(短編集)

嗤う伊右衛門

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

嗤う伊右衛門の評価:

4.48/5点 レビュー 89件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全124件 81〜100 5/7ページ
No.44
(4pt)

文章が難しいです

文章が少し難しいので読みづらいかもしれません。主人公はお岩さんと旦那の伊右衛門。話の途中、周囲の人の影響で夫婦が思うように生活できなくなったりして、かわいそうな夫婦です。ただ最後はかわいそうな形ではあったけども夫婦二人で一緒になれてよかったもかもしれません。伊右衛門がお岩を心から愛していたんだと最後になって分かりました。少し切ない最後でした。
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.43
(5pt)

愛の成就に嗤う

最近の読書では京極夏彦にはまっている。映画にもなった「嗤う伊右衛門」。この作品は傑作だと思う。四谷怪談「お岩さん」を下敷きにした物語だけれど、怪異をすべて人の為した業で説明できるようにしている点で一種のミステリーとしても楽しめる。しかし。それ以前に岩と伊右衛門の切ないラブストーリーであり、登場人物それぞれの業が絡み合い織り成す様々な愛憎劇とそれらの背後に潜む悪の権化の謀略が、多くの人を死に至らしめる様はシェイクスピヤ悲劇を思わせる。もともと歌舞伎の題材ゆえ演劇的要素を感じるのかも。ご一読を。
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.42
(5pt)

面白かったけど・・

私ならば岩のような姿になったら、気が狂うと思います・・普通ではありえないと思いますが。個人的に梅の気持ちの方が身近で解りやすかったので、梅の方が好感持ちました。伊右衛門のどこかはっきりしないような生態には、なんだよコイツみたいに思っていたのですが、まぁ最後はスッキリさせてくれてよかったです。面白かったけど、どこか何とも言えないような気分になりました。
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.41
(5pt)

感動しました。

最近やっと読むことができました。嗤う伊右衛門!!全く新しい四谷怪談話で、かなり面白かったです。自身四谷怪談に関してそこまで詳しく知らないので、原作と照らし合わせて評価することは出来ませんが、怖いお岩さんの概念が見事に打ち崩されました。伊右衛門、お岩さん、2人のすれ違う想い、行動。結末は涙なしでは見れませんでした(ノД`。)純粋な恋愛小説・・・って訳でもないですけど読んだあとは純な、清らかな気持ちになれます。感動しました。良い本です。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.40
(4pt)

京極夏彦版、四谷怪談。

この小説は、全部読み終わった後に全ての謎が解けます。その謎は本の中ではなく読んだ人の心の中で溶ける。読み終わって全部の謎が解けた時に初めて、岩と伊右衛門がどれだけお互いを想っていたかが伝わってきて、ジーンときます。どんなに想っていても上手く伝わらないことは有る。自分の気持ちを相手に見せる事のできない不器用な岩と伊右衛門の感情が読んだ後に、一気に流れこんでくる。最後に余茂七が訳もなく泣いてしまうのも、読了後の私と同じ気持ちかもしれません。この本はとても良い本です。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.39
(5pt)

久しぶりに「読むのを止められない」本でした

四谷怪談については、「伊右衛門は悪いヤツで、お岩さんは騙されて殺されて化けて出た」という小学生並みの知識しかありませんでした。それが、こんなに美しく哀しい話となって現れるとは・・・。背筋のまっすぐ延びた岩と自分なりの愛情を貫く伊右衛門、取り巻く人々。全員が揃いも揃って不幸です。よくこんな暗い話を考え付くねぇってくらい不幸です。当然ハッピーエンドは望めないと知りながら、それでも岩の幸せを願いながら夢中で読みました。しかしねぇお岩さん。いくら愛していてもそれじゃぁ愛情は伝わりませんよ。そんなお岩さんがもどかしかったです。
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.38
(5pt)

京極ワールドにはまってしまいました

四谷怪談って大嫌いだったんですけど、話の中身も登場人物も。でもっ!この本はすごすぎる。伊右衛門が、お岩が、こんなに魅力的だなんてっ!!実家に置いてあった本を暇つぶしに手に取ったら、一気読みしてしまいました。特に最後の修羅場の伊右衛門、カッコ良すぎます。主人公たちが良すぎる分、伊東喜兵衛その他が悪役を一手に引き受けてるのもある意味かわいそうですが。誰かが、この本読んだら恋愛できなくなると書いていましたが、事実です。こんなにもお互いのことを想っているのにすれ違ってしまう哀しさ。顔が崩れてもなお凛としている岩のキャラクター、最高です。でも私にはラストがイマイチ分かりませんでした。いつ、どうやって岩は死んだの?とか。伊右衛門はなぜこの結末を選んだの?とか。誰か教えて下さい。
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.37
(5pt)

