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刑事たちの夏
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【この小説が収録されている参考書籍】
刑事たちの夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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古本を新品みたいに売るな、装丁は擦れてるし、中はページがバラバラになるし、古本を頼んだ覚えはない。 | ||||
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警察小説、刑事小説はたくさん読んできたが、本作はリズム感がなくだらけてしまう。 話の進みも遅く、何より主人公が華がなくパッとしない。文章力もあまりないので最後まで読み切るのがしんどいかも… 上巻の半分くらい読んだが眠くて仕方ない | ||||
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捜査一課強行犯六係主任・松浦洋右警部補は、北海道のリゾート開発に絡む巨額の不正融資を暴くため、墜落死したキャリア官僚が残した「白鳥メモ」の行方を追う。盟友の女性検事や元刑事らとともに、利権をむさぼり自分たちに都合のいいように犯罪を隠蔽する巨悪に立ち向かう松浦の身に、危険が迫っていた――。 | ||||
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※ネタバレしてます。 松浦とヒロコ、美由紀…。 (大和田と息子の嫁も…) 泣けます。それぞれの想いが切なすぎて。 松浦警部補は、最期までとにかくカッコイイです! | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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内容も本の質もとてもよくドラマをみたいとおもうほどであった。 | ||||
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何気なく選んだ本でしたが、読み応えがありました。長編が好きな方にはお勧めです。 | ||||
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何気なく選んだ本でしたが、読み応えがありました。長編が好きな方にはお勧めです。 | ||||
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一人の官僚の死と、彼の残したメモを巡り多くの人物の思惑が絡み合う、 かなり濃厚な人間ドラマを描いた作品 とにかく登場人物が多く、次々に事件があちらこちらと飛び火していく様は 圧巻さえ覚えるもののやはり800ページは長くややだれる所も 全体的に面白かったといえるが、終盤の展開はとってつけた感がありいまいち ある程度ご都合でももう少し上手くまとめて欲しかった まあ安心して楽しめる一冊だろう | ||||
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読み始めは、少し渋めの軽快なストーリーかなと勝手に決めて読みましたが、 全然違う! 正直なところ、期待以上の作品でした。 私の中では、警察小説の書き手として横山秀夫に匹敵する存在となっています。 最初はわりとサクサク読み進めるのですが、だんだんと権力や陰謀が幅を 利かせる闇の世界へ突入します。 省庁再編という実際の出来事と絡めた重厚なストーリーです。 | ||||
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読み始めは、少し渋めの軽快なストーリーかなと勝手に決めて読みましたが、 全然違う! 正直なところ、期待以上の作品でした。 私の中では、警察小説の書き手として横山秀夫に匹敵する存在となっています。 最初はわりとサクサク読み進めるのですが、だんだんと権力や陰謀が幅を 利かせる闇の世界へ突入します。 省庁再編という実際の出来事と絡めた重厚なストーリーです。 最初の展開からは想像しなかったラストでしたが、 この小説にふさわしいものだったと思います。 | ||||
