日の名残り

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

日の名残りの評価:

4.45/5点 レビュー 402件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全911件 241〜260 13/46ページ
No.671
(5pt)

心地よい読後感

人生の中で誰もが思い悩むであろうことを、執事スティーブンスと自身を重ね合わせてしまう。自分の悩みは自分だけが感じているわけではないのだと、前向きに生きていこうと考えさせられる。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.670
(5pt)

心地よい読後感

人生の中で誰もが思い悩むであろうことを、執事スティーブンスと自身を重ね合わせてしまう。自分の悩みは自分だけが感じているわけではないのだと、前向きに生きていこうと考えさせられる。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.669
(5pt)

心地よい読後感

人生の中で誰もが思い悩むであろうことを、執事スティーブンスと自身を重ね合わせてしまう。自分の悩みは自分だけが感じているわけではないのだと、前向きに生きていこうと考えさせられる。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.668
(5pt)

愛すべき凡人ではありますまいか。

「信頼できない語り手」に感情移入してしまう稀有な小説。
欺瞞と自己防衛。わずかな希望と圧倒的な諦め。
誰が彼を否定できる?
人はみな、「信頼できない語り手」ではありますまいか。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.667
(5pt)

愛すべき凡人ではありますまいか。

「信頼できない語り手」に感情移入してしまう稀有な小説。
欺瞞と自己防衛。わずかな希望と圧倒的な諦め。
誰が彼を否定できる?
人はみな、「信頼できない語り手」ではありますまいか。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.666
(5pt)

こんな翻訳文学読んだことない!

「翻訳文学は少し読みにくい」という概念を全て吹き飛ばす作品。古き良きイギリスを描き、信頼出来ない語り手を中心としてとても引き込まれる文学作品です。読書好きなら絶対読むべき一冊。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.665
(5pt)

愛すべき凡人ではありますまいか。

「信頼できない語り手」に感情移入してしまう稀有な小説。
欺瞞と自己防衛。わずかな希望と圧倒的な諦め。
誰が彼を否定できる?
人はみな、「信頼できない語り手」ではありますまいか。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.664
(5pt)

こんな翻訳文学読んだことない!

「翻訳文学は少し読みにくい」という概念を全て吹き飛ばす作品。古き良きイギリスを描き、信頼出来ない語り手を中心としてとても引き込まれる文学作品です。読書好きなら絶対読むべき一冊。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.663
(5pt)

こんな翻訳文学読んだことない!

「翻訳文学は少し読みにくい」という概念を全て吹き飛ばす作品。古き良きイギリスを描き、信頼出来ない語り手を中心としてとても引き込まれる文学作品です。読書好きなら絶対読むべき一冊。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.662
(5pt)

青春小説として

英国のかつては伝統あるお屋敷に長年勤め上げた執事の独白形式で物語は進む。

第一次大戦から第二次大戦を経て英国の栄光は没落し米国にとって代わられ屋敷も新興勢力の米国人のものとなり、執事としての人生も終わろうとしている。そんなある日に当時同僚として心を通じ合わせていた女性に会いにいく機会を得てその道中、英国の田舎、伝統ある美しき英国の風土に触れて、自らの人生や英国の歩んだ道を回顧し、自らの人生の価値を再発見する。

ナタバレを避けたあらすじとしてはこんな感じなのでしょうが、テレビドラマ「ダウントンアビー」をイメージしながら読み進めてしまいました。まさにカーソンの生き様がそこにありました。ドラマの中のセリフが出てきたりして、思わず吹き出したり、ニンマリしたり。

主人公たちは熟年、老年です。そんな彼らが過去を振り返るのですが、決して年寄り向けのお話ではなく、若い頃から何度でも読み直すことのできる小説と感じました。
例えば、藤沢周平の「蝉しぐれ」、ケングリムウッドの「リプレイ」などを私は30年近く何度も読み返して年齢を増すごとに新しい発見と感動を得ています。そんな小説がまた一つ私の本棚に増えました。

