恋愛中毒

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評判

恋愛中毒の評価:

3.92/5点 レビュー 202件。 B ランク

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平均点3.92pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全292件 201〜220 11/15ページ
No.92
(5pt)

痛い…

恋愛小説が好きな男友達が、ばななの『キッチン』のお返しに貸してくれて読んだ。あまり恋愛小説が好きじゃないので少し面倒だなと思っていたけれど、読み進めるうちに主人公の女性にめちゃくちゃ共感を覚えてしまい、堪らなくなった。
主人公は中年で離婚歴有りの冴えない女性で、普段冷静なぶん壊れだすと一気に壊れてしまう。読んでいる私は未成年で結婚歴も無く壊れるように恋愛をしたことが無いから途中まではヒトゴトとして読んでいたのだが、好きなヒトの手の感触を思い返すことや独りの部屋でどんより過ごすこと、そういった細かなことがよく描けていて惹きこまれていく。加速がつけば止まらないし、止めようとしても止められない。誰かを好きになってこういう状態になることは万人に共通だ。好きだからと思っての行為で相手が離れていく経験だって誰にでも有るだろう。そんなことをしてはいけないと読みながら思ったし、主人公も自分を戒める。それでもやってしまう。いたたまれなくなってしまう。私なら自分を抑えられるだろうか?乗り越えられるだろうか。
この小説の主人公はいわゆるストーキングを行う。普段私たちはストーカーと聞くと「怖いなぁ」ぐらいの気持ちしか持たないが、主人公の精神状態だったらと思うと自分もやってしまうかも…と微かに考えてしまう。仕方無いように感じてしまう。そう考える自分に気付いて、自分が怖くなる。それぐらい感情移入して読んだ。切ないなんて思わなかったけれど、この小説は苦しい、辛い、痛々しい恋愛小説だ。元気の無いときに読んだらしんどいかも知れない。
恋愛中毒 Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒より
4048731408
No.91
(4pt)

予想以上におもしろい

文庫本の背表紙のあらすじを読んだときは正直あまり期待してはいませんでした。が、読み始めたら一気に読んでしまいました。
文章や表現自体が素晴らしいというよりは、ストーリーと展開のうまさのせいでしょうか。
タイトルから想像されるような重々しさはないので気軽に読めて、でも内容はしっかりある一冊です。
おすすめです。
恋愛中毒 Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒より
4048731408
No.90
(5pt)

夢中になって読みました。

私は男です。作者も本の内容もまったく知らずに ただ、書店のレジの前にあったので買いました。題名が「恋愛中毒」だけに男性の私がこんな題名の本を買うのか思うと恥ずかしかったです。
恋愛をして振られてもず~~と何年もその人のことを考えてしまう人は共感できるでしょう。
女性の男性に対する考え方、すべての婦人がそうではないにしても夫に対する考え方がとても参考になりました。一般的ではないにしても 自分の横ですやすやと眠る夫を見て生活を安堵する、また自分がアイロンをかけたシャツを着て出かけていく夫をみて喜ぶといった表現は独身の私には結婚に幻想をもちました。この女性はとても献身的だと感心しました。
小説にでてくる社長も普通の生活からは逸脱した人で、読んでいてこんな男性もいるのかと爽快な気分になりました。
私ももっと自分に正直に生きて生きたいそう思いました。
実は私も昔付き合っていた女性のことが今でも気になります。
皆日常に追われ忙しいそうだけど、結局は過去とのつながりなんですね。
創路功二郎の言葉で「過去にもしもを持ち込むな」という文章が頭に残っています。
恋愛中毒 Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒より
4048731408
No.89
(5pt)

陳腐な恋

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恋愛中毒 Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒より
4048731408
No.88
(5pt)

珠玉の恋愛小説の1つです

どこにでもいそうな一人の人間の物語です。
が、恋愛に依存することによって生まれていくズレ、そして偏執的な愛ゆえの狂気・・・。
解説の林真理子の言葉を借りるまでもなく、巧みな構成と文書力、
深い人物像が物語を印象深いものにしています。
熱に浮かされたように物語に引きずり込まれ、一気に読みました。
読み終えてからも主人公の熱が移ったのか何度も読み返してしまいました。
間違いなく「私の読んだ本の中で他人にすすめたいランキング」ベストテンに入る1冊です。ぜひ読んで下さい。
恋愛中毒 Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒より
4048731408
No.87
(4pt)

中毒なのは恋愛に対してだったの?

