破裂

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評判

破裂の評価:

3.93/5点 レビュー 71件。 C ランク

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平均点3.93pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全75件 61〜75 4/4ページ
No.15
(3pt)

結末も”破裂”させるべきだった

この結末では扱ったテーマが泣く。作者が医者ではこの程度で収めるしかなかったかも知れない。医者とて人間、神ではない。人の命は皆平等、地球より重いなどということがありえないように、患者の命が医療の前には皆平等、等しく安全ということはありえない。それでも、そのタテマエを信じて進むしかないのかもしれない。小説は思考実験なのだから、思い切って結末を”破裂”させてしまった方が核心に迫れたのではないかと思う。導入部分が良かっただけに、残念。
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984
No.14
(5pt)

高齢化社会への踏み絵

天寿というプロジェクトを厚生労働省のお役人が進めていく。
現代医療、あるいは、医療行政に対する踏み絵ともいうべき内容だ。
唾棄すべき思想なのだが、部分的には「そういうこともあるかも」と
つい、シンパシーを感じてしまう自分がいる。人間の心の中に潜む
いやらしい側面を暴き出してしまう。
それが本書の、本当の魅力なのかもしれない。
メディカルミステリーとして期待し読み進めると、楽しめませんよ。
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984
No.13
(4pt)

いろいろ詰め込みすぎた感はありますが

今年の正月の新聞広告でこの本の存在を知り、
取り扱ってるテーマが
「医療界での権力争い」
「人・立場によるそれぞれの正義」
「マスコミの力」
「医療訴訟」
「尊厳死」
「政治・政略」
など、僕好みの要素が多く含まれているということで、
読んでみたいな、と思っていた作品です。読んでみると僕好みのテーマらがほどよく絡み合っていて、
その絡ませ方、その絡まったものを読者にどう読ませるか
(読者への提示の方法・順番等)もよく考えられていて、
心地よく読み進めることができました。登場人物も「絶対的」な存在な人はいなく、
どの人間もそれなりに人間的な存在となっていて、
善・悪の狭間で揺れ動くし、人間的な弱さもあり・・・
と、そのあたりも納得できる内容であったと思います。ただ、最後、方々に伸びた複線を強引にまとめあげた感があるのは残念です。
ひとつひとつにちゃんとした終焉を書いてほしかったですね。
その強引さがちょっと強烈な強引さだったので・・・その分だけ☆1つ減です。
でも、それでもいいんじゃないか?って思うくらいの作品です。
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984
No.12
(3pt)

生きたまま焼かれた人間は、ファイティングポーズをとる

破裂 病院や医者ってほんとにピンキリです。しかも、いかにも横柄で患者の話を聞きもしないって感じじゃなく、一見親切そうで話もよく聞いてくれるんだけれども藪医者!っていう医者もほんとにいます。 見た感じでわからないとよけいタチ悪いですね。
 本書は小説の形態ではありますが、ドキュメンタリーのようなテイストで、実際の医療過誤の実例や、医療過誤裁判の一部始終を描いています。 小説としては、人物の人間関係描写も浅薄、シナリオに大した捻りも無く、結末もご都合主義で何のカタルシスも得られず、少々お粗末。
 しかし本書の本質はそこではなく、我々日本人全員が直面している「高齢化社会」問題と、ある解決手段の提起にあります。
 筆者自身はどうやらそれを肯定的に提起する為に本書をしたためたようですが、私は、少々極論すぎるのと、考察も不十分な気がして、嫌悪感を覚えました。 本書のPRが、医療過誤をセンセーショナルに扱っていることにフォーカスし、高齢化社会問題を扱っていることが伏せられているのも、出版社側がその内容への反発を恐れてのことでしょうね。それくらい大胆で危険ともいえる思想と手段を本書は提起しています。 高齢層増加による公費負担増の若年層へのしわ寄せや、若者のワガママが通りにくい社会システム等をことさらあげつらって、ステレオタイプに「高齢化社会」=悪、「世代の若返り」=善とする風潮が蔓延している気がしますが、先人に学び敬意を払わない世の中に未来はないでしょう。
 とはいえ、医療過誤裁判の現実など、ドキュメンタリーとして読み応えのある部分も多く、筆者の熱い問題意識はひしひしと伝わる書です。
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984
No.11
(4pt)

総論あと一歩。各論リアル。

筆者の医師の経験が随所に活かされた医療ミステリー。
諸兄のご指摘のとおり、
全体的にご都合主義的ストーリーは否めません。しかしながら医療業界という極めて専門的かつ閉ざされた世界を
リアルに判りやすく描写している点は、この本の最大の魅力でしょう。
また「延命医療」「医局制度」「日本の麻酔科医の立場」といった
諸問題に対する、いち医師の批判書と見てもおもしろいと思います。ただ日本の医療制度の限界を見据えて計画的に行動する、
敵役(?)の冷徹な厚労省キャリアが作中に登場しますが、
彼が話が進むにつれ、エゴ丸出しの漫画チックなキャラに堕した点は
いただけませんでした。
このキャラが活き続ければ、話の軸となる「計画」も際立って、
二倍くらい面白くなったんじゃないかなぁ...。
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984
No.10
(3pt)

現実をよく表してると思います。

私も大阪で働いているので地名とか馴染みがあって面白いです。どうやら実際モデルとなっているのではと思われる人物がいるらしいですね。どうもかなり最近の現場事情を知る人が書いているんでしょう(あくまで噂ですが)。この本が提起している問題点を読者一人一人が真剣に考えてくれればいいですね。
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984
No.9
(3pt)

ミステリー?