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読み始めは、少し渋めの軽快なストーリーかなと勝手に決めて読みましたが、 全然違う! 正直なところ、期待以上の作品でした。 私の中では、警察小説の書き手として横山秀夫に匹敵する存在となっています。 最初はわりとサクサク読み進めるのですが、だんだんと権力や陰謀が幅を 利かせる闇の世界へ突入します。 省庁再編という実際の出来事と絡めた重厚なストーリーです。 最初の展開からは想像しなかったラストでしたが、 この小説にふさわしいものだったと思います。 | ||||
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十年前の作品を、昨今の警察ブームに乗って、出版社を変えて再文庫化。 だから、そういう時代だったな〜とか思いながら読み始めるが……… あれよあれよという間に作者の世界に入り込んでいってしまう。 文体の好き嫌いはあるかも知れないが、少し読みすすめば気にならなくなる。 それよりも、ページをめくる手が休めなくなります。 政治の闇を、裏側を……それに対峙する正義感ありの刑事たちと読むか、 それとも、 毎日満員電車に乗り、社会に去勢されたあれをクビからネクタイという名でぶら下げて、 一度は誰もが思う、こんな組織、世の中「ふざけるな」 と言えない自分を反面的に重ねて読むか……。 いずれにしても、熱い読後感に間違いないです。 上下巻ありますが、長く感じません。 今年(2009年)は冷夏で夏が来ませんでしたが、 刑事たちの夏は暑い!! | ||||
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まず注意点を。 解説は絶対本編読了後に読むべし。 作品の結末に触れているところがあります。 「評価が難しい」というタイトルをつけて星5つとはこれいかにと我ながら思うのですが、 まずは星5つの理由から。 ・なんといっても、ストーリーが秀逸であること。 あまたある欠点を吹き飛ばしてなおお釣りがくるくらい魅力的。 公務員(警察にかかわらず)・あるいは銀行員という職業の方には、一度は必ず経験されたであろう「こんな腐った組織辞めてやる」という思いをよみがえらせてくれ、これって創作じゃなく事実ではと思わせるほどリアルなストーリーに「あるよなこういうこと」と思わずうなずかされることでしょう。 「評価が難しい」という点について ・小説としてみた場合、?な点が多いこと。 その際たるものとして、 「刑事たちの夏」というタイトルのわりに「夏」を感じないことでしょう。 作品の終わりに若干出てきますが、それまではまったくといっていいほど 「夏」を感じさせない。いや刑事たちの執念こそが「夏」だといわれる方もいるでしょうが 「夏」の描写をいれるともっといいと思うのです。 三島由紀夫賞を取った著者には失礼かと存じますが、素人の正直な感想です。 また、物語の最後こそ小説っぽくなってはいますが、それまでは、やっぱりシナリオあるいはノンフィクションというのがふさわしい。 とはいえ、やっぱりストーリーが本当にすばらしい。 「こんな大げさなことってないで」と思う方も多いでしょうが、かなりリアルだと思います。 特に、社会的に大きな刑事事件の陰で、のちのち国民に大きな負担を強いる政治的なことがひっそりとしかし着々と進められる怖さなんかはまさにリアルです。 さて、作品の結末に触れるという「禁じ手」を犯した縄田一男の解説ですが、 日本における警察小説の流れをきちんとまとめてあって、なかなかのもんです。 「あっ、この人きちんと読んでるんだ」ってことがよくわかります。 最後に、こういう名作をよみがえらせた新潮文庫の力量を評価したいと思います。 | ||||
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平成21年2月、折からの警察小説ブームを反映して、 この「刑事たちの夏」は新潮文庫から復刊された。 帯に「警察小説の最高峰」という文句をまとって。 書店に平積みされているこの本からは、 「おもしろいよ」というオーラが発散されていた。 ただ、帯の文句が大げさに見えて手を出せないでいた。 GWを前に、何か面白そうな本を求めて 何軒かの大きな書店をぶらぶらしたが この本以上のオーラを出しているものに出会えず、 だまされてもいいやと購入。 読み出したらとまらない。 正直なところ、小説としては未熟だが、 ストーリーが面白いし、 スピード感があるのでぐいぐい引き込まれる。 キャラがいまいち立っていないので、 小説というより、ドキュメンタリーあるいはシナリオとして 読んでいる。 そういう欠点を通り越して、読者をひきつけるこの本のストーリーは 「警察小説の最高峰」という文句にふさわしい。 まだ上巻を読み終えたところだが、 この先どこまで膨らむのか楽しみである。 お馬鹿な期待だが、 この本 原案:久間十義 作者:横山秀夫 で出してもらえないだろうか。 | ||||
