太陽の塔

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評判

太陽の塔の評価:

3.89/5点 レビュー 204件。 B ランク

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平均点3.89pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全74件 61〜74 4/4ページ
No.14
(3pt)

懐かしくも悲しき学生時代

大学生の失恋の話。もてない男達がうだうだと集まって明晰な頭脳によって恋愛の下らなさを否定するのだが、当然思想という深い森に迷い込むだけでもてないという事実からは逃れられず、さらにもんもんとする話。
主人公が振られた彼女にもつ切実な想いを、屈折した言葉を使って振られたことを肯定していこうとする心理状態を面白く面白く書いていく技術や、言葉の使い方に共時的な面白さを感じることができた。
物語としても、最後に物語を盛り上げるために「ええじゃないか」があったり、なぜか、悲しくなるラストはよかった。
自意識過剰な感じはするが、それはそれで私はあまり気にならない。とても面白いと思う。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.13
(3pt)

懐かしくも悲しき学生時代

大学生の失恋の話。もてない男達がうだうだと集まって明晰な頭脳によって恋愛の下らなさを否定するのだが、当然思想という深い森に迷い込むだけでもてないという事実からは逃れられず、さらにもんもんとする話。
主人公が振られた彼女にもつ切実な想いを、屈折した言葉を使って振られたことを肯定していこうとする心理状態を面白く面白く書いていく技術や、言葉の使い方に共時的な面白さを感じることができた。
物語としても、最後に物語を盛り上げるために「ええじゃないか」があったり、なぜか、悲しくなるラストはよかった。
自意識過剰な感じはするが、それはそれで私はあまり気にならない。とても面白いと思う。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.12
(3pt)

京大卒の人にお薦め

京大卒の後輩Tから「くだらないですけど、読むと絶対懐かしくなりますから、ぜひ読んでみてください」と推薦され、読んだ一冊。日本ファンタジーノベル大賞受賞作ということだが、この大賞、どのくらい重みのあるステータスなのだろうか。内容は、京大の学生でオタクの主人公の恋愛に関する独白小説。ほとんど筆者の実体験をベースにしていると思われる。本当にくだらないが、これまでベールに包まれていたオタクの行動生態をつぶさに観察することができるという点で面白いし、たしかに京大周辺の地名や「鴨川等間隔の法則」といった京都に住む人間であれば誰でも知っている事象?が当たり前のように登場し、懐かしい気分に浸ることができる。また、本上まなみが解説を書いているのがなかなか面白い。京大卒の人限定ではあるが、流し読みしてみるとよいと思う。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.11
(3pt)

京大卒の人にお薦め

京大卒の後輩Tから「くだらないですけど、読むと絶対懐かしくなりますから、ぜひ読んでみてください」と推薦され、読んだ一冊。日本ファンタジーノベル大賞受賞作ということだが、この大賞、どのくらい重みのあるステータスなのだろうか。内容は、京大の学生でオタクの主人公の恋愛に関する独白小説。ほとんど筆者の実体験をベースにしていると思われる。本当にくだらないが、これまでベールに包まれていたオタクの行動生態をつぶさに観察することができるという点で面白いし、たしかに京大周辺の地名や「鴨川等間隔の法則」といった京都に住む人間であれば誰でも知っている事象?が当たり前のように登場し、懐かしい気分に浸ることができる。また、本上まなみが解説を書いているのがなかなか面白い。京大卒の人限定ではあるが、流し読みしてみるとよいと思う。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.10
(3pt)

イケてない学生のエネルギーを感じよ

京大農学部を休学中の五回生(作者自身がモデル?)が語る,イケてない日常の日々。

中盤までは爆笑の日常の連続。こういう勘違い系の学生って,やっぱ多いのかな。彼らの綴る馬鹿馬鹿しい日々が,大仰な文体で綴られているためか「プッ」と吹き出してしまうことが何度も。

時はクリスマス商戦真っ只中。イケてない学生にとって,クリスマスは恋人と過ごすものと定義される昨今の風潮は到底受け入れがたい。そこで彼らは「恋愛ファシズムに対する挑戦」を企て,「我々の精神の持つエネルギーで,鴨川に座る男女を焼き払う!」と息巻く。すげーよ,そのエネルギー。

ただね。第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞作品ということですが,この本の何をもって「ファンタジー」とするかについては議論がありそう。特に後半では現実とファンタジーの境界があいまいで,作者の世界から置いていかれそうになりました。そこが少々,心残り。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.9
(3pt)

