風の竪琴弾き
評判
風の竪琴弾きの評価:
4.80/5点 レビュー 5件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1〜11 1/1ページ
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風の竪琴弾きの評価:
4.80/5点 レビュー 5件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
しかし、長年「偉大なる者」を詐称するギステスルウクルオームに仕えてきたデスは、今度は何故か命を張ってモルゴンとレーデルルを守ろうとするのだった。
やがてギステスルウクルオームはモルゴンによってその力を奪われるが、更に強大な力の存在が明らかになる。
王国創立より遥か昔から戦われてきた「大地のあるじ」達の戦いが長い年月を隔てて再開されようとしているのだ。
王国を焦土と化しながら進軍する大地のあるじ達に対抗すべく結束した領国支配者達の軍勢が風の平原で勝ち目がないと思われる戦いに挑むのだが・・・
ファンタジーとリアリティは共存し得ない言葉のようであるが、個人的にファンタジーは「突拍子もない話」であるが故に、読者に対してリアリティを訴えなければならないと思っている。
本書や指輪物語のような優れた作品にリアリティを感じるのは、空間軸と時間軸、すなわち三次元を感じさせてくれるからだう。
空間軸は改めて言うまでも無く、巻頭に掲げられた地図に負うところが大きく「中つ国」以来の伝統と言えるが、トールキンが指輪物語の中で「詩」という形で表現した時間軸を、マキリップは「謎解き」という極めてユニークな文化で実現している。
人間を超越した存在の最後を語り、やがて来る本当の人間の時代を垣間見せるあたりは、指輪物語に似ているというより、どちらもファンタジーを超えて神話・伝説の一つであるかのように錯覚させられる。
「住むのは海の中にしようかと思ってるところよ」と語るレーデルルに「ぼくは荒野に住むことにしよう」と応えるモルゴン。
まるで神話の始まりのようではないだろうか。