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(短編集)
ガリレオの苦悩
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ガリレオの苦悩の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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短編集としては、オカルト色が強かった『予知夢』より、 純粋に科学的なトリックを解いていく『探偵ガリレオ』に近い感じでした。 今作からは、草薙刑事が出世したからか(?)、新人の内海が登場し、湯川と草薙の掛け合いは少なくなります。 そういう点では残念ですが、各話どれも面白く、 特にお気に入りなのは第二話で、個人的にはこちらを長編にして欲しかった、と思うぐらいです。 (私はドラマ版は未見なので、ドラマ版を見た方はまた違う印象かもしれません。) ガリレオシリーズが好きな方には、おすすめできる作品だと思います。 | ||||
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短編集としては、オカルト色が強かった『予知夢』より、 純粋に科学的なトリックを解いていく『探偵ガリレオ』に近い感じでした。 今作からは、草薙刑事が出世したからか(?)、新人の内海が登場し、湯川と草薙の掛け合いは少なくなります。 そういう点では残念ですが、各話どれも面白く、 特にお気に入りなのは第二話で、個人的にはこちらを長編にして欲しかった、と思うぐらいです。 (私はドラマ版は未見なので、ドラマ版を見た方はまた違う印象かもしれません。) ガリレオシリーズが好きな方には、おすすめできる作品だと思います。 | ||||
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ガリレオシリーズは映像化される以前から好きなので、ドラマでイメージが固定されてしまってちょっと残念な読者です。 ただ、この作品を読むと内海もうるさすぎないし、草薙刑事もちゃんと存在感があって安心しました。 作品としては相変わらず読みやすい。 容疑者X〜を思わせる「操縦る」が印象的でした。 ガリレオがタイトルほど苦悩してなかったのでそれが残念でした。 | ||||
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ガリレオシリーズは映像化される以前から好きなので、ドラマでイメージが固定されてしまってちょっと残念な読者です。 ただ、この作品を読むと内海もうるさすぎないし、草薙刑事もちゃんと存在感があって安心しました。 作品としては相変わらず読みやすい。 容疑者X〜を思わせる「操縦る」が印象的でした。 ガリレオがタイトルほど苦悩してなかったのでそれが残念でした。 | ||||
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皆さんが書いているように、探偵ガリレオのシリーズは やっぱり短編のほうが面白い。 まぁ、どうしてもテレビ版の役者さんたちが脳裏に浮かんできてしまうのが ちょっと惜しいかなぁ。 また今回は「えぇっ!そんなことが出来るの?!」というトリックの部分が小さく、 ミステリとして読むには多少、不満なのだが、 最初の短編の「落下る」は、 そういうトリックを期待する読者への作者の答えなのかも。 テレビ版で観てしまい、すでにオチまでわかってたのが、かなり悔しい・・・。 2つ目の「操縦る」は人情系。 トリックもこのシリーズならではで、なかなか面白かった。 3つ目は「密室る」は密室トリックとしては微妙なところだった。 湯川のキャラもあまり生きてないような。 4つ目の「指標す」は、犯人はコイツなんだろうなぁ、と 根拠がないままでわかっちゃったというのは難点だけれど、 ダウンジング(水晶による探査)に対する描写が秀逸。 5番目の「撹乱す」は、湯川に挑戦状が来るという、 長期シリーズの定番モノ。 犯行予告のトリックはありがちすぎて、 警察だってもっとすぐに気づくだろうと思うのだが、 殺害方法はこのシリーズらしいもので、へぇぇと思わせてくれた。 | ||||
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皆さんが書いているように、探偵ガリレオのシリーズは やっぱり短編のほうが面白い。 まぁ、どうしてもテレビ版の役者さんたちが脳裏に浮かんできてしまうのが ちょっと惜しいかなぁ。 また今回は「えぇっ!そんなことが出来るの?!」というトリックの部分が小さく、 ミステリとして読むには多少、不満なのだが、 最初の短編の「落下る」は、 そういうトリックを期待する読者への作者の答えなのかも。 テレビ版で観てしまい、すでにオチまでわかってたのが、かなり悔しい・・・。 2つ目の「操縦る」は人情系。 トリックもこのシリーズならではで、なかなか面白かった。 3つ目は「密室る」は密室トリックとしては微妙なところだった。 湯川のキャラもあまり生きてないような。 4つ目の「指標す」は、犯人はコイツなんだろうなぁ、と 根拠がないままでわかっちゃったというのは難点だけれど、 ダウンジング(水晶による探査)に対する描写が秀逸。 5番目の「撹乱す」は、湯川に挑戦状が来るという、 長期シリーズの定番モノ。 犯行予告のトリックはありがちすぎて、 警察だってもっとすぐに気づくだろうと思うのだが、 殺害方法はこのシリーズらしいもので、へぇぇと思わせてくれた。 | ||||
