恋愛中毒

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評判

恋愛中毒の評価:

3.92/5点 レビュー 202件。 B ランク

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平均点3.92pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全292件 281〜292 15/15ページ
No.12
(5pt)

抑揚のある面白さ、胸を突く哀しさ

タイトルは以前から知っていて、いつかは読むだろう、と思っていた。意を決して読んでみた。「恋愛中毒」というタイトル、自分もいつかしら陥ったかもしれないというどこか悲壮な響きがある。主人公、水無月は年も32歳、離婚歴もある。地味でどこか落ち着いてて、若さゆえのもどかしさ、輝きは求めず、年相応に達観してきている部分もある。年齢が近い私はそれだけでシンパシーを感じた。そんな水無月は小説家、創路(いつじ)に惹かれていく。水無月と創路の会話は意外と面白く思わず笑ってしまったことが何度かあった。どろどろした重苦しさを覚悟で読み進んでいったが、主人公は32歳相応の振る舞い、考えをしている感があり杞憂に終わった。前半は平和な気持ちで水無月の生き方にむしろ憧れを抱いたもの!の、後半はハラハラしてきた。他人に迷惑をかける中毒はいけない。客観的に自分を見つめて笑い飛ばすぐらいの明るさをもてたらラクなのに、恋愛はそれに誠実になろうとする大義名分のもとに独善的になってしまうのか。恋愛について考えをめぐらせながら、抑えが効いた楽しい部分、ギクッと胸に突かれるような哀しさもあり、傑作と謳うのにふさわしい作品だ。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.11
(5pt)

胸が痛い

人から傷つけられるのが怖くて愛、悲しさなどの感情を子供の頃から内に閉じ込めてた主人公の美雨は、当然男性への愛し方も素直に表現する事ができない。そんな主人公の内に秘めたもろくて本当は情熱的な感情は、主人公のナレーションということもあり表立って現れないが、他の登場人物の何気ない言葉などからひしひしと伝わってくる・・美雨と同じような恋愛を経験をした人、また同じような子供時代を送ってきた人とても多いと思います。そのような「普通の人」が持つ心理を淡々と表現していますが、巧みな話の構成と人物の極めてリアルな描写で非常に完成度が高くなっていると思います。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.10
(5pt)

痛い…

恋愛小説が好きな男友達が、ばななの『キッチン』のお返しに貸してくれて読んだ。あまり恋愛小説が好きじゃないので少し面倒だなと思っていたけれど、読み進めるうちに主人公の女性にめちゃくちゃ共感を覚えてしまい、堪らなくなった。
主人公は中年で離婚歴有りの冴えない女性で、普段冷静なぶん壊れだすと一気に壊れてしまう。読んでいる私は未成年で結婚歴も無く壊れるように恋愛をしたことが無いから途中まではヒトゴトとして読んでいたのだが、好きなヒトの手の感触を思い返すことや独りの部屋でどんより過ごすこと、そういった細かなことがよく描けていて惹きこまれていく。加速がつけば止まらないし、止めようとしても止められない。誰かを好きになってこういう状態になることは万人に共通だ。好きだからと思っての行為で相手が離れていく経験だって誰にでも有るだろう。そんなことをしてはいけないと読みながら思ったし、主人公も自分を戒める。それでもやってしまう。いたたまれなくなってしまう。私なら自分を抑えられるだろうか?乗り越えられるだろうか。
この小説の主人公はいわゆるストーキングを行う。普段私たちはストーカーと聞くと「怖いなぁ」ぐらいの気持ちしか持たないが、主人公の精神状態だったらと思うと自分もやってしまうかも…と微かに考えてしまう。仕方無いように感じてしまう。そう考える自分に気付いて、自分が怖くなる。それぐらい感情移入して読んだ。切ないなんて思わなかったけれど、この小説は苦しい、辛い、痛々しい恋愛小説だ。元気の無いときに読んだらしんどいかも知れない。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.9
(4pt)

予想以上におもしろい

文庫本の背表紙のあらすじを読んだときは正直あまり期待してはいませんでした。が、読み始めたら一気に読んでしまいました。
文章や表現自体が素晴らしいというよりは、ストーリーと展開のうまさのせいでしょうか。
タイトルから想像されるような重々しさはないので気軽に読めて、でも内容はしっかりある一冊です。
おすすめです。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.8
(5pt)

