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陰陽師 瀧夜叉姫
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陰陽師 瀧夜叉姫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 41~47 3/3ページ
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上下巻まとめて・・・。 何も取らない謎の女盗賊、謎の病に冒された貴族、・・・百鬼夜行・・・・ その背後に横たわる陰謀。安部清明は、その謎に挑んでいきます。 深まる謎。。。誰が、何の目的で、、 平安の世を揺るがす大事件に発展していきます。 そしてラストは、このシリーズでも屈指の対決が待っています。 蘆谷道満、賀茂保憲などフルキャストで、みんなの活躍が読めます。 相変わらず、「日本昔話」っぽいイメージは、圧巻。。 登場人物と一緒に酔います。 他のシリーズより長かった分、剣など術以外での闘いや、 人であることの悲しみもじっくり味わえます。 このシリーズは、1冊でもちょっと短めでしたが、 この本は、上下巻でちょうど良いボリュームでした。 | ||||
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うーむ、想像とは一味違った結末を迎える今回の夢枕版陰陽師。 紛れもない傑作である。 あっという間に読み終わる事の出来る、あっさりとした筆致だが、1を書いて10を語っている。 一行が普通の作家の10行にも20行にも匹敵する意味合いを持っている。 それでいて読んでいて重い部分は無く、さらさらと流れるように読ませるのである。 ストーリーについてはもはや語るまでも無い。 完璧とも言うべき伏線の纏め方には舌を巻いた。 映画化するならば、この作品であろうと声を大にして言いたいと、 本気でそう思った。 | ||||
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これまでの作品に比べ、なかなか話が進みませんね。将門物ということで著者も気合が入っているのかな。(上)では、定番の 「ゆこう」。 「ゆこう」。 そういうことになった。 が1回もなかった、というのが少し残念だった点。ただ、キャストは揃っているので、(下)も期待しています。この作品でも、言葉の使い方が凄いですね。「ぞぶり」というのが特に良かったです。「がぶり」じゃダメで、やはり「ぞぶり」じゃないと。鬼の牙が肉に食い込む情景が思い浮かびます。 | ||||
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待ってましたとばかりに、上下セットで購入。 ページを開けば彼らに会えるかと思うと嬉しくて仕方ない。 その日のうちに一気に読んでしまった。 面白い。 そうきたか、と何度も思わされて悔しいくらいに面白かった。 最後は、ほろりと泣かされた。何の為に生きているのか。思わず考えさせられる。 登場人物もいずれも魅力的でぐいぐいと惹きこまれる。 俵藤太に、大いに感情移入してしまった。・・・だが、正直ちょっと物足りなかったので☆4つ。 今回は何しろ陰陽師がたくさん活躍するので、彼らが控えめと いうのもあるのだろうが、読み進むたびに『源博雅』という漢の 立つ位置がいつもと違うと感じたせいだ。 晴明と2人でいる時はそうでもないんだが、大勢といる時の関 わり合いというか何というか・・・妙に気になる(俺だけか?) あとがきを読んで『やっぱ違ったんだ』と一人納得した。色々と書きましたが、素晴らしいお話です。お勧め。是非、秋の夜長に酒でもやりながら読んで下さい。 | ||||
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様々なジャンルに入るであろう、夢枕氏の作品の中でも、 一般的に受けが良いと思える陰陽師の最新刊であるが、 陰陽師シリーズ中2作目の長編であり、 その出来栄えは最高と言える。まず、その文章の洗練されている事と言ったら、 さすがは詩人である、だけでは無い。 文章に無駄が無く、それでいて内容の充実さも備わっている。 ただ、余りに無駄が無い為、主語が分かり難い部分も有りはした。 その他にはキャラクター達の個性が際立っていた。 様々な登場人物達が一つの方向へと進み始める様の描写は、 遠回りのようでいて、実は全て無駄の無い構造。 あの二人の会話はいつもの通りだが、胸に迫る物があった。一つ一つ話しを運んでいくその構造は本格的なミステリー仕立てであり、 それらの中に何が隠れているのかを、私も考えてしまった。 下巻ではそれらが明かされるのだろう。 下巻を読みたいと思わせる所が、上下巻物の最大の課題だが、 見事にクリアしている。 | ||||
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今回の作品は、晴明・博雅の活躍より、道満! この作品には随所に道満が登場します。この道満の登場で話が 二転三転とするため、長編でしたが最後まで飽きずに一気に読 んでしまいました。 秋の夜長に読書をするにはおすすめの1冊です。 | ||||
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「生成姫」は、女であることの辛さ、悲しさを大々的に描いたのに対し、こちらは逆に男であることの辛さ、悲しさが描かれた作品だと思いました。クライマックスで博雅が泣いてしまうところで、博雅らしいなと思うと同時に、こらー男だろ、しっかりせんかい! 男のほうが、実際は泣きたくても泣けなかったり、弱音を吐きたくても吐けなかったり(博雅は別)、平安時代とか鎌倉~江戸時代の男性は本当は逃げ場がなくて、自分を良く見せたくて、それで人を利用せざるを得なかったり、大変だったのかも知れないとしみじみ感じさせられました。鬼と人との境界ってどこなんだろうな・・・本当に・・・。 | ||||
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