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フリーター、家を買う。
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フリーター、家を買う。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 41~60 3/5ページ
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ドラマも見たことなかったけれども、なぜかいきなり読みたくなった本。 きっと、今の私の環境が「フリーター」なので、フリーターと言うキーワードに僕の脳内センサーが反応したのだと思うが。 正直、読み出す前は全然読み物として期待していなかった。表紙のせいなのか、ちょっとナメていた。 話が現実離れしていて、フリーターが大成功をつかみ家を買うのかと思いきや、怠け者の若者の小さな幸せを掴む(この小説でははっきり描かれて終わってないが、ハッピーエンドが想像に難しくない状態で終わります)話でした。最後の方の色恋話には賛否両論あると思うけれども、悪い話じゃない。 他の方がおっしゃる、「周りの人が良過ぎ」のにも頷けるが、何かがきっかけで真面目に働きだし、幸せを掴む人には良い出会いがあるのは間違いないので、あながちこのストーリーが絵空事とは思えない。そして、仕事に打ち込む男の自信のみなぎり方にも共感できる。昨今、男の生き方の多様性が生まれたとは言え、「働くことによって男は自信がつく」のは今も昔も変わらないもんね。 | ||||
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騙された。標題に騙された。 非常勤雇用者(part-time jobber)のまま家を買うのかと思った。 いつ買うんだろうと思ったら,常勤雇用者に先になっている。 酷い,詐欺だ,ペテンだ。 登場人物のうち、主人公の武誠治は、あとがきによると著者の影らしい。 現場監督候補の女性,千葉真奈美も著者の一部かもしれない。 せっかく拾った猫も丈夫そうだから、続編を読みたいかも。 参考文献一覧がないのは残念。 有川浩にとって常識的なことしか書いてないという意思表明だろうか。 ps. 星5つが少ないのはなぜだろう。 軽文学は有川浩の得意技のはずなのに。 | ||||
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主人公の誠治に共感したのは、きちんと踏みとどまり、自分の人生に責任を持った点です。 私自身、誠治と同様に、小さなプライド(他人から評価されないこと)で、 20年間努めた会社を辞めた経験を持っています。 私も、なんとか再就職して、2年弱になりますが、誠治の就職活動の部分は、昔の自分自身と重ね合わせて、 ドキドキしながら読みました。生きているうちには、土壇場で逃げてはいけない時が 必ずあるのだなと、再認識しました。 誠治を「人生の主人公」にしていく過程を丁寧に描いた著者の描写力は、すごいと思います。 もし叶うなら、誠治と真奈美の恋愛模様のその後を読んでみたいです。 | ||||
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今どきの飽きっぽくて根性のない若者が、母親の精神病をきっかけに心を入れ替えるというストーリーです。家族の絆が母親の病気によって結束されるというストーリーはありふれているかもしれませんが、なかなかリアリティもあり面白く読み進めることができました。ただし、最後の章に関しては今までの話の中心であった母親と家族の関係ではなく主人公である誠治の色恋沙汰にスポットを当てているため、その後の状態が全く分からなくなってしまいます。これは作者が意図した手法なのでしょうが、読者としてはせっかく今まで読み進めていたメインテーマが最後の最後で蔑ろにされた感じでちょっと残念な気がしました。 しかし、全体的に笑いあり涙ありのとても良い本だったと思います。 | ||||
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私は、嵐の二宮くんがドラマをやると知ってから読みました。うつ病の母親に、土木工事? 何やら難しさが漂っている気もしましたが、 読み進めれば「全然!!」 気弱な誠治が母親の病気や周りの人との関わりで、どんどん真の意味で大人になっていく…。 何か言えばすぐ言い争いになってしまう、父・誠一との会話。見ていて、とても微笑ましかったです。 ドラマは、二宮くんの演技は素晴らしく、原作と同じくらい面白かったですが、最終回で母が笑うというシーンは、 ちょっと唐突というか、そんな感じがしました。 確かに、現実離れしているかもしれないし、誠治の改心ぶりが滑稽に思えたかもしれないですが、 私はそんなに気になりませんでした。 ページ数は決まっているものだから、その中に自分の書きたいことを収めなければならない。 それは大変なことです。 有川さんは、他にも、「図書館戦争シリーズ」や「自衛隊三部作」など、一見カタく見られがちなものをテーマにして書いています。 でも、あまりカタく感じないんです。 だから私は、彼女の作品が好きです。 | ||||
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テーマは重いのですが、とても面白かったです。 どこの家庭にも有り得る話だと思いました。 少し似たような状況だったせいか、 とても勇気をもらいました。 | ||||
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有川さんの作品は、阪急電車を手にしてから片っ端から読んでますが、 これも期待を裏切らない作品でした。 ぐいぐい読めます。 実はドラマ(それも再放送)を見て、面白いな〜、これって原作があるの?と探したら、 それがまさか有川さん原作とは!!!といったところ。 フリーターを脱出していく過程、そして更にたくましく成長していく過程は微笑ましくもあります。 そして、有川さんの作品らしい生真面目な恋!!!(笑) ドラマにその後があったように、この物語にもその後を書いて欲しい気もします。 | ||||
