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宿命
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宿命の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全100件 81~100 5/5ページ
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久々に良い作家に巡り合えた。今回初めて東野圭吾の作品を手にした。何げなく読み始めたのだが、最初の数行で好印象を抱いた。まずその文章に惹かれた。全く稚拙さを感じさせない文章なのだが、不思議と堅苦しさはない。凝った文章といった感じ。語彙が豊富で文章そのものを楽しめた。また推理小説のなかにヒューマンドラマのスパイスが見事に織り込まれており、飽きさせないストーリーが素晴らしかった。とは言っても、作者が推理小説を書きたかったのか、相反する二人の男の物語を書きたかったのかは判断しかねるが……。次々と現れる登場人物の多さに初めは当惑するのだが、それも気にならない程それぞれの人物像が丁寧に描写されている。「推理小説」というカテゴリーで括ってしまうと、犯人を追いつめるシーンや事件のトリックを物足りなく感じるだろうが、それを補うだけのものはちゃんと用意されているのでご心配なく。さほどクセのある本ではないと思うので、比較的誰が読んでも楽しめるだろう。私は是非みなさんにオススメしたい。 | ||||
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~ラスト1行の衝撃、というのがセールスポイントのようですが、「どこが?」という感じでした。それを言うならそれより8ページほど前のほうがまさにクライマックスのどんでん返しといえるのではないでしょうか。いちおうアリバイものの殺人事件を刑事が捜査する、という形になっていますが、それよりも小学校から高校までのライバルが刑事と容~~疑者(関係者)というかたちで再会したドラマとして、普通のャ説としての面白さのほうが大きなウェイトを占めています。よく言えば、トリックとか構造とかを抜きにしても楽しめる作品です。ラスト1行の破壊力という点では『ストレート・チェイサー』や『慟哭』のほうが上。この程度ならうたい文句にするほどではないでしょう。逆効果ではない~~かと思います。せっかく面白い作品なのに。~ | ||||
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細かい所を思い出すと、「なんだ大した技は使ってないじゃない・・」と思うのだ。殺人のテクニックやアリバイは、ミステリーの大作を読んだ後ならつまらないと感じてしまうかもしれない。微妙な男女関係や、血のつながり、うんぬん。よくあるタイプのネタだ。でも何故か、読み終わった時は「あ~、なかなかいいもの読んだ」と思った。全体の流れがつまりすぎず、スムーズすぎず絶妙だったせいか?東野作品を読むといつも感じる、無駄のない文章で相手を引き込む力。それがこの作品でも十分に発揮されていると思う。 | ||||
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変身を読んですぐに読み始めたこの作品。こっちのが断然おもしろかった。物語は基本的に勇作の視点よりで書かれていて、勇作があいつが犯人だろうとめぼしをつけて描かれるので、そうかなあ?なんか違うくないとか思いつつ読み進めていくと、ラスト、そんなことだったのかあ~!と結構驚かされます。だけど、正直、物語半分すぎたあたりで、晃彦とさなえの本当の関係に気付いちゃいました。それに勇作があーいう形でかかわっているとは気付かなかったけど。。。だけど、この実験、架空の話ですけど、本当に戦後直後とか、どっかであったんじゃないの?とか思わされて怖いな。だって、実際ロボトミー手術や、頭をあけて、脳に直接電流をおこす実験はおこなわれていたんですから。。。狂った科学者や医者ほど怖いものはないですね。。。そしてその影にはいつも、戦争と国がある。。。 | ||||
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犯人が誰か、その手口は、というところではない部分で、物語全体に大きな仕掛けがある作品。個人的に作風が好みなので、やや高得点ぎみに評価。 | ||||
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幼い頃からアイツのことが気になっていた。意識しなくてもなぜか目で姿を追ってしまう。主人公に心を重ねて、物語の世界にぐーんと引きずり込まれました。留保なく面白いです。おすすめ。 | ||||
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はじめて東野作品を読みました。といっても、わたしの感想としては、好きな江戸川乱歩系であると感じましたので、親しみを覚えました。皆さんが投稿されてる以上に、私は感動しました。まだ若いから感受性が高いのかな。かなり心震えました。 | ||||
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なぜ「宿敵」でなく「宿命」なのか?その謎が終章までわからない私は全敗。東野圭吾、得意の親兄弟の情に泣かされる1冊。 | ||||
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佳い作品です。ラスト一行のために書き下ろしたと作者は言っていますが、プロセスも充分に楽しめます。『分身』『変身』『パラレルワールド・ラブストーリー』『秘密』に共通する雰囲気があります。ストーリーに目新しさはありませんが巧くまとめています。東野圭吾ベスト5に入る作品と思っています。 | ||||
