だれもがポオを愛していた

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だれもがポオを愛していたの評価:

4.70/5点 レビュー 10件。 C ランク

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平均点4.70pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 21〜30 2/2ページ
No.10
(5pt)

広く知られるべき歴史的傑作

ポオの諸作のモチーフをなぞった奇怪な連続見立て殺人、
そして挿入される読者への挑戦状――。

このように本作は、古典的ミステリとしての装いが施されており、
その部分だけをみても、一級品の完成度を誇っています。


しかし、最大の読みどころは、巻末に付された、

『アッシャー家の崩壊』を犯罪小説として読む」

というエッセイにあります。


そこでは、恐怖小説として受容されてきた『アッシャー家の崩壊』が
犯罪小説として読み解かれているのですが、その解釈がじつは本編のプロットに
組み込まれているという一種のメタフィクション的趣向がとられているのです。

いわば、事件の背景にある「物語」を読み解くことが、事件自体の解決に繋がる、
といった、京極夏彦以降、広く一般化した手法の先駆的な達成がみられるのです。


また、本作では、タイトルだけでなく探偵役である、
更科ニッキの名にも、ポオへのオマージュが見て取れます。

純粋推理の象徴であるエラリー・クイーンの秘書、ニッキー・ポーターと、
「物語」への募る憧憬が綴られた『更級日記』からとられたと考えられる
この名前に込められた著者の含意は明瞭です。

幻想的な謎と巧緻な論理が同居するミステリという形式への信仰告白――、
それは取りも直さず、その始祖であるポオに捧げられることになります。

よって、タイトルの「ポオ」を「ミステリ」に読み替えた
ものこそ、著者のストレートなメッセージといえるのです。

だれもがポオを愛していた Amazon書評・レビュー: だれもがポオを愛していたより
4087750744
No.9
(5pt)

あなたも「ポオの手紙」を書きませんか?

ポオの諸作のモチーフをなぞった奇怪な連続見立て殺人、
そして挿入される読者への挑戦状――。

このように本作は、古典的ミステリとしての装いが施されており、
その部分だけをみても、一級品の完成度を誇っています。


しかし、最大の読みどころは、巻末に付された、

『アッシャー家の崩壊』を犯罪小説として読む」

というエッセイにあります。


そこでは、恐怖小説として受容されてきた『アッシャー家の崩壊』が
犯罪小説として読み解かれているのですが、その解釈がじつは本編のプロットに
組み込まれているという一種のメタフィクション的趣向がとられているのです。

いわば、事件の背景にある「物語」を読み解くことが、事件自体の解決に繋がる、
といった、京極夏彦以降、広く一般化した手法の先駆的な達成がみられるのです。


また、本作では、タイトルだけでなく探偵役である、
更科ニッキの名にも、ポオへのオマージュが見て取れます。

純粋推理の象徴であるエラリー・クイーンの秘書、ニッキー・ポーターと、
「物語」への募る憧憬が綴られた『更級日記』からとられたと考えられる
この名前に込められた著者の含意は明瞭です。

幻想的な謎と巧緻な論理が同居するミステリという形式への信仰告白――、
それは取りも直さず、その始祖であるポオに捧げられることになります。

よって、タイトルの「ポオ」を「ミステリ」に読み替えた
ものこそ、著者のストレートなメッセージといえるのです。

だれもがポオを愛していた Amazon書評・レビュー: だれもがポオを愛していたより
4087750744
No.8
(5pt)

広く知られるべき歴史的傑作

ポオの諸作のモチーフをなぞった奇怪な連続見立て殺人、
そして挿入される読者への挑戦状――。

このように本作は、古典的ミステリとしての装いが施されており、
その部分だけをみても、一級品の完成度を誇っています。


しかし、最大の読みどころは、巻末に付された、

『アッシャー家の崩壊』を犯罪小説として読む」

というエッセイにあります。


そこでは、恐怖小説として受容されてきた『アッシャー家の崩壊』が
犯罪小説として読み解かれているのですが、その解釈がじつは本編のプロットに
組み込まれているという一種のメタフィクション的趣向がとられているのです。

いわば、事件の背景にある「物語」を読み解くことが、事件自体の解決に繋がる、
といった、京極夏彦以降、広く一般化した手法の先駆的な達成がみられるのです。


また、本作では、タイトルだけでなく探偵役である、
更科ニッキの名にも、ポオへのオマージュが見て取れます。

純粋推理の象徴であるエラリー・クイーンの秘書、ニッキー・ポーターと、
「物語」への募る憧憬が綴られた『更級日記』からとられたと考えられる
この名前に込められた著者の含意は明瞭です。

