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(短編集)

幸福な生活



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【この小説が収録されている参考書籍】
幸福な生活
幸福な生活 (祥伝社文庫)

幸福な生活の評価: 3.21/5点 レビュー 195件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.21pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全96件 81~96 5/5ページ
No.16:
(5pt)

ひゃあ〜!

この本を読んで最後の一行鳥肌がたちますね。
短編集なので短編が終わるたびに凄い。この人は天才かしら?こういう本は初めてですね。
幸福な生活 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:幸福な生活 (祥伝社文庫)より
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No.15:
(5pt)

幸せ

短篇集だったかな。とても好きな作品のひとつ、あたたかい世界を描いているので気持ちよく読破出来ました。
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No.14:
(4pt)

意外性バッチリ

真ん中ぐらいまでグイグイ引き寄せられる話ばかりでしたが後半から妙に粘着した話が多くなった気がします
ですが自分の中ではとても面白かったです。特にミステリーをあまり読まない方に読んでもらいたい一冊です
幸福な生活 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:幸福な生活 (祥伝社文庫)より
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No.13:
(4pt)

構成の妙

もともと放送作家だったんですね。なるほどどの話も「起承転結」がはっきりとしていて、構成がうまいです。

最後の一行に落ちがあるわけですが、ほとんどの話はその前にだいたい結果は見えます。それでもつい最後まで読んでしまうのは、シンプルで読みやすい文章によるところが大きいと思います。

内容もホラーチックなもの、SFチックなもの、何とも後味の悪いもの、逆になんだか心が温かくなるもの・・とバラエティに富んでおり最後まで飽きることがありません。しいて言えば一編くらい、あっと思わせる結論があればというところですが、そこまでは望みすぎかもしれません。
幸福な生活Amazon書評・レビュー:幸福な生活より
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No.12:
(4pt)

不可のない短編集

秀逸な作品だけ集められた短編集であればそれは最高だと思う。
だが、そのレベルを現代作家に求めるのは酷な話。
今の出版環境や、世相や教育や、日常生活のレベルや我々の感覚にいたるすべてが、小説家の才能の鍛錬にはあまりにも不向きだし、編集者の手腕とやらのレベルもまたそれに輪をかけて落ちているのだから。
しかし、百田氏はむしろ、そうした現代感覚を自在に処理し、自身が関わっている映像的な環境をうまく取り入れたと感じた。
かといって、ラストの一行がおおいに効いているかというと、そうではないものはあるし、オチのようなものや展開が容易に読めてしまうものもないわけではない。
しかし、だからといって面白さが半減するものではない。
なんらかの瑕疵があろうと「読ませてしまううまさ」というものが百田氏に備わっているのだろう。

一つか二つ意外、箸にも棒にもかからないような話をいくつも読まされて閉口することが多いから、そういう意味では良心的な短編集ともいえる。
一方で、一気に読んでしまうとあの話がすばらしかったという強い残像を残す話がなかったことも事実。秋の夜長にのんびりと味わうにはいいと思う。
幸福な生活Amazon書評・レビュー:幸福な生活より
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No.11:
(4pt)

快作奇作な傑作

おだやかに物語は不可思議なムードになり「あっ!」と声が出そうになる結末へ。ありそうで今までなかった十八編のショートストーリー。快作奇作な傑作!百田尚樹恐るべし!
幸福な生活Amazon書評・レビュー:幸福な生活より
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No.10:
(4pt)

無理もあり。

短めの短編で、最後の一行だけが次のページ(めくらないと読めない)
という仕組みになっています。

何も最後を一行にしなくてもよかったのになあ、と思ったところもあ
りましたね。最後の一行でドキ!という素晴らしいものも何本もあり
ましたので、もちろん面白かったですよ。

結構先が読めたものも多かった気もしますが、話の流れがスピーディ
ーで無駄がなく、最後の一行が上手く活きるような形で進められてい
て、すごくうまい人なんだなあと感じました(エラそうですね、文章
書くのって大変な事だと思います。それを読むだけの人間が上から目
線ですみません)。

ただ。
いい本という括りをどこに求めるかによるんですが…
再読して何度も反芻したい、感動は何度も味わいたい、という人には
向かないタイプの面白さの部類ではないかと。

