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分身
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分身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全100件 21~40 2/5ページ
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倫理より、学術的好奇心に自分を抑えきれずに突き進む、心の瑕疵。 人類の発展の為という大義名分(錦の御旗)の下、不可侵の領域に足を踏み入れ、タブーを犯す。 悪魔の囁きに心折れ、越えてはならない一線を越えたことすらも、正当化しようとする、人間の浅ましい感情。 矜持はいずこ? 悪事も露見しなければOk、ばれたら、“すべては私の不徳の致すところです”って言えば済むって思っている匂いが。 正当なる努力をしている者も、色眼鏡で見られる、不条理さ。 | ||||
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プラチナデータでは、DNAで 個人を特定するという仮説を 組み立てて、 2重人格というパターンで 物語を構成した。 確かに,ヒトゲノムの遺伝子解析は2003年に完了した。 ポストゲノムという時代には こういう装いの作品が生まれるだろう。 分身は 1993年に発表され、1996年に文庫で出ている。 『体外受精そしてクーロン』というテーマで、 小林双葉と氏家鞠子という そっくりな一つ違いの主人公が それぞれのきっかけがあり、その出生を探り出す。 二人が パラレルな物語をつむぎ、東京と北海道で繰り広げられる。 小林双葉は、母親は看護師。そして父親は知らない。 テレビの歌の番組にでることで、何かが 動き始める。 母親は ひき逃げによって 死んでしまう。 それは 故意の殺人 であるが,警察はうやむやにする。 母親が死ぬ前日に訪問した 北斗医科大学の教授 藤村をたずねるが。 氏家鞠子は、母親に似ていないということを気にしていた。 何かが,空々しい家庭環境で、ガス爆発で 母親を亡くした。 戸籍の上では ちゃんとした娘になっているのだが、 小林双葉と同じ頃から 少しづつ変化していく何かを見ていた。 父親が学生の頃にいた東京に手がかりがあると思って 友人のつてで 下条と言う女性と一緒に父親の過去を たぐり寄せていく。 シスター細野は言った 『お父さんが誰か,お母さんが誰かということは人にとって それほど重要なことではありません。どの人も皆、神の子どもなのです。 神の意思に背いて生まれてきた人など、この世には存在しないのです。』 二人が出会うことで 何が始めるのか。 そして、高城晶子は どうするのだろうか。 | ||||
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二人の話が交互に展開されるのが良かったし、早く次の章が読みたくてどんどん進んだ。 後半からのストーリーは素晴らしい。 | ||||
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東野圭吾さんの良さが、十二分に発揮された良作と思います。 本書は、鞠子と双葉という、二人の主人公が登場します。 そして、鞠子の章、双葉の章、というふうに、 交互に二人の主人公を描きながら、物語は進みます。 東野圭吾さんらしく、多くの伏線が、読者に示され、 終盤にゆくにつれて、その伏線が、一気に重なってゆく様は、 素晴らしいものがあります。 そして、ラストシーンもまた、東野圭吾さんらしいです。 読者は、後ろ髪をひかれる思いです。 ああ、もうこれで終わりなの?そう思わせる、 余韻を残す、絶妙の終わり方。 | ||||
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東野圭吾さんの良さが、十二分に発揮された良作と思います。 本書は、鞠子と双葉という、二人の主人公が登場します。 そして、鞠子の章、双葉の章、というふうに、 交互に二人の主人公を描きながら、物語は進みます。 東野圭吾さんらしく、多くの伏線が、読者に示され、 終盤にゆくにつれて、その伏線が、一気に重なってゆく様は、 素晴らしいものがあります。 そして、ラストシーンもまた、東野圭吾さんらしいです。 読者は、後ろ髪をひかれる思いです。 ああ、もうこれで終わりなの?そう思わせる、 余韻を残す、絶妙の終わり方。 | ||||
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分身というタイトルからいろいろ想像できるので、 そんなに大きな驚きはないのですが、 2人の視点で進められる物語が、 どこかでリンクしていて、だけどすれ違って、 というもどかしい状態が続いていく。 そこに読む意欲みたいなものが触発されて どんどん面白くなっていく。 いかにして相手と会ったのか、 そこにワクワクすることができれば、 すごく楽しめる作品だと思います。 医療モノとしての新しさはすでに薄れているかも。 | ||||
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一般人には想像もつかない研究がこの世では行われているんだろうけど、人間のクローンが実際に可能だったら怖い話だ。 二人の若い娘たちの今後はどうなっていくのか気になる。 とにかく、少しでも幸せになっていってもらいたいものだ。 | ||||
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そうかぁ…と思いました。 科学的な要素が強いはずのお話なのに、気持ちの揺れが切ないです。 登場人物が魅力的でした。 | ||||