タイトルは「恋愛中毒」なのだが、身を滅ぼすと分かっていても踏みとどまれない、いわば、恋焦がれた苦しさ、というような感情はあまり伝わってこなかった。実際彼女が中毒であったのは「誰かに助けて貰いたい程可哀相な私」というシチュエーションに対してではないのかと感じながら読みすすめたからだと思う。
恋などしない、こうして生きていく、と決めた覚悟の裏側で痛いほど誰かに助けて貰う事に飢える可哀相な私。行き場の無い飢えた感情は満たされかけた瞬間に、その「誰か」を食らい尽くす。
著者の言葉で言えば「膿を出すように」何かを相手にぶつけてしまう。
読み終わって。結局自分を救えるのは自分だけであるという、寂しい現実を正面から「あくまでも気負わずに」受け止められるようにならなければ、と何故か感じた。
恋愛中毒 Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒より
4048731408
No.86
(5pt)

恋愛・・・

誰にも彼女のように恋愛にのめりこみ、自制が出来なくなってしまうことは起こりうるかもしれない。
恋愛と言うものに魅入られて、嵌っていく女性の姿がとても上手く描かれている。
もう二度と恋はしない。
それは無理な話、女でありつづける限り、恋をしてしまう。
そんな女の性が感じれます。
恋愛中毒 Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒より
4048731408
No.85
(5pt)

作家を素敵に思ってしまったのが驚きでした。

同じ歳の薬師丸ひろ子さんが演じたテレビ番組を見て、ひどく心惹かれて原作を読みました。
主人公が切なかったけれど、もっと印象的だったのが相手役です。
主人公が愛した作家は全くひどい男だけれど、その後も主人公を恐れることなく逃げることなく
受け止め情をかけてくれているのに感動してしまいました。
作家のような人物がもし周囲にいたら全くお断りで関わりたくない人物ですが、
この本の中で情が深くて素敵(?)に思ってしまった自分がびっくりです。
作家の存在が主人公の日常にぽっかりと灯をともし、導いているように思えます。
こんな愛情もあるのだと感慨深かったです。 でも私ならやっぱり嫌だな…。
恋愛中毒 Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒より
4048731408
No.84
(5pt)

失恋時にも・・・

彼と別れた時に、広告で見たこの本。
「どうか、どうか私。これからの人生、他人を愛しすぎないように――」
この一節に興味を惹かれ、没頭して読みました。
自分の恋愛について考えさせられ、自分もこうなってしまう可能性もあると思いました。
恋愛中も、悲しいことがあると何度も読み返してしまっています。
恋愛中毒 Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒より
4048731408
No.83
(5pt)

女って悲しい。

読後しばらく脱力。怖くて呆然とした。 主人公は別れた夫にストーカーし、次は作家の愛人になる。主人公は一生懸命、男を愛するしかできない。でもこの心理は私にはわかる。わかってしまう自分が、怖かった。自分もやってしまうかもしれない、自分のすぐ近くにこの世界はある、そんな怖さだった。でも怖いながらも、自分はそうなっちゃいけないと思いながらも、一生懸命人を愛する、そのけなげさは、美しいと思う。多分、女ならわかるんじゃないかな。と私は勝手に思っている。
恋愛中毒 Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒より
4048731408
No.82
(5pt)

『主人公のやっていることはまぁ、アリなんじゃないのか』と思わせる

上手いなぁ。
これは上手い。

主人公のやっていること、これはもう完全におかしい。
「我慢していること」
「耐えること」
「受け入れること」
が相手を愛していることと等価だと勘違いしている。
そう言う小説は良くある。
上手いなぁ、と思うのは
「読んでいるときには『主人公のやっていることはまぁ、アリなんじゃないのか』」
と思わせるところ。
世間一般的に見れば、犯罪な訳だし全くありえない。
でもアリだと思わせる。
これは読者に感情移入させる内容、文章力のなせる業です。
素晴らしい。

