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中国軍を駆逐せよ! ゴースト・フリート出撃す



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中国軍を駆逐せよ! ゴースト・フリート出撃すの評価: 3.50/5点 レビュー 16件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(4pt)

今そこにある危機を日本語で読む本

他のレビューにもあるように、細切れに場面が飛んで、つまり話が飛んでいくので、人名を頭に入れつつフォローするのが大変だった。また、ロシア海軍軍人に○等海佐などという自衛隊の階級を使っている翻訳はいかがなものか。海外特に米国で話題となり、米軍人の間で必読書の一つともされるという原著の翻訳なのだから、監修者を誰か付ければ良いのに、と思った。
しかしながら、未来戦を垣間見るには絶好の書であり、シンクタンクで軍事関係を専門とする人(P.シンガー)が小説意を書くとこうなるのかと感心した。「空母いぶき」もなかなかのものだが、本書が映画化されたり漫画化されたりすると、更に読者は増えるだろう。
中国軍を駆逐せよ!  ゴースト・フリート出撃す(上) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:中国軍を駆逐せよ! ゴースト・フリート出撃す(上) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)より
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No.9:
(4pt)

今そこにある危機を日本語で読む本

他のレビューにもあるように、細切れに場面が飛んで、つまり話が飛んでいくので、人名を頭に入れつつフォローするのが大変だった。また、ロシア海軍軍人に○等海佐などという自衛隊の階級を使っている翻訳はいかがなものか。海外特に米国で話題となり、米軍人の間で必読書の一つともされるという原著の翻訳なのだから、監修者を誰か付ければ良いのに、と思った。
しかしながら、未来戦を垣間見るには絶好の書であり、シンクタンクで軍事関係を専門とする人(P.シンガー)が小説意を書くとこうなるのかと感心した。「空母いぶき」もなかなかのものだが、本書が映画化されたり漫画化されたりすると、更に読者は増えるだろう。
中国軍を駆逐せよ!  ゴースト・フリート出撃す(下) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:中国軍を駆逐せよ! ゴースト・フリート出撃す(下) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)より
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No.8:
(4pt)

超近未来の米中戦争もの

例えばトムクランシーの作品には新しくて、しかも現実の戦闘に使われている兵器が出てきます。この作品にはわれわれ素人が、現在の兵器体系に含まれているかどうか判断できないものがたくさん出てきます。そういう近未来の兵器が好きな人にはこの作品はこたえられないくらい面白いと思います。例えば中国製のマイクロチップは信用できないとかだけでなく、軍艦に設置された消火ロボットか、あるいは大活躍するロブスターロボットとか。そういう新兵器にピンとは来ない人も最終的に行われる艦隊決戦にはそれなり満足できると思います。個人的には最後がアルマゲドンや、インデペンデンスデーのような終わり方なのでなんだか少しがっかりします。読みはじめてから約八時間は熱中できる作品ではあります。
中国軍を駆逐せよ!  ゴースト・フリート出撃す(下) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:中国軍を駆逐せよ! ゴースト・フリート出撃す(下) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)より
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No.7:
(5pt)

リアルな対米奇襲攻撃

面白い。トムクランシーを引き継ぐ戦争活劇。しかも、近未来が想定されていながら、中国の対米開戦はリアルな戦略、戦術で描かれている。現代の人民解放軍の基本兵法である孫氏の兵法も随所に引用されている。奇を持って相手を制せよとの格言通り、中国は突然、ロシアと共謀して無警戒の米軍に襲いかかる。まずレーザ兵器で武装化された中国の宇宙ステーションが、米国軍事衛星を破壊し、米軍の通信、探知、誘導能力を奪う。F35などの米軍最新兵器に埋め込まれた中国製のマイクロチップが、これらの兵器を無力化する。自動車運搬船で運び込まれた中国戦車やドローンヘリによってハワイ諸島は中国に占拠される。そして、対艦弾道ミサイルによって米国の空母打撃部隊は壊滅する。とまぁ、緒戦において米軍は大打撃を受け、降伏寸前まで追い込まれる。そこから旧式の艦隊が犠牲を伴いながら、反抗していくという物語だ。

何よりも、現実にあり得る中国の非対称戦に注意したい。宇宙とサイバー空間をめぐる覇権争いはもう始まっているのだろう。
中国軍を駆逐せよ!  ゴースト・フリート出撃す(上) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:中国軍を駆逐せよ! ゴースト・フリート出撃す(上) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)より
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No.6:
(4pt)

訳者が意識したせいかもしれないですが、クランシーの初期作風味です

上下巻買いましたが、こちらにレビューを。

まず、真っ先に思い浮かべたのが、クランシーの数少ない独立初期作、レッドストーム・ライジングでした。
始まりのシーンから、雰囲気が似ています。あちらは旧ソの油田火災からの石油危機、こちらは中国の
深海ガス田発見。

ちょと驚くのは、最新兵器体系の描写はあるものの、情報戦を含む全般の戦略体系は変わっていない
ということと、特殊兵器(所謂、ハイパーテクノロジ)を除けば、通常戦力の基本は変わっていないと
いうこと。

全般の迫力は、クランシーの初期作風で、読み応えがあります。ネタバレはしませんが、文庫2冊の
ボリュームで、密度も高くて結構没入できます。
エピローグでは、『容赦なく』風の描写もありますが、タッチに好き嫌いはあるでしょうが、サスペンス
風味のある現代戦ものとしては近年のトップ作品ではないでしょうか。
ポリティカル面も描きこまれていて、最後のシメは政治的に上手く処理されています。