夢中になって読みました。

私は男です。作者も本の内容もまったく知らずに ただ、書店のレジの前にあったので買いました。題名が「恋愛中毒」だけに男性の私がこんな題名の本を買うのか思うと恥ずかしかったです。
恋愛をして振られてもず~~と何年もその人のことを考えてしまう人は共感できるでしょう。
女性の男性に対する考え方、すべての婦人がそうではないにしても夫に対する考え方がとても参考になりました。一般的ではないにしても 自分の横ですやすやと眠る夫を見て生活を安堵する、また自分がアイロンをかけたシャツを着て出かけていく夫をみて喜ぶといった表現は独身の私には結婚に幻想をもちました。この女性はとても献身的だと感心しました。
小説にでてくる社長も普通の生活からは逸脱した人で、読んでいてこんな男性もいるのかと爽快な気分になりました。
私ももっと自分に正直に生きて生きたいそう思いました。
実は私も昔付き合っていた女性のことが今でも気になります。
皆日常に追われ忙しいそうだけど、結局は過去とのつながりなんですね。
創路功二郎の言葉で「過去にもしもを持ち込むな」という文章が頭に残っています。
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4041970105
No.7
(5pt)

陳腐な恋

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4041970105
No.6
(5pt)

珠玉の恋愛小説の1つです

どこにでもいそうな一人の人間の物語です。
が、恋愛に依存することによって生まれていくズレ、そして偏執的な愛ゆえの狂気・・・。
解説の林真理子の言葉を借りるまでもなく、巧みな構成と文書力、
深い人物像が物語を印象深いものにしています。
熱に浮かされたように物語に引きずり込まれ、一気に読みました。
読み終えてからも主人公の熱が移ったのか何度も読み返してしまいました。
間違いなく「私の読んだ本の中で他人にすすめたいランキング」ベストテンに入る1冊です。ぜひ読んで下さい。
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4041970105
No.5
(4pt)

中毒なのは恋愛に対してだったの?

タイトルは「恋愛中毒」なのだが、身を滅ぼすと分かっていても踏みとどまれない、いわば、恋焦がれた苦しさ、というような感情はあまり伝わってこなかった。実際彼女が中毒であったのは「誰かに助けて貰いたい程可哀相な私」というシチュエーションに対してではないのかと感じながら読みすすめたからだと思う。
恋などしない、こうして生きていく、と決めた覚悟の裏側で痛いほど誰かに助けて貰う事に飢える可哀相な私。行き場の無い飢えた感情は満たされかけた瞬間に、その「誰か」を食らい尽くす。
著者の言葉で言えば「膿を出すように」何かを相手にぶつけてしまう。
読み終わって。結局自分を救えるのは自分だけであるという、寂しい現実を正面から「あくまでも気負わずに」受け止められるようにならなければ、と何故か感じた。
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4041970105
No.4
(5pt)

恋愛・・・

誰にも彼女のように恋愛にのめりこみ、自制が出来なくなってしまうことは起こりうるかもしれない。
恋愛と言うものに魅入られて、嵌っていく女性の姿がとても上手く描かれている。
もう二度と恋はしない。
それは無理な話、女でありつづける限り、恋をしてしまう。
そんな女の性が感じれます。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.3
(5pt)

作家を素敵に思ってしまったのが驚きでした。

同じ歳の薬師丸ひろ子さんが演じたテレビ番組を見て、ひどく心惹かれて原作を読みました。
主人公が切なかったけれど、もっと印象的だったのが相手役です。
主人公が愛した作家は全くひどい男だけれど、その後も主人公を恐れることなく逃げることなく
受け止め情をかけてくれているのに感動してしまいました。
作家のような人物がもし周囲にいたら全くお断りで関わりたくない人物ですが、
この本の中で情が深くて素敵(?)に思ってしまった自分がびっくりです。
作家の存在が主人公の日常にぽっかりと灯をともし、導いているように思えます。
こんな愛情もあるのだと感慨深かったです。 でも私ならやっぱり嫌だな…。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.2
(5pt)

失恋時にも・・・

彼と別れた時に、広告で見たこの本。
「どうか、どうか私。これからの人生、他人を愛しすぎないように――」
この一節に興味を惹かれ、没頭して読みました。
自分の恋愛について考えさせられ、自分もこうなってしまう可能性もあると思いました。
恋愛中も、悲しいことがあると何度も読み返してしまっています。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.1
(5pt)

女って悲しい。

読後しばらく脱力。怖くて呆然とした。 主人公は別れた夫にストーカーし、次は作家の愛人になる。主人公は一生懸命、男を愛するしかできない。でもこの心理は私にはわかる。わかってしまう自分が、怖かった。自分もやってしまうかもしれない、自分のすぐ近くにこの世界はある、そんな怖さだった。でも怖いながらも、自分はそうなっちゃいけないと思いながらも、一生懸命人を愛する、そのけなげさは、美しいと思う。多分、女ならわかるんじゃないかな。と私は勝手に思っている。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105