妖魔の哄笑

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妖魔の哄笑の評価:

3.50/5点 レビュー 2件。 - ランク

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全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(3pt)

今読める数少ない長編!

創作量はトップクラスを誇った、戦前派の推理作家・甲賀三郎の、今現在読める数少ない長編の一つ。冒頭の列車内での殺人事件、消失、そして謎の四本指の男の出現など読者を惹きつけるプロットで、さながら昨今のトラベルミステリーの様相を呈している。
 何分、戦前の作品なのでご都合主義や偶然に頼りすぎるという欠点はあるものの、終盤はたたみかけるように謎が解かれていく面白さが味わえると思う。ただ、犯人の独白は正直、恐い。ある意味、この不気味さがタイトルの「悪魔の哄笑」を見事具現化しているといえる。
 なにはともあれ、甲賀三郎ファンは一読の価値あり、そうでなくとも探偵小説ファンならば読んでおきたい一冊である。
妖魔の哄笑 (春陽文庫―探偵小説傑作選) Amazon書評・レビュー: 妖魔の哄笑 (春陽文庫―探偵小説傑作選)より
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