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(短編集)
ファントムの病棟 天久鷹央の推理カルテII
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ファントムの病棟 天久鷹央の推理カルテIIの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 1~20 1/3ページ
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| この本は、シリーズを読んできた人にはもちろん、初めて読む人にもおすすめできる、医療×本格ミステリーの感動作です。 物語の舞台は、小児科病棟。 ある夜、同じ病室の子どもたちが次々と原因不明の急変を起こします。 嘔吐、喘息、不整脈……まるで何かに呪われたような展開。 で、不思議なことに「天使を見た」と話す少年まで登場し、病棟は不気味な空気に包まれていきます。 そんな中で、シリーズおなじみの天久鷹央(あめく・たかお)は、あえて動かない。 なぜ彼女は事件に踏み込まないのか? そこに隠された「病」の真実とは? 現役医師でもある知念実希人さんだからこそ描ける、リアルで奥深い医療の知識と、子どもたちを取り巻く複雑な状況。 でもって、すべてがつながった時、タイトルの“ファントム(幻)”の意味が胸に迫ってきます。 特筆すべきは、単なる推理では終わらない“心の処方箋”のような読後感。 ミステリーのカタルシスと、人間ドラマの温かさが見事に融合していて、シリーズ屈指の感動作という言葉がふさわしい一冊です。 さらに、書き下ろし掌編「ソフトボールと真鶴」では、鷹央の意外な一面や、彼女の中にある“優しさ”が静かに描かれてる。 さらにさらに、普段おっとり、癒し系女子のイメージがある真鶴の「ええっ!?」てな一面がここに……。 そんなこんなの物語の余韻を、そっと包んでくれるような後日談にほっこりします。 この本を読むと、私たちが日常で感じている「分からなさ」や「もやもや」を、“知ることで希望に変えていく”姿勢にハッとさせられます。 病や痛みは目に見えないもの。 でも、そこに向き合おうとする鷹央の姿に、「正しさだけじゃなく、寄り添うことの大切さ」が見えてくるんです。 前向きになりたいとき、誰かの心に触れたいとき、謎解きを楽しみながら涙もしたいとき。 この『ファントムの病棟』は、きっとあなたの心を静かに支えてくれる一冊になります。 | ||||
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| 天久鷹央シリーズ2巻。3編+番外収録。 今回は毒・吸血鬼・天使というテーマで、様々な病気と謎を解決していく。 優しさや気遣いも、時には他者を苦しめることへ繋がることもある。 (吸血鬼の話では献血と血液製剤についても触れられています) | ||||
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| アニメ化が話題の本作。 第1巻から読み直しています。 小児科病棟で立て続けに起こる症状の急変。 原因不明の症状に苦しむ少年たちと、病棟で「天使を見た」という小学生。 魅力的な『謎』があるにもかかわらず、事件解決に動かない天久鷹央。 なぜ? そして事件に秘められた『病』とは? そして『天使』の正体とは? シリーズ屈指の感動作といわれる今作は、医療ミステリーでありながら、心に深く響く物語となっています。 『感動必至の医療ミステリー! 涙なしでは読めない』 医療ミステリーとしての謎解きの面白さはもちろんのこと、第1巻で人並外れた天才ぶりを発揮した医師・天久鷹央の弱さと成長が描かれていた点に心を揺さぶられました。 特に『医師として、死と向き合う』ことの難しさを、彼女自身が痛感する場面は、読んでいて胸が締め付けられるほどでした。 それが8歳の少年であり、彼が鷹央を慕っていたとなれば、涙なしには読めません。 会社の食堂でランチしながら読んでいたのですが、思わず泣きそうになり危なかったです。 「なんで健太は・・・・・・八歳で死なないといけなかったんだろうな。あんなに良い子だったのに・・・・・・」 鷹央の心の奥底から絞り出されるようなこの言葉。 そして、それに対する小鳥遊の返答が秀逸でした。 「それはきっと、誰にも分からないことなんですよ。いくら鷹央先生でも答えの出せないこと」 鷹央は天才医師だけれども、それでも救えない命がある。 医師という仕事の重さ、そして『無力さを知ることが医者の本質』だという小鳥遊の言葉には、深い真理が込められていると感じました。 執筆当時はまだ現役医師だった知念さんだからこそのセリフなんだろうな、と思います。 医者であろうと、誰であろうと、『皆、無力である』。 それを受け入れ、それでもなお前を向くことが大切だと。 また、どんなに冷静で論理的な人でも、感情を揺さぶられる瞬間がある。 その時に、支えてくれる存在がどれほど大切かということも、本書を通じて実感しました。 ・アニメを観て『面白い!』と思った人 ・肩肘張らずに読める医療ミステリーを探している人 ・感動できるミステリー小説を読みたい人 ・医療の現場に関心がある人 本作は、ミステリーとしての面白さだけでなく、人間ドラマとしても非常に優れています。 涙腺が緩む覚悟をして、ぜひ手に取ってみてください! | ||||
