母恋旅烏

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母恋旅烏の評価:

4.00/5点 レビュー 26件。 B ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全43件 21〜40 2/3ページ
No.23
(2pt)

ベタな笑いが好きな方には向いているかも知れないが...

ドサ回りの元座長だった父を家長に持つ極貧の一家の悲喜劇を描いた作品。「レンタル家族」と言う冒頭の設定から、昨今の家族あるいは人間関係の希薄さを皮肉ったペーソスとユーモアを狙ったものかと思ったが、そうした社会問題提起的な深みは感じられない。勿論、この一家は"いがみ合い"ながらも濃密な関係で繋がっている。

冒頭は作者の意図が空回りしている。読者の笑いを取るためには、文章力(会話を含む)が卓越しているか、題材そのものが面白くないと駄目である。人物紹介を兼ねているせいもあるが、四章までは少しも笑えないし、胸に迫るものもない。また、次男の寛二をこうした設定にしているのも理解に苦しむ。単に年齢を若くすれば済む話で、同情を誘う意図が見え、作者の力量不足を感じる。「五、母さんのこと」で、寛二が依頼人の事を、「おかしな人だったね」と言うのに対し、母の美穂子が「ううん、かわいそうな人だった」と答える辺りで作者の善意が見え、作品のレベルも上がった気がした。「六、兄さんのこと」では、それまで空回りしていた言葉のギャグが炸裂し始めた。と思ったら、次章から父の舞台復帰で、また話がシンナリとしてしまう。題名の「母恋旅鳥」の舞台が後半の主題となるが、文字通り、笑いと涙の舞台をパターン通り描いているだけで、新鮮味に欠ける。この一家では、アル中の父よりも長女の桃代の方が破天荒な性格で面白いのだが、作品の中で活かされていなくて残念。母の美穂子(謎の人物)と桃代の女性コンビを中心に話を練った方が、コクのある作品になったのではないか。ベタな笑いが好きな方には向いているかも知れないが、個人的にはチョットと言う作品。
母恋旅烏 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (双葉文庫)より
4575509809
No.22
(2pt)

ベタな笑いが好きな方には向いているかも知れないが...

ドサ回りの元座長だった父を家長に持つ極貧の一家の悲喜劇を描いた作品。「レンタル家族」と言う冒頭の設定から、昨今の家族あるいは人間関係の希薄さを皮肉ったペーソスとユーモアを狙ったものかと思ったが、そうした社会問題提起的な深みは感じられない。勿論、この一家は"いがみ合い"ながらも濃密な関係で繋がっている。

冒頭は作者の意図が空回りしている。読者の笑いを取るためには、文章力(会話を含む)が卓越しているか、題材そのものが面白くないと駄目である。人物紹介を兼ねているせいもあるが、四章までは少しも笑えないし、胸に迫るものもない。また、次男の寛二をこうした設定にしているのも理解に苦しむ。単に年齢を若くすれば済む話で、同情を誘う意図が見え、作者の力量不足を感じる。「五、母さんのこと」で、寛二が依頼人の事を、「おかしな人だったね」と言うのに対し、母の美穂子が「ううん、かわいそうな人だった」と答える辺りで作者の善意が見え、作品のレベルも上がった気がした。「六、兄さんのこと」では、それまで空回りしていた言葉のギャグが炸裂し始めた。と思ったら、次章から父の舞台復帰で、また話がシンナリとしてしまう。題名の「母恋旅鳥」の舞台が後半の主題となるが、文字通り、笑いと涙の舞台をパターン通り描いているだけで、新鮮味に欠ける。この一家では、アル中の父よりも長女の桃代の方が破天荒な性格で面白いのだが、作品の中で活かされていなくて残念。母の美穂子(謎の人物)と桃代の女性コンビを中心に話を練った方が、コクのある作品になったのではないか。ベタな笑いが好きな方には向いているかも知れないが、個人的にはチョットと言う作品。
母恋旅烏 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (小学館文庫)より
4094100091
No.21
(4pt)

