ロンリー・ハート
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作者が方向性を見失っていますね.刑事小説のパイオニアだけに、期待していにて残念! | ||||
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本当に、やっぱし読後感は微妙。。。なんと言うかな。本当に嫌な人間を、どうしようもない人間を、そのまんま、どうしようもなく嫌な度し難い人間に描いていて、うまい。要するに、すっごく嫌な人間なことが伝わってくる。だから、とっても不愉快になる。 そう、その意味では、とてもうまい作家なんだな。ほんと、うんざりするもんなぁ。 中国からの不法入国者や、福建と上海との対立、の話が並行的に走るけど、ここはもうちょっとさばけたのではないかしら。少し冗長と言うか、飛ばしちゃった。 全体的には、まずまず面白かったですが、女性刑事の心理や若手の刑事、更には主人公とも言えるベテラン刑事らの心情、の書き込みは若干踏み込み不足な気がした。 それはやはり、上記中国の話とか、微妙に人の心より社会状況を描くことに費やされたせいではないかしら。 終盤非常にテンポがよく、一気に読ませるけれど、その終盤まではちょっともっさりした、と思います。 何とか頑張って、特に上から下になったあたりのもたつき感を越すと、終盤の非常にドラマティックな展開にたどり着けるでしょう。 | ||||
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どこにでもいる三人組、むしろ上層階級に属する青年たちである。 彼らが理由もなく犯罪を重ねるうちに方向性を失い、さらに深みにはまってしまう。 そして新たな餌食になったのは刑事の娘だった。 彼女も又行き場のないまま、三人組の犯罪に巻き込まれていく。 筆致がとても冷静である。そして人物描写がよくできている。 三人組でも各自の個性も良く出ているし、娘も最初はちょっとステレオタイプかと思いきや そこははっとするはずです。 若者の無秩序で許せない犯罪そしてそれを追う刑事(ベテランの女刑事) 色々な人間模様をかいま見ながら、なんともいえないラストへとつながります。 ラストは非常に上手いですがその読後の空虚さ何度も言えませんでした。 しかし非常によく描いている、そう感じます。 | ||||
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上に続き、夜の街で起きていた連続拉致レイプ事件の巧みなる手段により拉致した後の手口と少年たちの心理が描かれている。 甘いマスクで女の子を騙し瀕死の状態まで暴力を振るう昌樹、姑息な手で人を思うように動かす亮、そして二人に使われる博史、この3人に運悪く出会いターゲットとされたのは警官の娘、絢子。 巧みな手口で絢子をおびき出し、ドラッグと脅しで自分達の意のままに動かす昌樹と亮。そして一緒についてきた友達真由美の暴行死。 決して自分には関係のない世界に見えるこれらの事件もの昌樹、亮の手口を見ると薬・暴力そして演技により騙される少女達が絶えないのがわかる気がした。 この本の面白さは警察の動きとの交互の描写であろう。 | ||||
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『刑事たちの夏』(傑作!)『ダブル・フェイス』につづく久間十義の警察小説。前2作に勝るとも劣らない傑作が誕生した。 この3作とも、重厚なテーマを扱いながらも明解であるため、どうしてもテーマに目が行ってしまうのだが、なかなかどうしてサスペンス小説の王道を行く、ハラハラドキドキの極めて面白い物語なのだ。本書も下巻に入ったあたりからの加速感が実に快感。何よりも警察側の捜査をきっちり描いているのがいい。だからこその緊迫感が読者の胸を締め付ける。 『ダブル・フェイス』に登場した刑事たちが活躍するので、執筆順に読んだほうがいいかもしれないが、たぶんそれほどの影響はないだろう。いずれにせよ、警察小説・サスペンス小説の傑作であることは間違いない。 | ||||
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