あと、どうでもいいですが、この主人公と相手の男の奥さんと足して二で割ると
「誰よりも美しい妻(井上荒野)」
が出来上がると思ったのは僕だけでしょうか。

星五つ。
今度はエッセイを読んでみよう。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.81
(5pt)

恋愛中毒

精神的自立ができていない女性の恋愛形態の記載がリアルです。妙に面白い読み物です。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.80
(5pt)

凄く精神に来る

10代後半か二十代前半に読んで
十数年経っても記憶の中で生きていた小説。

それだけ頭に残るんだから気になってるんだろうっと思い
もう一度購入。

大人になって読んでも、何か人の純粋で汚い部分がとても愛おしくて重いお話で
一晩で読破。

ハッピーな感じが好きな人には薦めません。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.79
(4pt)

自分にはない羨ましさ

なにかで良い評判を目にし、古本を探して読み始めた。
冒頭から回想部分に入ったところで以前読んだことがあるかもしれないことに気付き、
途中斜め読みし最後まで一応目を通したが、確かに再読だと確認した。
ここまで記憶に残っていない本というのは私には珍しく、そんな自分自身にびっくりした。
たぶん私にとって心に残る本ではなかったのだろう。

私はこの本に出てくるような恋愛に依存できるタイプを羨ましくすら思う人間で、
弱い自分を隠すことなく、男性に頼り、可愛がられるということが無意識にできてしまうタイプの女性が時に妬ましく、
それは天賦の才能だから自分にそれがないのは仕方ないとあきらめてもいる。
他のレビューを読み、共感できる方のほうが多いのだなと、
やはりこんな自分は一生こういう恋愛感はわからないんだろうなと少し悲しく思いながらも、
平凡で落ち着いた結婚生活はまあまあ幸せで、こういうのが自分なのだと思った。
主人公のように痛いのは勘弁だけど、自分を見失うような体験、一度してみたいような気もします。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.78
(5pt)

何事もほどほどが一番デスネ

山本文緒さんの作品を読むのは初めてでしたが
読みやすい文章で一気に読んでしまいました。

男性目線で物語が始まるのに、ただボーッと字面を追いかけていると
いつのまにか女性目線で物語が進んでいることに気づき驚きました。

どこか大切な部分を読み飛ばしたようで戻って読み返そうと思いましたが
結構なページ数なのでとりあえずそのまま読んでいきました。

このいつの間にか語り手が変わっていくところや
物語の繋がりがページを超えてたりする構成のうまさに
つい読み終えた後すぐに読み返してしまいました。

描かれているのは女性の狂気。
水無月の気持ちがわかる男性とは距離を置いてつきあいたいですねw

女性なら誰でも共感できるわけではないと思うんですが
共感できない方に入りたかったけど
自分のことを言われてるようで
それが怖くて気を重くさせた作品でした。

ただ、自分の中にあるそれが
こうして小説のテーマになり、共感してる女性がたくさんいるということに
少し安心させられました。

物語の終盤で一気にいろんなことが繋がって
水無月の置かれている状況がわかって
そうきたか!と興奮させられました。

岡嶋二人のクラインの壺を読み終えた後のような
読後はそんな気分になりました。

できれば壺の外でい続けたい。
でもいつ水無月モードに入ってしまうか
夫が浮気をしたら・・・ 私が恋をしてしまったら・・・
あり得ないと否定できないことが相当コワイです。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.77
(5pt)

ひりひり度100%

ずーっと気になってた本だったので、夢中で読みました。
思っていたとおり、ひりひりと疼きました。
女性のネガティブな部分がこれでもか、これでもかと描かれています。
恋愛って決して美しいものでも、ステキなものでもないんだと思い知ります。
なのに中毒になるってのは、いかがなものなの!?
まだ続いてるってどういうこと!?
と、いろいろ感じてるうちに、不思議な世界に迷い込んだみたいでした。