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話のあらすじを簡潔に言うと、就職したがすぐに会社を辞めてフリーターになった主人公の武誠治が、母親の精神疾患から一念発起してバイトをしながら就職活動し、最終的には就職して、マイホームを購入するという話。 話の展開として、フリーターという逆境からどうやって正社員になるのかという所に興味を持った。そこまでは、重いトーンなんだけど読んで楽しめる作品だと思った。誠治が正社員になってからは、急に誠治が賢くなった感じで、どう考えても出来すぎだろう。そういう面ではリアル感とは違うかな。作り話っぽくなったなあという印象で、感情移入できなくなった。それでも、誠冶が成長していく姿が、頼もしくもあり、誠治の家族や会社の人などそれぞれの人物の立場や感情がいい意味でキャラがたっているという感じだ。 予定調和的なんだろうけど、読後感もいい作品に仕上がっている。 あとがきにある「バカで怠惰な自分を取り繕うのはバカで怠惰であることよりカッコ悪い」ということはそうなんだろうと思う。苦しいことから脱却するためには、まず自分を見つめるところからはじめないといけないだろうからね。 | ||||
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前半はテンポよく話が進み、仕事中でも話しの続きが気になり、楽しめた。 後半に恋愛の話があったが、必要なのか?と感じた。 | ||||
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テレビドラマをやっていたので本があることを見つけて読んでみました。 作品の内容から有川浩さんとは想像が付きませんでした。 はじめの会社をわずか3ヶ月で辞めてしまった主人公誠治。家庭内はギクシャクし母親はうつ病になってしまう。情けない主人公がとんとん拍子に成長していくストーリー。「有川流の強い女子」は健在だが、恋愛は取って着けたようで少なめ。母の病気で家族に和が生まれ始めていくと言う、テレビドラマとはかなり違った物語です。 | ||||
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題名からフリーターが一戸建てを買うサクセスストーリーとおもったが、家を買うのはフリーターではないしそれが本書の主題でもない.要はまじめな社会人になることとはどういうことか、それを母親の病気、鬱病をとおして自覚して成長してゆく物語である.有川浩のすばらしいところは、しっかりとした取材で鬱病や土木関係の仕事などを丁寧に描きリアリティを崩さないところだ.土台がしっかりしているから、役者がのびのび演技できる。就職後の主人公はちょっといい子になり過ぎ、出来過ぎの感はあるが、本書の中でもかっこいい大人(姉、作業長)がでてきて楽しい.最後に恋愛ものも忘れずにつけられているところがまた憎い。TVドラマも見てみたくなった. | ||||
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何気なく本屋で買った一冊。 設定がすごく現実味を帯びてて、明日自分の身に降り掛かってもおかしくないような事件からのサクセスストーリー。 普通に大学を出て、普通に就職したものの3ヶ月で会社を辞めてしまった主人公。 母親の突然の変化に一念発起し、崩れかけた家族との絆を取り戻して行く・・・ | ||||
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私がこの本を読んだのは、就職活動真っ最中の大学3年の冬でした。 電車の待ち時間に立ち寄った本屋さんで読み(本屋さんごめんなさい;)、複雑な気持ちになりました。 主人公はフリーターですが、私も仕事探しをしているわけなので、置かれている立場は同じ。 更年期に入る母がいて、中間管理職の父がいる。 弟がいるので、こっそり母に甘やかされている弟の立場と擦り合わせてみたりして(笑) 共通点のない方は、あまり感情移入できないかもしれません。 ドラマは見ませんでした。 キャストさんは素敵だったと思います。 両親がハマっていたので見るようにと勧められ、最終回は少し見ましたが。。。 原作とドラマは違う作品です。 ドラマを見て、原作も。と思う方は全く切り離して読まれた方が良いと思います。 | ||||
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昔から,「何かを始めるのに遅いということはない。」ということをいわれます。このことば,「3歳から始めておかないと○○のプロには成れない。」など,遅いことを挙げようとするとすぐに思いついてしまうため,余り説得力がないということをいっている人に出くわします。 確かに,そういった始める限界が決まっているようなこともあるのだと思います。しかし,私は,社会で生きていく上で大切になると自分が思うほとんどのことについて,やはり遅いことはないのではないか,と思います。 この本は,気がついたときが始めるときということを繰り返し繰り返し教えてくれているように思いました。 つらいことがあったとき,自分を責めてしまう人,周囲から責められているように感じる人,つらいと思っている人がせっかく明るく振る舞っているのに無責任に責めてしまう人などがいるように思います。 そういう生き方は,「そうだよな〜…。」という気持ちはします。 しかし,それらの考えや行動にとらわれることは,せっかくの後悔や反省から行動に移そうとしている人をその行動から遠ざける方向に働く力のように思います。 周りに,「遅くないと思います。」,「大丈夫,まだまだ,間に合っていますよ。」っていってくれる人が増えると,うつうつとせず,生き生きとした生活を送りやすくなるのではないかということを,感動とともに教えてくれる本のように思いました。 厚く見えないこともない本ですが,読み始めると,コーヒーやクッキーに手を伸ばしながらですと,おおよそ半日で読み上げられる本だと思います。ドラマを見てない人も見ている人も,いろいろな意味で面白く読むことができる作品と出会えたことに感謝感謝といったところでしょうか。あたたかい気持ち,ありがとうございます。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 | ||||
