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パラレルワールド・ラブストーリー
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パラレルワールド・ラブストーリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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願望から生まれる空想が記憶を改編する…うーん、記憶って、一体なんなんでしょうね。。。 「自分なんてないのよ。あるのは、自分がいたという記憶だけ。…」 うーん、でも記憶を持つこの装置を自分と読んでるんじゃないのかって口答えしたくなっちゃう…私は麻由子さんに叱られますね(笑) 中盤まで???な感じでガンガン引っ張られます。 個人的には桐山景子や直井雅美がどこまで教えてもらえたのかが気になる(笑) | ||||
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悪いことをした主人公が、因果応報によって身を滅ぼす、といった説話的な悲劇ですね。まあ悪いことをしたかどうかは意見が分かれるところでしょうけど、あくまで私の個人的な価値観として。私はどちらかというと、何も悪いことをしてない人間が、理不尽な運命に巻き込まれる悲劇(『秘密』のような)が好きで、本書にも勝手ながらそれを期待していたので、少し拍子抜けでしたね。 ミステリ部分は楽しめましたし、構成も上手いと思いましたが、如何せん主人公に全く共感出来なかったので、最後の場面も感動出来ず、ただただ「こうはなりたくないな」と思わされるばかりでした。 | ||||
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催眠術とか化学薬品とか外科手術とかで「人の記憶を修正できる」というのは、小説上ルール違反では? これができれば何でもありになってしまう。 ラブストーリー部分は楽しめました。もう少し「切なさ」が欲しかったです。愛しているがゆえにしてしまったところがあまり無かった。 | ||||
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東野圭吾さんの作品を初めて読みました。どの本も売れている流行の作家だけあって、日常描写から、彼が描く世界に引っ張り込んでゆく力がとても強く、続きを読まずにおけない、「次はどうなるんだ」という一気読みしたくなる衝動を抑えながら1週間かけて読みました。 あの山手線と京浜東北線の並走は、首都圏で通勤した人々にとっては、なかなか非日常的な不思議さですし。リアルに思い描くことができます。 結末がちょっと物足りなかったような気がします。本人と関係者との謎解きは、ともかくとして、親友の両親にまで、自営している店を臨時休業させるほどの「得たいが知れない不気味な外資系企業」の恐ろしさが急激に減衰してしまい、このまま、得たいが知れなさを最後まで引っ張ってほしかった。そんな気がします。 | ||||
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謎を含んだパラレルワールドを追っている最中は面白くて、夢中になってページをめくりました。 設定や構成の妙ばかりでなく、東野圭吾さんの文章はいつも読みやすく、 特に心理描写が的確で、すうっと胸に入ってくるので、 物語に引き込まれ自然に感情移入してしまうのは毎度のことです。 が、読み終わってみたら、何だか納得のいかない感じが残りました。 ネタバレになるので詳しくは書けませんが、後味がもやもやした原因は、 終盤で急展開して明かされる三輪智彦のやり方にあまりにも無理があると思ったからです。 記憶や、その元となる経験は、個人の物ではない、他者との関わりの中で作られる物でしょう?と、突っ込みたくなります。 天才だって恋愛で判断力が曇ることもあるのでしょうが、その先に生じる不整合を考えないとは無謀すぎます、智彦さん…。 記憶は、自分の性格形成や行動規範の根底にある物。 そして大切な人と記憶を共有する喜び。 記憶がゆらぐことの恐怖。 「記憶」について、いろいろと考えさせてくれる作品でした。 | ||||
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主人公:敦賀崇史の中に存在する二つの「世界」と、消えない二つの「記憶」 この二つの世界が交互に出現してきます。 親友の恋人が、かつて自分が一目ぼれした女性であり、嫉妬に苦しむ様子は読み手に感情移入させるものがあり、また崇史と親友、智彦の親友としての日々はとても心温まるものを感じました。 また、東野氏の豊富な専門知識に裏付けられ、他にないラブストーリーになっているのもわかります。 ただし私の正直な感想としては、麻由子が最後までよくわかりませんでした。 その行動も、そして心理状態も。 | ||||
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隣の電車の車窓から見える女性にほのかな想いを寄せる崇史、幼馴染の智之が恋人として崇史の前に連れて来た麻由子。 そんな冒頭、親友の恋人が自分の恋人となっている過程、曖昧さとは違う記憶のもつれた糸が織り成す巧みな伏線は読者をも翻弄していく。 かすかな恐怖を感じつつもグングン引き込まれ、実は私もパラレルワールドにはまってしまったひとりかも・・・ 踏み込んではいけない領域を超えてしまった並外れた頭脳のたどり着く先は・・・ 友情か恋愛か、得るものと失うもの、それはあまりにも大きく、欲望を満たすために人はここまで冷酷になれるのか、破壊と建設は紙一重。 そして私にも、誰にもこういう心理が存在することを否めない。 どこまでも信じきること、優しくて哀しい嘘とそれは背中合わせになっている。 | ||||
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表題の通り二つの世界が同時並行して進んでいくので、 一気に読まなかったためかちょっと分かりづらかったです。 私の読解力がないだけかも知れませんが・・・・ ストーリーそのものはとても面白かったのですが、 ヒロイン麻由子の魅力がどうも伝わってきませんでした。 主人公の2人の男性は非常に魅力的に描かれているのに、その2人に 想いを寄せられる麻由子の人物にどうも魅力を感じられなかったので、 なんか少し納得いきませんでした。私だけでしょうか・・・ | ||||
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崇史は智彦から麻由子を奪ってしまったことになるの? なんか崇史って嫌な感じ。ついでに麻由子も。 | ||||
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前フリの通り、展開していく。「こうなるんじゃないのかな?」「やっぱりそうだ!」という展開は、『手紙』や『殺人の門』と同種であるといえよう。このパターンの読み手は「こうなるんじゃないのかな?」と思い、読み進んでいく。そうすると思っていた通りに話が進む。その感覚が気持ちよくて頁をめくる手がとまらなくなってしまうのだろう。「この先どうなるんだろう?」という気持ちとは違う気持ちで読み手をコントロールしてしまう著者の得意とする変化球だ。前出の『手紙』や『殺人の門』のほかに『白夜行』、『幻夜』もこの変化球と同種だろう。 内容は、三角関係のもつれから話が展開する。中学以来の親友である敦賀崇史と三輪智彦はともに「仮想現実」を研究するバイテック社に入社した。ある日、智彦が彼女を紹介すると連れてきた津野麻由子は崇史が学生の頃に一目惚れした女性であった。しかし、次の段落では麻由子は崇史の彼女として、二人は同棲していた。この「三角関係」と「仮想現実」が絡み合い話は展開する。そしてキーワードとなるのが「友情」と「記憶の改編」。崇史と智彦の友情はこわれてしまうのか!? いったい、麻由子は崇史と智彦のどちらの彼女なのか!? いまいち、分かりにくくて最後の展開も拍子抜けの感が否めない。理系の読み手にはきっちりする展開なのだろうが‥‥。どっちつかずで中途半端な気がして、東野作品では初の☆3つしかつけていない。相変わらず、アッという間に読んでしまったのだが‥‥。 | ||||
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はっきり言って、内容濃いです。難しいです。でも、現実とそうじゃない世界に惑わされる主人公の苦悩、主人公の親友の苦悩がひしひしと伝わってきます。かなり覚悟して読まないと、読破できなぁーい | ||||
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