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電光石火 内閣官房長官・小山内和博
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電光石火 内閣官房長官・小山内和博の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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モデルは、菅義偉官房長官でしょうね。 人事的な掌握力が、すごい。 官僚の人事権さえも握ってしまった。 女性の地位向上ということで、官僚の人事に 割り込ませるために、身元調査をする。 その中には、政治的な思想も含めてチェック。 この無理やりさが、安藤内閣の女性大臣の不作をもたらすのだろう。 沖縄問題に関する見解が、なるほどそうやって、物語を組み立てているのか? と意外と納得。国益の考え方が、根本的に間違っているね。 内閣官房機密費が、女性問題を起こした議員の隠蔽に使われるとは、 まさに、握りつぶすためのお金。困ったもんだ。 安藤総理一強になったのは、官房長官の徹底した 対立候補に対する対策をきちんと立てていることにある。 そして、野党の分裂もうまく作り上げている、 なるほど。なるほど。 自分のポジションをよく理解して、適確な判断力が、 現在を支えている。 | ||||
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読んでいくうちに、どんどんひきこまれていく内容です! | ||||
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当て字で描かれている人の名前をあれこれ想像しながら読めるのでお勧め。 | ||||
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久しぶりにおもしろい小説を読んだ。 菅官房長官の顔を思い浮かべながら読み、改めてその人格や仕事ぶりの素晴らしさがわかった。 また、小説中の人物である「長谷川」の身勝手さや、女性に対する態度が、主人公の人物像と対比するようなイメージでうまく書かれている。 とにかくおもしろかった。 | ||||
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このリアル感が良いです。 タイトルは、気にしないでください。 政治担当者、必読です。 | ||||
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「警視庁情報官」がおもしろかったので読んでみた。 フィクションとノンフィクションの間のような本である。 現政界・現政権がモデルになっている人はかなり明白だ。しかも、ここ最近のニュースになった素材が盛り込まれているので、時事ニュース解説的にもなっている。 ここでは官房長官のスーパーマンぶりが印象的だ。 たまたま読んでいる「内閣官房長官秘録」ともかぶる部分があるように思う。 真偽不明だが、挿話として入っている中に興味深いものがある。例えば、 ・(普天間について記者の質問として)普天間ができたのは1945年で周辺には人があまり住んでいなかった。周辺の住民の8割が転入者。 基地に隣接する普天間第2小学校の移転問題で、市民団体が、移転せずに現在の場所で改築すべきだと反対したという。 ・横浜市が納付している国税に対して戻ってくる地方交付税は22%。一方、島根県は230%。横浜市の国税の大部分は地方への投資に使われているのが実情。 公安の凄さが記述されているが、諸悪を暴くのにその力が使われている分にはよいが、一般市民から見れば随分不気味な印象ではある。 「知るのが仕事」とはこういうことかと感じた。 | ||||
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とあるニュース番組で、宮崎 哲弥さんが紹介していたんので、興味本位で買ってみました。 おもしろい。この人は、あの人の事なのかな? と、想像しながら読むとおもしろいです。 政治に興味がなくても、楽しく読めます。 | ||||
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著者は、公安畑出身で内閣調査室勤務経験があるがこの小説により当然乍、出身官庁とは疎遠となった。 モデルは、出色と評判の現政権内閣官房長官である。なので、登場人物の殆んども想定できる筋立てとなっている。 政治と権力、政治中枢のダイナミズムが霞ヶ関から出向している「官」の眼を通して描かれている。だが、その評価基準は「民」と本質的相異はないであろう。 政治とは、最高のドラマでもあるがその内在的論理がよく描かれていて興味深い。 表にでることのない官房機密費も触れられている。それは、内調・広告代理店・出版社等が密接に絡むのである。民主党政権も手放さなかった。「正義」を弄んでは現実の仕事は進まないのである。これは、「平和」と似ている。それは、念仏で保たれているのではなく軍事費で均衡している。 政・財・官の閨閥もある。