笑いあり、涙ありの家族物語

笑いあり、涙あり、これがやっぱり荻原浩!という作品。
主人公は何をやってもダメな父親、花菱清太郎。
大衆演劇の役者を辞めて以来色々なビジネスに手を出すがどれもうまくいかず、
初っ端で一家が営んでいるのが"レンタル家族派遣業"。
ぶっ飛んだ設定も相変わらずで度肝を抜かれます。
そんな夫を支える妻、オタクの長男、元ロッカーで子持ちの長女、
そしてポイントになるのが少し人よりも成長の遅い次男の寛二。
彼が"ぼく"として独特の目線で語る小節がいい味出してます。
それぞれの想いを抱えて家族を離れた兄と姉、
再び旅まわりの芸人を始めた父と一緒に役者デビューした自分。
めまぐるしい周囲の変化と思いもしない出来事に遭遇しながら、
少しづつ成長してゆく寛二の姿が涙を誘うのです。
そして、役者として本気を出し始めた清太郎がピンチを迎えると、
"旅"の途中の兄と姉が力を貸しに戻ってきます。
ああ、家族ってやっぱりいいなぁ、とジーンときます。
それぞれの人生はあれど、心はいつも繋がってる。
何かあれば、やっぱり家族。
お母さんも、きっと・・・・。
前半は笑いが満載ですが、後半はしっかり感動します。
荻原さんの書く中年ダメ男はどれも愛情たっぷりで憎めない。
この一家の今後がすごく気になりますが、
きっと新しい形で幸せを掴んでくれていることだと信じます。
母恋旅烏 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (小学館文庫)より
4094100091
No.20
(4pt)

笑いあり、涙ありの家族物語

笑いあり、涙あり、これがやっぱり荻原浩!という作品。
主人公は何をやってもダメな父親、花菱清太郎。
大衆演劇の役者を辞めて以来色々なビジネスに手を出すがどれもうまくいかず、
初っ端で一家が営んでいるのが"レンタル家族派遣業"。
ぶっ飛んだ設定も相変わらずで度肝を抜かれます。
そんな夫を支える妻、オタクの長男、元ロッカーで子持ちの長女、
そしてポイントになるのが少し人よりも成長の遅い次男の寛二。
彼が"ぼく"として独特の目線で語る小節がいい味出してます。
それぞれの想いを抱えて家族を離れた兄と姉、
再び旅まわりの芸人を始めた父と一緒に役者デビューした自分。
めまぐるしい周囲の変化と思いもしない出来事に遭遇しながら、
少しづつ成長してゆく寛二の姿が涙を誘うのです。
そして、役者として本気を出し始めた清太郎がピンチを迎えると、
"旅"の途中の兄と姉が力を貸しに戻ってきます。
ああ、家族ってやっぱりいいなぁ、とジーンときます。
それぞれの人生はあれど、心はいつも繋がってる。
何かあれば、やっぱり家族。
お母さんも、きっと・・・・。
前半は笑いが満載ですが、後半はしっかり感動します。
荻原さんの書く中年ダメ男はどれも愛情たっぷりで憎めない。
この一家の今後がすごく気になりますが、
きっと新しい形で幸せを掴んでくれていることだと信じます。
母恋旅烏 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (双葉文庫)より
4575509809
No.19
(5pt)

ユーモア作家、荻原浩の本領が存分に発揮されて読み応えがある、荻原浩の代表作の一つ

私は、「神様から一言」で、すっかり荻原浩にハマってしまい、以後、全作読破を目指して、デビュー作から順番に読み進めているのだが、この人は、本当に、一か所に留まっていられない人だと思う。ユーモア小説から始めて、ユーモア・ミステリ小説である「ハードボイルド・エッグ」を経て、ついには「噂」で本格派ミステリ小説にまで手を広げ、この「母恋旅烏」でユーモア小説路線に戻ったかと思いきや、次作の「コールドゲーム」では、サスペンス・ミステリ小説を書くといった具合なのだ。

