硝子の葦

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評判

硝子の葦の評価:

3.86/5点 レビュー 37件。 B ランク

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平均点3.86pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全45件 21〜40 2/3ページ
No.25
(5pt)

ミステリーとしても秀逸な桜木作品の傑作の一つ

自分の桜木作品読書歴はかれこれこれで10作目となるが、これもまた、さすが!と唸らせる上質のミステリーである。

序章でのいきなりの出来事の後、本編で少し時がさかのぼってから物語は進み、やがて時間軸は終章で序章に追いつくという結末はよくあるパターン。
しかし、この終章で明かされる真実は、ずっと気になりながら読み進めていた読者を、そうだったのかぁー、と驚かせるに十分の展開である。
ミステリー物はこれでなくてはいけない。

最後の終わり方はいくつかの謎を残したままの余韻含みであり、その分何か不自然というか、不完全で煮え切らないと感じる向きもあろうかと思うが、その辺は何度も前のページをあちこち読み返してみると、この作品の奥深さが読み取れると思う。

とにかく桜木作品は会話文が上手い。語り言葉がドラマの台本そのもののように自然で違和感がない。

そしてもう一つの魅力、は人間の感情、行動、自然の情景や動きなどを表す文体の見事さである。純文学と呼んでもよい文章表現力である。

北海道、道東の厳しく寂しい土地に生きる、貧しくもたくましい女性たちを描くいつものテイストはそのままに、今回はそこに上質のミステリー仕立ても加わって、やはり彼女はいつまでも目の離せない作者であることを再認識させられた。

昨年WOWOWでドラマ化されたのを観損ねていたのは残念。番組のホームページで見ることの出来る各配役の顔ぶれに、WOWOWなら多分いつか実現するであろう再放送が、今から楽しみである。
硝子の葦 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 硝子の葦 (新潮文庫)より
4101254826
No.24
(5pt)

ミステリーとしても秀逸な桜木作品の傑作の一つ

自分の桜木作品読書歴はかれこれこれで10作目となるが、これもまた、さすが!と唸らせる上質のミステリーである。

序章でのいきなりの出来事の後、本編で少し時がさかのぼってから物語は進み、やがて時間軸は終章で序章に追いつくという結末はよくあるパターン。
しかし、この終章で明かされる真実は、ずっと気になりながら読み進めていた読者を、そうだったのかぁー、と驚かせるに十分の展開である。
ミステリー物はこれでなくてはいけない。

最後の終わり方はいくつかの謎を残したままの余韻含みであり、その分何か不自然というか、不完全で煮え切らないと感じる向きもあろうかと思うが、その辺は何度も前のページをあちこち読み返してみると、この作品の奥深さが読み取れると思う。

とにかく桜木作品は会話文が上手い。語り言葉がドラマの台本そのもののように自然で違和感がない。

そしてもう一つの魅力、は人間の感情、行動、自然の情景や動きなどを表す文体の見事さである。純文学と呼んでもよい文章表現力である。

北海道、道東の厳しく寂しい土地に生きる、貧しくもたくましい女性たちを描くいつものテイストはそのままに、今回はそこに上質のミステリー仕立ても加わって、やはり彼女はいつまでも目の離せない作者であることを再認識させられた。

昨年WOWOWでドラマ化されたのを観損ねていたのは残念。番組のホームページで見ることの出来る各配役の顔ぶれに、WOWOWなら多分いつか実現するであろう再放送が、今から楽しみである。
硝子の葦 Amazon書評・レビュー: 硝子の葦より
4103277211
No.23
(4pt)

なんともいえない薄暗さ

いつも桜木さんの小説の舞台になる道東に対する自身の偏見か、どの小説も常に薄暗い感触です。 そして、登場人物が、なんとなく不幸なんですよね。 でも、文章や話の流れは嫌いではありません。 というか、結構クセになります。 本書もなかなか面白く読ませていただきました。 トリックなどは少々うまくいきすぎな気もしましたが、まあ本格ミステリーというわけでも ないのでこれもありでしょう。
硝子の葦 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 硝子の葦 (新潮文庫)より
4101254826
No.22
(4pt)

