメリカの方ですから、イギリスで普通に行われていることと、そうでないことの区別を、まだよくご存じではありません。不慣れゆえのご発言であろうと、その程度に考えておりました。

(英語)
As you might expect, I did not take Mr Farraday's suggestion at all seriously that afternoon, regarding it as just another instance of an American gentleman's unfamiliarity with what was and what was not commonly done in England.

執事らしい日本語敬語への変換も流麗ですが、直訳では存在しない「なんと申しましても」による妙味、次の文章にうまくつながる「不慣れゆえのご発言であろうと、その程度に考えておりました。」の追加に、なんと文章センスのある訳者様だと舌を巻きました。

ぜひ英国の古き良き品格を優雅な語り部と共にお楽しみください。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.84
(5pt)

名作

英国近代史を踏まえて是非読んで欲しい。物語として読むのも結構だが、それだけではあまりに勿体ない。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.83
(5pt)

品格を求めて

執事として個人的な感情を排し、一途に職業人を追求してきたスティーブンスを通して、品格とはなにかを主題に据え、物語は展開する。
イギリスの美しい街並みを自動車旅行しつつ、過去の回想を折り挟んでいくロードムービーふうの構成になっている。
華美ではなく敢えて自己主張しない慎みにこそ真の偉大さが宿る、と作中で執事の品格について語られるが、作品自体もそのように作られている。
執事の品格の追求を縦糸に、女中頭との微妙な関係を横糸に物語は自己主張することなく静かに展開する。
一見地味であり、ドラマティックな展開やサスペンスもないが、だからこそ上質な仕上がり。スティーブンスの語り口も、じつに心地よい。
先代主人、ダーリントンは人格高潔な紳士だが、誠実であるゆえにナチスが台頭する困難な時代背景に翻弄される男でもある。
職業人として個人の生を放棄して、一途に主人に仕えるスティーブンス。
しかしかれとて人間であり、ロボットではない。どんなにプロに徹しようとも、感情を完全に排することはできない。
ラスト・シーンで露わにするかれの感情は、飽くまで静かなものだ。
しかしそこまでいち執事としてそれを表にみせず、溜めに溜めたものであるため、読む者の心を揺さぶってならない。
これほど上質で品格ある小説は、文学史を振り返ってもきわめて稀だろう。
ぜひとも一読戴きたい。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.82
(4pt)

イギリス人そのものである執事の物語

対独融和派だった(故に第二次大戦後は社会的に葬られる)イギリス貴族に何十年も仕えた執事スティーブンスが、1956年に数日間休暇をもらって国内を旅する中で、1920~1930年代の「お屋敷」の様子や女中頭との交流などを回想していく。
 過去と現在を往復しながら、最後の章に突き進んでいく構成が技巧的。最後の2ページをどう読み取るかによって本書のテーマは大きく変わりそうだが、私は「後悔」と「諦念」なのだろうと思う。
 池田潔『自由と規律』の中に、イギリス人は感情を露出することを嫌うという趣旨のことが書いてあったが、スティーブンスが理想的とする執事―そしてスティーブンス自身もそうである―は、その点でまさにイギリス人の典型と言ってよいのだろう。だから本書は、1人の執事の姿を借りてイギリス人を描いていると言っても良さそうだ。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.81
(4pt)

職業と人生について

ミス・ケントンのスティーブンスに対する好意にホッとした.
ジョークの悩みの様に,環境によって悩みは違うが,時間によって変化するのだから,悩むこと自体のバカバカしさを悟った.
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.80
(4pt)

記憶の名残り

今まで貴族社会を舞台とした小説を数々読んできたけれども
これほど高貴な小説にお目にかかったこともない。

といっても主人公は貴族ではなく貴族を支えてきた執事である。
その執事が貴族を語る。貴族の主人公や作家が貴族を描くのはたくさん読んできたけれども、
執事の視点から描いたものは珍しいのではないだろうか。だからこそ、視点が斬新でおもしろい。

『わたしを離さないで』でも感じたが、カズオ イシグロはなんて記憶の使い方が上手いのだろう。
この人の現在から過去へのアクセスの仕方、さらには現在と過去の距離のとり方、自由自在である。

イングリッシュガーデンで紅茶を飲みながら、平原に暮れる日を眺めているような優雅な気持ちになります。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.79
(5pt)

「The Remains of the Day(日の名残り)」の題名そのものの、ほの悲しく、郷愁を誘う作品

英国のバトラー(執事)が、生涯一度の短い旅の間に、自分の半生を回想していく物語。
貴族の館とそこで働くバトラーは、英国の文化・慣習の一つの象徴と言えるが、それを日本生まれのカズオ・イシグロが取り上げ、精緻な描写でこれだけの長編を書いたことがとても驚きである。この作品が英国最高の文学賞と言われるブッカー賞を受賞したことから、英国人にとっても高い共感を得られた作品であることがわかる。
自分の女中頭への本当の思いに気づかぬまま離ればなれになってしまう個人的な悲劇と、長年仕えたダーリントン卿が後年には対独協力者と評価されてしまう歴史的な悲劇が、主人公の仕事振りそのままに抑揚を抑えた文章で淡々と、しかし優しさと温かさを持って語られていく。
『The Remains of the Day(日の名残り)』の題名そのものの、ほの悲しく、郷愁を誘う作品である。
(2013年1月了)
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.78
(4pt)