近年、国会議員の世襲が常態化し政界主導による血縁関係が形成されつつある。それは、霞ヶ関内部でも進んでいる。 内閣総理大臣秘書官は、特別職国家公務員で七人置かれている。その中で政務担当秘書官は、通称「主席秘書官」と呼ばれている。 その役割は、首相のスケジュールの調整のみならず政策立案の補佐、政府各部門の調整に及ぶ内閣の重要な要であるが霞ヶ関に適材が多い。 この小説で登場する官房長官は、党内では必ずしも正当に評価されていなかったがそのずば抜けた能力により、最適の判断を下しつつ、職権により霞ヶ関人事にも介入し官僚も恐れ始めた。そして同僚国会議員も嫉妬するようになった。公表されないナンバー2の醜聞のもみ消し=ナンバーツ2の事実上の失墜。ナンバー3についても同様権謀術数の凄みもある。 半島系宗教団体と日本政治の絡みもある。それは屡、右翼を標榜する団体の背後に隠れている。政治家は、利用し利用されるのである。最近、日本の総理経験者と韓国の長老政治家との懇談会開催が報道されたがこれに通じるものがあるであろう。 これは、ノンフィクション・ノベル小説である。 新聞レベルとは次元の異なる高度のインテリジェンスが随処に散りばめられているのでとても面白い。 官邸に出入りする政治家・官僚のレベルは高く、ルサンチマンとは無縁で爽快でさえある。マスコミレベルとの差が明瞭である。 また最近、安倍総理が、「日本国憲法は、連合国軍総司令部の憲法も国際法も全く素人の人たちがたった8日間で作り上げた代物だ」と或るインタビューで語ったことに対する2015.3.6の衆院予算委での民主党議員の質問に対し、「事実を述べたものに過ぎず、首相として事実を述べてはならないということではない」と答弁した。 翌日の新聞でこの発言を問題視した報道機関はなかった。と言うより報道しなかったのである。敗戦後70年経過し、「閉じられた言語空間」も変ってきている。第24条は、実に素人の22歳の女性が起草していたのであった。この事を含めて作成過程を肝に銘じるのが筋であろう。 現実に戻れば、第二次政権となり総理は確実に変身した。官房長官との呼吸は絶妙であり心置きなく外交にも専念出来るようになった。 | ||||
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濱嘉之さんの著書は、すべて読んでいますが、期待通りで面白い。 | ||||
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元警察官が書く、社会派・政治フィクション。 濱さんの本はフィクションにもかかわらずリアルな感じで、実際読むのに時間もかかるし、頭も使うんだけど、そこがまた面白い。 今回の作品は、名前は知ってるけど、あまり注視していなかった、内閣官房長官が主人公です。 いやー、こういう視点で話が進むのは面白い。 そして、改めて政治について知識がないことを痛感しました。もっと勉強しないと。 内閣官房長官の観点からも政治を考えようという気持ちになりました。 | ||||
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この作者の作品全体に言えるが、小説として考えると駄作と言える。 警察礼賛、国家礼賛しか見えない。 この作者は警察が優秀と言いたいだけ。 | ||||
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政治小説というより、元公安警察の中堅で、国会議員政策担当秘書の経験もある作者の接してきた情報に裏打ちされた、保守的というよりは、国益至上主義な思想信条に基づく、一種の政治論のテキストと思って読むと、大変面白い。 今の沖縄基地問題について、おそらく筆者は、主人公の小山内官房長官に仮託して、「米軍基地周辺に勝手に集まりながら、出て行けという身勝手な住民」という事実を示唆しつつ、だが「しかし、米軍占領下では、基地のインフラに寄生しないと生きていけなかったのもまた事実」と別の現実をも示唆し、最後に「代々が受け継ぐ癒えない戦争の傷こそ、基地問題の本質である」と結論付けつつ、資金投下と箱モノ(本作では沖縄科学技術大学院大学構想)整備だけで沖縄が活性化し懐柔できるなど笑止と官僚をあざ笑う。沖縄地元民が入学しても地元に就職先はなく、そもそも統計的に入学水準にあるとは思えず、県外入学者に乗っ取られるとの予測も、統計が正しければきっとそうだろう。 沖縄人の反感のモトである米軍人の事件事故も、本土の米軍人(士官学校で学んだ陸海空軍人)ではない海兵隊、すなわち教育システムからして士官教育がなっていない、志願制の世の中の荒くれ者なのだから当然と説く。海兵隊ディスってんのか?と言われそうだが、確かに中にはそういう面もあろう。 私は共産党よりの穏健左派なので、在沖縄米軍は気に食わないが、政府や公安の冷めた視点から見れば、こうもややこしいことになっているとは気づかなかった。 それを知るだけでも買って読んで損はしないと思う。 でも、今どき銀座やステーキハウスで薀蓄を傾けるシーンなど、キザすぎて鼻につくので、1点マイナスして4点。 | ||||
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