(短編集)

探偵倶楽部(依頼人の娘)

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

探偵倶楽部(依頼人の娘)の評価:

3.61/5点 レビュー 57件。 C ランク

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平均点3.61pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全105件 101〜105 6/6ページ
No.5
(4pt)

黒づくめ男女からなる会員制の探偵が活躍

 本書は5話からなる短編集。書評子個人としては、最後まで布石が仕込まれていた「偽装の夜」が一番おもしろかったと思う。
 「偽装の夜」は、ある会社の社長が自殺する。発見者たちの思惑から偽装を凝らし、事件の公表を遅らせようするが、突然死体がなくなってしまう。社長失踪が明るみになると、娘は事件を探偵倶楽部に依頼。偽装を暴く探偵倶楽部の推理とは? 偽装の裏に隠されたさらなる真実とは!?
 「罠の中」は、結婚報告の場で育て親の伯父が風呂場で死体となって発見される。医者は心臓マヒと診断。しかし妻は不審な点を発見し探偵倶楽部に調査を依頼する。心臓マヒに見せ掛けたトリックとは? 犯人はいったい誰なのか!?
 「依頼人の娘」は、母を殺された次女が父のアリバイが不自然であることに気付く。姉からそのことに触れないよう言われ、不振をいただき探偵倶楽部に事件解明を依頼。母を殺した犯人は? 次女に隠された本当の真実とは!?
 「探偵の使い方」は、夫の浮気現場を押さえようと探偵倶楽部に依頼する妻。そして浮気相手が妻の友人であることが分かる。ある日、自分の夫と友人の夫が毒殺され、友人に容疑がかかるが夫の浮気相手が友人でないことが発覚。いったい夫の浮気相手は誰なのか? 二人を殺した犯人とは!? 
 「薔薇とナイフ」は、異母姉妹の次女が妊娠する。誰の子を身籠ったのか言おうとしないので、父親探しを探偵倶楽部に依頼する。すると、次女の部屋で寝ていた長女が殺され、まもなくお腹の子の父親と目される男が自殺する。事件は終わったかに見えたが、探偵倶楽部の調査は意外な事実を報告する…。
探偵倶楽部 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 探偵倶楽部 (角川文庫)より
4043718020
No.4
(3pt)

私の初の短編集

東野氏の短編集を初めて読みました。感想は読み足りなかった・・・です。1ストーリーが簡単に終わってしまうので、短編に慣れていないと満足が難しいです。しかし、展開としてはやはり読めませんでしたし、面白いストーリーばかりでした。助手らしい女が出てくるのですが、私の中では実は男の探偵より女の方が立場が上なのでは・・・と予想していました。が、全くその謎は解明されず。
探偵倶楽部 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 探偵倶楽部 (角川文庫)より
4043718020
No.3
(4pt)

道中に最適

激しい衝撃を受け動揺を禁じ得ない筆者の長編に対して、気楽に楽しく読めつつも、はたと気付いたり、ほっとすることのできる作品で、道中などに最適かと思います。
探偵倶楽部 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 探偵倶楽部 (角川文庫)より
4043718020
No.2
(3pt)

なるほどねぇ。

初めての東野作品。ちょっと意外な読みあたりでした。もっとガチガチなのかと思っていたのですが、あっさりすっきりライトに楽しめます。トリックもよくできていて、なるほどぉ、って感じです。とっても読みやすくて、名探偵コナンの小説版、もしくは赤川次郎の初期作品に似ていると思いました。もう少し東野作品読んでみようかな。
探偵倶楽部 (ノン・ポシェット) Amazon書評・レビュー: 探偵倶楽部 (ノン・ポシェット)より
4396325045
No.1
(4pt)

クールでカッコイイ探偵

お金持ち専用の会員制探偵事務所、それが「探偵倶楽部」だ。彼らのもとに舞い込む5つの事件を収めた連作短編小説が本作。しかし、本作に登場する探偵たちは、他のそれとは少し趣を異にする。小説中に名前や素性の記述は一切なく、ただ「探偵」と「助手」と呼ばれる美男美女のコンビというのが判るだけ・・・。一般の推理小説に登場する探偵たちが、被害者と一緒に苦悩したり、「硬ゆで卵」が大好きで一匹狼を気取ったりするのとは大違い。依頼された用件を冷徹無比に、そして機械のような正確さで淡々とこなしていくだけだ。そこがクールで謎めいており、かっこいい。5つの事件ともに、読者の推理と予想をみごとに裏切る二転三転のどんでん返しが用意されている。緻密な構成で定評のある作者の面目躍如といったところ。その中でも新書版刊行時の表題作、「依頼人の娘」が白眉。単なる殺人と思われた事件に隠された意外な事実と、その真相を「依頼人の娘」に知らせまいとする周囲の人間の心遣いが、読後の哀愁を誘う秀作。連作中で唯一、機械のような「探偵」が自らのポリシーを曲げ、人間らしいところを見せてくれるのも一興だ。
探偵倶楽部 (ノン・ポシェット) Amazon書評・レビュー: 探偵倶楽部 (ノン・ポシェット)より
4396325045