なんともいえない薄暗さ

いつも桜木さんの小説の舞台になる道東に対する自身の偏見か、どの小説も常に薄暗い感触です。 そして、登場人物が、なんとなく不幸なんですよね。 でも、文章や話の流れは嫌いではありません。 というか、結構クセになります。 本書もなかなか面白く読ませていただきました。 トリックなどは少々うまくいきすぎな気もしましたが、まあ本格ミステリーというわけでも ないのでこれもありでしょう。
硝子の葦 Amazon書評・レビュー: 硝子の葦より
4103277211
No.21
(5pt)

おもしろかった。

単純におもしろかったです。 サラサラと読めてしまいました。 1日で読めてしまうのでは?
硝子の葦 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 硝子の葦 (新潮文庫)より
4101254826
No.20
(5pt)

おもしろかった。

単純におもしろかったです。 サラサラと読めてしまいました。 1日で読めてしまうのでは?
硝子の葦 Amazon書評・レビュー: 硝子の葦より
4103277211
No.19
(4pt)

久しぶりの女流天才作家

文章の巧みさは、宮部みゆきとは違う意味の凄さを感じる。北海道以外の作品に期待したい。
硝子の葦 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 硝子の葦 (新潮文庫)より
4101254826
No.18
(4pt)

久しぶりの女流天才作家

文章の巧みさは、宮部みゆきとは違う意味の凄さを感じる。北海道以外の作品に期待したい。
硝子の葦 Amazon書評・レビュー: 硝子の葦より
4103277211
No.17
(5pt)

湿原に凛と硝子の葦立ちて洞さらさら砂流れたり

「湿原に凛と硝子の葦立ちて洞さらさら砂流れたり」
作中で主人公が読む歌です。
その歌が、この小説のすべてを語っている様に思えます。
北の大地の抒情性豊かな風景の中に、「凛として立つ葦」の様な存在として主人公が描かれています。
その育った環境の過酷さから、たくましく生きて行く主人公の姿は、普通の生活からはかけ離れたものではあるのですが、何がしかの共感を抱かざるをえません。
その子ども時代を象徴するような存在として描かれる佐野まゆみが登場することで、現在の主人公の生き方に説得性を感じさせられます。
現実社会の中で超然とした生き方をする主人公は、こうして作られたのかと納得させられるのです。
そして、まゆみの母親倫子の存在も大きいと思います。
常に「演技」をしている女性として描かれています。
傍から見れば、何を考えているのか良く解らないが、その立場を演じ切っている女性です。
この二人から生まれる犯罪は、主人公自身の犯罪にも繋がっています。
この人間関係とその心理描写が、この作品を生き生きしたものとしている様に思えます。
なかなか読みごたえのある作品でした。
硝子の葦 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 硝子の葦 (新潮文庫)より
4101254826
No.16
(5pt)

湿原に凛と硝子の葦立ちて洞さらさら砂流れたり

「湿原に凛と硝子の葦立ちて洞さらさら砂流れたり」
作中で主人公が読む歌です。
その歌が、この小説のすべてを語っている様に思えます。
北の大地の抒情性豊かな風景の中に、「凛として立つ葦」の様な存在として主人公が描かれています。
その育った環境の過酷さから、たくましく生きて行く主人公の姿は、普通の生活からはかけ離れたものではあるのですが、何がしかの共感を抱かざるをえません。
その子ども時代を象徴するような存在として描かれる佐野まゆみが登場することで、現在の主人公の生き方に説得性を感じさせられます。
現実社会の中で超然とした生き方をする主人公は、こうして作られたのかと納得させられるのです。
そして、まゆみの母親倫子の存在も大きいと思います。
常に「演技」をしている女性として描かれています。
傍から見れば、何を考えているのか良く解らないが、その立場を演じ切っている女性です。
この二人から生まれる犯罪は、主人公自身の犯罪にも繋がっています。
この人間関係とその心理描写が、この作品を生き生きしたものとしている様に思えます。
なかなか読みごたえのある作品でした。
硝子の葦 Amazon書評・レビュー: 硝子の葦より
4103277211
No.15
(5pt)

