君の名残を

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評判

君の名残をの評価:

3.94/5点 レビュー 63件。 B ランク

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平均点3.94pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全59件 41〜59 3/3ページ
No.19
(4pt)

電車の中では

読まないほうがいいかも。特に後半、切なくてたまらなかった。歴史が、時が、どこに向かって流れていこうとしているのか、わかっているのにそれをどうすることもできないもどかしさ悔しさ。精一杯今を生きることしか道は残されていない。電車の中で読んでいて何度も泣きそうになって困りました。ただのタイムスリップものとは違って、歴史小説としてもたっぷり楽しめました。
君の名残を (下) (宝島社文庫 (488)) Amazon書評・レビュー: 君の名残を (下) (宝島社文庫 (488))より
4796650776
No.18
(5pt)

共に旅する

上下巻とも読みましたがこちらに上下通しで。

2004年に単行本として出た物の文庫化のようです。

現代の高校生・友恵と武蔵が平安時代末期へとタイムスリップさせられ、それぞれが木曾義仲の妻巴御前、武蔵坊弁慶として生きることになります。

主にこの二人の生涯を核に、二人にかかわる人々や平安末期の世が描かれています。(とはいえ創作の部分も多いようですが)

最初はタイムスリップといい二人の順応性の高さに少し「ありえないだろ」と思いもしました。しかし次第にそんなことはどうでもよくなっていきます。

友恵や武蔵が知っていたように義仲や弁慶の最期は比較的有名で、私も知ってました。

抗おうとも、歴史や国語の授業で知った最期へと、気がつけば歴史通り進んでいる自分達の生。その不安。

しかしそこには喜びもまたあったのでした。

上下巻で割と長いです。読んだ方の中にはイマイチでした、という方も結構いらっしゃいます。しかし気になった方はぜひ読んでみてください。

私にとっては巴と共に人生を旅したような、そんな力のある作品でした。
君の名残を (上) (宝島社文庫 (487)) Amazon書評・レビュー: 君の名残を (上) (宝島社文庫 (487))より
479665075X
No.17
(4pt)

歴史の渦に巻き込まれて

雷に打たれて、気がついたら・・・。タイムスリップした時代の中で自らの運命(さだめ)を受け入れひたむきに生きる主人公3人の姿に、切なさと涙をこらえながら読み進みました。次第にフィクションと言うより歴史小説を読んでいる様な感覚になります。上巻ではまだまだ結末が予想できず、とにかく先が気になる作品です。
君の名残を (上) (宝島社文庫 (487)) Amazon書評・レビュー: 君の名残を (上) (宝島社文庫 (487))より
479665075X
No.16
(4pt)

話に引き込まれました

自分と同じ女性ということもあってか友恵の物語には感情移入して何度も涙しました。
歴史が得意でもないわたしがこの本を読めたのも彼女がどうなるのかが気になったおかげです。

他の男子2人ですが、武蔵の場合は彼の意思が分かりにくくてうまく話に入り込めませんでした。
志郎は主人公の一人ではなくむしろ他の登場人物の一人としての役目を果たしているように感じました。

突然過去に飛ばされて、しかもバラバラになってしまい、右も左も分からない3人が
それぞれこの時代でどのように生き、絡み合っていくかがこの物語の見所だと思うのですが、
思ったほど直接関わらないので友恵と関わりの無い部分は退屈で読み進めるのに苦労したのも事実です。

あまりに壮大なスケールは、作者が巻末に書いているように手塚治虫氏の「火の鳥」の影響が濃く現れています。

序盤のとっかかりと設定があまりに素敵なだけに、もう少し全体として完成度が高いものができたのでは、と
惜しい気もしますが、わたし個人は話の先が気になって(どんなラストなのか気になって)
読むのを止めれないほど楽しめた作品でした。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.15
(5pt)

感動の嵐です

まず感じたのはスケールの大きさ。
そして奥深さと感動。
読んでいるうちに「これは本当の歴史なんじゃないか」と思わされるくらいだった。いや、実際にそうであってほしいと思ったくらい。量が莫大なだけに読むのには苦労しましたが、決して飽きないし、進むにつれストーリーにも引き込まれていきます。
この本に出会えてよかったと思える一冊です。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.14
(5pt)