淡く切ない青春が好きな方、人生を小さな幸せで満たしたいと考えいる方、お勧めです。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.661
(5pt)

青春小説として

英国のかつては伝統あるお屋敷に長年勤め上げた執事の独白形式で物語は進む。

第一次大戦から第二次大戦を経て英国の栄光は没落し米国にとって代わられ屋敷も新興勢力の米国人のものとなり、執事としての人生も終わろうとしている。そんなある日に当時同僚として心を通じ合わせていた女性に会いにいく機会を得てその道中、英国の田舎、伝統ある美しき英国の風土に触れて、自らの人生や英国の歩んだ道を回顧し、自らの人生の価値を再発見する。

ナタバレを避けたあらすじとしてはこんな感じなのでしょうが、テレビドラマ「ダウントンアビー」をイメージしながら読み進めてしまいました。まさにカーソンの生き様がそこにありました。ドラマの中のセリフが出てきたりして、思わず吹き出したり、ニンマリしたり。

主人公たちは熟年、老年です。そんな彼らが過去を振り返るのですが、決して年寄り向けのお話ではなく、若い頃から何度でも読み直すことのできる小説と感じました。
例えば、藤沢周平の「蝉しぐれ」、ケングリムウッドの「リプレイ」などを私は30年近く何度も読み返して年齢を増すごとに新しい発見と感動を得ています。そんな小説がまた一つ私の本棚に増えました。

淡く切ない青春が好きな方、人生を小さな幸せで満たしたいと考えいる方、お勧めです。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.660
(5pt)

青春小説として

英国のかつては伝統あるお屋敷に長年勤め上げた執事の独白形式で物語は進む。

第一次大戦から第二次大戦を経て英国の栄光は没落し米国にとって代わられ屋敷も新興勢力の米国人のものとなり、執事としての人生も終わろうとしている。そんなある日に当時同僚として心を通じ合わせていた女性に会いにいく機会を得てその道中、英国の田舎、伝統ある美しき英国の風土に触れて、自らの人生や英国の歩んだ道を回顧し、自らの人生の価値を再発見する。

ナタバレを避けたあらすじとしてはこんな感じなのでしょうが、テレビドラマ「ダウントンアビー」をイメージしながら読み進めてしまいました。まさにカーソンの生き様がそこにありました。ドラマの中のセリフが出てきたりして、思わず吹き出したり、ニンマリしたり。

主人公たちは熟年、老年です。そんな彼らが過去を振り返るのですが、決して年寄り向けのお話ではなく、若い頃から何度でも読み直すことのできる小説と感じました。
例えば、藤沢周平の「蝉しぐれ」、ケングリムウッドの「リプレイ」などを私は30年近く何度も読み返して年齢を増すごとに新しい発見と感動を得ています。そんな小説がまた一つ私の本棚に増えました。

淡く切ない青春が好きな方、人生を小さな幸せで満たしたいと考えいる方、お勧めです。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.659
(5pt)

久しぶりに本で感動

本から感動したり、心がゆすぶられたりという体験は久しぶり。ネタバレになったらいけないので書けませんが、ラストで主人公にかけられる言葉が大好き。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.658
(5pt)

久しぶりに本で感動

本から感動したり、心がゆすぶられたりという体験は久しぶり。ネタバレになったらいけないので書けませんが、ラストで主人公にかけられる言葉が大好き。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.657
(5pt)

久しぶりに本で感動

本から感動したり、心がゆすぶられたりという体験は久しぶり。ネタバレになったらいけないので書けませんが、ラストで主人公にかけられる言葉が大好き。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.656
(4pt)

