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チェーン・ポイズン
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チェーン・ポイズンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全98件 1~20 1/5ページ
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6年前に読んだ。 救われた気がして6年頑張れた。 今38歳になろうとして、ふとしたきっかけで再読した。理由は分からないが泣いていた。 怒りだった。それが私を守っていた。誰も私に優しくなかったから。うつ病になって、鉛のような心と体を引きずるのは苦痛だった。楽になりたかった。この怒りが、私を呼吸できる場所に少しずつ引っ張て、なんとかここまで来れた。 普通にしていれば無視され、甘さを見せればつけ込まれ、弱さを見せればじゃあ死ねよと突き放される。優しい人や怒れない人は緩やかに殺されていく。毎日の頑張りを、自分の今までの人生をみとめてもらえないことがどれだけの絶望なのか… 認めてもらえないだけならまだ良い、それをバカにされることすらある。乾いた笑いで返す自分が惨めになる。 でも、希望は確かにあったのかもしれない。 悦子はたまたま、本当にたまたま園長に声をかけられた。章子にはそのたまたまがなかった。あのホスピスで、誰かが、章子の孤独を認めてあげていれば…いや、そうじゃない彼女は本物を求めていた。 だから、それに出会えることは稀だ。 全てはたまたまなのだ。 俺が生きてこれたのはたまたま。 死に至るだけの絶望を味わったことがないから。 死に至る孤独を虚しさを抱え込まずにすんだから。運が良かったからだ。いや、運は悪かったし、要領も悪かった。だけど良いこともあった。色々あった、そう思えるだけマシな人生だ。 だから、優しくしようと思う。 弱ってるアナタに優しい言葉をかけたい。 あの日救われなかった俺を、忘れない。 未熟であること、孤独であること、それはいつまで経っても消えないから、誰かに優しくしたい。 6年ぶりに泣きながら読んで、そう思った。 BGM:日食なつこ「white frost」永久凍土 | ||||
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謎の死の連鎖をめぐるミステリアスな作品。 物語は、死を考え始めた女性が、「一年待ちませんか?」と囁かれるシーンから幕を開ける。ラストは、ここが効いてくるので、ぽっかりとお忘れなきように。そこから一転、毒物を服用し自殺を遂げた人々を取材する、ジャーナリストの視点に切り替わる。 取材対象は、三十代元OL、著名なバイオリニスト、 妻子を殺された被害者家族。そこには、「死のセールスマン」の存在が・・・。 真相は予想外であり、構成にこそ謎の答えが巧妙に仕組まれている。ヒントは、高野悦子『二十歳の原点』…。 | ||||
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もっと以前の本多さんの本と比べると大人しくなったというか、きらめきが感じられないというか、そこまで光るものも感じられなかった。2008年頃の作品だし、今とは時代も違うから仕方ないのかもしれないけど、名作に時は関係ないし。自分の思考回路が変わって本多さんの本と合わなくなっただけなのかもしれない。 お話的には本多さんなら仕掛けとして最後にきっちりどんでん返ししてくるのは分かってたから、まあこんなもんかという感じ。あとは”おばちゃん”と呼ばれていた女性、なんか魅力的じゃなくて最後まで好きになれなかった。都合よすぎるしね。 | ||||
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個人的にまったく知らない作家さんでした。そのため何の先入観もなく読み進め、みごとに騙されました。ただ、もっとストレートな社会派ミステリーを期待していたので、読後感はあまりよくありません。好みの問題です。 | ||||
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終始暗い話の展開で、それぞれの心情はわかるけれど そこから救われるというポイントが、自分にはあまりなかったので 本多さんの作品の中ではいまいち消化不良の1冊です ただ結末、まったく想像がついていなかったので 「お!そうなの…!」そこはおもしろかったです | ||||
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面白い本を読んだあとは。目をつぶってしばらく余韻に浸りたくなる。でも、最近読んだ本はどれも、どこかで読んだ気がするような設定だったり、登場人物に全く感情移入できないおかしな展開だったり、時間つぶしにもならない凡庸なすとーりーだったり。 久しぶりに余韻を楽しみたい本に出会えました。 | ||||
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ハートフルなサスペンス名作です(^-^*)/ 今後の地元読書会で現代のミステリー名作を対象本にしたいと思い、数冊の候補名作の一冊として再読しました。 自殺と死から漂う灰色の絶望の雰囲気を上手く描きながら、最後は誰もが読んで良かったと思えるラストが見事でした! 読み返して感じたのは、全体の流れが伊坂さんや道尾さんっぽいテイストだなとも思いました。 ただ、ミステリー名作として対象本とするにはミステリー要素が少ない気もするので選ぶかどうかは何とも言えませんが、 絶望からの再生作品としては名作としてオススメです(^-^*)/ | ||||