職業と人生について

ミス・ケントンのスティーブンスに対する好意にホッとした. ジョークの悩みの様に,環境によって悩みは違うが,時間によって変化するのだから,悩むこと自体のバカバカしさを悟った.
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.77
(4pt)

職業と人生について

ミス・ケントンのスティーブンスに対する好意にホッとした. ジョークの悩みの様に,環境によって悩みは違うが,時間によって変化するのだから,悩むこと自体のバカバカしさを悟った.
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.76
(5pt)

世界最大の品揃えを持つオンラインストアの創成に最も大きな影響を与えた名作

初めて買ったKindleで一冊目の有料購入書籍として、この書籍を選ぶことにしました。

 本作はAmazonにとって極めて特異的な作品でありましょう。何故ならAmazonの創業者であり現在も主要株主兼CEOであるジェフ・ベゾスは、(配偶者であるマッケンジー・ベゾスによれば)Amazonを立ち上げてから1年が経ったころ本作を読んだとされ、その後ベゾスは本作をインタビューで「一番」好きな本として本作を挙げ、影響を受けたことを公言しているからです。

 一番というのは尋常ではありません。ましてや超多読とされているベゾスの選択の中で、です。世界に存在する数多の書籍の中で本作を何度も読み、そして「一番」好きだといえる方は、何人いらっしゃることでしょうか。

 ベゾスは本作について「自分自身にとってのフォーカスは」と前置きがありながらも「人生の終わりを迎えて、自分が愛する人に対して自分は何のアクションもおこさなかった、そのことに対する後悔」にあり「人生の最も深い後悔は、Commissionによって生じるのではなく、Omissionから生じる」という、人生訓を読み取った(あるいは自分の人生訓を投影した)と言っています。

 もしかすると、私がその一人であるように、人文系学科出身の人間であれば作品からこういった人生訓を導こうとする働きをある種の防衛機制のように反射的に避けようとし、ともすれば醜悪とし、敵対的なものとしてさえ見做すかもしれません。そして、複雑なものを複雑なままに受け入れようとし単純な解釈を意図的に停止させ、その複雑性の中に逃げ込むことこそを高尚なものとしていなかったかと問われたならば、現在の私は困惑の表情を浮かべることくらいしかできないことでしょう。

 20年後に、この作品の本質の何か一つに躊躇なくフォーカスした上でこの作品が一番好きだと言えるようになりましたら、本当の意味でこの作品を味わえたことになり、何者かとしての品格を持ち得たと言えるのかもしれません。その時は、私も気の利いたジョークを交えて再びこのレビューへのコメントを行うことをお約束しましょう。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.75
(4pt)

執事の人生

この小説の歴史的背景を理解していればさらに楽しめたのかもしれない。
そうでないわたしは、執事の仕事への理解が増し、その生き方が勉強になった程度。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.74
(5pt)

現在から過去の思い出への移行

執事と言う仕事の中からイギリス貴族の様子が良く出ていると思う。
進行形の中から過去の思い出が鮮やかに浮かび上がり引き込まれた。
このものがたりがカズオイシグロという日本人の感覚から書かれているのが素晴らしい。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.73
(5pt)

日の名残り

本当にこの題名がぴったりな作品だと思います。「ちいさいおうち」を呼んだあと、これも面白いとすすめられて読んだ作品です。
2つを見比べるととてもおもしろいですね。基本的なスタンスが二人とも同じというのが・・・両方とも自分に都合のいいように書いているというか笑。でもその、都合のよいように書いた結果そのそこに、その人の愛とかいろんなものが感じられて、なんともいえない感情を呼び起こすんです。主人公は、悪い人ではないですが、いい人でもないです。イギリス人のみ大絶賛で他の人種はバカにしているところがありますし、向き合わなければいけないところから目をそらしたり、ダメな部分が結構あります。でもすごくふつうで、まじめな人です。だからこそ最後の日の名残りに感動できました。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.72
(4pt)

独特の世界感と美しい

良い本というのは、読者を独特の世界に引き込む力を持っています。
この著者の本は、「私を離さないで」に続いて、本作を読みました。 当初、純文学作品であること。 英国の執事を主人公にしているということで、あまり馴染みがなく、読むのを躊躇しておりました。しかし、読者レビューの評判が良いので、読んでみました。
この著者の良いところは、独特の小説の切り口と文章が読みやすく、かつ美しいことです。英文の原書を読みたくなります。
内容ですが、執事という職業やその職業倫理に馴染みがないのですが、この主人公の女中頭のミス・ケントンに対する態度に不自然さを感じました。。著者もこれは意図して書かれているのでしょうが、あまりにもビジネスライクな態度に終始しており、この非人間的な態度が、主人公曰く、「品格」というものかもしれませんが、読者の私からは、とてもりっぱな執事とは思えませんでした。面白みのない・ジョーク一つ解しない性格のようですが、これが英国伝統の良い執事なんでしょうかね。この執事の心理描写をもう少し、きめ細かく描ければ、星5つになったのですが、あと一歩です。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037