ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめ

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評判

ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめの評価:

4.17/5点 レビュー 102件。 B ランク

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平均点4.17pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 21〜26 2/2ページ
No.6
(3pt)

今までとはテイストが異なる巻

太宰治の「晩年」をめぐって,47年前と現在を半ば超えるように多くの人物が登場し,複雑に絡みあう。そのため若干の読みにくさがあってスラスラとは先に進まない。

ストーリーも全体的に重たいので,従来のような爽やかな読後感はあまり感じられない。その点ではシリーズの中でも異色の巻かも。あまりにも都合よく物語が展開するところや,登場人物たちの「そこまでやるか」的なつながりには正直やりすぎな感じもしなくはない。

著者によれば「次か,その次の巻で」シリーズは終わりとのこと。願わくば「テンポの良さ」と「爽やかさ」という初期の魅力をたたえたまま終わりますように。
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫) Amazon書評・レビュー: ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)より
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No.5
(2pt)

内容が薄いので読みやすいが・・・

4時間ほどで読めたが、最後まで「面白さ」には欠けた一冊でした。
話の展開が無理すぎです。
作者の作りこみが甘かったのでしょうか?
ワクワクしなかった原因は、このシリーズへの期待値が高すぎたからでしょうか。
太宰治も好きな作家ではないことも影響していると思います。
行動が破滅的すぎます。
自殺に逃げるのは共感できません。
心中なんてもっての外。
ましてや、自分だけ助かるなんて。
文学性の前に、「人間」としてどうなの。
まあ、これは私の個人的な考え方です。

最終巻も買うとは思いますが、もう少し登場人物のの内面をしっかり描いてほしいですね。
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫) Amazon書評・レビュー: ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)より
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No.4
(3pt)

栞子と大輔のルーツを巡る話としては面白いが、一部のサブキャラの掘り下げが浅い

古書を通じて人々の行きかう人生を巡るミステリシリーズ、第6弾。前巻から一年近く経っての
刊行という事で、まずは前巻までの流れを覚えているかな?と不安になりながら拝読

物語はビブリア古書堂に「『晩年』をすり替えたお前の猿芝居を知っている」という脅迫めいた
手紙が投げ込まれた事で、かつて栞子に重傷を負わせ、現在は保釈中の古書マニア・田中敏雄に
会いに大輔が長谷の寺に祖父・田中嘉雄の墓参に来た田中敏夫と対峙している場面から始まる
意外な事に田中敏雄は大輔に「ある古書を探してほしい」と依頼を持ち掛ける。栞子が持っていた
「晩年」が祖父が持っていたものとは別物であるという情報を匿名の人物からSNSを通じて
知らされた田中敏雄は祖父の所持していた稀覯本を何があろうと手に入れたいと言う
調査を始めた栞子と大輔は50年近く前の太宰治愛好家のグループに絡む盗難事件に辿り着くが…

今回は一冊まるごと太宰治の回で長編構成。前回は栞子と付き合う事になった大輔がプロローグで
何故か重症を負った状態で入院して栞子の母・智恵子と話している場面から始まるので
「あれ?ひょっとして前巻との間にもう一冊あるのを読み飛ばしていたか?」と大いに困惑した
三ヶ月ぐらいで刊行されるならともかく、一年近く空いたシリーズでこれは勘弁願いたい
(一応、作者も色々気を使っているのか「論理学入門」の坂口しのぶとか過去の登場人物を
やたらと出したりしているけど)

さて、話の方は太宰治の二つの作品「晩年」と「駆け込み訴へ」の古書を巡って、田中敏雄の祖父
田中嘉雄を含めた太宰治マニアの青年たちと、彼らを自宅に招いていた老研究者からなる
「ロマネスクの会」が解散に至った盗難事件とその本を取り戻した栞子の祖父・篠川聖司、
聖司の古書業の師匠筋に当たる男・久我山尚大、更に大輔の活字拒否症の原因となった祖母
五浦絹子が絡み合いながら展開される

「晩年」や五浦絹子が絡んで来る辺りからも分かるようにシリーズ第一巻にまで遡る要素が
多く含まれ、「あ、シリーズを巻きにかかっているな」という事が伝わってくる(実際に
あとがきでは次かその次でシリーズ終了と作者が述べている)。ビブリア古書堂が始めた
「古書に関する相談」がどの様に始まったか、という過程も含めて大輔、栞子、田中敏雄の
関係が次第に明かされる流れは中々面白い。特に終盤では田中敏雄と大輔の関係が重要な
意味を持つあたり、作者がこのシリーズのどこでこの展開を考えたのか興味深かった