最高の1冊

「4日間の奇跡」に感動し、浅倉さんは気になる作家でしたが、
その浅倉さんが巴御前、義仲を取り上げていたとは。
義仲ファンでもある私にとって至福の時を過ごすことが
できました。今でも「本当にこれが真実だったのでは」
とふと思うこともあります。
冷静に評価できずすみません。
私にとっては最高の1冊です。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.13
(4pt)

プロットの繊細さに感激

平家物語に新しい視点を物語として取り込み、浅倉さんの独創性が
組み込まれ久しぶりに一気に読ませられました。義経ブームの中での平家物語だけに、あまり期待も
していなかったのですが、歴史ものと現代の視点との融合が
緻密にくみこまれており、緊張感や、心理描写がうまく
書かれていると思いました。歴史ものは著者の視点が多く反映されることが多く
この作品も浅倉さんの視点がよくわかるものとなっていました。義経主体ではなく、俯瞰的な語り口も自分的には好きでした。
難を言えば、世間一般的な義経と弁慶のつながりを期待していた
のでそのあたりの結び付けを強くするエピソードが入っても
いいのかなと思いました。弁慶の死を賭けての忠誠心に尊さを感じるのであの流れでは少し納得がいきません。
一番最後の場面の義経への対応も。
話の流れ的に故意にされたのでしょうが。にしても、巴御前と弁慶の出会いの場面はすごい。
スピード感と心理描写が大好きです。
歴史を下敷きとして描写される様と知識に基いた
プロットは、芥川龍之介をなんとなく彷彿させました。よい作品です。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.12
(4pt)

時代に翻弄された二つの命

初めは戦乱の時代にタイムスリップした幼馴染が織り成す恋愛だと思っていました。そして、いざ読み進めていくと、そんな軽い話ではなかった。戦国という特異な時代の中で、大切な人のために必死に生きていく姿が書かれ、とても印象に残った。腹が立つとすぐに人を刺してしまうような今、この小説を通して命とは何か、また、人を愛するという意味について考えさせられました。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.11
(4pt)

前作が星5つなので、こちらは4つかな・・・

愛する人の為に時の流れに抗い、歴史を変えようと奮闘する友恵の内面がとても丁寧に描かれていて、
その決意にも行動にも共感できる。その想いの強さには涙すらした。対して武蔵は、その時々の感情こそあれ、諦観とも達観とも思える態度で歴史を受け入れ、
役割を果たそうとするのだが、その説得力がイマイチ弱い。
武蔵にもっと確固たる意思を持たせて歴史と向き合わせれば、
友恵に偏りがちな主人公二人のバランスがもっとよくなったと思う。それと志郎を含めた三人がタイムスリップした理由、
「当時の日本には存在しえなかった二人の英雄と政治概念を生じさせるため」
みたいに書かれているけど、これは不要。歴史の好きな人は眉をひそめるかも(わたしはひそめた)。
だってそれらは実際に、その時代にあるべくしてあったモノなのだから…。
タイムスリップという非現実的な現象に現実的っぽい理由をこじつけるよりも
神秘的なままにしておいたほうがよかったと思う。ちょっぴり辛口になってしまったが、物語(特に友恵の物語)は秀逸で、読んでいる時間は楽しく有意義なものだった。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.10
(5pt)

読むのに苦労しました

何よりもこの長さに辟易してしまいました。ですが、素晴らしい話の仕組みだったと思わず感嘆してしまいました。平家物語が下地にあるということだったのですが、平家物語はまだ一度も読んだことがないので、こういう物語だったのかと新鮮な気持ちでページをくくりながら読み進めていました。最後の付記の欄で、具体的にどこどこの下りは創作ですと注記してあったのですが、創作にしろ素晴らしい発想だったと思います。話の締めでは平家物語の下地にあうように見事に完結してあるんだなと最後まで読者を裏切らない内容だと思います。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.9
(5pt)