ほかの登場人物に場面が移ることもなく、ただひたすら主人公水無月が出っぱなし。
映画を観ているかのような臨場感あふれる作品です。

気分が滅入ったときに是非読んでください。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.76
(5pt)

忘れられない小説です。

凄いです。物語が目の前を通り過ぎてゆくような錯覚に陥る・・・俺が男だからかなぁ〜。何処が凄いのかは一読されて判断してほしいと思います。『恋愛中毒』という題名は、ちと頂けないのだけれども。。。山本文緒さんの最高傑作だと思うよ。男の俺が読んでゾクゾクするんだよ。この小説は一生忘れられないね、、、というか何度も読んでしまう(^^)。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.75
(5pt)

恋愛小説の最高傑作

この小説は最初、井口という編集プロダクションに勤める青年の一人語り
から始まる、彼は前の恋人とうまく別れることができなく、彼女が彼の会社
に押しかけてくる、せっかく移った今度の会社もまた同じことになるのか
ということで辞表を書き社長と事務員のおばさんと飲むことになる。そして
社長が帰ったあと、そのおばさんから長い身の上話を聞く。実はこの本の
主人公は水無月というこのおばさんである。水無月は離婚の痛手によりもう
他人を愛しすぎないようにと神に祈るのだが、小説家創路の出現により、
このだらしない男に惹かれ愛人として付き合い、苦悩の日々を過ごす。
後半水無月が重症のストーカーだとわかってくる不気味さはあるが、構成、
主人公の心理描写、登場人物のキャラクターの描きかたが巧みであり恋愛
小説として読み応えのある1冊です。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.74
(4pt)

甘くない恋愛小説

山本文緒さんの本は短編集を読むことが多くて、長編は初めて。
いやいや〜恐れ入りました。
「恋愛中毒」とは深いタイトルをつけたものです。

他人との関わりをできるだけ避け、心を閉ざして生きてきた水無月。
結婚してやっとささやかな幸せを手に入れたものの、離婚を余儀なくされ
この先の人生は他人を愛しすぎないようにと、祈るように生きてる。

水無月が働いている弁当屋に突然現れる、小説家の創路。
妻がありながら何人もの愛人を抱え、自分の欲望のまま生きてる男。
水無月の心に創路が入りこんでくる様子は怒濤のようで、
こういう時の女性の「抗えない感」みたいなものが細かく表現されてます。

途中まではこの2人の恋の行方に、ハッピーエンドもしくは
泥沼の破滅的なラスト以外のどんな落としどころがあるんだろう…
って思いながら読んでいたのですが、
読めば読むほど、水無月が「恋愛中毒」になった背景がどんどん明らかになり、
少し予想外なラストへと進んでいきます。

創路の「過去に“もしも”を持ち込むな」というひと言が印象的。
過去に生きる水無月と、現在を生きる創路、真逆の2人。
奔放に好き勝手生きることも、それはそれで難しいと思うんだけど、
“もしも”を持ち込まない潔さがあるからこそ、
創路は自分に正直に生きられるんだろうなと思った。

山本作品ならではの繊細な心のひだが描かれていることはもちろん、
決して甘くはなく、恋愛小説としてはかなり読み応えのある1冊です。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105
No.73
(4pt)

女の狂気

やられました。何の気なしに恋愛小説が読みたいと思ってオススメされて読んだのですが、最後の衝撃な事実に恐怖で鳥肌が立ちました。
やめよう、やめなくてはいけない、と頭ではわかっているのにやめられない。アルコールやドラッグのように恋愛も人を狂わせる。
尽くし、尽くされ、執着し、見放され、気が狂う、恋愛の狂気をこれほどまでに女性の立場から描いた小説はないのではないでしょうか。
甘い恋愛小説ではありません。ぞくぞくするような恋愛中毒の恐怖を体験したい方にはオススメ。
恋愛中毒 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 恋愛中毒 (角川文庫)より
4041970105