おそらく、荻原浩は、ワン・パターンの作品を書き続ける安直さに、作家として耐えられないのだろうし、それと同時に、「自分はどんなジャンルの作品でも書ける」という自信もあるのだろう。世の中には、ワン・パターンの作品を延々と排出し続ける作家も多い中、荻原浩のこの作家としての行き方は、素晴らしいと思う。

ただ、荻原浩の最大の持ち味はユーモアであり、このユーモアというわさびが効いていなかったり、効きの弱い作品は、水準以上ではあるものの今一つで、作品の長さを感じてしまうところがあるのも事実だ。そういった意味で、荻原浩の本領が存分に発揮されて読み応えがあるのは、やはり、この「母恋旅烏」や「なかよし小鳩組」、「神様から一言」のようなユーモア小説路線の作品だと思う。特に、この「母恋旅烏」は、「なかよし小鳩組」や「神様から一言」で感じることがあった中だるみがないという点ではこれらを上回っており、この作品が荻原浩の代表作の一つであることは、疑いのないところだろう。
母恋旅烏 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (双葉文庫)より
4575509809
No.18
(5pt)

ユーモア作家、荻原浩の本領が存分に発揮されて読み応えがある、荻原浩の代表作の一つ

私は、「神様から一言」で、すっかり荻原浩にハマってしまい、以後、全作読破を目指して、デビュー作から順番に読み進めているのだが、この人は、本当に、一か所に留まっていられない人だと思う。ユーモア小説から始めて、ユーモア・ミステリ小説である「ハードボイルド・エッグ」を経て、ついには「噂」で本格派ミステリ小説にまで手を広げ、この「母恋旅烏」でユーモア小説路線に戻ったかと思いきや、次作の「コールドゲーム」では、サスペンス・ミステリ小説を書くといった具合なのだ。

おそらく、荻原浩は、ワン・パターンの作品を書き続ける安直さに、作家として耐えられないのだろうし、それと同時に、「自分はどんなジャンルの作品でも書ける」という自信もあるのだろう。世の中には、ワン・パターンの作品を延々と排出し続ける作家も多い中、荻原浩のこの作家としての行き方は、素晴らしいと思う。

ただ、荻原浩の最大の持ち味はユーモアであり、このユーモアというわさびが効いていなかったり、効きの弱い作品は、水準以上ではあるものの今一つで、作品の長さを感じてしまうところがあるのも事実だ。そういった意味で、荻原浩の本領が存分に発揮されて読み応えがあるのは、やはり、この「母恋旅烏」や「なかよし小鳩組」、「神様から一言」のようなユーモア小説路線の作品だと思う。特に、この「母恋旅烏」は、「なかよし小鳩組」や「神様から一言」で感じることがあった中だるみがないという点ではこれらを上回っており、この作品が荻原浩の代表作の一つであることは、疑いのないところだろう。
母恋旅烏 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (小学館文庫)より
4094100091
No.17
(5pt)

涙と笑いの人情劇場、最高傑作!

またまたやられました、恐るべし荻原浩ワールド。
ラストは涙がうるうる。。通勤電車の中だったので、本当に困りました。
これもまた家族の再生の物語。
荻原氏の描く中年おやじはいつも半端なダメ親父。 今回も極めつけおやじの清太郎。
でもね、なんか愛を感じちゃうんですよね。清太郎はん、ええ男やないのお。
そしてチエ遅れの寛二君、でもね、君は決して○○なんかじゃないよ。○○だったらあんなおもしろいこと考えつかないよね。があ、があ。
兄ちゃん、君は苛められっ子だったらしい、でもね、もう大丈夫。だって、清太郎一座をこんなにもまとめちゃう能力ありだもん。
桃姉ちゃん、はみ出し演歌歌手もええんやない、頑張りや〜!
桂木さん、桃姉ちゃんにアタックせな〜!
そして、お母さん、きっとどこかで見ていてくれてるよね、皆のこと。きっと、きっと、きっとだよ。
ぜひ、花菱一家のその後のお話を書いて下さい。荻原浩先生、お願いします!
母恋旅烏 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (小学館文庫)より
4094100091
No.16
(5pt)

涙と笑いの人情劇場、最高傑作!