イケてない学生のエネルギーを感じよ

京大農学部を休学中の五回生(作者自身がモデル?)が語る,イケてない日常の日々。

中盤までは爆笑の日常の連続。こういう勘違い系の学生って,やっぱ多いのかな。彼らの綴る馬鹿馬鹿しい日々が,大仰な文体で綴られているためか「プッ」と吹き出してしまうことが何度も。

時はクリスマス商戦真っ只中。イケてない学生にとって,クリスマスは恋人と過ごすものと定義される昨今の風潮は到底受け入れがたい。そこで彼らは「恋愛ファシズムに対する挑戦」を企て,「我々の精神の持つエネルギーで,鴨川に座る男女を焼き払う!」と息巻く。すげーよ,そのエネルギー。

ただね。第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞作品ということですが,この本の何をもって「ファンタジー」とするかについては議論がありそう。特に後半では現実とファンタジーの境界があいまいで,作者の世界から置いていかれそうになりました。そこが少々,心残り。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.8
(3pt)

ファンタジー?

日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

京大生が主人公であるため、京都の街を舞台にしている。

一人旅にはちょうど良いと思い買ってみた。

ロマンチックな失恋話かと思っていたが、そうではない。

片思いの相手に妄想妄想妄想。

大学生がいかにグダグダな生活を送っているかがこれを読めばわかる。

天下の京大でもそうなんだ。と。

正直何がファンタージーなのかわからなかった。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.7
(3pt)

ファンタジー?

日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

京大生が主人公であるため、京都の街を舞台にしている。

一人旅にはちょうど良いと思い買ってみた。

ロマンチックな失恋話かと思っていたが、そうではない。

片思いの相手に妄想妄想妄想。

大学生がいかにグダグダな生活を送っているかがこれを読めばわかる。

天下の京大でもそうなんだ。と。

正直何がファンタージーなのかわからなかった。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.6
(3pt)

京大生必読!

ばかばかしい、男臭い、むさ苦しい・・・そんな批評がこの作品には褒め言葉になってしまう。本にも書いてあるんだけれど、本当に「読了したあかつきには、体臭が人一倍濃くなっているだろう」、まさにそんな作品でした。でも、その男臭さが女の私にもまったく不快に感じられない不思議・・・。京都大学の男子学生・森本が主人公。森本は自分を振った後輩の女の子をつけまわすことを日常としている。彼と友人たちはカップルを憎悪し、クリスマスを呪う「イケてない」大学生(というか、全員変人)。そんなかれらの異常な青春小説(さわやかな汗の似合う青春ではないが)です。おもしろいのはストーリーより表現力・言葉の選び方。登場人物たちに難しい言葉をあえて使わせることによって彼らの変態はぐ~っと増しています。どの登場人物も個性的で、変人。キャラクター設定がまるでアニメか映画のよう。この辺が若い男性のデビュー作らしい!舞台が京大なので、京大の学生さんにはぜひ読んでほしいですね。
京都の土地勘がある人にもおすすめです。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.5
(3pt)

京大生必読!

ばかばかしい、男臭い、むさ苦しい・・・そんな批評がこの作品には褒め言葉になってしまう。本にも書いてあるんだけれど、本当に「読了したあかつきには、体臭が人一倍濃くなっているだろう」、まさにそんな作品でした。でも、その男臭さが女の私にもまったく不快に感じられない不思議・・・。京都大学の男子学生・森本が主人公。森本は自分を振った後輩の女の子をつけまわすことを日常としている。彼と友人たちはカップルを憎悪し、クリスマスを呪う「イケてない」大学生(というか、全員変人)。そんなかれらの異常な青春小説(さわやかな汗の似合う青春ではないが)です。おもしろいのはストーリーより表現力・言葉の選び方。登場人物たちに難しい言葉をあえて使わせることによって彼らの変態はぐ~っと増しています。どの登場人物も個性的で、変人。キャラクター設定がまるでアニメか映画のよう。この辺が若い男性のデビュー作らしい!舞台が京大なので、京大の学生さんにはぜひ読んでほしいですね。
京都の土地勘がある人にもおすすめです。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.4
(3pt)

純文学崩れ

大学生までは、私も純文学が大好きだった。現在だと平野啓一郎あたりがそういう傾向の作品を書く一番手じゃないかなあ。
 だが、私は純文学というものに疲れた。だって大江健三郎の作品を読むのが苦痛になってきたもの。もっと明快なカタルシス、消費財としてのストーリーを求めるようになった。 この作品には純文学のにおいがする。そしてそれを恥ずかしがっている気配もある。人を小ばかにしたような学生っぽい屁理屈じみた文体は、テレ隠しとも取れる。
 京大生の楽屋オチっぽい話ながら、ときどきプチ・シュールになる。大学生のときに読めば、もっと楽しめたかも。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.3
(3pt)