ただ、過去の流れを描く方に力が入り過ぎたのか、サブキャラの描き方にいささかぞんざい
な物を感じた。「ロマネスクの会」関連の人物は良いのだけど、その因縁を現在に繋げる
現在の久我山家の人物はどうにも薄っぺらい。特に栞子に対する嫉妬めいた感情で動く
「実行犯」には俗っぽさしか感じず、作中に出てくる文芸作品との絡みも感じられなかった

作者としては現在進行形の事件を起承転結きっちり付けて書こうとしたのかも知れないが、
過去に関する部分で尺を使いすぎて、現在の部分で登場するキャラクターを掘り下げるための
尺を十分に残せなかった為、登場人物が事件を描く為の「駒」にしかなってない様な印象を受けた
思うに、ビブリア堂シリーズは短編の方がその回のゲストキャラと栞子、大輔に登場人物を絞れる分、
このシリーズ自体の持ち味である「古書にまつわる人間模様」という部分を活かせるんじゃないだろうか?
どうも長編だとミステリ自体が大仕掛けになり過ぎて人間ドラマが弱くなってしまう気がする

また、冒頭で田中敏雄にSNSで「晩年」に関する情報を流した人物も、このシリーズの
ラスボスが誰か読者が既に知っている状況ではあからさま過ぎていささか引っ張り過ぎたし、
終盤でその正体が明かされても「いや、だいたい分かってたし」と盛り上がりを欠いた
(古書キチガイであるラスボスと久我山尚大との関係は面白かったけど)

全体的に見れば、次かその次の最終巻の展開を盛り上げる為の「繋ぎ」に徹した事で
やや登場人物間の過去に関して説明過多な割りには個々のサブキャラの掘り下げが浅くなった印象
「繋ぎ」は必要かもしれないけど、丸ごと一冊「繋ぎ」に使う、というやり方には多少の疑問を
感じずにはいられない一冊だった
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫) Amazon書評・レビュー: ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)より
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No.3
(3pt)

長編より短編の方がいいかな。

僕はこのシリーズは大好きなのだが、この6巻に関してはちょっとイマイチだったかな。
他の方のレビューを見ても、「ビブリアのシリーズは好きだけど6巻はチョット・・・」って方が多いような気がします。

その理由として、今回は登場人物が多すぎるという点があるのではないかなと感じました。
さらに加えるなら、その登場人物の人間関係が複雑すぎるのです。
読み進めながら「この人とこの人ってどういう関係だっけ?」と思う事が多々あり読みづらかったです。
同じ長編でも4巻の江戸川乱歩編ではそんな事は感じなかったのですが、今回は少し詰め込みすぎではないでしょうか?
太宰治の古書に関する謎に加えて、登場人物同士の謎も太宰の書に絡めて同時に多く書いているので話が複雑になってる気がします。
作者のサービス精神旺盛な点が裏目に出たような感じでしょうか。

個人的には、このシリーズは長編よりも短編の方が面白いと思います。
でも、なんだかんだ言いながらこのシリーズ大好きなんですけどね。
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫) Amazon書評・レビュー: ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)より
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No.2
(3pt)

かなり読みにくい

5巻のラストが衝撃的だったんで待ちに待ってたんですが、いきなり違う場面から始まる、それも早く理由が知りたい事柄である。中盤は入り組んでる。今までで一番読みにくかったです。先は楽しみですけど。そうだ、今回は魅力的な人物が居なかった。おまけにうっとおしい人物が増えた。
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫) Amazon書評・レビュー: ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)より
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No.1
(3pt)

シリーズとしては必要な巻

一気に読んだのは読んだが、んー、なんだろう、すっきりしない読後感。五浦に「気味が悪い」といわせる程の強引感。新キャラのセリフのありきたり感。前の巻に比べて描きこみや練り込みが浅いわけではないと思うんですが、人の描きかたが何か、んー、うまく言えない。三上さん、疲れているのかな。私は太宰も嫌いではないですが、なんだろう、ワクワクしなかった。話として纏まってはいますし、今まで広げた伏線の回収にはなっています。でも、このはなし単体では、もう少し一味欲しかったかな。だから感情移入がしづらかったというのもあると思います。ま、でもここまで楽しんできたので、最終巻まで楽しみたいと思います。
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫) Amazon書評・レビュー: ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)より
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