第二次世界大戦後の英国の描写

カズオ・イシグロは1954年に長崎で生まれている。父親の仕事の関係で、1960年に英国に渡っている。本作は1989年に発表されている。

本作の時代設定は1956年である。主人公は英国の執事。元々は英国の貴族に仕えていたが、その後は屋敷が米国人に売却されたのと同時に、その米国人に仕えている。

いくつか英国について参考になる描写がある。(1)執事は英国にしかいない。他の国にいるのは単なる召使い。(2)銀器の磨き具合の重要性。(3)品格について。

本書はフィクションだが、実在の人物が登場している。例えばハリファックス卿(1938年から1940年にかけての外務大臣)やリッペントロップ(駐英ドイツ大使)の話がある。

深読みし過ぎるべきではないとは思うが、登場する村人の考えは「自分たちの静かな生活を乱さないでもらいたい」(P.300)である。時代は大きく違うが、2016年の英国のEU離脱国民投票の離脱派の多くは地方の人々で、移民反対だったが、分かる気がする。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.655
(4pt)

第二次世界大戦後の英国の描写

カズオ・イシグロは1954年に長崎で生まれている。父親の仕事の関係で、1960年に英国に渡っている。本作は1989年に発表されている。

本作の時代設定は1956年である。主人公は英国の執事。元々は英国の貴族に仕えていたが、その後は屋敷が米国人に売却されたのと同時に、その米国人に仕えている。

いくつか英国について参考になる描写がある。(1)執事は英国にしかいない。他の国にいるのは単なる召使い。(2)銀器の磨き具合の重要性。(3)品格について。

本書はフィクションだが、実在の人物が登場している。例えばハリファックス卿(1938年から1940年にかけての外務大臣)やリッペントロップ(駐英ドイツ大使)の話がある。

深読みし過ぎるべきではないとは思うが、登場する村人の考えは「自分たちの静かな生活を乱さないでもらいたい」(P.300)である。時代は大きく違うが、2016年の英国のEU離脱国民投票の離脱派の多くは地方の人々で、移民反対だったが、分かる気がする。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638
No.654
(4pt)

第二次世界大戦後の英国の描写

カズオ・イシグロは1954年に長崎で生まれている。父親の仕事の関係で、1960年に英国に渡っている。本作は1989年に発表されている。

本作の時代設定は1956年である。主人公は英国の執事。元々は英国の貴族に仕えていたが、その後は屋敷が米国人に売却されたのと同時に、その米国人に仕えている。

いくつか英国について参考になる描写がある。(1)執事は英国にしかいない。他の国にいるのは単なる召使い。(2)銀器の磨き具合の重要性。(3)品格について。

本書はフィクションだが、実在の人物が登場している。例えばハリファックス卿(1938年から1940年にかけての外務大臣)やリッペントロップ(駐英ドイツ大使)の話がある。

深読みし過ぎるべきではないとは思うが、登場する村人の考えは「自分たちの静かな生活を乱さないでもらいたい」(P.300)である。時代は大きく違うが、2016年の英国のEU離脱国民投票の離脱派の多くは地方の人々で、移民反対だったが、分かる気がする。
日の名残り Amazon書評・レビュー: 日の名残りより
4120019470
No.653
(5pt)

