(短編集)

望郷

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評判

望郷の評価:

3.91/5点 レビュー 92件。 B ランク

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平均点3.91pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全183件 121〜140 7/10ページ
No.63
(5pt)

『告白』とは一味違う、普通の中に起こる普通でない物語の数々に、あなたもどっぷり浸ってください。

【内容(ネタバレ禁止!)】
島に生まれ、島に生きる人々の、切ないミステリー

【ささった言葉】
・故郷に残した想い出は、取るに足らないものばかり。なのに、何故、故郷の名を耳にすると、我が胸は、張り裂けそうな思いに支配され、涙が込み上げてくるのだろうー。
・「昇れば昇るほど、石を投げてくる人が増えるだろうけれど、投げ上げた石はあんたには当たらない。投げた本人にかえってくる。ほうっておけばいいんだって」
・ーお父さんに教えてもらったんだ。あ、前のお父さんだけどね。
・「言葉は知らないうちにナイフになる、ってことはわかってるのに、どの言葉がナイフになって、どの言葉がならないか、区別することはできなかったから。これは大人になった今でもできない」
・朝、手を合わせるとどうしても、今日も無事過ごせますように、などと願い事をしてしまうが、夜だと、今日も無事に過ごせました、と自然に感謝の気持ちを表すことができる、という。
・お父さんにお世話になりました、と言ってくださる人たちに、わたしたちは支えられているのよ。(中略)しかし、僕は母の言うような、父にお世話になったという人に出会った記憶がない。
・うちの娘を殴る権利があるほど、あなたは正しい人間だというのですか?
・やはり、教育現場において、殴ることはいかなる事情があっても、却下だ。いっそ、僕が何者かに殴られて、半年ほど昏睡状態に陥ればー。
・あれらの船に声援を送る者はいない。だけど、どの船も皆、今日の進水式の船のように、大勢の人から祝福されて海に出たんだろうな。

【感想と教訓】
面白かった…。
瀬戸内海の孤島に所縁のある人々の、その閉鎖性の中に巻き込まれる人生模様が、生々しい。
それらはすべて、人間にはろくでもない奴がいてろくでもないことをやりかねない、そして結局救われない、という…著者代表作『告白』ばりの救いのない物語ばかり、かと思いきや…。
これ以上はぜひ読んで、『告白』とは一味違う、普通の中に起こる普通でない物語の数々に、あなたもどっぷり浸ってください。
望郷 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 望郷 (文春文庫)より
416790523X
No.62
(5pt)

『告白』とは一味違う、普通の中に起こる普通でない物語の数々に、あなたもどっぷり浸ってください。

【内容(ネタバレ禁止!)】
島に生まれ、島に生きる人々の、切ないミステリー

【ささった言葉】
・故郷に残した想い出は、取るに足らないものばかり。なのに、何故、故郷の名を耳にすると、我が胸は、張り裂けそうな思いに支配され、涙が込み上げてくるのだろうー。
・「昇れば昇るほど、石を投げてくる人が増えるだろうけれど、投げ上げた石はあんたには当たらない。投げた本人にかえってくる。ほうっておけばいいんだって」
・ーお父さんに教えてもらったんだ。あ、前のお父さんだけどね。
・「言葉は知らないうちにナイフになる、ってことはわかってるのに、どの言葉がナイフになって、どの言葉がならないか、区別することはできなかったから。これは大人になった今でもできない」
・朝、手を合わせるとどうしても、今日も無事過ごせますように、などと願い事をしてしまうが、夜だと、今日も無事に過ごせました、と自然に感謝の気持ちを表すことができる、という。
・お父さんにお世話になりました、と言ってくださる人たちに、わたしたちは支えられているのよ。(中略)しかし、僕は母の言うような、父にお世話になったという人に出会った記憶がない。
・うちの娘を殴る権利があるほど、あなたは正しい人間だというのですか?
・やはり、教育現場において、殴ることはいかなる事情があっても、却下だ。いっそ、僕が何者かに殴られて、半年ほど昏睡状態に陥ればー。
・あれらの船に声援を送る者はいない。だけど、どの船も皆、今日の進水式の船のように、大勢の人から祝福されて海に出たんだろうな。

