GOTH リストカット事件

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GOTH リストカット事件の評価:

4.14/5点 レビュー 181件。 A ランク

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平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全194件 81〜100 5/10ページ
No.114
(3pt)

巧みな叙述の罠!

死体フェチという奇癖を持つ「僕」と森野が、趣味がてらに次々に怪事件へ挑むという快作ミステリ短編集(著者曰くファンタジー)。猟奇殺人鬼、手首切断収集マニア、生き埋め中毒者など、これ見よがしというくらいに襲来する倒錯犯罪者達を「同類」の二人が追い詰めるというのが可笑しい。 個人的に最も好感触を覚えたのは、第五作の「土」。ホラーテイストの作品に不条理や哀しみも湛えたバラエティーの豊かさは絶妙だ。他作品にも目を通してきたが、この著者の強みは、ラノベから本格ミステリまで幅広く、それも手抜きなしで書き貫けるところなのだと納得した。 着想力にかけては突出しているといって間違いない。だが、トリックはといえば安易すぎるし、展開も早々に察しがついてしまう。これには読んでいて些か辛いものがある。 ラノベ作家なら、これだけ書ければ及第点をつけられる。だが、この著者は本格ミステリを志向してしかるべき資質を持った人だと思うので、語彙や含意など、作品の深みをもっともっとブラッシュアップして欲しい。そうすれば、硬質でかつ敷居が高すぎない作品が書ける作家として、更に飛躍できるはずだ。
GOTH―リストカット事件 Amazon書評・レビュー: GOTH―リストカット事件より
4048733907
No.113
(3pt)

人間でなかったのは誰だろう

「夜の章」の後書きによると主人公の設定は「怪物」ということだった。人間とは異なるがゆえに、徹底的に関わりあえぬ他者。
しかし、本を読み進めるうちに、主人公の男の子も、森野夜という女の子も、黒い色彩の中に徐々に人間的な色合いが移ってきたように見えた。
「記憶」に続いて「声」は、森野夜の変化が読み取れて、割合に好ましく読むことができた。
特に、「声」では、森野夜が「こちら側」に戻ってきた感じがする。夜明けが近いように感じて、意外に読後感がよかったのだ。
つられて、主人公の男の子もうっかり「こちら側」に来つつある様子が感じられた。決定的に「あちら側」に手を染めながら、それでも、少年は始めて名乗りを上げてしまった。
名前は、「こちら側」に来るための魔法。名乗りは作法である。
GOTH 僕の章 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: GOTH 僕の章 (角川文庫)より
4044253056
No.112
(3pt)

夜の闇に憩いを感じる心

二冊で一つの表紙のデザインが凝っている。黒い刃の、一本のナイフ。
登場人物の一人称で進められるため、物語の終わりで、犯人や被害者が推定した人物と違っていたこともある。
というか、私はだまされまくった。うーん。裏切り方が見事だ。
そこは面白いと思った。特に、「犬」はやられた。なんともいえない切なさに胸を突かれる。
とはいえ、乙一らしい、淡々として、感情の起伏の少ない文章であるが、解体された死体の描写などは苦手なので、☆は少なめ。
GOTH 夜の章 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.111
(4pt)

ここまで来れば……

 グロテスクも、ここまで書けば立派なものだ。一応、今まで読んだ乙一の作品の中では最高かも。主人公の内面にも、まあこの程度に踏み込んでいれば十分であろう。中途半端に童話してたり、どこかに希望を残そうとした痕跡のあった作品よりは、こういう方が好みだ。
 他の方のレビューを読んでみると、あとがき作家になりかけていて面白い。気持ちはわかるし、やったこともあるが、あとがきから読むのはやっぱり邪道です。
GOTH 夜の章 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.110
(4pt)

