メリーゴーランド

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評判

メリーゴーランドの評価:

4.23/5点 レビュー 57件。 B ランク

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平均点4.23pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全110件 41〜60 3/6ページ
No.70
(4pt)

読後の爽快感と少しの苦み

最初はあまり期待していなかった。冒頭に出てきた男は、主人公なのかどうかわからないけれど、あまり頭はよくなさそうだし、これでテーマパークの再建?結構な長編小説だけど途中で飽きてしまうのでは、と少々心配しながら読み始めた。

主人公がバリバリ仕事ができる有能なキャリア官僚なんかだったら、先が読めてしまってつまらなかったかもしれない。どこにでもいる平凡な善き家庭人、むしろ無駄な争いごとは避けたいタイプだと思うが、そういう人間だからこそ感情移入しやすかったのかもしれない。
天下り先で自分の利益しか考えない爺さん達に腹をたてている自分がいた。

ただ現実はそう甘くない。アテネ村リニューアルは思わぬ方向に進んでいく。こういうとき、社会の仕組みに嫌気がさして、自分を殺してただただ長いものに巻かれる人生を選ぶか、現実を受け入れながらもその中で自分の本当の幸せを探す手段を考えるか。

啓一は後者を選んだのではないかと思う。所々に出てくる啓一の子ども達も無邪気でかわいらしくて、啓一奮闘の機動力となっている。読後がなんとも爽やかな小説だった。


メリーゴーランド Amazon書評・レビュー: メリーゴーランドより
4104689017
No.69
(4pt)

読後の爽快感と少しの苦み

最初はあまり期待していなかった。冒頭に出てきた男は、主人公なのかどうかわからないけれど、あまり頭はよくなさそうだし、これでテーマパークの再建?結構な長編小説だけど途中で飽きてしまうのでは、と少々心配しながら読み始めた。

主人公がバリバリ仕事ができる有能なキャリア官僚なんかだったら、先が読めてしまってつまらなかったかもしれない。どこにでもいる平凡な善き家庭人、むしろ無駄な争いごとは避けたいタイプだと思うが、そういう人間だからこそ感情移入しやすかったのかもしれない。
天下り先で自分の利益しか考えない爺さん達に腹をたてている自分がいた。

ただ現実はそう甘くない。アテネ村リニューアルは思わぬ方向に進んでいく。こういうとき、社会の仕組みに嫌気がさして、自分を殺してただただ長いものに巻かれる人生を選ぶか、現実を受け入れながらもその中で自分の本当の幸せを探す手段を考えるか。

啓一は後者を選んだのではないかと思う。所々に出てくる啓一の子ども達も無邪気でかわいらしくて、啓一奮闘の機動力となっている。読後がなんとも爽やかな小説だった。


メリーゴーランド (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: メリーゴーランド (新潮文庫)より
4101230331
No.68
(4pt)

中年男性なら身に沁みるはず。

会社の同僚にお勧めされた、地方公務員奮闘記小説。

あまりに淡々として特徴のない出だしで、読みきれるか、これ、と思ったのだが、途中から俄然面白くなった。

経営の傾いた遊園地を一地方公務員がアイデアだけを武器に復活に導いていくという内容は、言ってみれば成功秘話みたいなもので、面白くないわけがない。ただ、それだけで終わってないのが、この小説のもっといいところで、より面白いところだと思う。

すべてが上手くいくなんてことはあり得ない。
でも、上手くいかなかったから失敗だということではない。

とてもじわじわとだけど、確実に眠っていたやる気を取り戻させてくれる小説だと思う。

あと、個人的に。
舞台が自分の会社を彷彿とさせたので、身に染みて辛かった。
メリーゴーランド Amazon書評・レビュー: メリーゴーランドより
4104689017
No.67
(4pt)