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ドラマ、映画を経て出版された本作。 ”探偵ガリレオ”や”予知夢”では見られなかった、ヒュ−マニズムのようなものが湯川に現れているのは、容疑者Xを経た作品と言う考慮であろうか? 作品自体は、バラエティ−に富んでおり、一気に読める面白さをもっているのだが、第一作のような斬新さは残念ながら感じとれなかった。 トリック自体の説得力にも欠け、下手をすれば、量産作家の作品のようにも感じれる箇所がある。 TVや映画のヒットにより、読者に痛烈な印象を与えたコンビは、読んでいる最中も映像として脳裏に映ってしまうのは、良くも悪くも大ヒット作品の運命であり、功罪でもある。 作者が、このキャラに甘えることなく、次作以降には第一作に立ち返ったインパクトを提供してくれることを希望します。 まだ、長編作品の新作は読んでませんので、この短編集を呼んだ印象であります。 | ||||
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ドラマ、映画を経て出版された本作。 ”探偵ガリレオ”や”予知夢”では見られなかった、ヒュ−マニズムのようなものが湯川に現れているのは、容疑者Xを経た作品と言う考慮であろうか? 作品自体は、バラエティ−に富んでおり、一気に読める面白さをもっているのだが、第一作のような斬新さは残念ながら感じとれなかった。 トリック自体の説得力にも欠け、下手をすれば、量産作家の作品のようにも感じれる箇所がある。 TVや映画のヒットにより、読者に痛烈な印象を与えたコンビは、読んでいる最中も映像として脳裏に映ってしまうのは、良くも悪くも大ヒット作品の運命であり、功罪でもある。 作者が、このキャラに甘えることなく、次作以降には第一作に立ち返ったインパクトを提供してくれることを希望します。 まだ、長編作品の新作は読んでませんので、この短編集を呼んだ印象であります。 | ||||
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まず思ったのは、第一章「落下る」この結末のようなエピソードは、長い話の一部として出てくるならば、まだいいのですが、これだけで短編となると、結末に関して「何だ?それ」というのが正直な感想です。 また、もともとガリレオシリーズは、「不可思議な現象を科学的に解明する」所に魅力があるわけですが、科学的な解明の面白さを見られたのは第二章「操縦る」ぐらいであり、その他は科学的な解明の部分は、イマイチ奥深さが感じませんでした。 その分、今までのガリレオシリーズに比べ、非常にさらっと読めるのはあります。 また、ここで初登場するのが女刑事:内海薫。 シリーズの流れからして新しいキャラクターが出てくるのは全く問題ないし、女性ならではの目線で状況を把握する様子はいいと思うのですが、クールかと思いきや「女性だからと思っているんでしょ」という感情的な一面があり、また言動にとげがあるため、最初はあまり好きになれませんでした。 ただ、途中から急激に湯川と薫の間に信頼関係が生じ、薫の言動も第四章、五章と進むにつれ急激にとげを感じなくなった所に「あれ?」と思ったのですが、同時に発刊された長編の方を読み始めた今、他の方がおっしゃってた「この第一章→長編→この第二章以降」で読めば時間軸の流れ通りであることが理解できました。 | ||||
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まず思ったのは、第一章「落下る」この結末のようなエピソードは、長い話の一部として出てくるならば、まだいいのですが、これだけで短編となると、結末に関して「何だ?それ」というのが正直な感想です。 また、もともとガリレオシリーズは、「不可思議な現象を科学的に解明する」所に魅力があるわけですが、科学的な解明の面白さを見られたのは第二章「操縦る」ぐらいであり、その他は科学的な解明の部分は、イマイチ奥深さが感じませんでした。 その分、今までのガリレオシリーズに比べ、非常にさらっと読めるのはあります。 また、ここで初登場するのが女刑事:内海薫。 シリーズの流れからして新しいキャラクターが出てくるのは全く問題ないし、女性ならではの目線で状況を把握する様子はいいと思うのですが、クールかと思いきや「女性だからと思っているんでしょ」という感情的な一面があり、また言動にとげがあるため、最初はあまり好きになれませんでした。 ただ、途中から急激に湯川と薫の間に信頼関係が生じ、薫の言動も第四章、五章と進むにつれ急激にとげを感じなくなった所に「あれ?」と思ったのですが、同時に発刊された長編の方を読み始めた今、他の方がおっしゃってた「この第一章→長編→この第二章以降」で読めば時間軸の流れ通りであることが理解できました。 | ||||
