ヴォイド・シェイパ

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評判

ヴォイド・シェイパの評価:

4.44/5点 レビュー 41件。 B ランク

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平均点4.44pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全72件 61〜72 4/4ページ
No.12
(5pt)

続編が楽しみな小説・・・

表紙の装丁がとても印象的で美しい。思わずジャケ買いならぬ表紙買いをしてしまう方もいるのでは!?

多分、表紙の絵は以下の画像が元ネタ(?)だと思います・・・右半分を反転させると同じ構図になります。

ttp://[...]
ヴォイド・シェイパ - The Void Shaper (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ヴォイド・シェイパ - The Void Shaper (中公文庫)より
4122057779
No.11
(5pt)

続編が楽しみな小説・・・

表紙の装丁がとても印象的で美しい。思わずジャケ買いならぬ表紙買いをしてしまう方もいるのでは!?

多分、表紙の絵は以下の画像が元ネタ(?)だと思います・・・右半分を反転させると同じ構図になります。

ttp://[...]
ヴォイド・シェイパ Amazon書評・レビュー: ヴォイド・シェイパより
4120042278
No.10
(4pt)

玄人向け。理解出来る人と出来ない人がいると思う。

スカイ・クロラシリーズに続く、中央公論新社での新シリーズ。

まずは何より表紙がいい。スカイ・クロラシリーズと同じようなデザインで、とてもきれいだ。作品自体の評価は、人によってかなり別れるように思う。というのも、この作品においてはいわゆるストーリーというものがつかみづらいからだ。最近の森博嗣の本では、珍しいことではないと思うが、シンプルなわかりやすいストーリーを期待していると、なんだかわからないまま終わってしまうかもしれない。

個人的な認識としては、京極夏彦の『死ねばいいのに』がこの作品ととても近いように思う。ある意味では、対をなしている、もしくはパラレルな関係にある、といえるかもしれない。どちらも、直接核心となる部分には触れずに、その周辺をまわることで、次第に輪郭がわかってくるという構造を持っている。その意味で、今作は正にタイトル通りの作品といえる。このシリーズがラストまで進んだ時に、最後に見えてくる形がどのような形なのか、興味深いと思う。
ヴォイド・シェイパ - The Void Shaper (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ヴォイド・シェイパ - The Void Shaper (中公文庫)より
4122057779
No.9
(4pt)

玄人向け。理解出来る人と出来ない人がいると思う。

スカイ・クロラシリーズに続く、中央公論新社での新シリーズ。

まずは何より表紙がいい。スカイ・クロラシリーズと同じようなデザインで、とてもきれいだ。作品自体の評価は、人によってかなり別れるように思う。というのも、この作品においてはいわゆるストーリーというものがつかみづらいからだ。最近の森博嗣の本では、珍しいことではないと思うが、シンプルなわかりやすいストーリーを期待していると、なんだかわからないまま終わってしまうかもしれない。

個人的な認識としては、京極夏彦の『死ねばいいのに』がこの作品ととても近いように思う。ある意味では、対をなしている、もしくはパラレルな関係にある、といえるかもしれない。どちらも、直接核心となる部分には触れずに、その周辺をまわることで、次第に輪郭がわかってくるという構造を持っている。その意味で、今作は正にタイトル通りの作品といえる。このシリーズがラストまで進んだ時に、最後に見えてくる形がどのような形なのか、興味深いと思う。
ヴォイド・シェイパ Amazon書評・レビュー: ヴォイド・シェイパより
4120042278
No.8
(4pt)

静かで読み易い

一気に一日で完読した。
文体が静かで、シンプル。読み易い。
多少、「無」に拘泥し、くどい解説があるが、それをShapeすれば(削ぎ落とすことができれば)、名著になるのではなかろうか。

プロット(話の展開)から、作者が何を伝えたいのかはよくわからない。ストーリーから何かを得ようとするような小説ではない気もする。

静かな文体を楽しむ小説。
例えば、レイモンド・チャンドラーとか、開高健とか、ストーリーはつまらない(内容がない)が、その語り口(文体)にとても惹かれる部類の小説。
そう思って読むと、"面白い"小説であった。

戦っているのではない
死に瀕して藻掻いている ただそれだけ
躰は天地の如く
お前のものではない
なにものも お前のものではない
一瞬に お前は生を 微かに見る
それだけが お前のもの
お前のすべて

