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水の柩



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【この小説が収録されている参考書籍】
水の柩
水の柩 (講談社文庫)

水の柩の評価: 3.60/5点 レビュー 30件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 1~20 1/2ページ
12>>
No.30:
(3pt)

結局は敦子の安否確認の為の小説 (ネタばれ含む)

この小説 小説現代で2010年位に載ってて
当時は途中で読み損なって最後までは読んで
ない ちょっと気になってたんですが
kindle 無料という事で 再読してみました。
改めて読むと当時、読んだ時より自分も年喰って
しまい偏屈になったのか粗ばかり目立ったしまいました。

特にリアリティーの無さが要因のグタグタ感
所々は巧緻なのだが俯瞰してみると
現実味がない 
漫画的なご都合主義のあらすじにモヤモヤ
感が募った

話が現在と過去行ったりきたりする
構成になっているが

冒頭で何となく敦子生きてるでしょ 
って分かってしまう
結局,やっぱり生きててそれがあざとく感じた 
ただ本心から生きててくれてよかった 
最後までズンズン読み進められた動機は
結局は敦子の安否確認だったと思う

これがもし死んでたら悪い意味では無く
別の評価になっただろう

致命的だったリアリティーの無さ

例を挙げれば

幾ら板長でもあれをやったらクビ
旅館で働いたことが無くても分かるでしょw 

中学生が小学校に夜間に侵入して
タイムカプセルを掘り起こす
有り得ない

この作品は池田小事件の後で
監視カメラで学校なんかに
簡単に侵入できるわけがない
昭和じゃないんだからw

付き合ってもいない女の子の為にわざわざ
そんな大それた事をやる動機が敦子の説明
通りなら弱すぎる 面倒くさすぎるでしょ
普通に考えて
それに応じる逸夫どうした?
特に敦子の好意や関心を引こうとする
描写も無いわけで、、、

逸夫、大丈夫か?

当然ながらダムにも不法投棄やテロ防止で
監視カメラは付けられてる

更に不法投棄は犯罪
いい年をしたいくが孫の中学生と
ダムへ不法投棄なんかする訳がない
バレたら警察沙汰
旅館へのダメージが計り知れない

それから
結局、9か月後も父の良平に嘘をついて
一晩どこかで過ごしたことの
理由は説明されていない様子

そんな事は有り得無いだろうw
もし自分が親なら問い質すに決まってる

更に敦子の学校内で自傷行為

学校側が敦子のあの説明を信じるだろうか?

学校内に刃物で人を傷つけるかもしれない
メンヘラ少女を放置して置くわけがない
強制入院ですよ

タイトルの上手さや 
巧妙で美し文章は所々あるのだ

こういった現実性のなさが
致命的

終章も冗長すぎ
もっとすっきり終わらせた
方が良かった 

長びけば長引くほどシラけてしまった。

結局この小説の核は敦子の安否確認
それのみに尽きる

この作家さんミステリーホラー的なモノが評価されてる
ようなので他の作品も読んでみたい
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.29:
(3pt)

サスペンスではなかった.......

サスペンスでも、ホラーでも、なかったです。
ドキドキする場面もありましたが、全体的に、メリハリがないように感じました。
主人公の少年が、成長するストーリーですが、困難な場面に遭遇しても、なんだか頼りなく、距離をおいている感じがしました。
きっと、この近すぎない距離感が、現代的なんですね。
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.28:
(4pt)

道尾ファンなら手に取って読んでみるべき作品

水の柩はミステリー要素は少なめで、主人公や周りの人間の成長を描いた物語でした。過去の罪や嘘と向き合い、今をどのように生きて、未来へ繋いでいくのか、そこに希望は見えるのか、と言った内容ですかね。
「普通」に退屈した逸夫、「普通」を手に入れたかった敦子の対比、祖母と敦子が各々、いかにして過去のわだかまりを浄化させていくのかの対比は読んでいて面白かったです。
また、タイトルや物語に登場する物が何のメタファーになっているかのを考察するのも道尾作品を読む上での醍醐味だと感じます。
是非、一度手に取って道尾ワールドに浸ってみてはいかがでしょうか。
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.27:
(4pt)

少年と少女の距離感

道尾秀介さんは本当に昭和的なレトロな感じがする少年少女を描くのがうまいです。
この作品では、普通の少年と薄幸な少女との距離感がとても上手に描かれている思います。
やるせない感情とわずかな光明、心に湿っぽい翳りが差す美しく切ない物語です。
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.26:
(4pt)

