月は怒らない

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評判

月は怒らないの評価:

3.92/5点 レビュー 25件。 C ランク

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平均点3.92pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 21〜31 2/2ページ
No.11
(5pt)

個人的にはとても好きな作品

「ワイルドソウル」から始まった垣根さんとの付き合いですが、本当に芸風が幅広いというか、
一つのところに納まらない作家ですね。

本作は一件地味ですが、自己主張をしない女性が初めて自己主張することによって色々な事が
動いていく様が非常に丁寧に描かれていて、読んでいて飽きさせません。

もちろん、梶原が非常に魅力的な人物であることは認めつつも、本作を魅力的な作品に仕上げて
いるのは、弘樹の若さあふれる恋愛観かな…と思います。初めて恋をした頃の、完全自分中心の
恋愛観と言うか。読んでいて若いころを思い出しました。
月は怒らない (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 月は怒らない (集英社文庫)より
4087451879
No.10
(5pt)

今年一番の作品

この作品、地味です。特に前半。今流行の受けそうなキャラも外面か魅力的なキャラも登場しません。主人公にしても、あらすじを読むに、もっと強烈な個性かと思っていました。けれど、書籍としてなんと魅力的なことか。読者に媚びていない。垣根さんの苦渋が滲み出るような作家の骨身を削った作品です。読む価値あり。但し、この世の春を謳歌している人、自分の人生や幸福に何の疑問も抱けないおめでたいタイプの方々には退屈だと思います。
月は怒らない (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 月は怒らない (集英社文庫)より
4087451879
No.9
(5pt)

今年一番の作品

この作品、地味です。特に前半。今流行の受けそうなキャラも外面か魅力的なキャラも登場しません。主人公にしても、あらすじを読むに、もっと強烈な個性かと思っていました。けれど、書籍としてなんと魅力的なことか。読者に媚びていない。垣根さんの苦渋が滲み出るような作家の骨身を削った作品です。読む価値あり。但し、この世の春を謳歌している人、自分の人生や幸福に何の疑問も抱けないおめでたいタイプの方々には退屈だと思います。
月は怒らない Amazon書評・レビュー: 月は怒らないより
4087714152
No.8
(5pt)

この心理がわからない読者が惹かれる小説ではないだろうか?

学生弘樹と警官和田の心理はよくわかる。もしかして同じ状況なら自分も同様な心の動きをしていそうな気がする。
しかしヒロイン恭子と、梶原の「心の気組み」は、わかるようでよくわからない。それでも梶原に関して言えば、幼い頃の境遇と体験からそこそこ想像できないでもないが、恭子のそれは、具体的にはまったく書かれておらず、ただ「月を見ていた」というキーワードがあるのみ。
そこを不完全燃焼の感で「描き切れていない」と評することも可能だが、「見えない異性に惹かれる心理」をくすぐられる読者がいてもおかしくない(例えば自分σ(^_^))と思う。描いてしまうことで、限界も見えてしまうこともあるからだ。
個人的には、久々に名作を読ませてもらったという読後感。文句なしの★5つだった。
月は怒らない (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 月は怒らない (集英社文庫)より
4087451879
No.7
(5pt)

この心理がわからない読者が惹かれる小説ではないだろうか?

学生弘樹と警官和田の心理はよくわかる。もしかして同じ状況なら自分も同様な心の動きをしていそうな気がする。
しかしヒロイン恭子と、梶原の「心の気組み」は、わかるようでよくわからない。それでも梶原に関して言えば、幼い頃の境遇と体験からそこそこ想像できないでもないが、恭子のそれは、具体的にはまったく書かれておらず、ただ「月を見ていた」というキーワードがあるのみ。
そこを不完全燃焼の感で「描き切れていない」と評することも可能だが、「見えない異性に惹かれる心理」をくすぐられる読者がいてもおかしくない(例えば自分σ(^_^))と思う。描いてしまうことで、限界も見えてしまうこともあるからだ。
個人的には、久々に名作を読ませてもらったという読後感。文句なしの★5つだった。
月は怒らない Amazon書評・レビュー: 月は怒らないより
4087714152
No.6
(5pt)

確かに魅力的だ。

こういう女性がいたら、確かに魅力的でハマってしまうかもしれない。
月は怒らない (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 月は怒らない (集英社文庫)より
4087451879
No.5
(5pt)