タイトルの『The Void Shaper』の意味だが、『虚空を研ぎ澄ます者』、『無を削ぎ落とす者』ではなかろうかと思う。

海道龍一朗のデビュー作、「真剣」に通じるものがあった。
真剣―新陰流を創った男、上泉伊勢守信綱 (新潮文庫)
ヴォイド・シェイパ - The Void Shaper (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ヴォイド・シェイパ - The Void Shaper (中公文庫)より
4122057779
No.7
(4pt)

静かで読み易い

一気に一日で完読した。
文体が静かで、シンプル。読み易い。
多少、「無」に拘泥し、くどい解説があるが、それをShapeすれば(削ぎ落とすことができれば)、名著になるのではなかろうか。

プロット(話の展開)から、作者が何を伝えたいのかはよくわからない。ストーリーから何かを得ようとするような小説ではない気もする。

静かな文体を楽しむ小説。
例えば、レイモンド・チャンドラーとか、開高健とか、ストーリーはつまらない(内容がない)が、その語り口(文体)にとても惹かれる部類の小説。
そう思って読むと、"面白い"小説であった。

戦っているのではない
死に瀕して藻掻いている ただそれだけ
躰は天地の如く
お前のものではない
なにものも お前のものではない
一瞬に お前は生を 微かに見る
それだけが お前のもの
お前のすべて

タイトルの『The Void Shaper』の意味だが、『虚空を研ぎ澄ます者』、『無を削ぎ落とす者』ではなかろうかと思う。

海道龍一朗のデビュー作、「真剣」に通じるものがあった。
真剣―新陰流を創った男、上泉伊勢守信綱 (新潮文庫)
ヴォイド・シェイパ Amazon書評・レビュー: ヴォイド・シェイパより
4120042278
No.6
(4pt)

すっきりとしたテイスト

著者らしいすっきりとしたテイストで描かれた時代物。男臭さがなく読みやすかったが尻切れトンボな展開が残念。
ヴォイド・シェイパ - The Void Shaper (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ヴォイド・シェイパ - The Void Shaper (中公文庫)より
4122057779
No.5
(4pt)

すっきりとしたテイスト

著者らしいすっきりとしたテイストで描かれた時代物。男臭さがなく読みやすかったが尻切れトンボな展開が残念。
ヴォイド・シェイパ Amazon書評・レビュー: ヴォイド・シェイパより
4120042278
No.4
(5pt)

無題

エピグラフをみて驚いた、新渡戸稲造の「武士道」である。
この作家からもっとも遠い世界だと一瞬思ったが実はそうではないのだ。
最近は理系作家と言われなくなっているようだが、そんな小さなカテゴリーにおさまる作家ではない
事は過去の作品で谷崎や芥川や稲垣足穂、埴谷雄高などを引用していることでも明らかだ。

主人公の名前は「ゼン」である、過去に鈴木大拙の作品をモチーフにしたように
いつだってこの作家の主題は人間の心の有り様だった。
蛇足だが担当編集者が、作者の印象について「修行僧のような人だ」と言っていたのも興味深い・・・。

スカイクロラという前シリーズでも登場人物達は取り憑かれたように空(void)に向かう。
そこには何もない、人間の精神以外は。
そして最後に呟いたのだ、美しい精神以外なんの価値もないと・・・。

この主人公は上昇するかわりに地上へ降りてくる。
しかしそれは結局同じことなのだろう。
ヴォイド・シェイパ - The Void Shaper (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ヴォイド・シェイパ - The Void Shaper (中公文庫)より
4122057779
No.3
(5pt)

無題

エピグラフをみて驚いた、新渡戸稲造の「武士道」である。
この作家からもっとも遠い世界だと一瞬思ったが実はそうではないのだ。
最近は理系作家と言われなくなっているようだが、そんな小さなカテゴリーにおさまる作家ではない
事は過去の作品で谷崎や芥川や稲垣足穂、埴谷雄高などを引用していることでも明らかだ。

主人公の名前は「ゼン」である、過去に鈴木大拙の作品をモチーフにしたように
いつだってこの作家の主題は人間の心の有り様だった。
蛇足だが担当編集者が、作者の印象について「修行僧のような人だ」と言っていたのも興味深い・・・。

