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(短編集)
石ノ目
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石ノ目の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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私の中で1番良かったと思ったのは「BLUE」ちょっと現実離れしてるけど凄く感動出来た。思わず涙して何度も読み返した。その次は「石ノ目」最後は予想出来てしまうかもしれないけどなかなか良かったです。この一冊は買って損ナシ!! | ||||
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短編集。 日本昔話系、不思議系、せつない童話系と、いろいろ詰まってます。 《収録作品》 『石の目』……目を合わせると石になる、と言い伝えられる怪物のはなし。 『はじめ』……空想のなかの『はじめ』と、ふたりの友達のはなし。 『BLUE』…残り物の材料で作られた人形のはなし。 『平面いぬ』…いれずみの犬を彫った女の子と家族のはなし。 今作はどれもちょっと薄っぺらいかんじです。 『BLUE』が、割と気に入りました。 アンデルセン童話好きなので、 薄暗くても優しい話はすきです。 『GOHT』や『ZOO』の方が面白かったですが、 読んで損はないかな。 | ||||
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ただ、ほかの作品と比べると全然力不足。 一番面白いはじめですら、ZOOとかに放り込まれたら、たぶん一番つまらない。 それでも独特のセンスはやっぱり光るので、乙一ファンは別に買って全然損ないですよ。 | ||||
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面白いです!!特に「はじめ」が好きです。文章もとても読みやすくてスラスラいけました。他の方が言っているように、若い世代に凄い受けると思います。なんで今若いときにこの本を読めてよかったです。 | ||||
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「石ノ目」、「平面犬」はなんとなく途中で最後がわかってしまう感じですが乙一さんの表現力と文章力で一気に、力で来られた感じでした。「はじめ」は誰かも書いてらっしゃったけど、ちょっと間長すぎた感じがしましたが面白い展開で「あっこんな最後なのね・・・」って感じでまぁまぁ面白かったです。会社でバイトの20才の男の子に、「石ノ目」と「はじめ」のストーリーを話したら「大変感動した!是非読みたい!」と言ってたのでこういったファンタジー系はやはり若い人の感性に凄く合うのかもしれません。「BLUE」切ないねぇ。乙一サンやってくれましたねぇって感じです。切ないファンタジー系好きな人には、お奨めかな。現実的な話が好きな人には向きません。 | ||||
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「GOTH」で乙一作品にハマり、遡って読んでみた。少年向けの作品として書かれているようで、確かに文章の粗さや物語の設定にぎこちなさを感じる部分はあるが、乙一の瑞々しい感性が十分に表れていると感じた。特に表題作の「石ノ目」はなかなかの傑作だと感じる。 また、「平面いぬ」や「はじめ」には若い著者だけが書けるユーモラスな部分も感じることができ、一読の価値はあるように思った。読んで損はないと思う。 | ||||
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内容的には、10代の若者向けです。文章力も、比較的新しい著者の作品と比較すると雲泥の差があり、読みにくいと感じることが多々あります。と厳しいことを書いていますが、私は著者の作品が好きですし、これからも読み続けていくと思います。5つ星をつけている人が多いようですが、世代や評価軸が違えばそうなるのかもしれません。べつに、不思議だとは思いません。 | ||||
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「石ノ目」「はじめ」「BLUE」「平面いぬ。」どれも全て、読み応えがありました。やっぱり乙一さんの本は、とても好きです。あと、著者の言葉や、「はじめ」の登場人物のあだ名なんかも面白かった。「はじめ」は嘘から生まれた架空の少女なのに、それを考えた少年2人には、とてもリアルにその子が見えるようになって、声も聴こえるし、一緒に遊ぶようにまでなって、何年間も共に成長していくお話です。不思議だけど、良かったです。「BLUE」は人形が動き出すお話です。切なかったです、色々と。乙一さんの本は、どれも好きです。 | ||||
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乙一の作品の中でも最高傑作と言える短編集です。カバー絵を見るにホラー作品という印象を受けるかもしれないが、それは短編一作目の石の目だけで、他はビルドロマン(感動系)といった感じです。この短編作品の中で一番お薦めなのが「はじめ」です。これは主人公二人が作り上げた幻覚の少女が、(主人公達の前にのみ)実体を持って現れるという話です。主人公の成長と共に、その幻覚も成長していく……という話です。これ以上はネタばれになってしまうので止めておきます。 陳腐な表現かもしれませんが、ラストは胸を締め付けられる思いを抱くでしょう。必ず。乙一氏の初期の名作であると共に、自分が一番お薦め出来る作品です。ジャンプでも漫画化された他、綾辻氏も「はじめ」を絶賛していました(勿論、他の作品も素晴らしい出来ですが)。是非読んでみて下さい。 | ||||
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ホラーと切なさの融合。ただストレートに怖さや切なさを書くのではなく、怖さの中に切なさ、切なさの中に怖さがある。短編集ながらも、四つの作品ひとつひとつが読ませてくれる。 | ||||
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「ホラー短編集」と銘打ってはありますが、表題作の「石ノ目」がホラーテイストである以外、他の3編はむしろ「切ないファンタジィ」ものだと言えるかもしれません。 「はじめ」は、いたずらの犯人として勝手にでっち上げたはずの「悪ガキ」がいつしか存在し始めちゃう話だし、「BLUE」はぬいぐるみが歩いて喋る話、そして「平面いぬ。」は、タトゥーの犬が体中を動き回っちゃう話です。どれも、一見誰もが考え付きそうな、あるいは考えたことがあるかもしれないようなネタです。でも、それを乙一が料理すると、こんなにも切ない、そして最後には思わずジーンとしてしまう話が出来上がっちゃうから不思議。これぞ正に乙一マジック! この本に限らず乙一の作品の多くは、読後、心の薄皮をすうーっと剥いてもらったような、そんな気持ちにさせてくれます。語り口は淡々としていて無駄がなく、ヘンに感動を煽るような描写など決してありません。それなのに、本当に大事なところでは心のツボをキチンと押してくれるのです。この心地良さが、乙一作品の最大の魅力、そして魔力の一つだと言っても良いでしょう。この感覚、一度味わったが最後、止められなくってしまうはずです。 でも、それもまた良いかもしれません。心の薄皮は、放っておくとすぐにまた付いてしまうだろうからです。 | ||||
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