またまたやられました、恐るべし荻原浩ワールド。
ラストは涙がうるうる。。通勤電車の中だったので、本当に困りました。
これもまた家族の再生の物語。
荻原氏の描く中年おやじはいつも半端なダメ親父。 今回も極めつけおやじの清太郎。
でもね、なんか愛を感じちゃうんですよね。清太郎はん、ええ男やないのお。
そしてチエ遅れの寛二君、でもね、君は決して○○なんかじゃないよ。○○だったらあんなおもしろいこと考えつかないよね。があ、があ。
兄ちゃん、君は苛められっ子だったらしい、でもね、もう大丈夫。だって、清太郎一座をこんなにもまとめちゃう能力ありだもん。
桃姉ちゃん、はみ出し演歌歌手もええんやない、頑張りや〜!
桂木さん、桃姉ちゃんにアタックせな〜!
そして、お母さん、きっとどこかで見ていてくれてるよね、皆のこと。きっと、きっと、きっとだよ。
ぜひ、花菱一家のその後のお話を書いて下さい。荻原浩先生、お願いします!
母恋旅烏 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (双葉文庫)より
4575509809
No.15
(4pt)

大衆演劇的悲喜劇

荻原さんといえば、ダメ人間を主人公にした悲喜劇がお得いですが、この小説もご多分に漏れず、事業を起こせば失敗ばかり、多額の借金を抱えた、元大衆演劇役者 花菱 清太郎とその家族の物語です。
そして、子供の使い方が非常に、上手い点ですが、本書でも特殊学級に通うような末っ子 寛二を語り手として、上手にストーリーを展開してくれます。
悲喜劇とは、よく言ったもので、悲があるから喜が成立するんでしょうね。
母恋旅烏 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (小学館文庫)より
4094100091
No.14
(4pt)

大衆演劇的悲喜劇

荻原さんといえば、ダメ人間を主人公にした悲喜劇がお得いですが、この小説もご多分に漏れず、事業を起こせば失敗ばかり、多額の借金を抱えた、元大衆演劇役者 花菱 清太郎とその家族の物語です。
そして、子供の使い方が非常に、上手い点ですが、本書でも特殊学級に通うような末っ子 寛二を語り手として、上手にストーリーを展開してくれます。
悲喜劇とは、よく言ったもので、悲があるから喜が成立するんでしょうね。
母恋旅烏 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (小学館文庫)より
4094100091
No.13
(5pt)

荻原さんは幅が広い!!

大衆演劇この道30年の父、花菱清太郎は大衆演劇を辞めてから何をやっても上手くいかない。
今はレンタル家族たる仕事でクレームばかりもらっている。
知恵遅れの次男いわく父さんの振るサイコロは、いつも父さんの考えとは違う目をだす。だそうだ。
そして、そんな父さんに振り回される母。
19にして一児の母の長女。
うじうじと若い人には弱い、長男。
家族の関係を○×で表すと×××。いや××××だそうだ。
そんな、××家族が周りを巻き込み巻き込み大騒がせ。
プーッと噴出せたり、ほろっと泣けたり。と飽きさせることがありません。
「さみしくなんかねぇよ。目を閉じれば、いつでもおっ母にあえらぁ。」
あぁ、私も清太郎劇団の母恋が見たい。
母恋旅烏 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (双葉文庫)より
4575509809
No.12
(4pt)

家族のあり方。

テレビでみるような、「誰がみても、良い家庭」。
頭で想像はしてみるものの、現実は、家族とはいえ全員それぞれ価値観が違うし、「こんなハズでは・・・」が多いと思います。
この作品も、ご他聞に漏れず。
旅に出ながら必死で家族の形を作ろうとする父。けれど、それは空回り。
終盤に向かって、父、母、娘、息子たちが、それぞれの想いをもって本当の旅にでる。
笑いを誘う部分が沢山でてきますが、家族の事、自分の事で立ち止まってしまっている方に是非、お勧めしたいです。
母恋旅烏 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (双葉文庫)より
4575509809
No.11
(5pt)

