邪宗門

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評判

邪宗門の評価:

4.55/5点 レビュー 56件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.55pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全112件 61〜80 4/6ページ
No.52
(5pt)

読み返し

40数年前に読んだわけですが、今読み返したくなる社会状況です。当時の単行本は大事にとって置きたいので文庫本を買いました。読み返しても『最高の日本文学』と改めて思います。『悪魔は一人の心の中には住まず、群衆の中に宿る。無責任という、悪魔のもっとも好む装いのもとに----。』これまさに今の日本人でしょう。
邪宗門〈下〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈下〉 (朝日文芸文庫)より
4022640057
No.51
(5pt)

読み返し

40数年前に読んだわけですが、今読み返したくなる社会状況です。当時の単行本は大事にとって置きたいので文庫本を買いました。読み返しても『最高の日本文学』と改めて思います。『悪魔は一人の心の中には住まず、群衆の中に宿る。無責任という、悪魔のもっとも好む装いのもとに----。』これまさに今の日本人でしょう。
邪宗門 下 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 下 (新潮文庫)より
4101124043
No.50
(5pt)

日本文学の金字塔

オウム事件のときもそう思ったが、共謀罪が審議されている今読み返すとさらに重要性がわかる。著者の高橋和巳氏が夭折したのは日本にとってはかなりの損失だ。下巻になってさらに先鋭性を増す。大部で難解な文章だが、格調高く一気に読ませる筆力がある。傑作だ。
邪宗門 下 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 下 (河出文庫)より
4309413102
No.49
(5pt)

日本文学の金字塔

オウム事件のときもそう思ったが、共謀罪が審議されている今こそ読み直したい日本文学の金字塔。高橋和巳が生きていたら、今日の日本をどう思っただろうか。
邪宗門 上 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 上 (河出文庫)より
4309413099
No.48
(5pt)

日本文学の金字塔

オウム事件のときもそう思ったが、共謀罪が審議されている今読み返すとさらに重要性がわかる。著者の高橋和巳氏が夭折したのは日本にとってはかなりの損失だ。下巻になってさらに先鋭性を増す。大部で難解な文章だが、格調高く一気に読ませる筆力がある。傑作だ。
邪宗門〈下〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈下〉 (朝日文芸文庫)より
4022640057
No.47
(5pt)

日本文学の金字塔

オウム事件のときもそう思ったが、共謀罪が審議されている今こそ読み直したい日本文学の金字塔。高橋和巳が生きていたら、今日の日本をどう思っただろうか。
邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫)より
4022640049
No.46
(5pt)

日本文学の金字塔

オウム事件のときもそう思ったが、共謀罪が審議されている今読み返すとさらに重要性がわかる。著者の高橋和巳氏が夭折したのは日本にとってはかなりの損失だ。下巻になってさらに先鋭性を増す。大部で難解な文章だが、格調高く一気に読ませる筆力がある。傑作だ。
邪宗門 下 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 下 (新潮文庫)より
4101124043
No.45
(5pt)

多くの教えが詰まった本

高校生の時、尊敬する先生の勧めで読みました。
戦争へと突き進む不条理や、宗教と生活の関連など、多くのテーマが詰め込まれています。
読破するのに時間はかかりましたが、どんなに時間がかかっても人生で読むべき一冊です。
邪宗門 上 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 上 (河出文庫)より
4309413099
No.44
(5pt)

多くの教えが詰まった本

高校生の時、尊敬する先生の勧めで読みました。
戦争へと突き進む不条理や、宗教と生活の関連など、多くのテーマが詰め込まれています。
読破するのに時間はかかりましたが、どんなに時間がかかっても人生で読むべき一冊です。
邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫)より
4022640049
No.43
(5pt)