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| 今回の作品は 泣けました 時間を忘れて一気読みして 友人の死を思い出して胸が苦しくなりました | ||||
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| この作家の本は3冊目である。どれも面白くて今後もシリーズものを読もうと思っている。 内容はもちろんおもしろいのだが、登場人物が個性的で魅力にあふれていることも内容とともにこのシリーズの魅力である。 | ||||
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| 文庫本またはAudibleで全15巻読むか/聴くか完了。 2周目読むか/聴くか開始したところ。 自信過剰、傲慢、礼儀知らずととにかく嫌な性格のデパートみたいな女医天久鷹央が主人公。 これは15年前にあった海外医療ドラマの主人公にそっくり。 それで、そんな女医さんが、治せない患者に対しての無力感、絶望感の感情をコーピングできずに子供のように振る舞う。部下の医師小鳥遊優や医療スタッフに支えられて患者に向き合えたエピソードが一番よかった。 ミステリーとしては別なエピソードの方がよかったので、そっちに感想を書く。 それから新潮、実業之日本、Audibleと3通りある。新潮がオリジナルのようで表現が詳細。実業之日本版は書き下ろしの新エピソードがついているが、なぜか小鳥遊優の天久鷹央に対するモノローグの部分を中心にカットされている。で、Audibleは確かめた範囲では、新潮版+書き下ろしの新エピソードになっている。ので、私はAudibleを推します。 | ||||
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| 深めの医学考証の効いた本格的な医療ミステリー作品に久しぶりに出会えないかなと感じていた矢先に本作をAudibleで見つけた。 著作順がタイトルから分かりづらく最初に『神秘のセラピスト』と『吸血鬼の原罪』を読んでしまって人間関係の経緯がよくわかないので、最初と思しき『天久鷹央の推理カルテ』から読み返す。タイトルは著作順がわかりやすいようにはしてほしい。 『ファントム病棟』が4冊目になる。これが読んだ中では最もわかりやすくて予想を覆す展開と知らなかった医学的なネタが使われていた。また、感動的だったしヒロインの人間的な成長もちょっぴり描かれていてよかった。医学ネタの真偽は医者でも薬剤師でもないのでよくわからなかったが。 Karte1甘い毒:100万人に一人ぐらいの疾患とありふれたあれを接種でそんなことが! Karte2吸血鬼症候群:巧みな医学的知識から組み立てた虚構で依頼人の願いを叶える。依頼人の願いを悟る洞察力があったのは、人付き合いの苦手、人の気持ちがわからない天久鷹央に出来たのはちと不思議だった。 Karte3天使の舞い降りる夜:感動のエンド。天久鷹央の葛藤がよかった。クライアントと親しくなりすぎるなとは他の専門職でも言われるが、そこを踏み越えてしまったら別れが辛くなるし、人智を超えた状況への無力感に苛まれる姿に共感してしまった。 ソフトボールと真鶴:最後はお笑いで締めくくり。真鶴と鷹央は本当に姉妹かと言うぐらい違う。親は二人とも共通なんだろうかと感じる。 ハリウッドでドラマ化に耐える作品。 全作品制覇したい。 | ||||
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| 『ファントムの病棟 天久鷹央の推理カルテ 完全版』は、医療現場を舞台にした推理小説の集大成です。この完全版では、主人公・天久鷹央の鋭い洞察力と医学知識が融合し、複雑な医療ミステリーを解き明かします。物語は、病院内で起こる不可解な事件や医療事故を巡り、緻密なプロットと心理描写が織り交ぜられて展開します。 著者は医療の専門知識と推理小説の要素を見事に融合させ、読者を次々と驚かせる展開に巧みに導きます。天久鷹央のキャラクターは非常に魅力的で、彼の聡明さと情熱が物語全体を支えています。ただし、一部の医療用語が専門的過ぎるため、一般読者にはやや難解に感じる部分もありますが、それが物語のリアリティを増す要素にもなっています。 全体として、『ファントムの病棟 天久鷹央の推理カルテ 完全版』は、医療ミステリーというジャンルに新たな息吹を吹き込む作品であり、その魅力とスリルは読者を確実に引きつけます。星4つの評価を与えるに値する、読みごたえのある一冊です。 | ||||
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| ガリレオのように実写化を熱望しています。誰が天久医師や小鳥遊医師にキャストされるのかなと空想しながら読んでいますが、周囲の関係性も深まり、より推理が冴えてきたように思います。今後の展開が楽しみです。 | ||||
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| 鷹央先生の不器用な優しさが心に染みる。彼の下に天使が舞い降りた事を切に願います。 あと、描きおろしで2度泣かせるのがズルい。 | ||||