中年男性なら身に沁みるはず。

会社の同僚にお勧めされた、地方公務員奮闘記小説。

あまりに淡々として特徴のない出だしで、読みきれるか、これ、と思ったのだが、途中から俄然面白くなった。

経営の傾いた遊園地を一地方公務員がアイデアだけを武器に復活に導いていくという内容は、言ってみれば成功秘話みたいなもので、面白くないわけがない。ただ、それだけで終わってないのが、この小説のもっといいところで、より面白いところだと思う。

すべてが上手くいくなんてことはあり得ない。
でも、上手くいかなかったから失敗だということではない。

とてもじわじわとだけど、確実に眠っていたやる気を取り戻させてくれる小説だと思う。

あと、個人的に。
舞台が自分の会社を彷彿とさせたので、身に染みて辛かった。
メリーゴーランド (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: メリーゴーランド (新潮文庫)より
4101230331
No.66
(4pt)

清々しい物語

能率成果至上主義の民間企業に勤める者から見ると、
駒谷市役所のルール・システムや職員のマインドは
全くあり得ない世界である。

そんな世界にそろそろ慣れ始めた主人公が一念発起し、
魑魅魍魎を相手に悪戦苦闘する様を、時には自分に
重ね合わせてみたりして、楽しく読んだ。

読後に、まあ人生こんなものだよな、と思わず呟いたが、
言葉とは裏腹に、清々しい気分の呟きであった。
メリーゴーランド Amazon書評・レビュー: メリーゴーランドより
4104689017
No.65
(4pt)

清々しい物語

能率成果至上主義の民間企業に勤める者から見ると、
駒谷市役所のルール・システムや職員のマインドは
全くあり得ない世界である。

そんな世界にそろそろ慣れ始めた主人公が一念発起し、
魑魅魍魎を相手に悪戦苦闘する様を、時には自分に
重ね合わせてみたりして、楽しく読んだ。

読後に、まあ人生こんなものだよな、と思わず呟いたが、
言葉とは裏腹に、清々しい気分の呟きであった。
メリーゴーランド (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: メリーゴーランド (新潮文庫)より
4101230331
No.64
(3pt)

著者の思いを体現できていない

主人公は、市役所の一職員ある地方イベントの推進役を引き受けることになる障害となるのは、役所体質、昔の仲間、そして変わることのできない自分自身だその昔の仲間が、時々鋭いことを言うまるで著者の思いを代弁しているかのようだ  「他人にズズンとモノを伝えたかったら、   自分の血の最後の一滴まで絞り出す。   そうしなくちゃ、人の血を騒がすことなんてできねぇ」(P171)  「目的はなんだ。お前が自腹を切って人に見せるのか?   そうじゃないんだったら、まず個人的な趣味は捨てろ」(P182)  「どっちもって発想がだめなの。男も女も、老いも若きも、   そういうのはだめさ。誰もが好きっていう毒にも薬にも   なんないモノには、たいしたモノがないの。狙いは絞んなくちゃ。   投網じゃないんだから」(P311)  ・・・・・・・・・・・・・・・・・平凡づくしの状況設定で、ぐいぐい読ませる小説に仕上げるには掘り下げた人物描写や、緻密な物語設定が必要だしかし残念ながら、この小説には どちらも足りていない..ステレオタイプの登場人物も、周到に張ったつもりの伏線も空回りしている著者の思いを体現できていない かわいそうでならない
メリーゴーランド Amazon書評・レビュー: メリーゴーランドより
4104689017
No.63
(3pt)