高橋和巳氏の思い出

高橋和巳氏があの大学紛争で消耗して無駄に死ななければ。
そう考えることがある。
もう30年以上前に読んだ本だったが異様な始まりと終わりは
良く覚えている。
氏の作品では最も読みやすいものだったと記憶している。
その後の読書のある種の基準になったと思っている。
小松左京氏はこの小説を読んで純文学を止めたと言い。
インスピレーションを得て日本アパッチ族を書いたとのこと。
また、奥様の高橋たか子氏が高橋和巳氏没後に
「私が仕事でくたくたになって帰ってくると、和己は
釜から直に手づかみでご飯を食べ、酒を飲んで寝ていた・・・」
その事を筒井康隆氏は自分が死んだ後くちゃくちゃに言う嫁は嫌だ。
そう書かれていました。
そんなことが思い出されます。
邪宗門 上 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 上 (河出文庫)より
4309413099
No.42
(5pt)

高橋和巳氏の思い出

高橋和巳氏があの大学紛争で消耗して無駄に死ななければ。
そう考えることがある。
もう30年以上前に読んだ本だったが異様な始まりと終わりは
良く覚えている。
氏の作品では最も読みやすいものだったと記憶している。
その後の読書のある種の基準になったと思っている。
小松左京氏はこの小説を読んで純文学を止めたと言い。
インスピレーションを得て日本アパッチ族を書いたとのこと。
また、奥様の高橋たか子氏が高橋和巳氏没後に
「私が仕事でくたくたになって帰ってくると、和己は
釜から直に手づかみでご飯を食べ、酒を飲んで寝ていた・・・」
その事を筒井康隆氏は自分が死んだ後くちゃくちゃに言う嫁は嫌だ。
そう書かれていました。
そんなことが思い出されます。
邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫)より
4022640049
No.41
(5pt)

高橋和巳氏の思い出

高橋和巳氏があの大学紛争で消耗して無駄に死ななければ。
そう考えることがある。
もう30年以上前に読んだ本だったが異様な始まりと終わりは
良く覚えている。
氏の作品では最も読みやすいものだったと記憶している。
その後の読書のある種の基準になったと思っている。
小松左京氏はこの小説を読んで純文学を止めたと言い。
インスピレーションを得て日本アパッチ族を書いたとのこと。
また、奥様の高橋たか子氏が高橋和巳氏没後に
「私が仕事でくたくたになって帰ってくると、和己は
釜から直に手づかみでご飯を食べ、酒を飲んで寝ていた・・・」
その事を筒井康隆氏は自分が死んだ後くちゃくちゃに言う嫁は嫌だ。
そう書かれていました。
そんなことが思い出されます。
邪宗門 上 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 上 (河出文庫)より
4309413099
No.40
(5pt)

高橋和巳氏の思い出

高橋和巳氏があの大学紛争で消耗して無駄に死ななければ。
そう考えることがある。
もう30年以上前に読んだ本だったが異様な始まりと終わりは
良く覚えている。
氏の作品では最も読みやすいものだったと記憶している。
その後の読書のある種の基準になったと思っている。
小松左京氏はこの小説を読んで純文学を止めたと言い。
インスピレーションを得て日本アパッチ族を書いたとのこと。
また、奥様の高橋たか子氏が高橋和巳氏没後に
「私が仕事でくたくたになって帰ってくると、和己は
釜から直に手づかみでご飯を食べ、酒を飲んで寝ていた・・・」
その事を筒井康隆氏は自分が死んだ後くちゃくちゃに言う嫁は嫌だ。
そう書かれていました。
そんなことが思い出されます。
邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫)より
4022640049
No.39
(5pt)

圧巻でした。

物語が壮大すぎて、なにを言っても自分の言葉が稚拙に聞こえてきます。

これに全共闘世代は高校〜大学の年齢で夢中で読んだというのだから、、凄い。

兎に角1200ページのボリュームに初めは驚きました。上巻はカナカナと漢字の読み辛い文が多く、苦労したが下巻は展開も早く比較的読みやすかったです。

こんなに難しい内容なのに登場人物ひとりひとりに自分を重ねられる位、物語に引き込まれてしまいました。(勿論、当時の頃の人の本当の苦悩など分かるはずもないですが‥)

千葉潔のもっている暗黒の内面部分は
なかなか解釈が難しく、
千葉潔がどういう気持で何故そうするのか?分かりたくて何度も読み返しましたが理解しきれませんでした。

まず、駒の婆さんが倒れ、千葉潔にあの絵は知っているか?と、聞くシーン。
そして千葉潔はなぜそのような返答をしたのか?
色々想定したがつまりは何の事をいっているのか?

