■スポンサードリンク
(短編集)
PRIDE(プライド)―池袋ウエストゲートパーク<10>
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
PRIDE(プライド)―池袋ウエストゲートパーク<10>の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある程度テンプレになってしまっている。 マコトヤタカシなど登場人物の言葉には石田さんの感性が少なからず投影されてると感じる。 そのシャープさが魅力の一つなわけだけど、2016年になってから読むとウェブに対する感覚の鈍さに少し驚く。 基本スタンスがインターネットに対して懐疑的なのかもしれないし、意識的にそう描いているのか分からないけど、ウェブが媒体になって起きている変化の最前線にいる層にしか分からない物事があって、そこに対して石田さんが興味がないからズレが生じているのかなと思う。 興味がないことについて語ることの意味のなさといったら、なかなか他にあるものじゃあない。 あと、全体的にシリーズが続いて形が出来たことの弊害なのかお約束になってしまってる。 マコトの言い回しとかも、意味なくあんたも〜だろ?みたいに書くことが多いけど、それはマコト(石田さん)がそう感じるだけだろうという感想にしかならないし、さして面白い切り口でも無かったりする。 一言で言うと、新鮮味が無くなってきました! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
IWGPは全作品を読んでいますがもうキャラのおかげで読んでいるような感じがしますね。今から読み始める人は結構物足りなさが感じるかもしれません。主人公達が年齢を重ねても作品自体は特に変わり映えなく進化を感じません。いかんせん一つ一つが短い話で構成されているのにかかわらず冒頭から「この後こんなことになるなんて俺にはわからなかった。」的な言葉を連呼されたらちょっとどうかと思います。 あっでも作品自体を批判しているわけではないですよ。昔からのファンはちゃんと楽しめます。買って損はないです。得もないです。 あぁ主人公達が年をとるなら昔みたいに長瀬 智也と窪塚 洋介でTVドラマで仕切りなおしたIWGPを見てみたいなぁ「あんただってそう思うだろ」( ≧∇≦) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
池袋西口公園シリーズ10作目。 携帯電話、自転車事故、ストーカー、レイプを題材とした4作品が収められています。 いつもながら、ひとつひとつの話がとても身近で、依頼者と共に事件解決に奔走するマコトの姿が描かれています。このシリーズもしばらくぶりですが、池袋の空気の中に自分自身もすんなりと溶け込む感じがしました。表題作になっている4作品目「PRIDE」が一番良かったです。 ただ、このシリーズもだいぶ長くなってきているので、正直少し新鮮味が薄れている感じもしました。このシリーズに初めて出会ったとき、「ものすごく私好み!うれしい!」と興奮したものですが、それから長い年月が流れ、マコトも私も年をとったのか?昔のように、ヒリヒリと胸を痛めたり、頭にガーンと衝撃を受けたりすることは少なくなったように感じます。あまり揺さぶられなくなったと言うか。 ほかの皆様も書いているように、今回はタカシの恋愛についても触れられています。しかも4作品中2作品で。 いつもクールなタカシが悩んだり、照れたり、怒りをあらわにしたり・・・意外な素顔に好感を抱く方もいると思いますが、なんとも言えぬ違和感を抱く方もいるかもしれません。私は後者でした。タカシは常に孤高の氷の王様でいてほしい!その心の奥はヴェールに包まれていてほしい!この辺の感覚は読者によってきっと分かれることでしょう。まぁ、どちらにしてもタカシは素敵なんですけどね(笑) このシリーズはこれからも続くのでしょうか? 物語の最後が、何か終わりを示唆しているような雰囲気でした。続くとしてもエンディングに向かうのかな?という気がします。 このシリーズ、とても愛着があるので終わるとしたら物凄く寂しいですし、マコトやタカシのことをその後もずっと考えてしまいそうですが、冷静に考えると、もうそろそろ潮時かな?と感じる面もあります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
マコトを訪ねてきたリンが語る暴行事件の話は衝撃的だった。事件から立ち直り、強く生きて いく決心をしたリンに惹かれていくマコト・・・。だが、再び魔の手がリンに迫る!マコトはリンを 救えるのか?表題作「PRIDE」を含む4編を収録。IWGP(池袋ウエストゲートパーク) シリーズ10。 プライドって、なんだろう? マコトがそうつぶやいているが、私も同じ疑問を持った。それは、その人自身が何ものにもつぶされる ことなく輝き、そして生き続けるエネルギーの源なのか?「PRIDE」に出てくるリンの持つプライドは、 まさにそういうものだ。どんなにつらいことがあっても、立ち上がり歩き出す。彼女の強さを支えて いるのがプライドなのだ。そんな彼女に、マコトは好意を抱く。二人のこれからがとても気になる。 そのほかの3編、データを盗まれたエリートの男を描く「データBOXの蜘蛛」、弟にケガを負わせた 犯人を探す姉を描いた「鬼子母神ランダウン」、30歳を過ぎてもなおアイドルでい続けようとする 女性を描いた「北口アイドル・アンダーグラウンド」もよかった。特に「鬼子母神ランダウン」では、 タカシの意外な一面を知ることができ興味深かった。マコトやタカシは、このシリーズの中で確実に 年を重ねている。彼らの今後がどうなるのか・・・。次回作を楽しみに待ちたい。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!