確かに魅力的だ。

こういう女性がいたら、確かに魅力的でハマってしまうかもしれない。
月は怒らない Amazon書評・レビュー: 月は怒らないより
4087714152
No.4
(5pt)

垣根涼介が敢えて現時点での女性観を表明する為に書いた作品

「君たちに明日はない」シリーズ4作品を読めば、垣根涼介が身勝手な男性本位の女性観から脱皮した世代なのが読み取れる。

これは現在でもまだ珍しい部類で、若い年代の作家にも、自身が未だに古びた女性観に凭れかかっている自覚さえなく、

もはや古びたままの男女関係を前提として引きずった作品を書き綴っている男性作家、女性作家が、枚挙のいとまもない。

但し、現実の男女の関係の仕方、在り様は確実に旧来と同様ではない。男女関係、男女の係わり方は職場であれ、友人であれ、

無論、恋人同士であれ、精神的に自立した男性と精神的に自立した女性との関係性を前提としなければ、寧ろ、現状では不自然で

あろうし、卓抜な目線の作家ならば既に承知している事実である。

私は「月は怒らない」は垣根涼介が敢えて現時点に於ける女性観、男女間の関わり方を改めて検証して提示する作業を試み、

また、読者にも解き明かそうとした作品だと思う。描かれた作品のぎこちなさは作者の作家としての誠実さと思われる。

その成果で「月は怒らない」の後で書かれた「君たちに明日はない」シリーズ4作目「勝ち逃げの女王」が全3作よりも、

伸びやかで、吹っ切れた、快調な書きっぷりなのも大いに頷ける。今後が楽しみな作家であると思う。
月は怒らない (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 月は怒らない (集英社文庫)より
4087451879
No.3
(5pt)

垣根涼介が敢えて現時点での女性観を表明する為に書いた作品

「君たちに明日はない」シリーズ4作品を読めば、垣根涼介が身勝手な男性本位の女性観から脱皮した世代なのが読み取れる。

これは現在でもまだ珍しい部類で、若い年代の作家にも、自身が未だに古びた女性観に凭れかかっている自覚さえなく、

もはや古びたままの男女関係を前提として引きずった作品を書き綴っている男性作家、女性作家が、枚挙のいとまもない。

但し、現実の男女の関係の仕方、在り様は確実に旧来と同様ではない。男女関係、男女の係わり方は職場であれ、友人であれ、

無論、恋人同士であれ、精神的に自立した男性と精神的に自立した女性との関係性を前提としなければ、寧ろ、現状では不自然で

あろうし、卓抜な目線の作家ならば既に承知している事実である。

私は「月は怒らない」は垣根涼介が敢えて現時点に於ける女性観、男女間の関わり方を改めて検証して提示する作業を試み、

また、読者にも解き明かそうとした作品だと思う。描かれた作品のぎこちなさは作者の作家としての誠実さと思われる。

その成果で「月は怒らない」の後で書かれた「君たちに明日はない」シリーズ4作目「勝ち逃げの女王」が全3作よりも、

伸びやかで、吹っ切れた、快調な書きっぷりなのも大いに頷ける。今後が楽しみな作家であると思う。
月は怒らない Amazon書評・レビュー: 月は怒らないより
4087714152
No.2
(4pt)

余韻を残すラストシーン

独特な雰囲気を身にまとう女と、彼女に魅了された3人の男たちの繰り広げる物語です。
ジェットコースターのように展開する垣根さんの他の作品とはかなり毛色が違い、静かに心に染み入るように話は展開していきます。
そしてラストシーンでは全てを書ききることなく筆を置いていますが、不思議な余韻を感じさせるものでした。
好みの別れるストーリーだと思うのですが、個人的に満足の行く読後感を味わいました。
月は怒らない (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 月は怒らない (集英社文庫)より
4087451879
No.1
(4pt)

余韻を残すラストシーン

独特な雰囲気を身にまとう女と、彼女に魅了された3人の男たちの繰り広げる物語です。
激しいテンポで展開する垣根さんの他の作品とはかなり毛色が違い、静かに心に染み入るように話は展開していきます。そしてラストシーンでは全てを書ききることなく筆を置いていますが、不思議な余韻を感じさせるものでした。個人的に満足のいく読後感を味わいました。

月は怒らない Amazon書評・レビュー: 月は怒らないより
4087714152