また千葉潔が死ぬ間際、
民江に何かを言おうとしたシーン。
最期に何を言おうとしたのか?

佐藤優の解説での
千葉潔がニヒリストになってしまった理由、ニヒリストは何故ケースバイケースなのか?
イマイチ解説が曖昧だと思いました。

何度読んでも分からないので
これらの解説が欲しいと思う位です。

内容が凄まじすぎて、
読み終わった直後は暫く
ぽかーんとして、動けませんでした。

自分がどれ位内容を読み込めているのか
分かりませんが、本当に深い内容です。

これを35歳の若さで書き上げた高橋和巳、ただただ凄い。

自分の中の特別な一冊です。
邪宗門〈下〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈下〉 (朝日文芸文庫)より
4022640057
No.38
(5pt)

圧巻でした。

物語が壮大すぎて、なにを言っても自分の言葉が稚拙に聞こえてきます。

これに全共闘世代は高校〜大学の年齢で夢中で読んだというのだから、、凄い。

兎に角1200ページのボリュームに初めは驚きました。上巻はカナカナと漢字の読み辛い文が多く、苦労したが下巻は展開も早く比較的読みやすかったです。

こんなに難しい内容なのに登場人物ひとりひとりに自分を重ねられる位、物語に引き込まれてしまいました。(勿論、当時の頃の人の本当の苦悩など分かるはずもないですが‥)

千葉潔のもっている暗黒の内面部分は
なかなか解釈が難しく、
千葉潔がどういう気持で何故そうするのか?分かりたくて何度も読み返しましたが理解しきれませんでした。

まず、駒の婆さんが倒れ、千葉潔にあの絵は知っているか?と、聞くシーン。
そして千葉潔はなぜそのような返答をしたのか?
色々想定したがつまりは何の事をいっているのか?

また千葉潔が死ぬ間際、
民江に何かを言おうとしたシーン。
最期に何を言おうとしたのか?

佐藤優の解説での
千葉潔がニヒリストになってしまった理由、ニヒリストは何故ケースバイケースなのか?
イマイチ解説が曖昧だと思いました。

何度読んでも分からないので
これらの解説が欲しいと思う位です。

内容が凄まじすぎて、
読み終わった直後は暫く
ぽかーんとして、動けませんでした。

自分がどれ位内容を読み込めているのか
分かりませんが、本当に深い内容です。

これを35歳の若さで書き上げた高橋和巳、ただただ凄い。

自分の中の特別な一冊です。
邪宗門 下 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 下 (新潮文庫)より
4101124043
No.37
(5pt)

圧巻でした。

物語が壮大すぎて、なにを言っても自分の言葉が稚拙に聞こえてきます。

これに全共闘世代は高校〜大学の年齢で夢中で読んだというのだから、、凄い。

兎に角1200ページのボリュームに初めは驚きました。上巻はカナカナと漢字の読み辛い文が多く、苦労したが下巻は展開も早く比較的読みやすかったです。

こんなに難しい内容なのに登場人物ひとりひとりに自分を重ねられる位、物語に引き込まれてしまいました。(勿論、当時の頃の人の本当の苦悩など分かるはずもないですが‥)

千葉潔のもっている暗黒の内面部分は
なかなか解釈が難しく、
千葉潔がどういう気持で何故そうするのか?分かりたくて何度も読み返しましたが理解しきれませんでした。

まず、駒の婆さんが倒れ、千葉潔にあの絵は知っているか?と、聞くシーン。
そして千葉潔はなぜそのような返答をしたのか?
色々想定したがつまりは何の事をいっているのか?