清々しさと切なさ

最初からぐんぐん引き込まれました。

そしてラストシーン。
切なさと共に、女性の強さを感じます。
素敵な本に出会えました。
硝子の葦 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 硝子の葦 (新潮文庫)より
4101254826
No.14
(5pt)

清々しさと切なさ

最初からぐんぐん引き込まれました。

そしてラストシーン。
切なさと共に、女性の強さを感じます。
素敵な本に出会えました。
硝子の葦 Amazon書評・レビュー: 硝子の葦より
4103277211
No.13
(4pt)

ホテルローヤルと併せて読むべし

ドラマ化を機に購入。
直木賞受賞時に「ホテルローヤル」は購入していましたので、各登場人物のスピンオフ的な一冊かと思っていました。
読後感はややこしい話だな…。人物相関図が欲しいなと思いました。
また、センセーショナルな物語かと思いましたが、意外に淡々と描かれているので、読者をグッと惹きつける展開があっても良かったと思います。
硝子の葦 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 硝子の葦 (新潮文庫)より
4101254826
No.12
(4pt)

ホテルローヤルと併せて読むべし

ドラマ化を機に購入。
直木賞受賞時に「ホテルローヤル」は購入していましたので、各登場人物のスピンオフ的な一冊かと思っていました。
読後感はややこしい話だな…。人物相関図が欲しいなと思いました。
また、センセーショナルな物語かと思いましたが、意外に淡々と描かれているので、読者をグッと惹きつける展開があっても良かったと思います。
硝子の葦 Amazon書評・レビュー: 硝子の葦より
4103277211
No.11
(5pt)

クライム・サスペンス好きの人には超お勧めです!!!!

著者の桜木柴乃さんは、1965年4月北海道釧路市生まれ、2013年ホテルローヤルで第149回直木賞を受賞されています。
 冒頭、主人公が自殺?する場面から物語は始まります。そして、時間は約半月前の8/2にさかのぼります。
 主人公の幸田節子は、釧路でラブホテルを経営する喜一郎の妻ですが、その日、喜一郎は、自動車事故で意識不明の重体に陥ります。
 そして、この日喜一郎は、節子の母親と会うために厚岸に出向いていたことがわかってきます。
 実は、喜一郎は節子と結婚する前は、節子の母親と長い間、深い仲にありました。
 また、節子は、少し前、喜一郎のすすめで、第1歌集「ガラスの葦」を上梓し、
 そのことがきっかけで、会員の佐野倫子と娘のまゆみと知り合います。
 そして、節子は喜一郎と結婚する前、釧路で会計事務所を経営している、税理士澤木のもとで働いていて、
 その澤木と深い関係にありました。
 主な登場人物、そして、物語の背景は以上です。、そして、喜一郎の事故をきっかけに、今まで順調に回っていた歯車が、
 大きく狂い出します。あまり、書くとネタバレになりますが、本作は、良質のクライム・サスペンスで、最初、少しとっつきにくい感がしますが、
 我慢して読むと、そのうち、物語にぐいぐい引き込まれていきます。
 物語の舞台、背景は、作者の実体験がかなり反映されているものと思われます。
 厚岸の寂れて荒涼とした感じが、物語とうまくマッチしていて、読後に深い余韻を残します。
 クライム・サスペンス好きの人には超お勧めです!!!
 しかし、帯の「度肝を抜く大どんでん返し、驚愕の結末!」のキャッチ・コピーは感心しません。
 勘のいい人なら、少し読めばラストがわかってしまいます・・・・・・
硝子の葦 Amazon書評・レビュー: 硝子の葦より
4103277211
No.10
(5pt)

クライム・サスペンス好きの人には超お勧めです!!!!