派手さは無くリアルな感じ

ネタバレ注意です。

ハッピーエンドでもバッドエンドでも無く、読み終わった後に哀感が残るようなお話。思い出してじんわり涙が滲むような、でも不快ではなくこれで良かったのだと納得してしまう終わり方でした。いじめのサインや敦子のおかしな様子に中々気付かない逸夫にハラハラしつつ、逸夫の本質的な優しさや不器用さに感情移入してしまいました。
途中退屈な文章もありましたが、それでも読んで良かったと思える読後感のある小説でした。
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4062172577
No.25:
(3pt)

逸夫の成長の物語

主人公である逸夫は同級生の敦子の影を知り、自殺しようとしていた敦子の為に何とか力になりたいと思う。最初は引っ込み事案だった逸夫が色々と思案しながら段々と成長しているように見える。一方で心の底に隠していた過去が明るみになり憔悴する祖母のいく。心配する逸夫は彼女たちの悩みを取り去るために、自分達の悩みをマネキン人形に封印してダムから投げ捨てる。過去の日本でも悩みを人形に封印して川に流す習慣があったという。人の深い悩みは中々消し去ることは難しいが、それでもいつか幸せになって、こんなこともあったねと振り返るくらいになって欲しいと思う。
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.24:
(1pt)

泣くところある??

最後まで一気に読めたのにつまらないとはなんとも不思議な作品。 どっかで読んだことあるような要素の詰め合わせ。 文化祭シーンやデートは極めて現代的なのに、 敦子だけ古臭い。 世界観が変。 後味が悪い。
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4062172577
No.23:
(4pt)

道尾スタイルの確立

内容についてはここで細かくは触れませんが、道尾先生の作風というかスタイルの王道といった作品で自分は楽しめました。本格的なミステリを期待する人は肩透かしを食らうと思います。そもそも向日葵の咲かない夏、月と蟹など将来国語の教科書や入試に出てもおかしくない純文学スタイルに少しのミステリを混ぜ込んだような作風が持ち味の筆者なのでこれでいいと思う。特に情景描写の上手さはプロ作家の中でもトップクラスだと思う。
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.22:
(2pt)

ミステリーを期待してしまった

道尾秀介さんの作品をすべて読んでいるわけではないです。
私の道尾さんの作品のイメージはおどろおどろしくて先が読めないミステリーホラー。
向日葵の咲かない夏が印象深いです。
しかし本作はそんなにうわっと驚くような展開もなく、こわくもなく。
先を読めばきっと・・・!と読み進めましたが、結局こぎれいなオチで終わってしまいました。
決して内容が悪いわけではないです。まとまっています。
ただ、ミステリーを期待すると物足りないです。
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.21:
(3pt)

予想どおり

道尾さんの作品はいつもずっしりこころに重く何かを感じます
いじめや貧困など難しいテーマを細やかに語りかけてくれます
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.20:
(1pt)

非常によい状態と 書いてあったが とても古かった うそは 書かないでほしい
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.19:
(3pt)

道尾さん

老舗旅館の長男と祖母、同級生の少女の3人の物語。
祖母と少女が抱えている秘密。
それを長男はどのように受け入れていくのか。
この読んでいてノスタルジーを感じさせる文章と表現。
道尾さんらしい作品だなと思いました。
結末は予想していたものとは違いましたが、
こういう結末なら逆に良かったです。
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4062172577
No.18:
(4pt)

深い意味を持つタイトル・・・

老舗旅館「河音屋」の長男・逸夫は、退屈な日常生活に飽き飽きしていた。そんな逸夫に、
同級生の敦子が声をかけた。「手紙を書き直して、タイムカプセルの中に入っている手紙と
取り替えない?」彼女はなぜそんなことを言ったのか?彼女の真意が分からぬまま、逸夫は
それを実行に移すが・・・。