また千葉潔が死ぬ間際、
民江に何かを言おうとしたシーン。
最期に何を言おうとしたのか?

佐藤優の解説での
千葉潔がニヒリストになってしまった理由、ニヒリストは何故ケースバイケースなのか?
イマイチ解説が曖昧だと思いました。

何度読んでも分からないので
これらの解説が欲しいと思う位です。

内容が凄まじすぎて、
読み終わった直後は暫く
ぽかーんとして、動けませんでした。

自分がどれ位内容を読み込めているのか
分かりませんが、本当に深い内容です。

これを35歳の若さで書き上げた高橋和巳、ただただ凄い。

自分の中の特別な一冊です。
邪宗門 下 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 下 (河出文庫)より
4309413102
No.36
(5pt)

戦後日本文学の記念碑のひとつ。しかもエンターテインメントとしても面白い。

高橋和巳は小松左京と京大時代からの盟友だった。高橋さんが1971(昭和46)年、つまりあの三島由紀夫とほぼ同じ時期に39歳で亡くなったあと、小松さんはその「観念性」や「大きすぎる問題意識」や「志」といったものを引き継いで、それをSFのかたちで大いに展開してみせた。そういう見方もできるんじゃないかと、以前からぼくは考えている。
 裏返していうと、高橋和巳にはエンターテイナーとしての資質もあった。ことにこの『邪宗門』は、よい意味での通俗性にあふれていて、このたび約20年ぶりに繙いてみたら、読みやすさに面食らうほどだった。
 それはもちろん、戦前~戦中~敗戦に至る時代を背景にしているんだから明るくはない。何しろ日本という国そのものが、いまのぼくたちには想像もつかないくらいビンボーな頃だ。しかも舞台となるのは国から弾圧を受ける新興宗教の教団なのだ。とうぜん全体の色調は(高橋さんの他の作品と同じように)暗いわけだが、その一方、わかりやすいキャラ設定(ツンデレ美少女も、陰のある美少年もいる)、起伏に富んだストーリー、力強い描写によって、ひとつの「世界観」がくっきりと描き出されている。ぐんぐん読めてしまうのである。
 そのなかで、「政治」とは? 「宗教」とは? 「国家」とは? 「革命」とは? といった、およそ日本ブンガクには似つかわしくない壮大なテーマが、相互に縺れ合いながら血肉をもって脈打っている。たんに消費財としてオモロイというのではなくて、ずっしりと読み応えがあるわけだ。「火花」が芥川賞をとってしまう現在の日本文学シーンにおいて、純文学/エンターテインメント双方を含めて色々とタイトルを思い浮かべてみたのだけれど、これくらい重量感のある小説は、ぼくには思い当たらなかった。引き合いに出して申しわけないが、少なくともぼくには、村上春樹の『1Q84』の百倍くらい面白く思える。
 『邪宗門』は、三島由紀夫の『豊饒の海』(新潮文庫)、野上弥生子の『迷路』(岩波文庫)、大西巨人の『神聖喜劇』(光文社文庫)、大江健三郎の『万延元年のフットボール』(講談社文芸文庫)などと並ぶ戦後日本文学の記念碑であり、遺産だと思う。長らく入手困難が続いていたが、高橋和巳とゆかりの深い河出書房新社によってここに蘇ったことは誠に喜ばしい。
邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫)より
4022640049
No.35
(5pt)