人情味がいっぱい詰まった物語

笑いあり、人情あり、時に涙ありの花菱家の物語です。 
花菱家の次男・寛二君の成長ぶりには ほろりと来ました。
もし花菱清太郎劇団の芝居が見れるなら、「母恋旅烏」を演じている花菱家を見てみたいと思いました。
母恋旅烏 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (双葉文庫)より
4575509809
No.10
(4pt)

「ぼく」の存在に御注目

 読みなさい、何をおいても。
主人公は、かつては家族で旅回りの芝居をしていた芸人一家の菱沼家の面々。
その家族を一人一人主人公にする小節が幾つかあり、「ぼく」と名乗る次男坊がその繋ぎをして、話はテンポ良く進められていきます。
 物語の中程までは笑えます。特に父親が昔の師匠に再会する場面は爆笑モノ。
が、それ以降はアカの他人が生活に深く加わる事により、キャラクター同士の確執が重くのし掛かってきます。
最後の方で、舞台装置に関するくだりがありますが、細々と説明し過ぎているようで、さくさく進んでいた話しにブレーキがかかってちょっと残念。
 でも、泣かせます。
胸を切なくさせます。どうしてみんな幸せになれないんだろうと感じさせられます。
 このお話をお読みになる皆さん、読後はこの「ぼく」なる人物に、どうか拍手を送ってやってください。
母恋旅烏 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (双葉文庫)より
4575509809
No.9
(3pt)

笑いあり、涙ありの家族の自立・成長物語

本書も萩原浩の一連の作品同様、笑いあり、涙ありの物語。
花菱清太郎(これは芸名・本名は菱沼清)が家族全員を巻き込んで始めたのは、レンタル家族派遣業。元大衆演劇役者という経歴と経験を武器に意気揚々と張り切ったものの、浮草稼業に楽はなし。失敗につぐ失敗に、借金がかさみ火の車。やがて住む家すらも失い、かつての義理で旅まわりの大衆演劇の一座に加わることとなったが―。はてさて、一家6人の運命やいかに。
というわけで今回はシチュエーションからしていかにも人情ものっぽい旅まわり演劇の家族が主人公。‘父さん’、‘母さん’、‘兄ちゃん’、‘姉ちゃん’、そして“ぼく”の一家としての、そして個人それぞれの奮闘振りがドタバタ喜劇よろしく展開する。中でも中心は17歳になっても小学生のような語り口で一人称物語をリードする“ぼく”。見たままをストレートに表現してゆくところが本書の狙いだろう。
物語が進むにつれて、‘父さん’ひとりに引きずられて、表面はともかく内心はバラバラだった家族がそれぞれ自立しながらも‘母さん’の失踪(これもまた‘母さん’個人の自立)をきっかけにひとつにまとまってゆく、また“ぼく”がそれなりに成長して独り立ちしてゆく、そんなところが本書の見所だろう。できれば‘母さん’にも戻ってきてほしいと思う。
母恋旅烏 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (小学館文庫)より
4094100091
No.8
(3pt)

笑いあり、涙ありの家族の自立・成長物語

本書も萩原浩の一連の作品同様、笑いあり、涙ありの物語。

花菱清太郎(これは芸名・本名は菱沼清)が家族全員を巻き込んで始めたのは、レンタル家族派遣業。元大衆演劇役者という経歴と経験を武器に意気揚々と張り切ったものの、浮草稼業に楽はなし。失敗につぐ失敗に、借金がかさみ火の車。やがて住む家すらも失い、かつての義理で旅まわりの大衆演劇の一座に加わることとなったが―。はてさて、一家6人の運命やいかに。

というわけで今回はシチュエーションからしていかにも人情ものっぽい旅まわり演劇の家族が主人公。‘父さん’、‘母さん’、‘兄ちゃん’、‘姉ちゃん’、そして“ぼく”の一家としての、そして個人それぞれの奮闘振りがドタバタ喜劇よろしく展開する。中でも中心は17歳になっても小学生のような語り口で一人称物語をリードする“ぼく”。見たままをストレートに表現してゆくところが本書の狙いだろう。