著者の思いを体現できていない

主人公は、市役所の一職員ある地方イベントの推進役を引き受けることになる障害となるのは、役所体質、昔の仲間、そして変わることのできない自分自身だその昔の仲間が、時々鋭いことを言うまるで著者の思いを代弁しているかのようだ  「他人にズズンとモノを伝えたかったら、   自分の血の最後の一滴まで絞り出す。   そうしなくちゃ、人の血を騒がすことなんてできねぇ」(P171)  「目的はなんだ。お前が自腹を切って人に見せるのか?   そうじゃないんだったら、まず個人的な趣味は捨てろ」(P182)  「どっちもって発想がだめなの。男も女も、老いも若きも、   そういうのはだめさ。誰もが好きっていう毒にも薬にも   なんないモノには、たいしたモノがないの。狙いは絞んなくちゃ。   投網じゃないんだから」(P311)  ・・・・・・・・・・・・・・・・・平凡づくしの状況設定で、ぐいぐい読ませる小説に仕上げるには掘り下げた人物描写や、緻密な物語設定が必要だしかし残念ながら、この小説には どちらも足りていない..ステレオタイプの登場人物も、周到に張ったつもりの伏線も空回りしている著者の思いを体現できていない かわいそうでならない
メリーゴーランド (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: メリーゴーランド (新潮文庫)より
4101230331
No.62
(3pt)

著者の思いを体現できていない

主人公は、市役所の一職員
ある地方イベントの推進役を引き受けることになる
障害となるのは、役所体質、昔の仲間、
そして変わることのできない自分自身だ
その昔の仲間が、時々鋭いことを言う
まるで著者の思いを代弁しているかのようだ
  「他人にズズンとモノを伝えたかったら、
   自分の血の最後の一滴まで絞り出す。
   そうしなくちゃ、人の血を騒がすことなんてできねぇ」(P171)
  「目的はなんだ。お前が自腹を切って人に見せるのか?
   そうじゃないんだったら、まず個人的な趣味は捨てろ」(P182)
  「どっちもって発想がだめなの。男も女も、老いも若きも、
   そういうのはだめさ。誰もが好きっていう毒にも薬にも
   なんないモノには、たいしたモノがないの。狙いは絞んなくちゃ。
   投網じゃないんだから」(P311)  
・・・・・・・・・・・・・・・・・
平凡づくしの状況設定で、ぐいぐい読ませる小説に仕上げるには
掘り下げた人物描写や、緻密な物語設定が必要だ
しかし残念ながら、この小説には どちらも足りていない..
ステレオタイプの登場人物も、周到に張ったつもりの伏線も空回りしている
著者の思いを体現できていない かわいそうでならない
メリーゴーランド Amazon書評・レビュー: メリーゴーランドより
4104689017
No.61
(3pt)

著者の思いを体現できていない

主人公は、市役所の一職員
ある地方イベントの推進役を引き受けることになる
障害となるのは、役所体質、昔の仲間、
そして変わることのできない自分自身だ
その昔の仲間が、時々鋭いことを言う
まるで著者の思いを代弁しているかのようだ
  「他人にズズンとモノを伝えたかったら、
   自分の血の最後の一滴まで絞り出す。
   そうしなくちゃ、人の血を騒がすことなんてできねぇ」(P171)
  「目的はなんだ。お前が自腹を切って人に見せるのか?
   そうじゃないんだったら、まず個人的な趣味は捨てろ」(P182)
  「どっちもって発想がだめなの。男も女も、老いも若きも、
   そういうのはだめさ。誰もが好きっていう毒にも薬にも
   なんないモノには、たいしたモノがないの。狙いは絞んなくちゃ。
   投網じゃないんだから」(P311)  
・・・・・・・・・・・・・・・・・
平凡づくしの状況設定で、ぐいぐい読ませる小説に仕上げるには
掘り下げた人物描写や、緻密な物語設定が必要だ
しかし残念ながら、この小説には どちらも足りていない..
ステレオタイプの登場人物も、周到に張ったつもりの伏線も空回りしている
著者の思いを体現できていない かわいそうでならない
メリーゴーランド (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: メリーゴーランド (新潮文庫)より
4101230331
No.60
(5pt)

本当の公共利益とは?