忘れた頃にもう一度読むとまた新鮮に面白いかもしれないけれど…
トリックが命のミステリーのような、再読が難しい本の一冊かも。

なんかすごく辛いレビューのようですが、一度きりの読書の楽しみ、
という意味では(この台詞、今は亡き氷室冴子さんが使っていたなあ)
最高に面白い本です。

長編を気合い入れて読むような状況にない時の、最高の読書の楽しみ
ではないでしょうか。


個人的には、再読に堪える本、というのが良本の基準ですので、☆は
マイナス1させてもらいました。
幸福な生活Amazon書評・レビュー:幸福な生活より
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No.9:
(4pt)

形式を固定化した掌編集

短編集というより掌編集。ラストページに最後の1行だけを載せ、オチを際立たせようという趣向だ。
 こうして作者自ら制約をつけることで、創作意欲をかき立てたのだろう。この趣向を楽しむ前提で読むと満足する。もちろん、最後の1行だけでどんでん返しや仰天オチをつけることは至難の業で、必ずしもそうはなっていない作品もある。だけど、今回はどんなオチをつけてくれるのかなあ、と楽しんで読んで行くと、気持ちよくストンとオチがある。衝撃というほど大げさではないが、すっきりオチのある軽い掌編集だ。
 ただ、「催眠術」のようにオチがすっきりしていないものの方が、深読みできて面白い。妻は催眠術にはかかっているのかいないのか。それとも逆に男の方がかけられたのかも。告白の内容は真っ赤な嘘なのかそれとも事実なのか。なぜわざわざ上司の固有名詞を出したのか。
幸福な生活Amazon書評・レビュー:幸福な生活より
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No.8:
(4pt)

ちょうどページが変わるタイミングで、意外なオチがあり楽しめた

様々な物語が描かれた18種の短編集。

どれもストーリーが短いわりには丁寧にまとまっていて読みやすかった。また、必ず最後の1行にはオチがあり、ちょうどページが変わるタイミングになるよううまく考えられていたため、どんなオチがあるのか想像して楽しみながら読めた。

個人的には「豹変」と「淑女協定」が好きだった。

「豹変」は、おとなしい女性が怒るととんでもないことをする大変な一面があるという話。自分の妻は大丈夫と思っていた男が、最後には驚愕の事実を知ることになり怖かった。

「淑女協定」は、会社の同僚とのパーティで昔付き合っていたことがある女性たちと、同僚たちがそれぞれの相手の性癖や悪口で盛り上がる話。みんな自分の妻のことは知らないまま、同僚の妻の悪い噂ばかりを聞く。お見合いパーティで妻と出会った自分には関係ないと思っていた主人公がひょんなことから妻の過去を知ることになる。
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No.7:
(4pt)

小説版 世にも奇妙な物語

「永遠の0」で有名な百田尚樹さんの短編集です。
10分程で読める約15ページの短編が、18作収録されています。

構成は、それぞれ独立した物語がテンポよく進み
伏線が巧みに織り込まれつつ、最後の一行で結末が明らかになるというものです。
その一行は、誤って見てしまうことがないよう、見開きの最初に来ています。
内容は、人間心理に潜む暗く怖い一面や意地悪な側面を表したものが多いです。
テレビの「世にも奇妙な物語」や「笑ゥせぇるすまん」に近い雰囲気でしょうか。

最後の一行の効果を狙ったあまり、話を作りすぎな感じがありますが
小説としてはありだと思います。
短編ホラー小説を好きな方におすすめだと思います。
明るい小説、ハッピーエンドの小説を読みたい方にはおすすめしません。
幸福な生活Amazon書評・レビュー:幸福な生活より
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No.6:
(5pt)

一気に読まない方がおすすめ。

前作までの長編は、その話の展開でぐいぐい引き込まされ
とくに「錨を上げよ」では上下巻を土日2日間かけて一気に読んでしまった。
そして今回の短編集。 
ストーリー自体はありふれた生活の中でどこか、何かのきっかけで起こりそうな事を
ユーモア ホラー サイコホラー ミステリー ヒューマンなどの要素をちりばめて最後にどんでん返しの 
「オチ」 だったり。
一言 面白いです。
ただ 一つ一つの物語をじっくり味わうために 夜 寝る前に1話 電車の移動時間に1話 トイレで1話、、、
一気に読まない方がおすすめです。 
また 読み返して笑いたくなるそんな作品です。
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No.5:
(4pt)

読みやすく面白い!