すばらしい

作者はただの妖怪オタクではなかった。鼻持ちならない蘊蓄屋では断じてなかった。『四谷怪談』を換骨奪胎という荒業に挑んで見事成功。この才能、並ではない。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.36
(4pt)

これは悲恋物語

怪談として広く知られている「四谷怪談」とはまったく異なる、京極流『お岩さん伝説』怪談というよりは岩と伊右衛門の悲しい恋の物語ととらえたほうが良いでしょう。既に出来上がっている作品を、切り口を変えてこれほどまでに完成度の高い作品に作り変える京極夏彦の技量はさすが。人間の情念がこれでもかというほど色濃く描かれていて、鳥肌モノです。岩という女性・・・。人間の美とは、外見の美しさなどではなく、心にあるということを痛いほど見せ付けられます。真実を知らされ、それを呪い、「なぜ伊右衛門様は幸せになれぬのじゃ!」と絶叫した岩。彼女の悲鳴が私の中にずっと激しく響いています。今まで味わったことのない愛の形をみたような気がします。最後の場面は、作品中もっとも怪談らしい場面だったかもしれません。けど、いちばん美しく思えました。きっと、二人がやっと結ばれた瞬間だったからでしょう・・・。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.35
(5pt)

凄惨な地獄絵の如きからくり芝居

陰惨極まる小説。当て字と難読字が多く、湿度の高い特異な文体も雰囲気を助長する。寄せ木細工のような、複雑にからみあった話であるが、真相が明らかになるにつれ、その闇の深さに慄然たらざるを得ない。但し、この優れた怪談にも、わずかながら瑕瑾はあると思う。岩の乱心が唐突な印象を与える点、それから、最後の修羅場での伊右衛門の挙動に必然性が乏しい点である。なお、最後の2章は説明的な台詞が減り、不親切な印象があるけれど、これは作品に余韻を与える好ましい効果を生んでいる。また、読み飛ばしてしまうと物語の真相がわからなくなるから、心して読みたい。最後の場面は地獄絵に落ちた一枚の花弁のようである。凄惨な美。作品全体の色調を変えるほどの効果である。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.34
(3pt)

「嗤う伊右衛門」をあえて批判する

世に言う「四谷怪談」には様々な異本が存在するが、それらを読み込んだ上で、一般に知られる「四谷怪談」をある意味脱構築した結果生み出されたのがこの「嗤う伊右衛門」である。従って、この作品を意味あるものにしているのはその民俗学的文献考証という知的営為であって、このような手法を用いて作品を生み出す作家は、私の知る限り京極夏彦が戦後初めてであると思う。 さて、これを小説として読む場合やはり幾つか問題点があるといわざるおえない。例えば、その余りにも微に入り細を穿った作りが、作品から一種の即興性を奪い、読者がスムーズに登場人物の世界に感情移入するのを妨げる。つまり、本人が自らを職人であると認めるように、彼の作品は本人の生活体験や感覚から乖離した場所で組み立てられた一種の工芸品であり、その感はこの作品で特に顕著だ。これを弱点と呼んでよいかどうかは分からない。しかし、お岩や伊右衛門をはじめとするこの作品の登場人物が、京極本人の実感覚を離れ、頭で考えだされたものであるような感覚を拭い去ることが私にはどうしても出来ないのだ。
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.33
(5pt)

心に何かが残ります・・・。

最初、「京極夏彦の本だ」という事と、中身に多少惹かれ、好奇心で読み出しました。やっぱり読み出すと止まらなくて、読み終わってから何かが心に残ります。なんて美しい物語なんだろうと思いました。私は初めてお岩さんの話を読んだのですが、この本でよかったと思います。
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.32
(4pt)

情念の描き方が見事

人の心を直接見る事はできない。だから見た目や表情・行動で、喜怒哀楽を読み取る。善悪や美醜を判断する。しかしそれは、どこまで本当なのだろうか。目に見えるものと心の奥底にあるものとは、同じなのだろうか。作品中に描かれる激しい情念に触れ、そんな事に思いを馳せた。読後にぞくっとした感覚が残る1冊。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.31
(5pt)

全てが美しい。

京極夏彦流、新『四谷怪談』。この『四谷怪談』は今まで語り継がれてきたおどろおどろしい怪談ではなく、相手を想うばかりにすれ違ってしまったせつない男女が描かれています。ストーリーや文章だけでなく、本そのものが本当に美しい作品です。文庫本も出版されていますが、この行間や装丁の雰囲気も味わってほしいので、私はあえてハードカバーでの購入をオススメします。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.30
(5pt)

日本語って素晴らしい!!