幻想的な謎と巧緻な論理が同居するミステリという形式への信仰告白――、
それは取りも直さず、その始祖であるポオに捧げられることになります。

よって、タイトルの「ポオ」を「ミステリ」に読み替えた
ものこそ、著者のストレートなメッセージといえるのです。

だれもがポオを愛していた (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: だれもがポオを愛していた (創元推理文庫)より
448842001X
No.7
(5pt)

あなたも「ポオの手紙」を書きませんか?

ポオの諸作のモチーフをなぞった奇怪な連続見立て殺人、
そして挿入される読者への挑戦状――。

このように本作は、古典的ミステリとしての装いが施されており、
その部分だけをみても、一級品の完成度を誇っています。


しかし、最大の読みどころは、巻末に付された、

『アッシャー家の崩壊』を犯罪小説として読む」

というエッセイにあります。


そこでは、恐怖小説として受容されてきた『アッシャー家の崩壊』が
犯罪小説として読み解かれているのですが、その解釈がじつは本編のプロットに
組み込まれているという一種のメタフィクション的趣向がとられているのです。

いわば、事件の背景にある「物語」を読み解くことが、事件自体の解決に繋がる、
といった、京極夏彦以降、広く一般化した手法の先駆的な達成がみられるのです。


また、本作では、タイトルだけでなく探偵役である、
更科ニッキの名にも、ポオへのオマージュが見て取れます。

純粋推理の象徴であるエラリー・クイーンの秘書、ニッキー・ポーターと、
「物語」への募る憧憬が綴られた『更級日記』からとられたと考えられる
この名前に込められた著者の含意は明瞭です。

幻想的な謎と巧緻な論理が同居するミステリという形式への信仰告白――、
それは取りも直さず、その始祖であるポオに捧げられることになります。

よって、タイトルの「ポオ」を「ミステリ」に読み替えた
ものこそ、著者のストレートなメッセージといえるのです。

だれもがポオを愛していた (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: だれもがポオを愛していた (創元推理文庫)より
448842001X
No.6
(5pt)

本格的なミステリーです

ポーへのオマージュ(あるいはリスペクト)を踏まえ、ポーの短編小説や詩を交えながら書かれている推理小説です。本職は、英語の先生で副題にThey all loved you,Mr.Poeと付け加えられていますが、その響きもいいですね。

登場人物の名前は主人公の更級ニッキをはじめ、ナゲット・マクドナルド、ケロッグ警視、ナビスコ、キャンベル、マコーミック、ロン、ヤスといった様に、古典や食料品メーカー、当時の日米首脳をもじってつけられています。といって、軽い推理小説ではなく、中身は本格ミステリーです。

本作品は読む前にポーの短編や詩を読んでいると、より楽しめます。もちろん知らなくても楽しめるとも思いますが。

エピローグの”「アッシャー家の崩壊」を犯罪小説として読む”はそれだけでも面白い着眼点の論考です。もしポーにシャーロック・ホームズ・ファンの間に「シャーロッキアンの会」があるように、「ポオロリアンの会」があれば即座に入会できるでしょう。

名作と呼べる本格ミステリーです。
だれもがポオを愛していた (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: だれもがポオを愛していた (集英社文庫)より
4087495752
No.5
(5pt)

本格的なミステリーです

ポーへのオマージュ(あるいはリスペクト)を踏まえ、ポーの短編小説や詩を交えながら書かれている推理小説です。本職は、英語の先生で副題にThey all loved you,Mr.Poeと付け加えられていますが、その響きもいいですね。

登場人物の名前は主人公の更級ニッキをはじめ、ナゲット・マクドナルド、ケロッグ警視、ナビスコ、キャンベル、マコーミック、ロン、ヤスといった様に、古典や食料品メーカー、当時の日米首脳をもじってつけられています。といって、軽い推理小説ではなく、中身は本格ミステリーです。

本作品は読む前にポーの短編や詩を読んでいると、より楽しめます。もちろん知らなくても楽しめるとも思いますが。

エピローグの”「アッシャー家の崩壊」を犯罪小説として読む”はそれだけでも面白い着眼点の論考です。もしポーにシャーロック・ホームズ・ファンの間に「シャーロッキアンの会」があるように、「ポオロリアンの会」があれば即座に入会できるでしょう。