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ドラマを娘が見ていて一緒に見るようになり原作を読んでました。 結構、内容が違うので驚きましたが、ドラマはドラマの良さがあり、 脚本や演出によっても異なるのでしょうが、キャストの方のイメージを 重ねながら原作を読んでしまったので、かなり違和感を感じてしまいました。 ドラマと原作は全くの別物と参考にしていただけるといいです。 ドラマでは家族が力を合わせて、それぞれの関係や、教育(?)、病気、 などを通して再生し成長していく姿をメインに描かれていました。 原作は正社員となった誠治のストーリーが大半を占めますので、 「ファミリードラマ」を期待している人よりも、 これから就職活動をする方などが読むほうが面白いと思われます。 賛否両論ある内容ですが、就職するまでの道のりも大変ですが、 そこから待ち受けている現実があることを教えてくれる本です。 | ||||
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この本は、お勧めです。 テレビで見たからか、とても読みやすく、素敵な本でした。 でも、テレビとは、少し違う内容で、前半は、次は、どうなるんだろう。とか、早く、続きが読みたい。と、わくわくする内容でした。 主人公から、フリーターでも、すごくがんばっている。と、言うことが、伝わってきました。 主人公が、すごくがんばって、努力しているから、お父さんも、本当に、ちょっとずつだけど、おかあさんの鬱病を理解して、協力しようとしている感じで、良いなと、思いました。 前半は、おもしろかったです。 後半は、主人公の、仕事だけが、目立って、少し難しかったです。 鬱病は、どこに、行ってしまったのか。と、思える内容でした。 なので、後半は、あんまりおもしろくありませんでした。 | ||||
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有川氏の本の持つ、驚異的なまでのこのリーダビリティは一体、何なんだろう。 読んでいる途中でふと我に返って考えてしまったくらいに面白かった! 「家庭」或いは「家族」と「仕事」の話。 痛快さに笑顔を共に読むのもよし、 重いテーマに涙しながら共感するのもよし。 さくさく読めるだけに、この物語がやんわりと含んでいる暗い情景を、 読者はそれほど気重に感じずに済む(のだろうなあ)のが一番の救いなのだろうと思います。 ラストの方ではこれぞ有川節! が炸裂していて、物凄く安堵してしまいました。 特に若い社会人にオススメ! | ||||
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家族で毎週ドラマを観ています。 予想外にとてもよくできたドラマで、年齢の違う家族四人がはまって、一緒に観ています。 先週、高校生の長男が図書館で本書を借りてきて、ドラマの先も気になり、読み始めたら一気に読んでしまいました。 まあ!ドラマの設定とは全く違う内容だったんですね! いろいろな批判もあるようですし、この厳しい現実から考えると、何かと気になるところはあります。 特に主人公の母の病状についてはいろいろと批判があるようですね。 ただ、これは一種のファンタジーなんだと思います。母の病気も家族の支えがあり、快方に向かいそうな終わり方ですし、 母の病を通して、家族みんなが改めて、家族を大切に思い合って、支え合っていく成長譚なんですよね。 一つ一つのパーツのリアルさを大切にした作品ではないけれど、わかりやすい、はっきりしたメッセージを持った希望のある明るいファンタジーだと思いました。 ファンタジーを読む楽しさ、癒しも感じます。 大人には、あらが見えてしまうかもしれませんが、中高生には本当におすすめの本です! 中高生にはこのメッセージ、テーマはとても大切だと思うし、本を読む楽しさ、醍醐味が味わえると思います。 ぜひ、読んでほしいと思います! | ||||
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フリーターから一念発起。 正社員になって、家を買う! おかげでばらばらだった家族もまとまり、めでたしめでたし。 というサクセスストーリーなのですが、 まず「タイトルに偽りあり!」 家、買ってません。 フリーターから家を買うには??というハウツーモノの要素がもう少しはいるかと思ってました。 あと、出てくる人がみんないい人すぎる。 とくに主人公をとりまくブルーカラーの人は、典型的ないいおっちゃん。 なのに、近所のおばさんたちの攻撃はあまりにも理由が唐突すぎて、ついていけないな。 落ち込んだときに、軽いカフェイン剤としては役に立つと思います。 ラストにほのかな恋愛の甘みもありますし。 | ||||
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ずっとラノベ時代のファンでしたが、いまは賞をとってもおかしくないビッグ作家ですよね。 ちょっとこれまでの雰囲気と似てしまって、先が読めてしまったりしましたが でもさすが有川さんですね。 でもタイトルはこれで良かったかのか・・・途中からフリーターじゃないわけだし、フリーターの響きにこだわりすぎた気もします | ||||
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