キモ面白

内容は殺人、血、死体のオンパレードで、
世のお子様たちにおすすめできるものではありませぬ。
しかし、2003年「このミス」で2位になったように、どの作品にも
読者をうならせる巧妙なトリックがちりばめられており、
主人公の「僕」と森野夜の不気味&軽快な学園探偵小説?として、
この手の小説が苦手なはずな私も、続きが読みたくなった不思議な短編集です。
GOTH―リストカット事件 Amazon書評・レビュー: GOTH―リストカット事件より
4048733907
No.109
(5pt)

スリリングな展開。

「僕」と「夜」の2人の主人公は変わらず、1話1話が少しだけ繋がっている部分もあるが、
全体を通して読むと、作品の雰囲気が違うと感じる。
特に時代の空気感に差を感じ、時代設定が明治と言っても信じてしまうようなものもあれば、
昭和のようなラジカセが登場し、携帯電話やインターネットといった現代の機器まで様々。
統一感がない、という批判的な見方ではなく、時代、場所を超越した”どこか別の場所”の
怪奇的出来事として捕らえることが出来、混沌さが面白い。
混沌さの中に、追い詰める人間と追い詰められる人間の駆け引き、焦り崩壊していく人間と
冷静冷酷な人間の対比が鮮明で、魅力となっている。
GOTH 僕の章 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: GOTH 僕の章 (角川文庫)より
4044253056
No.108
(5pt)

娯楽大作。

目を覆いたくなるような残忍な場面も映像・画像ではなく、文字として表現されると、直接的でない分、劣悪にならずに、気品ささえ感じる。
残酷で暗い色調の中にも、端々に華を感じるのは、作者の力量か。
読者にあっと言わせる物語の展開といい、すばらしい作品。
GOTH 夜の章 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.107
(5pt)

妄執と狂気の果てに残された、かすかな暖かさ

◆「声」
 
 ▼あらすじ
  北沢夏海の姉・博子が惨殺死体となって発見された。
  明るく、外向的だった博子の死により、灯が消えたように
  沈鬱なムードが覆うようになった北沢家。
  そんな頃、夏海は痴漢から救ってくれた少年に、
  博子の肉声が録音されたカセットテープを渡されて…。
 ▼感想
  未コミカライズ作品。
  しかし、本作の設定や趣向は、別作品である「記憶」とミックスされ、
  再構築がなされることで、漫画オリジナルの作品となりました。
  (作品名は、「記憶」)
  本作で“僕”の重大な謎が判明することにより、続篇の可能性は、
  ほぼなくなったと思われますが、最後に森野が見せた無防備な
  素の表情に救われ、思いのほか暖かい余韻に浸れます。
GOTH 僕の章 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: GOTH 僕の章 (角川文庫)より
4044253056
No.106
(5pt)

小説特有のトリック

◆「犬」
  連続ペット誘拐事件が巷を賑わせていた。
  そんな頃、ゴールデンレトリバーとその飼い主の少女と出会った“僕”は―。
  おそらく、視覚化不可能な小説特有のトリックが
  使われているため、コミカライズされなかった作品。
  不安や恐怖、さまざまな抑圧された感情に追い詰められた
  犯人の人物像はすぐれて現代的で痛ましく、胸に迫ってきます。
 ▼付記
 
   ちなみに、本作での森野の出番は比較的少なめですが、
   意外とベタな「弱点」が明かされ、萌えキャラっぷりを
   ちゃっかりアピール…、と思いきや、しっかりと
   「裏」があったのですね。
GOTH 夜の章 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.105
(5pt)

未コミカライズ作品について

◆「犬」
  連続ペット誘拐事件が巷を賑わせていた。
  そんな頃、ゴールデンレトリバーとその飼い主の少女と出会った“僕”は―。
  おそらく、視覚化不可能な小説特有のトリックが
  使われているため、コミカライズされなかった作品。
  不安や恐怖、さまざまな抑圧された感情に追い詰められた
  犯人の人物像はすぐれて現代的で痛ましく、胸に迫ってきます。
 ▼付記
 