名作と呼べる本格ミステリーです。
だれもがポオを愛していた Amazon書評・レビュー: だれもがポオを愛していたより
4087750744
No.4
(5pt)

本格的なミステリーです

ポーへのオマージュ(あるいはリスペクト)を踏まえ、ポーの短編小説や詩を交えながら書かれている推理小説です。本職は、英語の先生で副題にThey all loved you,Mr.Poeと付け加えられていますが、その響きもいいですね。

登場人物の名前は主人公の更級ニッキをはじめ、ナゲット・マクドナルド、ケロッグ警視、ナビスコ、キャンベル、マコーミック、ロン、ヤスといった様に、古典や食料品メーカー、当時の日米首脳をもじってつけられています。といって、軽い推理小説ではなく、中身は本格ミステリーです。

本作品は読む前にポーの短編や詩を読んでいると、より楽しめます。もちろん知らなくても楽しめるとも思いますが。

エピローグの”「アッシャー家の崩壊」を犯罪小説として読む”はそれだけでも面白い着眼点の論考です。もしポーにシャーロック・ホームズ・ファンの間に「シャーロッキアンの会」があるように、「ポオロリアンの会」があれば即座に入会できるでしょう。

名作と呼べる本格ミステリーです。
だれもがポオを愛していた (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: だれもがポオを愛していた (創元推理文庫)より
448842001X
No.3
(5pt)

太鼓判をおして

何かおもしろい本格ミステリはないかとお探しの方、いませんか?そんな方におすすめなのが、本書の著者 平石貴樹のミステリ。作品数は少ないのですが、どれをとっても満足できる本格ミステリがそろっています。
中でもこの『誰もがポオを愛していた』は著者の(今のところ)代表作ともいえるミステリ、みたて殺人(ミステリの生みの親といわれるエドガー・アラン・ポオの作品のみたて)、不思議な謎、魅力ある探偵、不可能に見えていたものが論理的に解明されていく爽快感、ミステリ好きな人にはたまらない盛りだくさんの楽しさがつまっています。
さらにエピローグでは、ポオの有名作『アッシャー家の崩壊』に隠された真実を暴き出していて、これもとても興味深くおもしろい。
これぞ本格ミステリと太鼓判を押しておすすめできる一冊です。
だれもがポオを愛していた Amazon書評・レビュー: だれもがポオを愛していたより
4087750744
No.2
(5pt)

太鼓判をおして

何かおもしろい本格ミステリはないかとお探しの方、いませんか?そんな方におすすめなのが、本書の著者 平石貴樹のミステリ。作品数は少ないのですが、どれをとっても満足できる本格ミステリがそろっています。
中でもこの『誰もがポオを愛していた』は著者の(今のところ)代表作ともいえるミステリ、みたて殺人(ミステリの生みの親といわれるエドガー・アラン・ポオの作品のみたて)、不思議な謎、魅力ある探偵、不可能に見えていたものが論理的に解明されていく爽快感、ミステリ好きな人にはたまらない盛りだくさんの楽しさがつまっています。
さらにエピローグでは、ポオの有名作『アッシャー家の崩壊』に隠された真実を暴き出していて、これもとても興味深くおもしろい。
これぞ本格ミステリと太鼓判を押しておすすめできる一冊です。
だれもがポオを愛していた (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: だれもがポオを愛していた (創元推理文庫)より
448842001X
No.1
(5pt)

太鼓判をおして

何かおもしろい本格ミステリはないかとお探しの方、いませんか?そんな方におすすめなのが、本書の著者 平石貴樹のミステリ。作品数は少ないのですが、どれをとっても満足できる本格ミステリがそろっています。
中でもこの『誰もがポオを愛していた』は著者の(今のところ)代表作ともいえるミステリ、みたて殺人(ミステリの生みの親といわれるエドガー・アラン・ポオの作品のみたて)、不思議な謎、魅力ある探偵、不可能に見えていたものが論理的に解明されていく爽快感、ミステリ好きな人にはたまらない盛りだくさんの楽しさがつまっています。
さらにエピローグでは、ポオの有名作『アッシャー家の崩壊』に隠された真実を暴き出していて、これもとても興味深くおもしろい。
これぞ本格ミステリと太鼓判を押しておすすめできる一冊です。
だれもがポオを愛していた (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: だれもがポオを愛していた (集英社文庫)より
4087495752