なにか、もう最近は当方は興味を失ってしまった某作家の、第三次世界大戦といいつつ、稚劣な
中国のハワイ攻撃や、未成の英空母を買い取って海自がF-35Bを(何故か)ぶっつけ本番で
運用しつつ、ダラダラ廻航していて、もうノベルス四巻まで来ているのに、未だハワイのゲリラ戦に
拘泥している作品より遥かに面白いです。まぁ、このシリーズですが。


あと、電子機器が使えなくなった、という状況において、米国と中国の紛争、という意味では、
米国人のメンタリティも伺える、この最早古典ともなった作品と比べるのも一興でしょう。
中国軍を駆逐せよ!  ゴースト・フリート出撃す(下) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:中国軍を駆逐せよ! ゴースト・フリート出撃す(下) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)より
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No.5:
(5pt)

ありえないと思いつつ。

もちろんフィクションですが、近い将来の戦争がどういうものなのかリアルな予想図と言えるのでは。
ストーリー、登場人物も魅力的で単にエンタテインメントとしても十分楽しめます。
買って損はしません。
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No.4:
(5pt)

現在あるテクノロジー

これをつかった戦争を描いており大変面白かったです。途中兵法書の引用がでてくるので、読む前に事前知識を老子と孫子から手に入れましょう。
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No.3:
(5pt)

新人としては出色のできばえ

21世紀にもし大規模な戦争が起きるとすれば、サイバー戦からはじまるだろう。それがよく描かれているのは、作者が軍事の専門家だから。それにしても登場するキャラクターがまたまた傑作な人物ばかりでおもしろい。クランシーなどよりずっとおもしろい。またつぎのを書いてくれるとよいのだが……買って損のない作品。二見文庫は地味だけど、光る作品が多いんだよね。
中国軍を駆逐せよ!  ゴースト・フリート出撃す(上) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:中国軍を駆逐せよ! ゴースト・フリート出撃す(上) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)より
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No.2:
(4pt)

とにかくてんこ盛りの内容。評価が高いわけだ

(上巻の内容も含む)

人間とテクノロジーは切り離せないものなのだろうが、短剣からレイルガン、手旗信号からVIZグラス、Eタトゥーまで新旧色々なものが出てくる(笑)

ノンフィクションの書き手が小説を書くとそうなるきらいが強いのだろうが、陸戦、海戦、空戦、サイバー戦、核戦争、特殊作戦、叛乱戦、宇宙空間での戦闘、無人兵器、未来兵器、民間軍事会社、女性兵士、軍人と家族、薬物の濫用、そしてそれに関わる人たちの考え方と生きる姿、大衆心理、戦争で傷ついた者の姿と、取材で得てきた知見を全てブっこんできているので驚いた。
訳者の伏見威蕃氏は「」のような海洋冒険小説を想起させるとを書いているが、ここはやはりトム・クランシーの2015年版というべき軍事スリラーの王道だろうと評者は考える。
(アメリカ万歳!的な部分、アジア人を上から目線で見ている感じがするのもトム・クランシーに似ていると思う)

ちょっと惜しいのは前巻辺りがダルいのと、死んでいる23号は新旧どっちだったのかとか、コーリィーの仲間(マリオなの?)が分からないなど小説として前後つながってない部分(編集か校正のミス?)があるような気がしたところ。それと伏見威蕃氏の訳にしては文がこなれてないところだ。時間の関係で下訳や機械翻訳に頼ったのか?

アメリカ対中国ということで日本に関する記載がほとんどないのも残念だが、在日米軍の基地をアメリカが失えば太平洋における軍事力の投射能力を大きく失うと、この小説では見ているようだ。

「正しい戦争」、フロンティアスピリッツがあふれ、努力すればアメリカン・ドリームがかなう時代(イノベーションの美徳とリスクの見返り)を著者らは良きものとしているようだが、「」「」といったノンフィクションを書いてきたP.W.シンガーがこういう内容の小説を書いてくるのには、ちょっとビックリな感もしなくない。
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No.1:
(4pt)

情報を征するものが戦場を征す

PWシンガー氏の最新作「Ghost Fleet」が8月に米国で発売されて、おぉっと驚き、その内容が米中戦争を題材とした「ノベル」である、ということで二度驚いたのが数か月前。
そして、その数か月後という短いスパンで、日本語の翻訳が読めるとは、二見書房さんと、訳者の伏見さんに感謝です。

内容については、専門家があふれる知識に基づき、これでもかと米軍の現在指摘されている弱点を、相手方(中露連合軍)が突いてくる、という最悪の事態を戦略シミュレーションとして書きたかったのかな、といった内容。
「情報」を征するものが戦争に勝つ、ということが良くわかるストーリーになっています。

そして、情報セキュリティの弱点を防ぐための解決策が、旧式艦からなる幽霊艦隊(ゴースト・フリート)というのが、なかなかさえていると感じます。
でもそれだけだとさすがに勝利に無理があると思ったのか、秘密兵器(?)を載せています。

いくつかのまだ実在していない技術も登場してはいますが、現時点で、その技術が実現できる蓋然性があるものをピックアップしており、そういった意味でも、未来の戦場をシミュレートするのに良い書籍だと思います。

「情報セキュリティ」、「ドローン/無人機」、「民間軍事会社」、だいたいPWシンガー氏の著作に出てきた内容は網羅しています。

ゴーストフリートを読んで、シンガー氏の前著「Cybersecurity and Cyberwar」の内容を知りたくなりました。
どなたか訳していただけないでしょうか。。。
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