   ちなみに、本作での森野の出番は比較的少なめですが、
   意外とベタな「弱点」が明かされ、萌えキャラっぷりを
   ちゃっかりアピール…、と思いきや、しっかりと
   「裏」がありました。
◆「声」
 ▼あらすじ
  北沢夏海の姉・博子が惨殺死体となって発見された。
  明るく、外向的だった博子の死により、灯が消えたように
  沈鬱なムードが覆うようになった北沢家。
  そんな頃、夏海は痴漢から救ってくれた少年に、
  博子の肉声が録音されたカセットテープを渡されて…。
 ▼感想
  未コミカライズ作品。
  しかし、本作の設定や趣向は、別作品である「記憶」とミックスされ、
  再構築がなされることで、漫画オリジナルの作品となりました。
  (作品名は、「記憶」)
  本作で“僕”の重大な謎が判明することにより、続篇の可能性は、
  ほぼなくなったと思われますが、最後に森野が見せた無防備な
  素の表情に救われ、思いのほか暖かい余韻に浸れます。
GOTH―リストカット事件 Amazon書評・レビュー: GOTH―リストカット事件より
4048733907
No.104
(5pt)

読み終えるのが惜しいとすら思いました。

とても乙一らしい作品で、魅力的です。
文章が非常に読みやすく、繊細な描写がとても綺麗です。
主人公の「僕」は、どこか人間的な感情の欠落した少年なのですが、残酷で無感動な彼の心情や心理に、不思議と「人間らしさ」を感じました。
ただ、作中グロテスクな表現も多いので、物語と現実を混同して考えてしまう方にはお勧めできません。
GOTH 夜の章 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.103
(4pt)

ライトノベル重傷者に送る架け橋

乙一代表作、とも言われる作品。
わたしはほとんど乙一氏を知らないのだが、この知名度の高い作品は
しばしば本屋で見かけたりなんなりして名前は知っていた。
しかし何故かあまり読む気分にはなれなかった。
それはおそらく、本書がライトノベルという形式を
(まあ少なくとも作者がそう述べているので)とっている、というのがあるだろう。
曲りなりにも読書が趣味、と言える人間ならば
ライトノベルというジャンルに対しあまりいい印象を持たないのが普通だと思う。
本書のあとがきにも少し氏はそのことについても触れている。
本格ミステリとライトノベルを愛好する乙一氏は、
ライトノベルという形式でミステリを執筆することで
ライトノベルという形式しか読んだことがないような読者に対して
「ミステリはこんなにまでおもしろいんだぞ!」というようなことを紹介する
姿勢がうかがえる。
その目論見は成功したといえるだろう。
内容は、「僕」を取り巻くなかで
殺人やら猟奇的な事件やらが連続短編という形態で続いており、
それらをいちおう解決してまわっていくというのが
主たるスタイルなのだが、「正常者」VS「異常者」という
いわゆる勧善懲悪モノなのではなくて僕の視点がいつの間にか
異常者のそれと同視線になっていたりして、あれれ? 
という一種のトリックが楽しめる。
他角度から作品を眺めることができる、非常に面白いものだ。
しかし、本書のねらいが
「ライトノベル重傷者に送る架け橋」的要素を持っているため、
本格ミステリがすきな人には少し物足りないかもしれない。
しかし「異常心理」がベースになっているのだといえば、
かなりクオリティは高めだといえる。
乙一氏は「ジョジョ」の大ファンだそうだが、
本書のいたるところでそれを感じることがある。
GOTH 僕の章 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: GOTH 僕の章 (角川文庫)より
4044253056
No.102
(3pt)

ミステリー。

高校生が主人公にしては過激すぎるくらい生々しい。
ハッピーエンドが好きな方は終わり方に不満が残るかも。
読ませる魅力が詰まっているので
あっという間に読めると思います。
GOTH―リストカット事件 Amazon書評・レビュー: GOTH―リストカット事件より
4048733907
No.101
(5pt)

各キャラが持つ強い引力に

もう寝なければならない時間なのに、ページを捲る手を止めることができませんでした。
乙一先生のセンスと技巧にまんまとしてやられました。
それぞれのキャラクターが、いい意味で非現実的でした。
GOTH―リストカット事件 Amazon書評・レビュー: GOTH―リストカット事件より
4048733907
No.100
(2pt)

うーん・・・?