歴史の中の幻想曲

源平の時代に若者をタイムスリップさせる着想はどこから生まれたのだろう。常識を打ち破る為に必要なことは異界から持ち込む。なるほど、40歳まで際だったエピソードのない北条義時が、資本主義や象徴天皇思想を知る現代の若者だったら・・・後の承久の乱も頷ける。実に良く練り上げられたプロットだ。遠藤盛遠の逸話を巧く取り入れている所も納得であり、義経と弁慶の冷めた友情、義仲と巴の行はもう涙涙。古典文学の最高峰である平家物語を良くぞ此処まで解釈したものだと感服させられました。歴史小説だけどファンタジー、必読の一冊です。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.8
(5pt)

君の名残を

行けども悲しや行きやらぬ 君の名残をいかにせん
 何が悪かったわけでもない。未来を知る友恵は、必死に守ろうとした。だが大いなる時の流れは、その思いをあざ笑うかの様に飲み込んだ 
 著者の処女作「四日間の奇跡」がとても好かったのでこの作品を読んでみた。
 定められた結末を知りながらも、賢明に生きる未来からきた友恵と武蔵。この物語の中では木曽義仲、源頼朝、義経、平清盛などといった歴史上の偉大な人物たちがみな脇役だった。手塚治虫の名作「火の鳥」に似た人間の力、思いの弱さ、儚さといったものが物語を通して流れていた。
 平家物語を下地に綴られたこの物語。綺麗だがとても悲しい物語だった。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.7
(5pt)

クラシックを聞きながら

なんとなく本屋に寄って購入したのがこの本です。
読み始めてから一気に読み終えてしまいました。
私自身クラシックとか殆どわからないのですが
話に出てくるベートヴェンの月光第3楽章が気になって
聞いてみました。
聞きながら再びあの感動がふつふつと・・・・(涙)
本を読んだだけでは感動の半分しか味わえないと思います主人公の葛藤と苦悩。それが目の前に浮かんでくるようです。
ネット上でもベートヴェンの月光第3楽章は聞けるので
是非本を読みながら聞いてほしいと思います
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.6
(5pt)

この本は感動の嵐

まず初めに「君の名残を」このタイトルに心引かれ読み始めました。タイトルを見たときは感動の恋愛小説かなぁ~位に思っていました。それに実際この著者知りませんでした。だから暇つぶし程度に…と思って読み始めました。でも序章を読んでいくうちにこの本の世界に引きずり込まれていきました。あえてここでは内容には触れませんが人の生存理由や今自分はどう在るべきかと考えさせられる作品でもありました。もう1つは変わらぬ愛。だから内容のキーワードとしては【命】【愛】この二つが私の中ではキーワードとなって物語が進行していきました。ぜひ読んでください。心の中で何かが変わるそんな作品になると思います。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.5
(4pt)

時によばれた必然。だからこそ。

非常に期待して待っていた新作。
前作「四日間の奇跡」は様々な問題点を抱えながらも情感溢れる筆力で
感動を描ききった。批判を感動に変える
先が見たい。読んだひとにそう思わせるだけのチカラが存在した。だが本作は。
歴史をなぞったことにより物語は自由度を失い。
着地点までの道のりが、ひどくキツイものとなっている。導入では魅力を感じていたキャラクター達が、どんだん色あせていくさま。
それは、とても哀しいものだった。
作者なりのいろ。情感の溢れる展開を見せてほしかった。残念。歴史物として楽しむには良いかもしれない。大好きな作家なので次作に期待します。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.4
(5pt)