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| 期待通りの内容でした | ||||
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| シリーズで読んでいるので今回もあっという間に読んでしまいました。鷹央先生と小鳥先生のやり取りがあったかくて大好きです | ||||
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| 鷹央先生頑張りました。 | ||||
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| 「甘い毒」「吸血鬼症候群」「天使が舞い降りる夜」の3編のほか、完全版書下ろしということで「掌編・ソフトボールと真鶴」が収録されております。 診断医として天才的な才能を持つ天久鷹央ですが、彼女に医者として避けられない非常に重い試練が降りかかってきます。それに対して彼女がどう考え乗り越えていくのかが本巻の見どころでしょう。 少しですが彼女の研修医時代への言及もあり、【天久鷹央】という人物がこれまでどういった人生を歩んできたのかの一端を知ることもできました。 ミステリ部分では医師である著者の本領発揮ということで、他の医療系ミステリーとは着眼点が異なる面白い謎やトリックがあって楽しめました。ただ、事件の動機や結末が大人向きのシリアス物というより中高生向けのライトなものですので、そういった点を考慮して購入されたほうがよろしいかと思います。 今後のシリーズもますます楽しみです。 | ||||
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| どうなの⁉️と思いながら 読んでました。 最後にはもうもう | ||||
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| 天医会総合病院の統括診断部には院内各科で「診断困難」とされた患者や、院外で起きた奇妙な事件の相談依頼が集まる。天才でコミュニケーション不全の子供のような振る舞いをする女医・天久鷹央が自分の興味に持った事件の謎を、部下のコトリと共に、患者の症状から病気を診断する診断医の能力を生かして解き明かす。病名を明らかにすることで、その奇妙な事件が明確化する。 炭酸飲料に毒物が混ぜられる事件が頻発していた。交通事故を起こしたトラック運転手は、買いためておいた炭酸飲料に毒が混入されたと訴えていた。事故は毒物入りの炭酸飲料だと訴えるのだ。トラック運転手は肥満体で、炭酸飲料を大量に飲む。そして、犯人は、娘だった。娘は父親を思ってのことだった。夜な夜な吸血鬼が現れる、と泣きつく看護師。輸血する血液が盗まれるのだった。犯人は、誰だ。病室に天使がいると語る少年。少年は、余命がない。そして、子供の頃から天使が助けに来ると言う絵本『天使が舞い降りる夜』を繰り返し読んで育った。困った時に天使は助けてくれるのだ。その同じ世代の3人の悪ガキの子供たちも入院していた。少年と天久鷹央は仲良しだった。少年は鷹央のことを、「子ども先生」と呼ぶ。 天才的医師 天久鷹央は、見事その謎を明らかにする。コトリとのやりとりが面白い。コトリの目から、物語られる。 | ||||
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| この巻の最終話である「天使の舞い降りる夜」はコミカライズもしているが、医者と患者両方の立場を見る推理というより人間ドラマで、とても感動しました。医者は神様じゃないから、治せない患者もいる世の中残酷さや運命、それらを真摯に向き合う医者たち。 鷹央先生の人間としての成長も垣間見ることも出来ましたし、伏線や文の構成も良かったです。 ちなみに鷹央先生のキャラが悪いという感想もありますが、詳しくは同じシリーズである「スフィアの死天使」を読むことをおすすめします。 1巻目の記述にもこの巻にも繰り返しありますが、「空気が読めない、相手の立場になる、視覚過敏、聴覚過敏、知能指数は平均以上、こだわりが強い、予想外の事態にパニック障害になる……」 これらの症状がある鷹央先生の疾患は典型的な症例があります。なので、鷹央先生自身の性格や歪んだ人格というより、先天的に脳の作りが違うと1巻目を読んだ時にわかりました。 | ||||
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| 一つ一つの話がワクワクと感動があって面白かったです!! シリーズの途中からでも読める!! | ||||
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| 医者ゆえの無力さ。いくら頭脳があっても解決できないものがあって、それを認めなければならないし、受け入れていかなくてはならないんだと思った。 | ||||
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| 面白い❗️だけでなく、今回は切なくなりました。話の内容に絶対納得します。 | ||||
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