【感想と教訓】
面白かった…。
瀬戸内海の孤島に所縁のある人々の、その閉鎖性の中に巻き込まれる人生模様が、生々しい。
それらはすべて、人間にはろくでもない奴がいてろくでもないことをやりかねない、そして結局救われない、という…著者代表作『告白』ばりの救いのない物語ばかり、かと思いきや…。
これ以上はぜひ読んで、『告白』とは一味違う、普通の中に起こる普通でない物語の数々に、あなたもどっぷり浸ってください。
望郷 Amazon書評・レビュー: 望郷より
4163819002
No.61
(3pt)

すみません。

"とても良いと思いますが、最近忙しくてまだ読み終わっていません。
"
望郷 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 望郷 (文春文庫)より
416790523X
No.60
(3pt)

すみません。

"とても良いと思いますが、最近忙しくてまだ読み終わっていません。
"
望郷 Amazon書評・レビュー: 望郷より
4163819002
No.59
(5pt)

伏線のしき方が秀逸な短編

ある島を通して描かれる人間模様。
 
「みかんの花」
 ずっと島を出たかった主人公と、自由に出て行ってしまった姉との対比。ある疑問が浮かんだことから急展開するミステリ。最後 
 の主人公の決意はいか程のものか。島内と島外の人々の島に対する思いの温度差が印象的である。
「海の星」 日本推理作家協会賞受賞作
 突然現れた『おっさん』の不器用ながら懸命な姿。子供の頃にそれに気づいていればと悔やまれる。手品のような『海の星』は侘 
 しい子供時代に光を残す。おっさんの行動・言葉の意味がラストで氷解する。ここでも大逆転なのだが、最後の最後で小気味の
 良い逆転が待っている。伏線のしき方が秀逸である。
「夢の国」
 あるテーマパークに行くことを切に願う、封建的な家に生きた主人公。その窮屈な空気感が読んでいて息苦しいほど。しかしテー
 マパークに焦がれるあまり大切なものを失った彼女が引き起こした事実が恐ろしい。不穏な言葉が随所に散りばめられている。
「雲の糸」
 主人公にとって島は地獄であった。帰らざるを得なかった彼にとり、未だ島は地獄のままだった。息が詰まっていく彼の心情と過             程が良く描かれている。しかし姉から聞かされた思いもよらない言葉に彼は初めて前を向く、再生の物語。
「石の十字架」
 少女の頃、友達とあることをした女性。『あること』の結果は。伏線がしっかりしていて、ラストは感動。
「光の航路」
 『いじめ』とはなんなのか。教師という立場から延べられる見解は卓見である。
望郷 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 望郷 (文春文庫)より
416790523X
No.58
(5pt)

伏線のしき方が秀逸な短編

ある島を通して描かれる人間模様。
 
「みかんの花」
 ずっと島を出たかった主人公と、自由に出て行ってしまった姉との対比。ある疑問が浮かんだことから急展開するミステリ。最後 
 の主人公の決意はいか程のものか。島内と島外の人々の島に対する思いの温度差が印象的である。
「海の星」 日本推理作家協会賞受賞作
 突然現れた『おっさん』の不器用ながら懸命な姿。子供の頃にそれに気づいていればと悔やまれる。手品のような『海の星』は侘 
 しい子供時代に光を残す。おっさんの行動・言葉の意味がラストで氷解する。ここでも大逆転なのだが、最後の最後で小気味の
 良い逆転が待っている。伏線のしき方が秀逸である。
「夢の国」
 あるテーマパークに行くことを切に願う、封建的な家に生きた主人公。その窮屈な空気感が読んでいて息苦しいほど。しかしテー
 マパークに焦がれるあまり大切なものを失った彼女が引き起こした事実が恐ろしい。不穏な言葉が随所に散りばめられている。
「雲の糸」
 主人公にとって島は地獄であった。帰らざるを得なかった彼にとり、未だ島は地獄のままだった。息が詰まっていく彼の心情と過             程が良く描かれている。しかし姉から聞かされた思いもよらない言葉に彼は初めて前を向く、再生の物語。
「石の十字架」
 少女の頃、友達とあることをした女性。『あること』の結果は。伏線がしっかりしていて、ラストは感動。
「光の航路」
 『いじめ』とはなんなのか。教師という立場から延べられる見解は卓見である。
望郷 Amazon書評・レビュー: 望郷より
4163819002
No.57
(4pt)