純文学崩れ

大学生までは、私も純文学が大好きだった。現在だと平野啓一郎あたりがそういう傾向の作品を書く一番手じゃないかなあ。
 だが、私は純文学というものに疲れた。だって大江健三郎の作品を読むのが苦痛になってきたもの。もっと明快なカタルシス、消費財としてのストーリーを求めるようになった。 この作品には純文学のにおいがする。そしてそれを恥ずかしがっている気配もある。人を小ばかにしたような学生っぽい屁理屈じみた文体は、テレ隠しとも取れる。
 京大生の楽屋オチっぽい話ながら、ときどきプチ・シュールになる。大学生のときに読めば、もっと楽しめたかも。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512
No.2
(3pt)

ファンタジー?

楽しく読めた。二度読んだ。地理的な描写は正確で、在住者としては楽に頭の中に地図が描けて楽しい。下宿生活の描写は、四畳半とはいかないまでも六畳風呂なしトイレ台所共同下宿経験者としては、それはないやろ?と突っ込みたくなるところは多々ある。。。が、それはさておき、経験者にとってこんなのはファンタジーでもなんでもない。。。ただのリアリズムです(笑)。。。そういう意味で、京都の百万遍中心に半径3キロっていうのは、確かに不思議なところではある。京都在住じゃない人にこの作品がどんな風に映るのか、興味あります。内容的には、猫に似た彼女と、巨大招き猫と、太陽の塔と、男だけのペーソスあふれるクリスマスと、そして、「ええじゃないか」との連携がうまくいってるとは思えない。少なくとも私の頭のなかでは、それぞれのイメージがてんでばらばらにあって、そこにあるための必然性が感じられない。冒頭のデビッドコッパーフィールドも、実際にディッケンズを読んで引っ張ってきたというよりは、サリンジャーの受け売りと言う感じがするし、新渡戸稲造がいったいどうした?って、なにがいいたい?って感じです。コトバが難しくて、しばしば辞書に頼らざるを得なかった。「こんなむつかしいこと、ボク知ってるねん」みたいな、ハナにつく文章。でも、ところどころ、これはちょっと他の人には出来ひんやろ?と思える思い切りのよい、ざくっとした切り口のスタイルが光っていて、例えば、主人公がガールフレンドに振られたことを最初に告白する場面は、ぞくっとした。
先が楽しみな作者だと思います。最後に、ゴキブリキューブのくだりは、素直に面白かった。それと、やっぱり、田中のクリスマス電飾は、あまりにもみすぼらしいと思います。それを書いてくれる人がいてくれて、ちょっと、カタルシスです。
太陽の塔 Amazon書評・レビュー: 太陽の塔より
410464501X
No.1
(3pt)

ファンタジー?

楽しく読めた。二度読んだ。地理的な描写は正確で、在住者としては楽に頭の中に地図が描けて楽しい。下宿生活の描写は、四畳半とはいかないまでも六畳風呂なしトイレ台所共同下宿経験者としては、それはないやろ?と突っ込みたくなるところは多々ある。。。が、それはさておき、経験者にとってこんなのはファンタジーでもなんでもない。。。ただのリアリズムです(笑)。。。そういう意味で、京都の百万遍中心に半径3キロっていうのは、確かに不思議なところではある。京都在住じゃない人にこの作品がどんな風に映るのか、興味あります。内容的には、猫に似た彼女と、巨大招き猫と、太陽の塔と、男だけのペーソスあふれるクリスマスと、そして、「ええじゃないか」との連携がうまくいってるとは思えない。少なくとも私の頭のなかでは、それぞれのイメージがてんでばらばらにあって、そこにあるための必然性が感じられない。冒頭のデビッドコッパーフィールドも、実際にディッケンズを読んで引っ張ってきたというよりは、サリンジャーの受け売りと言う感じがするし、新渡戸稲造がいったいどうした?って、なにがいいたい?って感じです。コトバが難しくて、しばしば辞書に頼らざるを得なかった。「こんなむつかしいこと、ボク知ってるねん」みたいな、ハナにつく文章。でも、ところどころ、これはちょっと他の人には出来ひんやろ?と思える思い切りのよい、ざくっとした切り口のスタイルが光っていて、例えば、主人公がガールフレンドに振られたことを最初に告白する場面は、ぞくっとした。
先が楽しみな作者だと思います。最後に、ゴキブリキューブのくだりは、素直に面白かった。それと、やっぱり、田中のクリスマス電飾は、あまりにもみすぼらしいと思います。それを書いてくれる人がいてくれて、ちょっと、カタルシスです。
太陽の塔 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の塔 (新潮文庫)より
4101290512