非常に読みやすく面白い本です。しかし書かれている内容は非常に重く考えさせられるものです。ここでは地方公務員を題材にして、川上が考える「公共利益」と我々川下が望む「公共利益」のギャップを面白おかしく描いています。しかしこれは公務員に限ったことではなく、私が勤める民間企業でもありえる話です。会社の利益になると思って頑張っている仕事に対して、上司の個人的理由で否決されそうになる事はよくあります。「世間の常識が社内の非常識」というやつです。社外交渉よりも社内調整に神経を使っている事実にため息を漏らすこともあります。でもどこの会社も同じことの繰り返しなのかもしれませんね。本書を読んでちょっと元気になれました。
メリーゴーランド Amazon書評・レビュー: メリーゴーランドより
4104689017
No.59
(5pt)

本当の公共利益とは?

非常に読みやすく面白い本です。しかし書かれている内容は非常に重く考えさせられるものです。ここでは地方公務員を題材にして、川上が考える「公共利益」と我々川下が望む「公共利益」のギャップを面白おかしく描いています。しかしこれは公務員に限ったことではなく、私が勤める民間企業でもありえる話です。会社の利益になると思って頑張っている仕事に対して、上司の個人的理由で否決されそうになる事はよくあります。「世間の常識が社内の非常識」というやつです。社外交渉よりも社内調整に神経を使っている事実にため息を漏らすこともあります。でもどこの会社も同じことの繰り返しなのかもしれませんね。本書を読んでちょっと元気になれました。
メリーゴーランド (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: メリーゴーランド (新潮文庫)より
4101230331
No.58
(5pt)

「ほろ苦くて、爽やか」そんな感じの本です

それにしてもこの作者はラスト辺りが本当にうまい!
タイトルと、夜風と星が肌に感じられそうなラストシーンです。
胸がほろほろと落ちていくような、「柔らかく、切ない」ですな。
主人公は地方公務員、市役所務め。
市のお荷物レジャー施設、「アテネ村」の促進係りとして、委託会社に出向になったばかりです。
この委託会社は市役所の天下り先、じじいの巣窟なわけです。
ここでの会議は、もはや滑稽と書くのもおこがましいほどの派閥会議。
皆さん地元ネットワークに踊らされている感じです。
さて、そんなステージで主人公は救世主のごとく、「アテネ村GWイベント」を『去年と同じくらい盛り上げる』大役を仰せつかるわけです。
しかし、昨年を踏襲した企画に一味加えるように指示があったところから始まって、さまざまなネットワークを使った主人公は、イベントとしては救世主のような、市役所員としては左遷必至な方になっていきます。
ここで劇団ふたこぶらくだ団長、来宮(らいみや)の話す言葉は、どれも含蓄に満ちています。
『豆男』の話なんかは背筋に衝撃が走るくらいのショートです!
イベントも大成功、順風に見える主人公のサイドにいくつか落ちる不安の影。
妻路子の外出、部下徳永の通院、市長の横暴なまでのエネルギー。。。
市長選挙の結果、結果的に主人公は新たなステージで働き始めることになるのです。
どう考えてもHAPPY ENDになりそうにない流れの中、主人公は家族を連れて、自分が企画した「日本で一番緯度の高いメリーゴーランド」に向かいます。
イベント設営を手伝ってくれた暴走族の激励、部下柳井からそれぞれのエールがあり、物語は小さな、とってもささやかなフィナーレを迎えます。
もう最後の4ページくらいは胸をかきむしりたくなるようなこの話!
おススめです!
メリーゴーランド Amazon書評・レビュー: メリーゴーランドより
4104689017
No.57
(5pt)