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鞠子の章、双葉の章と別れていてとっても読みやすく、、、内容にも引き込まれていっきに読み終えてしまいました。 | ||||
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初めて読む東野圭吾さんの作品です。ある程度予想つけますが、やはり面白かったです、本の状態も文句なし、また利用しようと思います。 | ||||
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いくら遺伝子が同一でも、20年近くも別々に育っていれば、外見にも多少の違いはあるだろう。 現実の世界だったら、こんな大事件になることはなく、「他人の空似」で終わっていたと思う。 それを、医学界や政界を揺るがす大事件にしてしまうのだから、展開は強引だと思う。 だけど、その展開が面白くて、一気に読み終えてしまった。 | ||||
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暇な日曜日に、あっという間に読みきってしまった。 東野作品の特徴が存分に感じられる、良い作品と思います。 | ||||
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私はまだ氏の作品は十作も読んでいませんが、その中ではかの名作「秘密」を凌ごうかという傑作だと思います。 かなり複雑な人物関係も「鞠子の章その〇」「双葉の章その〇」と明快に区切る構成のおかげ混乱することもなく、実に分かりやすく描かれており、しかも緊迫したスピード感を醸しだしていました。ページをめくるたびにドキドキは高まるばかり。 ミステリーとサスペンスが濃密に絡み合い終始飽きさせることはありませんでした。 ただ、多くの方が書いているように、ラストはもうひとつ物足りないというか少々淡白過ぎかなとも思いました。 しかし氏としては敢えて寸止めにすることで、その後の物語を読者の想像力に委ねたのかもしれませんね。 とにかく読み終えたときには、ふうっと大きく息をついてしまう私でした。 | ||||
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初めは悲しい事実だけが明らかになって暗い感じになりましたが(それでもどんどん読めましたが)、二人の母親の娘に対する真の思いが明らかになって「二人は正真正銘愛されていたんだ。よかったなあ」と感じました。 物語にスッと入っていけて上記のように自分のことのように感情移入させる、そしてのめりこませる技術はさすが東野さんだと感じました。ぜひ読んでみることをお勧めします | ||||
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レモンはやっぱりスポーツのあと。かじることを思い浮かべるだけでダレヨが・・・ | ||||
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魅力的な二人の主人公の物語が、テンポ良く展開・交差していき、読んでいてとても楽しいです。 しかし正直、テーマが非日常で、苦悩する主人公たちに共感しずらい部分もありました。(個人的に) しかし、その中でも確かな愛を感じる事ができる部分があります。 それでいいのではないかと思いました。 ラストシーンは圧巻です。 ぜひ、読んでみてください。 個人的には、変身と宿命を先に読むことをお勧めします。 | ||||
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東野圭吾さんが大好きな息子に誕生日プレゼントに買いました。 数冊セットで買いましたが、全然お高くなく、いい買い物ができました! | ||||
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東野圭吾氏の勝手に呼ばせてもらっている漢字2文字タイトルシリーズの作品で、時期的には90年代前半の作品で、宿命の双子ネタと変身のSF風味を合わせたような作品で、本格ミステリー志向は全くないサスペンス色の強い作品。この作品移行、純粋な本格犯人当てミステリーはあまり書かれなくなっていくので、東野氏の以後の方向性を決定付けた作品と言える。 二人のヒロインの視点が交互に展開していき、ラストで一つに繋がる、いわばこのストーリー形式をやりたいがために書かれた作品と言えなくもないが、比較的早くに事件の真相が何となく予想が付いてしまうにもかかわらず一気に最後まで読ませるのはさすがというところ。 | ||||
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何の知識も持たずに、タイトルと作者だけで購入したのですがとても面白かった。 少し読んでいくとストーリーは大体分かって、こんな感じで進んでくんだろうなーっていうのも分かるんだけど、 それ以上に面白かった。読んでいて映像が思い浮かぶような表現なので、ドラマを見ているようでもあった。 しかし、東野氏はどんだけ幅広い分野に精通してるのよ。。。 | ||||
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タイトルに惹かれて、衝動買いして、一気に読んでしまいました。 タイトルから結末が予測できてしまいますが、そこに辿り着くまでの経過を非常に面白く読ませる作品でした。 | ||||
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