新聞広告や帯にあったキッチコピー?に惹かれて読んでみました。
出だしは引き込まれたんですが、中だるみ、
そして不完全燃焼のまま読み終わりました。
ミステリーと呼ぶには物足りず、なんだか中途半端な感じです。
題材はとてもいいのに残念です。
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984
No.8
(4pt)

テーマがすばらしい

テーマが非常にすばらしい。超高齢化社会へ世界で始めて突入するだろうこの日本をどのように変えていくべきなのか。単に延命を最優先する今の医療が、日本、そして、個人にとっても本当に必要なものなのか。そんな現在の医療体制とその進化に一石を投じた小説だと思う。ラストシーンに著者のそういった複雑な想いが現れているようにも感じた。残念なのはそのストーリー展開の中、途中失速するようなシーンが見え隠れしたこと。中盤あたりで登場人物の心理描写とそれに伴う行動が現実離れし始め、心情的に理解できないシーンもいくつかあり、多少の興ざめの感は否めなかった。全般的には医学の専門化だけあって、非常に説得力のあるテーマであり、内容になっていると思う。日本の国益の中にある高齢化という問題と、既に向かいつつある自分自身の老化とその死に対してという個人的問題を、この本を読むことで本当に考えさせられた私がいた。
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984
No.7
(4pt)

麻酔科医としても

かなり興味をそそられた。同じ医局の友人の間でもいろんな意味で評判になってます。社会問題となっているさまざまなテーマ、たとえば高齢者問題、医療費問題、医療過誤の問題、麻酔科医の薬物中毒問題などがもりこみすぎ?とも思えるほど詰まっています。
最終的なストーリー展開はありふれているかもしれないけど、読ませる力がありました。
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984
No.6
(1pt)

テーマはいいのにね

テーマはとてもいいと思うのですが、小説として、最後の最後まで、いろんな箇所で疑問符が湧くのを止められなかったでした。一応ノンフィクションじゃなくて、フィクションで深刻なテーマを扱っているのだから、やっぱりフィクションとしても、きちんと形を成して欲しかったです。で、結局、主人公は誰だったんだろう?誰か教えてください。
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984
No.5
(5pt)

一気に読んだ

2段組で450ページもある。買おうかどうしようか、書店で手に取った時、ためらった。でも、いったん、読み始めたら、止められなくなった。面白い。とにかく、面白い。ぐいぐい、ストーリーに引き込まれ、ラストまでたどり着いた時、我々は、来たるべき高齢化社会に対して、切実な問題をつきつけられる。読後、心の中に、ザラリとした感触を残す未来図は、絵空事ではないのだ。
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984
No.4
(4pt)

「人の命は地球より重い」か?

「医療過誤」「延命治療」「安楽死」‥。現代の医学界が背負う難問に挑む好著。少子化と高齢化が進むこれからの医療のあり方については、心安らかに最後を迎えるための終末医療が有名だが、実際この本に書かれているようなことが行われたら、私も希望するかもしれない。終末医療から一歩踏み込めば‥と思うと、ありそうな設定だ。社会的倫理と自我、医者にとっては職業的倫理のなかでの葛藤も説得力がある。まさか、と思うテーマをうまく現実味と臨場感をもたせている。同じ医療のテーマで箒木蓬生の「エンブリオ」が生命の誕生を扱っているのに対し、本書は終末を扱っているのが対照的で興味深い。しかし、全てに収まりをつけてしまうエンディングには甘さを感じる。今後、期待の新星として箒木にせまる作家に育って欲しい。
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984
No.3
(3pt)

「長生きする事は、本当に幸せなのか」を問う

医療ミスに関する裁判と、超高齢化社会を打開する「計画」を絡めた、スケールの大きな内容。「計画」には現在の医療方針への疑問が書かれているが、たかがフィクションと一蹴できない重みを感じる。専門用語はそれほど多くなく、文章は平易で読みやすい。
ただ主要登場人物の中ですぐに興奮したり、軽率な行動に走る者がいる事は、話の緊迫感を削いだ。さして魅力的と思われない人間が人望を集めていたり、キャラクターの描写に疑問は感じる。
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984
No.2
(3pt)

中途半端

新聞広告につられて購入.どうなるのか,どうまとめるのかを楽しみに一気に読んだ.面白いか面白くないかと問われれば,面白かった,と答えるが,作者の筆力が扱うテーマの多様性に追いついていない感あり.あれもこれもと詰め込みすぎて,終盤ばたばたと問題が「解決」していく.高齢化社会の問題への提起を試みており,極論的な解決方法を提示しているが,絵空事を超えられてはいない.各キャラクターもかなりパターン化している.むしろ漫画化したほうがよかったのでは.
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984
No.1
(3pt)

少し平板かも

~書店で立ち読みして結局購入しました。
導入部は非常に興味をそそる感じで描写も的確で著者は医者だと思いましたが果たしてそうであるようです。
中盤から少し平板になってきました。
日本の医療問題とかを織り込んでいるのでしょうがそれよりももっとミステリーの部分を強調した方がよかったような気もします。
医療というか医学の世界を知らない人には~~この世界の一端を知ることは出来ると思います。~
破裂 Amazon書評・レビュー: 破裂より
4344006984