ジャンルを問わず

デビュー作の筆致が気に入ったので読みました。第2作目というのはたいていがっかりさせられるものですが、筆力があるので問題なくクリア。ベースになっている「力」や歴史に関する記述など、資料記載にとどまらず、影響を受けたとして、正直に既存の作家の名前を挙げているのは好ましいことでした。この人の場合ジャンルは関係ないんじゃないかなと言う思いを更に深めました。文章の肌触りとストーリーテリングの巧さは格別で、SFだとかファンタジーだとかミステリだとかの複線とおちを必要とするジャンルでなくてもフィクションというくくりさえあれば私自身はこの人の文章を楽しめます。この本の場合、読んでいるうちに歴史小説を読んでいる錯覚を覚えました。北条政子や義経、静御前に関しては脇役でもあり、(多分)既存の描かれ方とは一線を画しているのでコアな義経ファンとかには気に入らないかもしれません。しかしながら、頼朝の老獪さを説得力をもってわかりやすく表現しています。宮本武蔵とか千葉周作とか沖田総司とか歴史上剣豪と言われる人々の実力と現代の剣道上級者とを対決させた場合、時代が進んで論理的にも技術的にもスポーツ生理学的にも洗練された現代人の方が、気力はともかく実力的には優るかもしれないとはぼんやり思っていましたが、3人がとばされた時代に「現代の剣の技術」を持ち込んで名のある武将を育てるほどであったとすると「?」ですね。「政治感覚」の方は何となく説得力あるんですけど。このヒロインが現代で過ごした部分は相当割愛されているようで実際現代においてどの程度の実力か分からないこと、及びタイムスリップ前の書き込みが少なすぎるのは多少不満です。武蔵がヒロインを恋う思いの現代での「歴史」が抜け落ちてしまっているので。私自身は面白ければそれでいいのですが、もし、説得力にこだわれば主人公3人がやけに簡単に状況を受け入れすぎていないか?とかヒロインが義仲を思う気持ちの強さがあまり理解できないとか、合戦場面が多い割に戦闘シーンの描写が薄いのは気になります。ときにこの作家は本作といい前作といい、何か生死感というか命の流れのような物にこだわりがあるのでしょうか。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.3
(5pt)

高校生の恋愛&平家物語

前作が良かったでけに嫌でも期待が高まるデビュー2作目。
どんなお話かというと、現代に生きる高校生にして幼馴染の武蔵と友恵(剣道が凄く強い)、そして友恵の友達である由紀の弟の3人が突如平安末期にタイムスリップ!
平清盛だとか後白河上皇だとかが生きてる世界を必死に生き抜くっていうわけなんです。平家物語なんて大まかな内容くらいしか知らないし、ましてやきちんと読んだことなんかないわけで…。
だいたいあの手の本は実に堅く難解で、歴史小説慣れしていてもなかなか読めたものではないですからね。
でも、この小説を読むことによって、恋愛小説を読むように感動し、ついでに平家物語を解できるという実に美味しい話なのであります。だからといって、どこかで手を抜いているわけでもなく、恋愛小説としても歴史小説としても優れた作品だといえます。だからこそお勧めしたい一冊なのですけども。
是非多くの方に読んでみて頂きたい。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.2
(5pt)

歴史の大きな流れの中で、必死に生きていく人間の姿に心を打たれました

時は、平安時代末期。平氏と源氏の戦いが繰り広げられようとしていた前夜。平清盛がいて、木曾義仲がいて、源義経、武蔵坊弁慶、源頼朝といった人物がいる。本書は、歴史が大きく動いたその時代に、ある日突然、現代から放り込まれた男女の生きる姿を描いていった物語です。「わたしは(俺は)、どうしてこの時代にタイムスリップさせられたのか?」「歴史は、もはや変えられないものなのか。なんとか出来ないものなのか」との思いを抱えながら、やがてこの時代に生きる人間として、決死の覚悟で行動していく友恵と武蔵。時の大河がうねり、逆巻く激動の平安時代の末にあって、滅びることが定められた人のために、それぞれが必死になって生きていく姿に、強く心を揺さぶられました。作者のデビュー作『四日間の奇蹟』もいい味わいの小説でしたが、それとはまた趣の異なる本書には、前作以上に物語の中に引っ張り込まれる力がありました。平安末期の時代が立ち上がってきて、登場人物たちと行動をともにしているような気持ちにさせられました。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335
No.1
(5pt)

壮大なスケールと運命の物語に感動

久々にすごい大作を読んだという気分です。おもしろかったというか、それ以上にすごかった。単なるミステリーにとどまらず、戦国絵巻を追体験しているようなすばらしい作品でした。かつてこれほど平安時代や鎌倉時代をリアルに感じたことはなかったし、自分自身がタイムスリップしてしまった感じで、時間や運命について考えさせられました。また愛する人への思いがこみ上げてきて、どうにも止まらない感動を覚えました。
君の名残を Amazon書評・レビュー: 君の名残をより
4796641335