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今回から内海薫が登場し、しかも、それが当然ながら、柴崎コウを連想させる。 テレビシリーズや映画に違和感を覚えたまま、本編を読むと、どうしても内海薫が鼻につく。 また、草薙が以前とは変わり、かなり粗暴になっている。テレビ俳優の性格が乗り移ったようである。 テレビや映画が不出来だったため、純粋な「容疑者Xの献身(小説版)」の続編として期待していただけに、まるで映像版の続編(または、映像化を予定したもの)になってしまったのは残念。 | ||||
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「ガリレオの苦悩」というより、東野圭吾の苦悩、という感じが強い作品。 やはり、無理をするとこういうことになる。 というのは、本作は「探偵ガリレオシリーズ」としては4冊目ということになるが、3冊目の「容疑者Xの献身」で、「理系エンタテイメントとしてのミステリー」という基本路線を踏み外し、「情念の力作」みたいになったからだ。 結果として、ガリレオこと湯川助教授(本作から准教授)は、警察とは距離を置くようになってしまった。 本作から内海薫刑事(ドラマでは柴咲コウ)が登場するのも、ドラマ絡みという面もあろうが、まずは、「容疑者X」の経緯を知らない彼女なら、湯川に協力依頼しやすい、という作者の都合だろう。 湯川を事件に巻き込むためには、かつての恩師や同窓生まで湯川を利用しようとするし、無謀にも湯川に挑戦する元科学者まで登場する。 そうまでして、「事件に係わりたくない湯川を、何とか事件に巻き込む」という構図を作らなければ、小説として成立しない状況になっているのは、東野圭吾自身の責任とはいえ苦しい。作品を楽しむより前に、作者の苦悩が先に見えてしまう。 この本は5作の短編集だが、このシリーズ本来の楽しさがあったのは、4作目の「指標す(しめす)」だけだろう。 この短編が最後に書かれたようだから(この本のための書き下ろし)、苦悩を経て、ようやくシリーズの本筋に戻る足がかりを得た、というところか。 余計な一言かもしれないが、警察に協力した結果、どんなに辛い目に遭ったとしても、それで、条件反射のように警察と距離を置こうとする湯川の態度は、本来の彼のキャラクターとは違うような気がする。過去にどんな経緯があろうと、科学者として興味を覚えれば、その謎を解こうとする、それが湯川という人間ではないのかなあ。私は率直にそう思うのだが。 | ||||
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今回から内海薫が登場し、しかも、それが当然ながら、柴崎コウを連想させる。テレビシリーズや映画に違和感を覚えたまま、本編を読むと、どうしても内海薫が鼻につく。また、草薙が以前とは変わり、かなり粗暴になっている。テレビ俳優の性格が乗り移ったようである。テレビや映画が不出来だったため、純粋な「容疑者Xの献身(小説版)」の続編として期待していただけに、まるで映像版の続編(または、映像化を予定したもの)になってしまったのは残念。 | ||||
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「ガリレオの苦悩」というより、東野圭吾の苦悩、という感じが強い作品。 やはり、無理をするとこういうことになる。 というのは、本作は「探偵ガリレオシリーズ」としては4冊目ということになるが、3冊目の『容疑者Xの献身』で、「理系エンタテイメントとしてのミステリー」という基本路線を踏み外し、「情念の力作」みたいになったからだ。 結果として、ガリレオこと湯川助教授(本作から准教授)は、警察とは距離を置くようになってしまった。 本作から内海薫刑事(ドラマでは柴咲コウ)が登場するのも、ドラマ絡みという面もあろうが、まずは、『容疑者X』の経緯を知らない彼女なら、湯川に協力依頼しやすい、という作者の都合だろう。 湯川を事件に巻き込むためには、かつての恩師や同窓生まで湯川を利用しようとするし、無謀にも湯川に挑戦する元科学者まで登場する。 そうまでして、「事件に係わりたくない湯川を、何とか事件に巻き込む」という構図を作らなければ、小説として成立しない状況になっているのは、東野圭吾自身の責任とはいえ苦しい。作品を楽しむより前に、作者の苦悩が先に見えてしまう。 この本は5作の短編集だが、このシリーズ本来の楽しさがあったのは、4作目の「指標す(しめす)」だけだろう。 この短編が最後に書かれたようだから(この本のための書き下ろし)、苦悩を経て、ようやくシリーズの本筋に戻る足がかりを得た、というところか。 余計な一言かもしれないが、警察に協力した結果、どんなに辛い目に遭ったとしても、それで、条件反射のように警察と距離を置こうとする湯川の態度は、本来の彼のキャラクターとは違うような気がする。過去にどんな経緯があろうと、科学者として興味を覚えれば、その謎を解こうとする、それが湯川という人間ではないのかなあ。私は率直にそう思うのだが。 | ||||
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