僕は死体が見てみたかった
表紙と乙一さんの本をまだ読んだことが無かったので、手にとりました
全体的に淡々と書かれていて、盛り上がる部分はほとんどないです
犯罪行為の描写が細密に書かれているので、そういったのが苦手な方はやめておいたほうがいいかも
犯人の心理を多く書いてある方なので、それは楽しめました
ただ、皆様が言っている最後の章のどんでん返しの意味を私がちゃんと把握出来ていないのか、
この作品にそこまでの魅力を感じませんでした
GOTH―リストカット事件 Amazon書評・レビュー: GOTH―リストカット事件より
4048733907
No.99
(3pt)

ちょっといい

殺人者の一人称の部分や、被害者の家族の描写などはかなり迫力があって、首筋をぞわぞわさせながら読んだ。
だけどもこれらの物語を本格ミステリーとして成立させる為に差し込んだトリックや伏線が小賢しい。
ボクが読みたいのは、手垢のつきまくった作りこんだ作品じゃなくて、処女から生まれた赤ん坊のような作品なのだよ。
GOTH 僕の章 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: GOTH 僕の章 (角川文庫)より
4044253056
No.98
(5pt)

物語にのめり込める作品です

グロテスクな表現・異常ともいえる犯人の犯行の数々。
そのような内容でも物語にのめり込めるのは、
魅力的な登場人物とラストのどんでん返しでしょう。
他の乙一さんの作品とは一味違うものですが、すばらしい良作です。
GOTH―リストカット事件 Amazon書評・レビュー: GOTH―リストカット事件より
4048733907
No.97
(5pt)

今まで一番!!!!!!!

私が乙一さんに嵌る切っ掛けとなった本です!
文章や話の作り。……そして、もっとも目を引かれるのはキャラクター性です!!!
乙一さんの本を読んだことのない方は、まずこの本から読むことをお薦めします。
人の暗い一面。そして、それを求めて止まない生存本能ともいえる思考。読み始めたら、止まりません!!!!!!!!!!!
GOTH―リストカット事件 Amazon書評・レビュー: GOTH―リストカット事件より
4048733907
No.96
(4pt)

パターン化されたミステリ

高校のクラスでは溶け込んでいるけれど、実は芯まで異常な男の子。
クラスでは浮いた存在、異常な神経の持ち主だけど、
実は芯まで異常には入り込んでいない女の子。
そんな2人が絡むプチサイコホラー。
「その笑顔の作り方を私にも教えてくれない?」の台詞に、
ゾクリとした感覚を味わったのは私だけじゃないと思います。
多重人格探偵サイコとかが好きな人は、まず「買い」かと。
構成としては短編が続く感じなのですが、いくつか読んでいくうちに、
話の構成にある種のパターンが見えてきます。
人によっては、「ああ、またか。」と感じてしまうかもしれませんが、
個人的にはルールを知っているパズルを、いくつも解いている感覚で楽しめました。
(ナンバークロスは、ルールはどれも同じだけど、全部問題は違う。みたいな。)
GOTH 夜の章 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: GOTH 夜の章 (角川文庫)より
4044253048
No.95
(5pt)

また読み返したくなる!!

オチにびっくり!!読んだ後「えっ?ええーっ!?」って感じでもう一度読みたくなる。もし映画化されたらどんな感じになるんだろう?映像では表現できないかな。私は、かなりおすすめします。ちなみに私は3回読み返しました…。
GOTH―リストカット事件 Amazon書評・レビュー: GOTH―リストカット事件より
4048733907