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主人公の勇作は、小学生の頃から晃彦に反発心を感じ、勉学やスポーツで彼を負かそうと闘志を燃やしてきたが、遂に勝つことはできませんでした。大人になって刑事となった勇作は、晃彦に再会します。晃彦はある殺人事件の関係者でした。そして、驚いたことに勇作は、高校時代の恋人である美佐子が晃彦の妻となっていたことを知るのです。この作品は、殺人事件の謎よりも、勇作と晃彦はなぜこのように宿命的に結びつけられているのかという謎に焦点を当てています。犯人は誰かという部分以外の謎を提示したいという東野圭吾の脱・既存推理小説的な視点がよく表れている作品です。タイトルの『宿命』が良い味を出していると思います。勇作と晃彦の結びつきが宿命であるだけでなく、二人各々が選んだ職業も宿命的だし、美佐子の人生もまた宿命的です。また、ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、本作は3作後の『変身』の先駆けという特徴も持っています。ちなみに、文庫版の表紙に描かれた建物は作中で重要な役割を演じるレンガ造りの病院です。 | ||||
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最後の最後でびっくり展開。それにたどり着くまでの、丁寧な人物描写。伏線として、親と子の関係、絆。そして表題である、宿命。軽いストーリーであるけど、深いテーマも扱っていて、とても楽しめました。 | ||||
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本の帯にラストを先に読まないでくださいとかかれていますが、本作品の結末を読んで、やはり東野圭吾は旨いなーと改めて感じました。名作「白夜行」の基となった作品でしょう。主人公の人物描写に若干弱い部分があるかもしれませんが、作品の展開、終盤からラストまでの構成は、やはり並大抵の作家では書くことが出来ないはずです。 | ||||
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あまりに皮肉なラストには「さすがに」ビックリしました。まあ、構成はさすがにしっかりしており東野作品においては重要な位置を占めるというのも頷ける。まあ、サスペンス色が強いが面白い作品と言えるでしょう。でも、恋愛関係の描写は少し甘く、やはり「分身」こそがサスペンス+人間愛においては、筆者の代表作だと思う私の持論が変わることはありませんでした。これを読むと筆者の「変身」を読みたくなりました。 | ||||
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本の表4(背表紙?)に書いてあるストーリーから想像していたのと残り8割ぐらいから急展開!あれよあれよと思ってる間に最後まで読んじゃいました。この話をふまえた上で本当の「宿命」の話を書いて欲しいな~って思う。今はまだ序章って印象が少しある。 | ||||
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UR電産の新社長須貝正清が須貝家の墓の前でボウガンによって殺された。事件を担当した勇作はボウガンの持ち主前社長の息子瓜生晃彦に事情徴収する。晃彦こそ勇作が小学校から高校までの同級生であり、学業、スポーツに於ける強力なライバルであった。そして彼の妻美沙子は勇作の元恋人であり、2人は愛し合って別れた仲であった。犯人探しよりも勇作と昭彦の2人を巡る宿命の意外性に力点が置かれた、東野圭吾らしい作品であった、彼の一番気に入っているラストの一行はうううん.......今一だったかな | ||||
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著者の作品で初めて読んだのが本書でした。文庫の背表紙の紹介文を読んで手にした本であり、その後著者の作品を読み続けるきっかけとなりました。登場人物の心模様が見事に描かれており、生きている躍動感を感じます。また、著者の科学知識が豊富に活かされていることも、ストーリーの論理性を裏付けているのではないでしょうか。卓越な人物描写力で、推理小説を超えた人間小説だと思います。 | ||||
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読むにつれて、最後が知りたくて知りたくて仕方なくなる作品です。夜寝る前に読み始めて、結局読み終わるまで寝ることができませんでした。巨大企業が必死になって隠したい過去の大きな陰謀が何か動いているらしいという問題と、会社のトップがどんどん殺されてしまう事件とがうまく交錯していてそれだけでも推理小説的に面白いのに、傍から見れば人がうらやむような結婚をした女性が、結婚前に唯一愛した男性と突然再会し、主人に対する気持ちが揺らいでいくのかどうかという心理的な面もあり、より面白さが増幅されていた気がします。ちょっとトリックを欲張りすぎて全体的に突飛な事が多いと感じられる方も多いかもしれませんが、あまりまじめに考えずに素直に読んで見るととても面白いと思います。 | ||||
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「重要なのは、自分にはどういう宿命が与えられているかだ」人は宿命をもって生きている。刑事になった男と医者になった男。そして女。宿命は悲しく降りかかる。最後に待っている意外な結末に驚かされる。そして全ての謎が解ける。与えられた宿命をいかに生きていくのか。ちょっと心の痛くなるところもある作品。 | ||||
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おもしろかったです。本当に読みやすいし「宿命」っていうタイトルがピッタリで・・・。単なる推理モノじゃなく人間の因果みたいなものがにじみ出てます。おすすめ最近のヒットです。ドラマ化して欲しいくらい!! | ||||
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すっごいおもしろかったです。読み始めたらとまらなくて、あっという間に読んじゃいました。(他のやらねばならないもろもろのことを放っておいて・・・)ちょっと先ですらどうなるかわからないし、意外な事実が次々にあらわれて、最後の最後までどきどきはらはらでした。リアリティもあって物語りに引き込まれていっちゃいます。こんなに夢中になって読んじゃうような本にあったのは本当に久しぶりです。 | ||||
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