スカイクロラという前シリーズでも登場人物達は取り憑かれたように空(void)に向かう。
そこには何もない、人間の精神以外は。
そして最後に呟いたのだ、美しい精神以外なんの価値もないと・・・。

この主人公は上昇するかわりに地上へ降りてくる。
しかしそれは結局同じことなのだろう。
ヴォイド・シェイパ Amazon書評・レビュー: ヴォイド・シェイパより
4120042278
No.2
(5pt)

禅問答一人旅

──あらすじ、主題、戦闘などについて──

主人公はゼンという純朴な若武者で、過ぎたことを理屈っぽく考えるのが癖な田舎者です。
あることが起こったために彼が山から下りて旅に出、育て親兼師匠カシュウゆかりの地をぶらつく、
あらすじを簡単に説明するとこの通りです。

物語はゼンの一人称で進みます。

その過程での主人公の思考を読んでいると般若心経を読んでいる気分になります。
おそらくですが語られる思想が仏教の「空」だからでしょう。
したがってかなり回りくどい。ぐだぐだと登場人物と禅問答を続けざるをえない。
それを主人公が剣の道の中で考えているから実践として、
直截的に幾つかの戦闘シーンでその過程、思考を示してくれるんですが、
スカイ・クロラのあのドッグ・ファイトと同じく詩のように書かれているので分かる、というより感じることができるだけ。
主に肉体の描写なので戦闘機の挙動と違い、
輪郭ははっきりしているんですが中核にあるものが「空」なので、
分かるのはさらに難しくなっているかと思われます。
それでも感じることができるのは著者の面目躍如といったところで、
戦闘シーンもかなり躍動感があり、主人公が未熟なのもあって緊張感があります。

──総評──

エンタメに適さない思想を読み手に直接ぶっつける、かなり挑戦的な作品のように思いました。
下手をすれば説教臭く、退屈にしか感じられないお坊さんの説教をエンタメ化しているわけですから。
それほど目新しい試みではありませんが、質が高いものは貴重です。
それに軽過ぎない軽さを備えた小説ですので、ゆっくり読んでも4,5時間もあれば読めます。
もしかすると抹香臭さに辟易して途中で読むのを止めてしまう人がいるかもしれませんが。

まだ始まったばかりですので、今後に期待と言うことで★5です。
ヴォイド・シェイパ - The Void Shaper (中公文庫) Amazon書評・レビュー: ヴォイド・シェイパ - The Void Shaper (中公文庫)より
4122057779
No.1
(5pt)

禅問答一人旅

──あらすじ、主題、戦闘などについて──

主人公はゼンという純朴な若武者で、過ぎたことを理屈っぽく考えるのが癖な田舎者です。
あることが起こったために彼が山から下りて旅に出、育て親兼師匠カシュウゆかりの地をぶらつく、
あらすじを簡単に説明するとこの通りです。

物語はゼンの一人称で進みます。

その過程での主人公の思考を読んでいると般若心経を読んでいる気分になります。
おそらくですが語られる思想が仏教の「空」だからでしょう。
したがってかなり回りくどい。ぐだぐだと登場人物と禅問答を続けざるをえない。
それを主人公が剣の道の中で考えているから実践として、
直截的に幾つかの戦闘シーンでその過程、思考を示してくれるんですが、
スカイ・クロラのあのドッグ・ファイトと同じく詩のように書かれているので分かる、というより感じることができるだけ。
主に肉体の描写なので戦闘機の挙動と違い、
輪郭ははっきりしているんですが中核にあるものが「空」なので、
分かるのはさらに難しくなっているかと思われます。
それでも感じることができるのは著者の面目躍如といったところで、
戦闘シーンもかなり躍動感があり、主人公が未熟なのもあって緊張感があります。

──総評──

エンタメに適さない思想を読み手に直接ぶっつける、かなり挑戦的な作品のように思いました。
下手をすれば説教臭く、退屈にしか感じられないお坊さんの説教をエンタメ化しているわけですから。
それほど目新しい試みではありませんが、質が高いものは貴重です。
それに軽過ぎない軽さを備えた小説ですので、ゆっくり読んでも4,5時間もあれば読めます。
もしかすると抹香臭さに辟易して途中で読むのを止めてしまう人がいるかもしれませんが。

まだ始まったばかりですので、今後に期待と言うことで★5です。
ヴォイド・シェイパ Amazon書評・レビュー: ヴォイド・シェイパより
4120042278