「ほろ苦くて、爽やか」そんな感じの本です

それにしてもこの作者はラスト辺りが本当にうまい!
タイトルと、夜風と星が肌に感じられそうなラストシーンです。
胸がほろほろと落ちていくような、「柔らかく、切ない」ですな。
主人公は地方公務員、市役所務め。
市のお荷物レジャー施設、「アテネ村」の促進係りとして、委託会社に出向になったばかりです。
この委託会社は市役所の天下り先、じじいの巣窟なわけです。
ここでの会議は、もはや滑稽と書くのもおこがましいほどの派閥会議。
皆さん地元ネットワークに踊らされている感じです。
さて、そんなステージで主人公は救世主のごとく、「アテネ村GWイベント」を『去年と同じくらい盛り上げる』大役を仰せつかるわけです。
しかし、昨年を踏襲した企画に一味加えるように指示があったところから始まって、さまざまなネットワークを使った主人公は、イベントとしては救世主のような、市役所員としては左遷必至な方になっていきます。
ここで劇団ふたこぶらくだ団長、来宮(らいみや)の話す言葉は、どれも含蓄に満ちています。
『豆男』の話なんかは背筋に衝撃が走るくらいのショートです!
イベントも大成功、順風に見える主人公のサイドにいくつか落ちる不安の影。
妻路子の外出、部下徳永の通院、市長の横暴なまでのエネルギー。。。
市長選挙の結果、結果的に主人公は新たなステージで働き始めることになるのです。
どう考えてもHAPPY ENDになりそうにない流れの中、主人公は家族を連れて、自分が企画した「日本で一番緯度の高いメリーゴーランド」に向かいます。
イベント設営を手伝ってくれた暴走族の激励、部下柳井からそれぞれのエールがあり、物語は小さな、とってもささやかなフィナーレを迎えます。
もう最後の4ページくらいは胸をかきむしりたくなるようなこの話!
おススめです!
メリーゴーランド (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: メリーゴーランド (新潮文庫)より
4101230331
No.56
(4pt)

「ジョウシキ」の中で

役所勤めの方は共感することが多いのかなぁ、なんて思いました。
激務を強いられる会社を退職し、今は地方公務員として働く主人公。
「小心者」と(愛情をもって)言われながらも妻と子どもに囲まれ、なんとなくこのままでいいのかなぁとも思いつつ平和に暮らしていた。
そんな折、赤字テーマパークの再建を任されることになり…。
癖のある登場人物がうまくつながり合い、結果を出していく様は「神様からひと言」にも通じるけれど、こちらは舞台がテーマパークという「イベントもの」なのでよりシンプルに感じられる。
そして、決して「大成功だバンザーイ!!」と必要以上の大団円にならないあたりも同じで、このあたりが好感を持てるところ。
ちょっと寂しさを残しつつも、ラストのさわやかさが印象に残った。
見どころは中盤の暴走族や怪しい劇団やプライドの高いデザイナーたちの絡み合いかな。
「千年先まで、そうしてろ」というセリフも良かった。
メリーゴーランド Amazon書評・レビュー: メリーゴーランドより
4104689017
No.55
(4pt)

「ジョウシキ」の中で

役所勤めの方は共感することが多いのかなぁ、なんて思いました。
激務を強いられる会社を退職し、今は地方公務員として働く主人公。
「小心者」と(愛情をもって)言われながらも妻と子どもに囲まれ、なんとなくこのままでいいのかなぁとも思いつつ平和に暮らしていた。
そんな折、赤字テーマパークの再建を任されることになり…。
癖のある登場人物がうまくつながり合い、結果を出していく様は「神様からひと言」にも通じるけれど、こちらは舞台がテーマパークという「イベントもの」なのでよりシンプルに感じられる。
そして、決して「大成功だバンザーイ!!」と必要以上の大団円にならないあたりも同じで、このあたりが好感を持てるところ。
ちょっと寂しさを残しつつも、ラストのさわやかさが印象に残った。
見どころは中盤の暴走族や怪しい劇団やプライドの高いデザイナーたちの絡み合いかな。
「千年先まで、そうしてろ」というセリフも良かった。
メリーゴーランド (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: メリーゴーランド (新潮文庫)より
4101230331
No.54
(4pt)