一見、普通に生活している人たち。その人たちの心の奥底には、いったい何が隠されているの
だろうか?笑顔の裏に貼り付けられた悲しみ、誰にも言えない秘密、他人には知られたくない
慟哭・・・。生きるということは、つらいことばかりではないはずだ。なのに、この作品を
読んでいると胸が痛くなってくる。逸夫の祖母いくの気持ちや逸夫の同級生の敦子の苦しみが、
鋭い針となって心に突き刺さってくる。「そんなに自分を押さえつけなくていいんだよ。」
いくに、敦子に、そんな言葉をかけてやりたくなる。だが、人間は弱いばかりではない。どん
底から這い上がる強さも持っているはずだ。さまざまな苦悩や葛藤を乗り越えた者・・・。
それらを忘れ去ってしまった者・・・。どちらの生き方にも切なさが漂う。ラストは、涙がこぼれた。
そして、この作品のタイトル「水の柩」がとても深い意味を持っていることを知った。きらきら
光る水面のまぶしさや、静謐な水底の風景。それらが目に浮かぶようだ。読後も、強い余韻が
残った。おだやかで心に染み入るような感動を与えてくれる、とても面白い作品だった。
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.17:
(3pt)

そろそろこのパターンは・・・

文章表現の巧みさは相変わらず、ミステリーではないが退屈させずに読ませる力は健在。
だけど、読んでいて楽しいか?と問われると首を傾げざるをえない。感動したか?と問われると否としか言えない。
前作が小学生主人公で書いて、今作は中学生主人公。少年の心象風景を描かせたら抜群なのは分かったが、そろそろ大人が主人公の作品を書いてもらいたい。過去作読む限りでは、大人(特におじさん)の描き方に違和感をいつも感じてしまうが、ひょっとしたら苦手なのだろうか?
道尾さんは若い読者や女性の読者に絶大な人気を誇っているが、おじさん読者の人気はあまり高くないような気がするのだが?
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.16:
(1pt)

なんだかなぁ

この人の書く小説は、全部、読んだ事があるような気がする。 ストーリーが、ありきたりだからかな
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.15:
(3pt)

若い方向けの作品かもしれません

レビューを拝見すると絶賛なさっている方が多いですね。私も一気に読んでしまいました。
ただ、絶賛なさっている方々のようには感動しませんでした。そこまで感情移入できなかったです。何故かな? それなりに面白かったけれど。
もしかすると年齢的に無理なのかもしれない・・・ 若い方向けかなと思います。
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.14:
(3pt)

被災地の小学生達の作文の方が余程胸に染みる......

「月と蟹」に続いて本作を読んだ。デビュー作「背の眼」以来、作者の作品の殆どを読んでいる私にとって「月と蟹」は一番の駄作に映ったが、本作も同工異曲の児童書と言い切っても良い内容で正直ガッカリした。人は忌まわしい記憶を封じ込めて、あるいは乗り越えて前向きに生きて行く事が出来るか否かを問い掛けた作品だが、執筆時期を見ると、多分に東日本大震災に影響を受けているらしい。それを、こうした少年の心象を通してしか描けない所に作者の限界を感じる。被災地の小学生達の作文の方が余程胸に染みる。

本作だけでなく、作者の作品全般に対して言えるのだが、子供と老人と小動物(今回は蓑虫)は巧く描けるのだが、大人の心情や人間模様に関しては今一つの感が否めない。ストーリーテリングの巧さで一応読ませはするのだが、視点の幼さで内容に重み・深みが伴わないのである。結末の感動を覚える筈のシーンも単なる茶番にしか見えなかった。このまま児童文学者になってしまうのではと心配・不安を抱かせる出来だと思った。
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.13:
(4pt)

深い人間ドラマ

老舗旅館長男の中学校二年生を主人公に、触れられたくない過去、
封印してしまった過去、人の弱さとそれを乗り越えていく強さなどが
描かれていく。
閉塞感を感じるような場面もあるのに、
何かに引き込まれるように読んでしまう。
敦子の心の痛みが目に見えるようで、悲しかった。
最後に彼女が思いきった行動に出られたのは、
逸夫の存在が助けになったかなとホッとしました。
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.12:
(5pt)

久々に本で号泣…

最後は涙が止まらない。 読後、表紙を見て、またジワッとくる。 タイトルを見てはジーンとする。 文体はもちろん、装丁含めてオススメです。 私はミステリー派なので、また少年少女か…と期待せず読んだのですが、泣かされました。 後半は感情を高めるために是非一気読みを!
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577
No.11:
(3pt)

フツー

素直で誠実な物語。でも地味。 主人公が普通なりに、打破しようともがく姿は好感が持てる。簡単に恋愛関係にならない所もいい。 一番、良いのはちゃんと救いがあるところ。 文章は美しいかもしれないが、読みづらい… 私は、単行本で読むほどではないと感じました。
水の柩Amazon書評・レビュー:水の柩より
4062172577

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