都会生活で感じる地方~望郷

本書は6つの短編作品から構成されています。いずれも、本土に近い瀬戸内海の島で生まれ育った人と島に関係を持つ人の、人間関係と心理を掘り下げ、それらに地方と都会の生活習慣の違和を織り交ぜて描き出した作品になっています。私自身も、大学進学まで〇〇県〇〇郡といった地方の出身のせいか、これらの作品の雰囲気がとてもしっくりきます。都会で生まれ成長した人には、少しわからないかも知れません。都会からの目線で見ると、地方には、自然や素朴さの一方、ある種の暗さや息苦しさは間違いなくあります。それらが嫌で地方に距離を保っていたが、いつしか自分の中に「望郷」の繭が出来上がっていた。第一作「みかんの花」の冒頭の3行にハッとしました。本書では、単にストーリーではなく、そのような人間色彩も味わいながら読んでほしいと思います。
望郷 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 望郷 (文春文庫)より
416790523X
No.56
(4pt)

都会生活で感じる地方~望郷

本書は6つの短編作品から構成されています。いずれも、本土に近い瀬戸内海の島で生まれ育った人と島に関係を持つ人の、人間関係と心理を掘り下げ、それらに地方と都会の生活習慣の違和を織り交ぜて描き出した作品になっています。私自身も、大学進学まで〇〇県〇〇郡といった地方の出身のせいか、これらの作品の雰囲気がとてもしっくりきます。都会で生まれ成長した人には、少しわからないかも知れません。都会からの目線で見ると、地方には、自然や素朴さの一方、ある種の暗さや息苦しさは間違いなくあります。それらが嫌で地方に距離を保っていたが、いつしか自分の中に「望郷」の繭が出来上がっていた。第一作「みかんの花」の冒頭の3行にハッとしました。本書では、単にストーリーではなく、そのような人間色彩も味わいながら読んでほしいと思います。
望郷 Amazon書評・レビュー: 望郷より
4163819002
No.55
(4pt)

人間の業

人間はそれぞれの業を抱えて生きている。
闇は誰にだってある。
そんなこんなも引き受けて人はとにかく生きている。
「光の航路」に確かな希望を見出せた。
望郷 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 望郷 (文春文庫)より
416790523X
No.54
(4pt)

人間の業

人間はそれぞれの業を抱えて生きている。
闇は誰にだってある。
そんなこんなも引き受けて人はとにかく生きている。
「光の航路」に確かな希望を見出せた。
望郷 Amazon書評・レビュー: 望郷より
4163819002
No.53
(3pt)

鮮やかだ

読後の印象は「見事だ」です。
余りに鮮やか過ぎて、逆に読後の感慨がなかった。「心を揺す振られる」前に「感服」してしまった感じ。
楽しく読みました。
望郷 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 望郷 (文春文庫)より
416790523X
No.52
(3pt)

鮮やかだ

読後の印象は「見事だ」です。
余りに鮮やか過ぎて、逆に読後の感慨がなかった。「心を揺す振られる」前に「感服」してしまった感じ。
楽しく読みました。
望郷 Amazon書評・レビュー: 望郷より
4163819002
No.51
(3pt)

単に作者自身の感傷をダラダラと綴っただけの読み応えのない凡庸な内容

「みかんの花」、「海の星」、「夢の国」、「雲の糸」、「石の十字架」及び「光の航路」の6つの作品から構成される白綱島(作者の出身地である因島をモデルとした架空の島)を舞台として故郷をテーマとした連作短編集。島を出て行った者、出て行かざるを得なかった者、島に残った者、残らざるを得なかった者という様々な立場の人々の人間模様を"家族"に焦点を当てて描いた作品である。

作者のデビュー作「告白」を読んで、その悪意小説振りに辟易して以来(新聞のインタビュー記事で作者がミステリに関しては素人である事も知った)、作者の作品からは遠ざかっていたのだが、本作の世評が高かったため、久し振りに手に採ってみた。冒頭の「みかんの花」を読んだ時はミステリ色の濃い作品かと思ったが、続く短編は単に作者自身の感傷をダラダラと綴っただけの凡庸な内容。本作は悪意小説ではないものの、敢えて描き込むだけの新しいテーマを有しているとは思えない。本土と橋だけで結ばれている孤島というシチュエーションを除けば、親子の相克と和解、"いじめ"問題等、ありふれた題材ばかりなのにはガッカリした。