1 母の記憶 2 夜の訪問者 3 そっくりさん 4 おとなしい妻

5 残りもの 6 豹変 7 生命保険 8 痴漢

9 ブス談義 10 再会 11 償い 12 ビデオレター

13 ママの魅力 14 淑女協定 15 深夜の乗客 16 隠れた殺人

17 催眠術 18 幸福な生活

18話の掌編小説集です。

どの小説もラストの1行がページをめくった瞬間にドキリとさせられる仕掛けになっています。

予測した結末であったり意外な結末に驚かされたり面白い小説集に仕上がっています。

また百田さんの短編が読みたくなりました
幸福な生活Amazon書評・レビュー:幸福な生活より
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No.4:
(5pt)

長編の魔術師、短編でも読ませます

百田さんの作品は「永遠の0」で読者デビューをしました。

その後、私の大好きなテレビ番組の構成作家をされているということを
知り、いろいろ読ませていただきました。

長編がお得意なのかと思いきや、短編もすばらしいですね〜。

今回は帯にもあるように、最後の何行かで「ドキドキッ」とさせられます。

中には、「あはは」と乾いた笑いで終わる(?)ちょっとほのぼの系もありましたが、
全般的に、ぞわっと産毛がたつ系や言葉を失う系です。
心臓の弱い方、ご注意を…。

個人的には、女ですので、「残りもの」が一番、ぐっときました。
こんな残りもの引かされたら…と思うと、人と付き合うのが恐怖になります。

詳細は読んでからのお楽しみです。

幸福な生活Amazon書評・レビュー:幸福な生活より
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No.3:
(5pt)

穏やかな日常の中に潜む残酷な現実をたった一言で切り取った傑作短編集

たった1行。それまでの雰囲気が一瞬にして180度変わる。いくら映像技術が発達しようとも,この衝撃を視覚化することは困難だろう。これほどまでに衝撃的な短編集は他に類を見ない。最後の1行に潜む大きな落とし穴。その多くは,意外なほど無邪気で何気ない一言だ。だが,その一言で天地が入れ替わるほどの急展開。この物語の後を想像して思わず戦慄を覚える・・・・だが,そこではたと気づく。実は淡々と緩やかに流れてきた今までの中に幾つもの伏線が織り込まれていたことに。
 「ママの魅力」のように痛快なエンディングの作品もあるが,大半はブラックなオチ。思わず背筋が寒くなるものも少なくない。タイトル作「幸福な生活」を読んで,映画『ジェイコブス・ラダー』を思い出したのは僕だけだろうか。
 ハッピーエンドをこよなく愛する人には向かないかも。ただ,このシュールなブラック・ユーモア,間違いなく傑作である。
幸福な生活Amazon書評・レビュー:幸福な生活より
4396633661
No.2:
(5pt)

久々に本に突っ込みを入れました

テレビに間の手を入れることはあっても、本に入れたのは初めてです。
毎回落ちが、びっくりするぐらい落ちたり、くすっと笑ったり、突っ込んだり。
ショートストーリーの集まった本なのに、何故か一気に読み切ってしまいました。
もう1度読み返そうと思います。
ちょっと違う意味での「怖い」が好きなには是非お奨めです。

幸福な生活Amazon書評・レビュー:幸福な生活より
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No.1:
(5pt)

売れっ子作家の仲間入りですね

「永遠のゼロ」「ボックス」「モンスター」「錨を上げよ」などの大作を連発し
人気が実力に追いつきつつある百田尚樹のショートショート。
短編ながらそのストーリー性や文体は違和感なくすっと入って行けました。
帯のキャッチコピーは少々大げさですがこれも出版社の意気込みと感じます。
作品には関係ありませんが作者が30年以上前に視聴者参加型番組のはしりでもあった
「ラブアタック」のセミレギュラーで同志社大学法学部○回生として
上岡竜太郎にいつも奈落の底に落とされて行くみじめアタッカーだったのは案外知られてないかも?
当時我が家では結構微笑ましく応援してたのですけどね。
50代以上の年齢層には結構認知されていると思います。
幸福な生活Amazon書評・レビュー:幸福な生活より
4396633661

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