著者の桜木柴乃さんは、1965年4月北海道釧路市生まれ、2013年ホテルローヤルで第149回直木賞を受賞されています。
 冒頭、主人公が自殺?する場面から物語は始まります。そして、時間は約半月前の8/2にさかのぼります。
 主人公の幸田節子は、釧路でラブホテルを経営する喜一郎の妻ですが、その日、喜一郎は、自動車事故で意識不明の重体に陥ります。
 そして、この日喜一郎は、節子の母親と会うために厚岸に出向いていたことがわかってきます。
 実は、喜一郎は節子と結婚する前は、節子の母親と長い間、深い仲にありました。
 また、節子は、少し前、喜一郎のすすめで、第1歌集「ガラスの葦」を上梓し、
 そのことがきっかけで、会員の佐野倫子と娘のまゆみと知り合います。
 そして、節子は喜一郎と結婚する前、釧路で会計事務所を経営している、税理士澤木のもとで働いていて、
 その澤木と深い関係にありました。
 主な登場人物、そして、物語の背景は以上です。、そして、喜一郎の事故をきっかけに、今まで順調に回っていた歯車が、
 大きく狂い出します。あまり、書くとネタバレになりますが、本作は、良質のクライム・サスペンスで、最初、少しとっつきにくい感がしますが、
 我慢して読むと、そのうち、物語にぐいぐい引き込まれていきます。
 物語の舞台、背景は、作者の実体験がかなり反映されているものと思われます。
 厚岸の寂れて荒涼とした感じが、物語とうまくマッチしていて、読後に深い余韻を残します。
 クライム・サスペンス好きの人には超お勧めです!!!
 しかし、帯の「度肝を抜く大どんでん返し、驚愕の結末!」のキャッチ・コピーは感心しません。
 勘のいい人なら、少し読めばラストがわかってしまいます・・・・・・
硝子の葦 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 硝子の葦 (新潮文庫)より
4101254826
No.9
(4pt)

ミステリーとして読むより…

道東を舞台にしたミステリー。あの直木賞受賞作『ホテルローヤル』の舞台が、この作品でも中心的な役割りとして描かれている。

『ホテルローヤル』の経営者の妻・幸田節子、節子の短歌仲間の佐野倫子の二人の女性が物語の中心人物であり、二人の周りの女性たちも物語を構成する重要な役割りを演じる。すなわち、この作品もまた、これまで桜木紫乃が描いて来たような女性の物語なのである。

ミステリーを味わうというよりも、北の大地で繰り広げられる女性たちの裏の姿と、それと対比して描かれる本能のままに生きる男たちの姿を楽しむべきかと思う。
硝子の葦 Amazon書評・レビュー: 硝子の葦より
4103277211
No.8
(4pt)

ミステリーとして読むより…

道東を舞台にしたミステリー。あの直木賞受賞作『ホテルローヤル』の舞台が、この作品でも中心的な役割りとして描かれている。

『ホテルローヤル』の経営者の妻・幸田節子、節子の短歌仲間の佐野倫子の二人の女性が物語の中心人物であり、二人の周りの女性たちも物語を構成する重要な役割りを演じる。すなわち、この作品もまた、これまで桜木紫乃が描いて来たような女性の物語なのである。

ミステリーを味わうというよりも、北の大地で繰り広げられる女性たちの裏の姿と、それと対比して描かれる本能のままに生きる男たちの姿を楽しむべきかと思う。
硝子の葦 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 硝子の葦 (新潮文庫)より
4101254826
No.7
(5pt)

直木賞は、この作品でしょう。

構成が斬新。思わず読み返してしまい、なるほど、と思います。三回くらい読み直すと、更に味わいがありますね。
硝子の葦 Amazon書評・レビュー: 硝子の葦より
4103277211
No.6
(4pt)

作者独特の男女感

男が女を愛し、女がそれを受け入れる。
そこには一種諦観にも似た世界観がある。
硝子の葦 Amazon書評・レビュー: 硝子の葦より
4103277211