お役所仕事に革命を

話の内容はなかなかおもしろかったが、どの問題も案外すんなり片付いてしまい、イマイチ物足りなかった。理事長たちとのやりとりや、子供の徒競走のグループ分け等、リアリティがあってよかったと思うのだが、アテネ村のゴールデンウイークイベントについてはなんとなくご都合主義のような感じがした。結局、新しい市長によってアテネ村は閉鎖されることになるのだが、市長の鶴の一声にももう少し抵抗するなどの展開を見せて欲しかった。
メリーゴーランド Amazon書評・レビュー: メリーゴーランドより
4104689017
No.53
(4pt)

お役所仕事に革命を

話の内容はなかなかおもしろかったが、どの問題も案外すんなり片付いてしまい、イマイチ物足りなかった。理事長たちとのやりとりや、子供の徒競走のグループ分け等、リアリティがあってよかったと思うのだが、アテネ村のゴールデンウイークイベントについてはなんとなくご都合主義のような感じがした。結局、新しい市長によってアテネ村は閉鎖されることになるのだが、市長の鶴の一声にももう少し抵抗するなどの展開を見せて欲しかった。
メリーゴーランド (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: メリーゴーランド (新潮文庫)より
4101230331
No.52
(4pt)

この作品を読んでいる間は幸せな気分にひたれる

市役所に勤める主人公が赤字続きのテーマパークの再建に取り組む。
読みやすい文章で軽いストーリの中にも、ロッキーのテーマや子供の
作文「お父さんの仕事について」などの小道具によって、気弱な主人公
が奮闘する姿が良く表されている。
主人公が勤める地方都市の公務員や、テーマパーク管理会社の理事達、
オタクのプランナー、アトラクションの手伝いをする劇団の仲間、大工の
シンジと暴走族たち、そして主人公の所属するリニューアル推進室の
メンバーと、かなり個性的なキャラクターが多数登場する。
その姿は漫画的と言っても良いだろう。実際はどうか判らないが、
作者自身楽しんで書いているように思え、その楽しさが読み手まで
伝わって来るようだ。
人生はレースじゃないよ、メリーゴーランドだよ。
なんて言った所で、現実問題として、学校では受験競争、大人に
なれば出世競争や成果主義、格差社会などが厳然として存在する。
そんな中で日々足掻いている人にとっては、この作品が一服の
清涼剤となるのではないだろうか。少なくとも、この作品を読んで
いる間は幸せな気分にひたれるだろう。
メリーゴーランド Amazon書評・レビュー: メリーゴーランドより
4104689017
No.51
(4pt)

この作品を読んでいる間は幸せな気分にひたれる

市役所に勤める主人公が赤字続きのテーマパークの再建に取り組む。
読みやすい文章で軽いストーリの中にも、ロッキーのテーマや子供の
作文「お父さんの仕事について」などの小道具によって、気弱な主人公
が奮闘する姿が良く表されている。
主人公が勤める地方都市の公務員や、テーマパーク管理会社の理事達、
オタクのプランナー、アトラクションの手伝いをする劇団の仲間、大工の
シンジと暴走族たち、そして主人公の所属するリニューアル推進室の
メンバーと、かなり個性的なキャラクターが多数登場する。
その姿は漫画的と言っても良いだろう。実際はどうか判らないが、
作者自身楽しんで書いているように思え、その楽しさが読み手まで
伝わって来るようだ。
人生はレースじゃないよ、メリーゴーランドだよ。
なんて言った所で、現実問題として、学校では受験競争、大人に
なれば出世競争や成果主義、格差社会などが厳然として存在する。
そんな中で日々足掻いている人にとっては、この作品が一服の
清涼剤となるのではないだろうか。少なくとも、この作品を読んで
いる間は幸せな気分にひたれるだろう。
メリーゴーランド (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: メリーゴーランド (新潮文庫)より
4101230331