ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子
評判
ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子の評価:
2.63/5点 レビュー 8件。 D ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1〜4 1/1ページ
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まずは文章が非常に粗い。
そして、登場する若い女の子のセリフがひどい。
本当にこんな話し方をするかい?という以前に、読みにくいことはなはだしい。
雰囲気よりも、読者のことを優先してほしいね。
それとミス、文庫版では訂正されているのかもしれないが、ノベルス版では「エンジェル・ティアラ」が途中から「エンジェル・ダスト」になっている。
これは著者の作品に対する愛情のなさを露呈している、といっても言い過ぎじゃないと思うね。
作品スタイルは典型的な私立探偵の人捜しハードボイルドである。
そして、失踪した人物の背後に実は大きな組織があったというあたりも、目新しいものではない。
主人公がピンチにあうシチュエーションをつくるためにヤクザを絡めたんだろうけど、あれは余計だったな。
ラストでの収束がすっきりしなくなっちまったよ。
単純に失踪人探しで徹底したら良かったんじゃないかな。
わずかな手がかりから少しずつ失踪人に迫っていくあたりは、累計的ではあるが、面白かった。
その面白さがピークになったのは、例の壁の落書きの場面であり、あれの解明で押したらもっと違ったものになっていたんじゃないだろうか。
どうもその解決に良いアイデアがなかったので、安易にといっては言い過ぎかもしれないが、ヤクザと製薬会社を持ち出して来たような感じである。
序盤から中盤まではまずまずだったのが、後半になって急速に失速した、という感じなのだ。
どうも二階堂の合作は、どれも完成度がいまひとつであり、期待を裏切るものばかりなのである。
なによりも、主人公に感情移入しにくい、というのが、本作のスタイルでは最大の欠点だろう。
私立探偵ハードボイルドでは、主人公への感情移入が絶対条件なのだから。
ミステリなのでということか、殺人が起きることは起きるのだが、どうもこれは必要なかった。
また失踪すれば良いだけだし、必然性がない。
作品的にも、ラストであえて犯人の狂気ぶりを強調する必要もなかったわけだしね。
うーん、どうも本作は千澤のり子のほうの力量のなさが前面に出てしまった、典型的な失敗作だといえるだろう。