色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
評判
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
3.41/5点 レビュー 1,022件。 B ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全562件 201〜220 11/29ページ
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
3.41/5点 レビュー 1,022件。 B ランク
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どういう本?って聞かれたら、このタイトルをそのまま言えばいい。
作品の立ち位置としては、『スプートニクの恋人』や
『アフターダーク』と同じ、次の長編のための習作って
ことになるんだろうけれど、でも今回はちょっと長め。
読んでいてまず感じたのは、懐かしさ、かな。
『太陽の南、太陽の西』に似てるし、最近の、
村上さん本人言うところの「総合小説」的なスケールの
大きさはなくて、ひたすらシンプルで純粋な「喪失」の物語。
『太陽の西~』の島本さんとハジメくんに代わって、
本作では男3人女2人の5人グループが、「奇跡のような
完璧な時間」を共有するわけだけど、人数が多いせいか、
この5人の一体感を描く場面が少なくて、そのせいで、
それを失ってしまった主人公の喪失感が今ひとつ伝わってこない。
あまり出来がいいとは言えない『太陽の西~』ですら、
あんなにひりひりするような胸苦しさを感じたのに。
正直つくるくんと、白根さん、黒埜さんの3人でよかったような。
まあ、本作は「色」がテーマになっているので、ある程度
頭数をそろえる必要があったんだろうけど。
あとね。フィンランドね。つくるくんは、その「巡礼」の旅の
途中でフィンランドに行くわけだけど。
『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』の中の(これも長いな)、
『スプートニクの恋人』についてのインタビューで、
ギリシャを舞台にした理由について、村上さんは、
「海外に行くと、その体験が何年かかけて自分の中で消化されて、
アウトプットとして出てくるんです」みたいなことを言ってた。
『遠い太鼓』にフィンランドに行ったエピソードがあるから、
なるほど、元ネタはこれか、なんて思ったり。
あとさ、ラップトップ! 古いよ。
高村薫の「ズック」に通じるものがあるな。こそばゆい。