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大蔵官僚白鳥が歌舞伎町のビルから墜落死します。まずは、事件なのか事故なのか、他殺なのか自殺なのか、それを調べねばなりません。 警視庁は刑事たちに動員を掛け、妻子と別居している寂しい中年であるところの松浦刑事が休暇中にもかかわらず呼びつけられるところから物語がはじまります。松浦刑事は独自の銀座のホステスルートで、死亡直前に白鳥と接見していた女性から事情聴取することに成功します。その女性の話から、白鳥に自殺する様子はなかったとの証言を得ます。他殺を確信した松浦刑事に、管理官は「自殺と認定した。この件に関しては捜査を終了する」と通達してきました。 正義漢の松浦刑事は単独捜査を続行します。マスコミに捜査情報の一部をリークして、不可解な自殺認定を糾弾します。警察組織そのものも松浦刑事は敵に回してしまいます。 そんな状況下、マル暴の赤松刑事、旧友古沢検事、元刑事の大和田らを仲間として、大蔵省の深い闇に切り込んでいきます。やがて浮かび上がる、警察庁長官と警視総監の対立が見えてきます。 陰謀と陰謀が錯綜し、疾走するスピード感満点の警察小説です。 ラストは涙を禁じ得ません。 | ||||
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ポップで軽快な書き出し、美人キャバクラ孃を恋人に持つ警官が主人公、 と言う感じで、何となく大沢在昌の軽快刑事物、なんて読んで行くと。。。 これがなかなか骨がある。 標題通りの刑事達を中心に物語を進めるが、単純な謎解きは、徐々に政 界と官庁、そして警察組織自身を巻き込む巨大な疑獄に発展して行く。 そして結末に至につれ、意外な厳しさをストーリーに加え、まさかの展 開から予想外の収束を迎える。気楽に、ポップに構えていたら、足元を すくわれた。 主人公を取り巻く登場人物もなかなか魅力的だけど、人物の深堀りは、 政官の巨悪の構造の根深さを解くうちに、ちょっと浅くなってしまった 感がある。人のドラマが微妙に浅くなって終わった気がする。 とは言え、かなりのボリュームの疑獄を良いテンポで描き切って、作者 の今後の活躍が予想できる作品だった。 読後必ずしもさわやかではない結末は、政官の闇の深さを垣間見たせい によるものだろうか。バブル崩壊後の経済の後始末がいまだ付け切って ないなぁ、と思わずため息をついてしまったのでした。 | ||||
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癒着し合う権力が闇に葬ろうとする事件を,複数の刑事たちがそれぞれの立場から,それぞれの流儀で明らかにしようとする。警察ひとつとっても,諸派閥のキャリアとノンキャリアに属する複数のキャラクターとその生き様が印象深く描き出されている。大がかりな物語であるが,構想は明快かつ巧みであるから,読みやすい。 もしジャンル分けするならば,社会派推理小説ということになるのだろうが,そのジャンルの名人である松本清張の諸大作と比べても遜色ないと思う。ただ松本のやや陰湿で情緒的な文体にくらべると,ジャーナリストの書く文章のようでクセがなく,楽に読める反面,陰影に乏しい気はする。 正義を信じて命をかける主人公の姿には,とても共感できた。 | ||||
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物語は大蔵省の役人が墜落死したことから始まる。警察は汚職がらみの可能性もあるため、自殺、他殺の両面で捜査を始める。しかし死亡した役人の机からワープロで打った遺書が見つかったため事件は自殺として片付けられてしまう。 この結果に納得いかないのが主人公である松浦警部補。彼は特命を受け捜査に加わり、他殺の糸口を見つけていたのだ。事実がねじ曲げられ、犯罪者が逃亡するのを許せない松浦は単独で捜査を開始。しかし、そこで待ち受けていた大きな障害、それは以外にも警察内部組織“公安”だった・・・。ほんとに面白かった。420ページもある本だが一気に読み上げてしまった。 警察の階級社会や政界の権力構造などがとてもリアルで、もフィクションとは思えなかった。もしかしたら現実に起きているのかもしれない。 上下関係を無視し、将来をも棄て事実を追及する松浦と同僚達はとてもかっこよかった。内容の密度も濃く読み応えは十分。政治が苦手な人にもお薦めできる一冊。 | ||||
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