作者が抒情性を強調している事もあって読後感は悪くはないものの、読み応えという点では物足りなかった。作者が島暮らしをしていた時の夢の実現・鬱憤晴らしをしている感さえ覚えた。ミステリ短編集とするためには、「みかんの花」級の短編を並べるべきだし、"家族"に焦点を当てた抒情的短編集とするためには、もっとテーマ及び各編の構成を練るべきだったろう。
望郷 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 望郷 (文春文庫)より
416790523X
No.50
(3pt)

単に作者自身の感傷をダラダラと綴っただけの読み応えのない凡庸な内容

「みかんの花」、「海の星」、「夢の国」、「雲の糸」、「石の十字架」及び「光の航路」の6つの作品から構成される白綱島(作者の出身地である因島をモデルとした架空の島)を舞台として故郷をテーマとした連作短編集。島を出て行った者、出て行かざるを得なかった者、島に残った者、残らざるを得なかった者という様々な立場の人々の人間模様を"家族"に焦点を当てて描いた作品である。

作者のデビュー作「告白」を読んで、その悪意小説振りに辟易して以来(新聞のインタビュー記事で作者がミステリに関しては素人である事も知った)、作者の作品からは遠ざかっていたのだが、本作の世評が高かったため、久し振りに手に採ってみた。冒頭の「みかんの花」を読んだ時はミステリ色の濃い作品かと思ったが、続く短編は単に作者自身の感傷をダラダラと綴っただけの凡庸な内容。本作は悪意小説ではないものの、敢えて描き込むだけの新しいテーマを有しているとは思えない。本土と橋だけで結ばれている孤島というシチュエーションを除けば、親子の相克と和解、"いじめ"問題等、ありふれた題材ばかりなのにはガッカリした。

作者が抒情性を強調している事もあって読後感は悪くはないものの、読み応えという点では物足りなかった。作者が島暮らしをしていた時の夢の実現・鬱憤晴らしをしている感さえ覚えた。ミステリ短編集とするためには、「みかんの花」級の短編を並べるべきだし、"家族"に焦点を当てた抒情的短編集とするためには、もっとテーマ及び各編の構成を練るべきだったろう。
望郷 Amazon書評・レビュー: 望郷より
4163819002
No.49
(2pt)

登場人物が暗い

白綱島というムラ社会で暮らす人々の都会への想いと葛藤を表現力豊かに描写した、、、みたいな作品なのだと思うのだけど、とにかく登場人物がみんな暗くてうじうじしててちょっと合わなかったなぁ。 ひさびさに途中で読むのを止めました。
望郷 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 望郷 (文春文庫)より
416790523X
No.48
(2pt)

登場人物が暗い

白綱島というムラ社会で暮らす人々の都会への想いと葛藤を表現力豊かに描写した、、、みたいな作品なのだと思うのだけど、とにかく登場人物がみんな暗くてうじうじしててちょっと合わなかったなぁ。 ひさびさに途中で読むのを止めました。
望郷 Amazon書評・レビュー: 望郷より
4163819002
No.47
(3pt)

そこそこ

島での生活、島民の心情、閉塞感。 今ひとつピンとこない。 私が都会育ちの為なのでしょうか。 説得力が感じられません。
望郷 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 望郷 (文春文庫)より
416790523X
No.46
(3pt)

そこそこ

島での生活、島民の心情、閉塞感。 今ひとつピンとこない。 私が都会育ちの為なのでしょうか。 説得力が感じられません。
望郷 Amazon書評・レビュー: 望郷より
4163819002
No.45
(2pt)

暗い。暗すぎる。

島町内で起こった出来事を6編まとめた短編集。 評価が高いので読んでみたが、全般通して暗い。 。 読んでいて鬱になる。 最後に少し明るく締めるが、そのためにこの暗さを感じたくはない。
望郷 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 望郷 (文春文庫)より
416790523X
No.44
(2pt)

暗い。暗すぎる。

島町内で起こった出来事を6編まとめた短編集。 評価が高いので読んでみたが、全般通して暗い。 。 読んでいて鬱になる。 最後に少し明るく締めるが、そのためにこの暗さを感じたくはない。
望郷 Amazon書評・レビュー: 望郷より
4163819002