(短編集)

冥談

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評判

冥談の評価:

3.25/5点 レビュー 16件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.25pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 21〜22 2/2ページ
No.2
(4pt)

五感に訴える作品になれば5つ星!!

相も変わらず、京極作品は、おもしろい。

これは間違いない。しかーし、今作は内容に統一感が無いように感じられた。

個人的には、視覚・触覚(生暖かさ・雰囲気とでもしようか)の表現は京極先生は天下一品だと思っている。

今作は、聴覚・嗅覚(グロくなる可能性もあるが・・)・味覚(これは、難しいか?)等の五感に響かせる作品になり得たと思うので少し残念。

S・キングの様に当初、意味のないように感じる聴覚に訴える恐怖感!これは本作でも十分表現できたのでは(先生があえて避けたのかもしれませんが・・・)。

京極先生がここ一番の、台詞のチョイスがうまいのは言うまでもない。
真のエンターテイナーとして尊敬できる先生だからこそ、新たな表現に挑戦して頂きたいと思っております(生意気言ってすいません)。

収録順の1番目と2番目の作品が良かっただけに、悔しいでございます。

京極堂シリーズも早く読みたいな。

先生、プレッシャーかもしれませんが、読者は待ってますよ。
冥談 (幽BOOKS) Amazon書評・レビュー: 冥談 (幽BOOKS)より
4840132356
No.1
(5pt)

あなたの記憶にもきっとある

怪談雑誌「幽」に掲載の短編をまとめた一冊。
テーマは「あいまいな記憶の中にある怪異」でしょうか。

久しぶりに訪れた友人の家。子供のころ年末年始に親戚で集まった祖父母の家で。ものごごろつくかつかないかの頃祖母に手を引かれて歩いた橋で。そして今は取り壊されてしまった我が家で。かつて確かに体験した。けれど大人になる過程で忘れてしまった。覚えているけど明瞭に思い出せない。そんな「怪異」達が遅配された郵便物のように大人になった登場人物達の元へ、まさしく冥いところからやってくる。あるものはそれに取り込まれ、あるものはそれを必死で手繰り寄せ、そしてあるものはそれによって大切な人と記憶の中で再開を果たす。ジワジワと湧き上がる恐怖は間違い無く嫌なものですが、不思議と懐かしく読後感は悪くない。京極夏彦らしい小説でした。
冥談 (幽BOOKS) Amazon書評・レビュー: 冥談 (幽BOOKS)より
4840132356