物語が進むにつれて、‘父さん’ひとりに引きずられて、表面はともかく内心はバラバラだった家族がそれぞれ自立しながらも‘母さん’の失踪(これもまた‘母さん’個人の自立)をきっかけにひとつにまとまってゆく、また“ぼく”がそれなりに成長して独り立ちしてゆく、そんなところが本書の見所だろう。できれば‘母さん’にも戻ってきてほしいと思う。
母恋旅烏 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (双葉文庫)より
4575509809
No.7
(3pt)

笑いあり、涙ありの家族の自立・成長物語

本書も萩原浩の一連の作品同様、笑いあり、涙ありの物語。

花菱清太郎(これは芸名・本名は菱沼清)が家族全員を巻き込んで始めたのは、レンタル家族派遣業。元大衆演劇役者という経歴と経験を武器に意気揚々と張り切ったものの、浮草稼業に楽はなし。失敗につぐ失敗に、借金がかさみ火の車。やがて住む家すらも失い、かつての義理で旅まわりの大衆演劇の一座に加わることとなったが―。はてさて、一家6人の運命やいかに。

というわけで今回はシチュエーションからしていかにも人情ものっぽい旅まわり演劇の家族が主人公。‘父さん’、‘母さん’、‘兄ちゃん’、‘姉ちゃん’、そして“ぼく”の一家としての、そして個人それぞれの奮闘振りがドタバタ喜劇よろしく展開する。中でも中心は17歳になっても小学生のような語り口で一人称物語をリードする“ぼく”。見たままをストレートに表現してゆくところが本書の狙いだろう。

物語が進むにつれて、‘父さん’ひとりに引きずられて、表面はともかく内心はバラバラだった家族がそれぞれ自立しながらも‘母さん’の失踪(これもまた‘母さん’個人の自立)をきっかけにひとつにまとまってゆく、また“ぼく”がそれなりに成長して独り立ちしてゆく、そんなところが本書の見所だろう。できれば‘母さん’にも戻ってきてほしいと思う。
母恋旅烏 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (小学館文庫)より
4094100091
No.6
(3pt)

涙あり笑いあり・・・

その日の生活もままならないほどの貧乏な暮らし。だが、この一家には
暗さがない。「何とかなるさ♪」そんなお気楽な清太郎の性格は、
うらやましくもあり、あきれるところもあり・・・。だが、けんか
しながらでも一家はまとまっている。そんな感じがした。一家6人の
ほのぼのとした暮らしや大衆演劇の魅力は、読んでいてとても楽し
かった。ラストはまさに「母恋旅烏」。果たして、末っ子寛二の思いは
届くのだろうか?届いてないはずはないと思うのだが。
母恋旅烏 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (双葉文庫)より
4575509809
No.5
(3pt)

涙あり笑いあり・・・

その日の生活もままならないほどの貧乏な暮らし。だが、この一家には
暗さがない。「何とかなるさ♪」そんなお気楽な清太郎の性格は、
うらやましくもあり、あきれるところもあり・・・。だが、けんか
しながらでも一家はまとまっている。そんな感じがした。一家6人の
ほのぼのとした暮らしや大衆演劇の魅力は、読んでいてとても楽し
かった。ラストはまさに「母恋旅烏」。果たして、末っ子寛二の思いは
届くのだろうか?届いてないはずはないと思うのだが。
母恋旅烏 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (小学館文庫)より
4094100091
No.4
(3pt)

涙あり笑いあり・・・

その日の生活もままならないほどの貧乏な暮らし。だが、この一家には暗さがない。「何とかなるさ♪」そんなお気楽な清太郎の性格は、うらやましくもあり、あきれるところもあり・・・。だが、けんかしながらでも一家はまとまっている。そんな感じがした。一家6人のほのぼのとした暮らしや大衆演劇の魅力は、読んでいてとても楽しかった。ラストはまさに「母恋旅烏」。果たして、末っ子寛二の思いは届くのだろうか?届いてないはずはないと思うのだが。
母恋旅烏 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 母恋旅烏 (小学館文庫)より
4094100091