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ゴースト・カントリー



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ゴースト・カントリーの評価: 3.80/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(2pt)

V.I不在で爽快感は無し

中だるみもなく、安心して読める…筈が、登場人物の性格がこの作家さんらしいと言えばらしいのですが、読んでいるうちに出て来る人全てに腹が立って来ます。泣き言や言い訳ばかりで行動しようとしないのや、どんな育ち方をしたらこんな性格の歪な人間になるのか?アメリカ人てこんなんばかりなのか?と気分が滅入ってきます。
そういう人物を描かせたらパレツキー女史は天下一品だとこの作品で改めて思いました。ラストで何とかギリギリ救われた感じかな…
ゴースト・カントリー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ゴースト・カントリー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.4:
(4pt)

さすがの筆力、パレツキー節。

これだけ大人数の登場人物が、それぞれの人生の問題を抱えて、クライマックスに向けて
動線がより合わされていく。大ヒットした警察ドラマ「ヒルストリートブルース」のような
構成にさすがだなー、と唸る。ただ、物語の決着をファンタジーにしてしまったのが、
個人的には残念だった。細部がリアリティに溢れる作風なのに、結末のファンタジーが
浮いてしまってギャップを感じたのです。父権主義の保守的思想で成り立つコミュニティの
人間の描写がリアリティありすぎてグロテスクでした。これがアメリカの一面なのね、と
そこに暮らしたことはないけど追体験できる、小説のお手本のような作品。
ゴースト・カントリー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ゴースト・カントリー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.3:
(5pt)

独特の空気

実は、VICがいつ出てくるのかな?と首をかしげながら読んでいて、途中でそうでないことに気がついたオマヌケな読みはじめだった。しかし、この頃不惑を越えて、つい何かと愚痴っぽくなるVICの話よりも、最終的に爽快感があった。意外やファンタジーだったのだが、ファンタジーだからできる突飛とも思える展開が、むしろエキサイティング。作者も行き詰まっていたのかもしれないが、明らかに突破口になる作品だったと思う。好みは分かれるに違いないが、私は好きだ。
ゴースト・カントリー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ゴースト・カントリー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.2:
(4pt)

異色作

あの、ヴィクシリーズのサラ・パレツキーが書いたとは思えない。
確かにアメリカ社会が抱える問題を浮き彫りにするなど背景は
ヴィクシリーズと酷似していると言えるのだろうが、なにしろ異色なのだ。
本作はファンタジーとも、ブラックともつかない。
この本が『好きか』と訊かれたら返答に詰まってしまうだろう。しかし間違いなく言えるのは、読後4年が経過した今でも、
非常に印象が強く残っている作品だということだ。
ゴースト・カントリー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ゴースト・カントリー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.1:
(4pt)

VIがいなくても・・・

サラ・パレツキーの新作が「VIもの」でないと知ったとき、ちょっとがっかりした私。でも読んでみて、VIがいなくても、本文の歯切れのよさ、アメリカ(シカゴ)社会の持つ問題の切り取り方に、「がっかり」どころか、一気に読みきってしまいました。
ゴースト・カントリー (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ゴースト・カントリー (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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