ノーベル文学賞にふさわしい作品

村上春樹でなく、この人をノーベル文学賞に選んだ選考委員の判断は正しいと思った。村上春樹の作品を全部読んだわけではないが、読んだ本の中に、こんな感動的ですばらしい作品はなかった。
ベテランの執事であるスティーブンスが主人の勧めで骨休めのためにイギリス国内を旅行し、かっての同僚であった女中頭のミス・ケントンに職場復帰を依頼するために会いに行く話。旅行の過程で起こった出来事と、その道中で振り返った過去の回想が記されている。主人公スティーブンスの視点で、彼の人生や生き方がその誠実な人柄そのままに、しみじみとした語り口で描かれている。書かれている内容は、主人公の「執事」という自分の職業に対する考え方や、それを裏付けるエピソード、ミス・ケントンとの間での出来事など。とにかく、一つひとつの場面描写が巧みで、映像作品のように鮮烈にイメージすることができる。とりわけ、父親が亡くなった日の出来事が印象的。
読んでいて感じたのは、主人公はどんな場面でも、「執事」という自分の役割を演じきっていたこと。
自動車のアクシデントで、テイラー夫妻の家に泊めてもらうことになり、その食堂での出来事。村の人たちが大勢やってきて、スティーブンスがひとかどの人物であると誤解するが、スティーブンスは自分が「執事」であることを明かさずに、「主人」であるかのように振る舞う。さてはスティーブンス、見栄を張ったなと思ったが、その後の手記を読むとそうではないことがわかった。スティーブンスは村の人が自分が執事であることを知ったらがっかりするだろうと、そのことを懸念したのだ。この場面でも、スティーブンスは執事として取るべき行動を取った。
ミス・ケントンとの再会で知らされた重大なことに関しては、スティーブンスはもっと早く気づくべきだろうと思った。多分、読者のほとんどがミス・ケントンの秘めた思いに気づいていただろう。いや、スティーブンスはとっくの昔に気づいていたのかもしれない。だが、執事として取るべき行動をずっと取り続けていただけなのかもしれない。
執事にとって「品格」が一番大事としながらも、執事の格を決めるのは主人次第だともスティーブンスは言う。
最後に桟橋で見知らぬ老人が主人公に語りかけた言葉が、この作品を締めくくるにふさわしい。
「夕方が一日でいちばんいい時間だって言うよ」
しみじみとした余韻を味わいながら、読み終えることができた。
日の名残り (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (ハヤカワepi文庫)より
4151200037
No.652
(5pt)

ノーベル文学賞にふさわしい作品

村上春樹でなく、この人をノーベル文学賞に選んだ選考委員の判断は正しいと思った。村上春樹の作品を全部読んだわけではないが、読んだ本の中に、こんな感動的ですばらしい作品はなかった。
ベテランの執事であるスティーブンスが主人の勧めで骨休めのためにイギリス国内を旅行し、かっての同僚であった女中頭のミス・ケントンに職場復帰を依頼するために会いに行く話。旅行の過程で起こった出来事と、その道中で振り返った過去の回想が記されている。主人公スティーブンスの視点で、彼の人生や生き方がその誠実な人柄そのままに、しみじみとした語り口で描かれている。書かれている内容は、主人公の「執事」という自分の職業に対する考え方や、それを裏付けるエピソード、ミス・ケントンとの間での出来事など。とにかく、一つひとつの場面描写が巧みで、映像作品のように鮮烈にイメージすることができる。とりわけ、父親が亡くなった日の出来事が印象的。
読んでいて感じたのは、主人公はどんな場面でも、「執事」という自分の役割を演じきっていたこと。
自動車のアクシデントで、テイラー夫妻の家に泊めてもらうことになり、その食堂での出来事。村の人たちが大勢やってきて、スティーブンスがひとかどの人物であると誤解するが、スティーブンスは自分が「執事」であることを明かさずに、「主人」であるかのように振る舞う。さてはスティーブンス、見栄を張ったなと思ったが、その後の手記を読むとそうではないことがわかった。スティーブンスは村の人が自分が執事であることを知ったらがっかりするだろうと、そのことを懸念したのだ。この場面でも、スティーブンスは執事として取るべき行動を取った。
ミス・ケントンとの再会で知らされた重大なことに関しては、スティーブンスはもっと早く気づくべきだろうと思った。多分、読者のほとんどがミス・ケントンの秘めた思いに気づいていただろう。いや、スティーブンスはとっくの昔に気づいていたのかもしれない。だが、執事として取るべき行動をずっと取り続けていただけなのかもしれない。
執事にとって「品格」が一番大事としながらも、執事の格を決めるのは主人次第だともスティーブンスは言う。
最後に桟橋で見知らぬ老人が主人公に語りかけた言葉が、この作品を締めくくるにふさわしい。
「夕方が一日でいちばんいい時間だって言うよ」
しみじみとした余韻を味わいながら、読み終えることができた。
日の名残り (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 日の名残り (中公文庫)より
4122020638