色々出ていますが自分的にはこの中公文庫の外装が一番好きです。京極夏彦作品の中でも一際美しいのはこの「嗤う伊右衛門」だと思います。従来のお岩さんのイメージを打ち崩す儚い美しさがこの本のお岩さんにはあります。日本語は美しいです。世界に誇れる言葉である、という事を、この本で実感しました。これからまた夏ですし、美しいような物悲しいような、古きよき雅な、日本の魂を揺さぶる大人の夏の怪談に浸って見てはいかがでしょうか?
嗤う伊右衛門 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (中公文庫)より
412204376X
No.29
(5pt)

ふつうの恋愛ができなくなる

どうして伊右衛門はお岩を選んだのか、お岩はなぜ爛れたのか、お岩の父の本音と建前と更にその下の深層意識。顔の美醜だけで大衆に恐ろしいものとしてとらえれたとしたのなら、身近にいた少数派の意見もあるはずだ、とこういう感じで書いたのではないか。生々しく輪郭をもった登場人物作りはさすが京極さん。”どんな形”であれ人間には愛がある。これはとてもとても精神的で切ない恋愛譚である。こんな恋愛の形を理想にしてしまえばたちまち恋愛ができなくなってしまう。そしてまさに私は普通の恋愛が出来なくなっているくらいだ。ちなみに巷説シリーズの又市(だろうと思う)が観察者の役割を担っていて、京極さんは自身の作品(キャラ)の活用の仕方が本当に上手いと感激。(もしかしたら設定は同じだが同一人物ではないかもしれない)静かに感情をかみしめたいとき、読んでみてはどうでしょうか…
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.28
(4pt)

わかりやすい京極作品ということで

わかりやすい京極作品ということでお奨めします。これまでも京極夏彦氏の小説はデビュー以来何冊か読んできましたが、面白いには違いないのですが、帯に謳ってあるほど絶妙の伏線とかその系の賞賛について私にはイマイチピンときていなかったというか、けっこうそんな不満もあったのですが久しぶりにこの作品を読ませていただき、単純に面白いなあ、上手いなあと感じることができました。映画は見ていませんが、この本は読んでもいいのでは?お奨めします。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.27
(4pt)

切ない気持ち・・・

題名を見た時「ん?伊右衛門が嗤ってんの?」というような感じから読み始めました。今までTVや映画で観る“四谷怪談”ではないなぁ、と。あの“おどろおどろ”しさは感じられませんでした。読むうちに興味が湧いたのは“又市”と“直助”ページが進むごとに2人に引き込まれて、感情移入していきました。こんな2人を登場させた京極さんは“スゴイ!!”映画の方はまだ観ていないけれど、映画を見ているように情景が浮かんできました。(映画も観てみようかなぁ…)他にも京極さんの本を読ませてもらおうかなぁ
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.26
(5pt)

新鮮な驚きです!

この作品は、私が始めて読んだ京極作品です。今まで京極夏彦という小説家の名前だけは知っていたものの、「何だか分厚い本を書く人だな~」というくらいの気持ちしか持っていませんでした。また、四谷怪談のお岩さんというのも聞いたことがあれども、どういった話なのかはさっぱりわからないという具合でした。そんな私がこの本を手にとったのは、映画化されると聞き、ページ数もそんなになさそうだったので、普段時代小説を読まない私でも大丈夫だろうと考えたからでした。そんなに期待しないで読み始めたのですが、おもしろかった!今まで恐ろしいイメージだったお岩さんが、とても身近で魅力的に感じられました。この本のおもしろさは斬新な解釈と、人物の魅力という点に集約されるのではないでしょうか。今まで京極作品を読んだことがないという人は、ぜひ入門編として手にとって見てください。後悔はしない作品だと思います。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012
No.25
(4pt)

読みづらい

 読書家にはよろしいかもしれませんが、すこし、古文体が混じるので難しいところがあります。最後まで読んでいないから、不明瞭なことしかいえませんが。
嗤う伊右衛門 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 嗤う伊右衛門 (角川文庫)より
4043620012