戦後日本文学の記念碑のひとつ。しかもエンターテインメントとしても面白い。

高橋和巳は小松左京と京大時代からの盟友だった。高橋さんが1971(昭和46)年、つまりあの三島由紀夫とほぼ同じ時期に39歳で亡くなったあと、小松さんはその「観念性」や「大きすぎる問題意識」や「志」といったものを引き継いで、それをSFのかたちで大いに展開してみせた。そういう見方もできるんじゃないかと、以前からぼくは考えている。
 裏返していうと、高橋和巳にはエンターテイナーとしての資質もあった。ことにこの『邪宗門』は、よい意味での通俗性にあふれていて、このたび改めて紐解いてみたら、読みやすさに面食らうほどだった。
 それはもちろん、戦前~戦中~敗戦に至る時代を背景にしているんだから明るくはない。何しろ日本という国そのものが、いまのぼくたちには想像もつかないくらいビンボーな頃だ。しかも舞台となるのは国から弾圧を受ける新興宗教の教団なのだ。とうぜん全体の色調は(高橋さんの他の作品と同じように)暗いわけだが、その一方、わかりやすいキャラ設定(ツンデレ美少女も、陰のある美少年もいる)、起伏に富んだストーリー、力強い描写によって、ひとつの「世界観」がくっきりと描き出されている。ぐんぐん読めてしまうのである。
 そのなかで、「政治」とは? 「宗教」とは? 「国家」とは? 「革命」とは? といった、およそ日本ブンガクには似つかわしくない壮大なテーマが、相互に縺れ合いながら血肉をもって脈打っている。たんに消費財としてオモロイというのではなくて、ずっしりと読み応えがあるわけだ。「火花」が芥川賞をとってしまう現在の日本文学シーンにおいて、純文学/エンターテインメント双方を含めて色々とタイトルを思い浮かべてみたのだけれど、これくらい重量感のある小説は、ぼくには思い当たらなかった。引き合いに出して申しわけないが、少なくともぼくには、村上春樹の『1Q84』の百倍くらい面白く思える。
 『邪宗門』は、三島由紀夫の『豊饒の海』(新潮文庫)、野上弥生子の『迷路』(岩波文庫)、大西巨人の『神聖喜劇』(光文社文庫)、大江健三郎の『万延元年のフットボール』(講談社文芸文庫)などと並ぶ戦後日本文学の記念碑であり、遺産だと思う。長らく入手困難が続いていたが、高橋和巳とゆかりの深い河出書房新社によってここに蘇ったことは誠に喜ばしい。
邪宗門 上 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 上 (河出文庫)より
4309413099
No.34
(5pt)

すばらしい

戦前から戦後にかけて、新興宗教団体への、弾圧や苦悩に立ち向かう、宗教者たちの生きざまを描いた作品。 そのすべてにおいて、まるでノンフィクションのごとく、まるでその事実が歴史に残されているがごとく、 その場面、その人物の行動がとてもリアルに表現されている。 作者の知識及び文章表現力のすごさに脱帽。 上下巻を通して「暗い」。 だけど文学ってこの暗さが自らの人生を切り拓く糧となると思います。 最後の場面で、三代目教祖の千葉潔の自決(餓死)を追って自ら舌を切る堀江民江には、切なくて泣けた。 三島と同世代で、左巻きの作者だが、三島が彼だけは認めたという曰くには納得できる作品。
邪宗門〈下〉 (朝日文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門〈下〉 (朝日文芸文庫)より
4022640057
No.33
(5pt)

すばらしい

戦前から戦後にかけて、新興宗教団体への、弾圧や苦悩に立ち向かう、宗教者たちの生きざまを描いた作品。 そのすべてにおいて、まるでノンフィクションのごとく、まるでその事実が歴史に残されているがごとく、 その場面、その人物の行動がとてもリアルに表現されている。 作者の知識及び文章表現力のすごさに脱帽。 上下巻を通して「暗い」。 だけど文学ってこの暗さが自らの人生を切り拓く糧となると思います。 最後の場面で、三代目教祖の千葉潔の自決(餓死)を追って自ら舌を切る堀江民江には、切なくて泣けた。 三島と同世代で、左巻きの作者だが、三島が彼だけは認めたという曰くには納得できる作品。
邪宗門 下 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 邪宗門 下 (新潮文庫)より
4101124043