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【松下麻理緒】
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流転の女の評価:
4.00/5点 レビュー 3件。 - ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
3つの事件の真相は何なのか?
読み始めたら止まらない
若き女性が30年以上前に海に落ちて溺死した事件。刑事事件にはならなかったものの、10年以上前に起きた少女と愛犬がとともに誘拐された事件。2年前に自宅で事故をきっかけに心臓発作で老人が死亡した事件。それぞれに、謎が残り、関係者それぞれが、すっきりしないものを抱え続けている。そうした中、30年以上も前に娘を失った女性が、近くの公園にある娘との思い出が残る柳が切られてことに気づき、そのことで止まっていた時間が動き出す…
前著『誤算』に続いて読んだのだが、『誤算』は中心となる事件というか、出来事が当初から分かるのに対し、本作は、幾人もの人物に焦点を当てながら、その内面を描くとともに、何が中心となる事件なのか半ばあたりまで全く掴めないように記述されているため、それが私の興味をかきたて続けた。
それと、登場人物たちが、それぞれ程度は違っているものの、前を見始めるラストの読後感も良かった。
また、読了後、改めて表紙カバーを見てみて、タイトルとともにその写真が示す意味合いも充分に理解できた。