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人生に絶望した人達と、その人達が楽に死ねる?薬を渡すセールスマン?。 誰がセールスマンだったのかについては、騙された感があるけど、人間の 絶望感や、生きる希望をなくした人の生き様(死に様も)について、踏み 込んで描いてあるのがよかった。暗い気持ちにはなったが、感銘も受けた。 | ||||
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自分は何か面白いモノないかなぁ~とネットで調べて、この小説を知り読む事に…。 なので、途中でなんとなく展開が分かってしまいました…が、それでも面白かったです。 ぜひこの小説を読みたい方は、何も調べずに読んでほしいです。 (なので、あえて小説の内容は書きません…) | ||||
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本多孝好の長編小説です。短編の作品が有名な本多孝好の長編作品ということで読み応えがあります。 本多孝好の世界観で物語に引き込まれて先が気になりドンドン読めてしまいます。 そして最後には本多孝好のミステリーにやられたという感動、面白さを味わえます。 本多孝好が好きな人も初めての人もぜひ読んでいただきたい作品です。 | ||||
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テレビでdeleを見て特に最終話の終わり方が気に入り本多孝好さんに興味を持ちました。原作者でもありますが最終話はご自分で脚本も書いていたのですね。全体としてはdeleと同じ雰囲気があります。最後まで騙されました。サスペンスですが終わり方はとても後味がいい。人間に優しい見方をする方だなあと感じました。あっという間に読めてしまいます。 | ||||
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初めてレビューというものを書きました。 この本を読んで書きたくなりました。 そのくらい素晴らしい作品だと思います。 | ||||
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初めてこの作者の本を手に取りました。文学性をかんじさせながらも筋はしっかりしており、なにより心に響かせてくれた作品。驚きの作品。最後の最後に作者のミステリーにまんまとはまってしまったが、決して悪い気はしない。生きることを考えさせてくれた。また違う作品を読んでみたい。 | ||||
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えっ? 最後の20ページまで騙されてた。騙し絵だったのか。お見事です。 | ||||
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悪くはないと思いますがレビュー見過ぎて失敗してしまいました 慎重になりすぎるのも良くないです | ||||
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ネタバレあり なるほどなるほど、、、ラストにつなげるための伏線がたくさん散りばめられてて面白かったです。 ただ、やっぱりおかしいよね、一度も名前で呼ばれない30代そこそこの悦子さん。ラストに至っては記者のおっさんからも「中年の女性が、、」なんて思われててw 今の時代30ってまだまだ若いというか未熟というか、「中年」だと50くらいをイメージしてしまう。 あと、おばちゃん!!死なないで~~~と思いながら流した涙を返してほしいw死んだらもっと泣けたかな。 でも生きててよかった、子どもたちが幸せになってほしい。 読後感よろしい。 しっかし、園長の婆さんが一番無責任だったね、最後丸投げじゃん。 自分のアホ息子がそんなに可愛いなら他人の子の面倒を半端に見るなよ、と言いたい。 工藤がんばれ! | ||||
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主人公として位置づけされるおばちゃん(笑)と週刊誌記者のふたりのモノローグを交互に繰り返して進行していくミステリー。 読みながら、おばちゃんサイドと記者サイドとのじわじわと滲んでくる違和感を常に感じさせながらの展開だった。 懸命に自殺した高野章子の生前の足取りを辿る記者。 それに対し、死ぬことを決めたはずなのに、ボランティアで生きがいを見つけてしまい、挙句の果てには中心人物になってしまい、自殺願望があるのとは裏腹に生きる喜びに満ち溢れるおばちゃん。 このふたりがつながったとき、この作品の本当のタイトルは、生きる希望となるのだろう。 作風が特別優れているとは思わないが、じっくり溜めて吐き出す展開は素晴らしかった。 最後の一行までしっかり読むことに意味のある作品。 以下ネタバレ。 ミスリードに関しては、リードできていない感がすさまじかった。 36歳独身でおばちゃんとしか呼ばれない高野章子(笑) さすがに無理がある。ミスリードをミスっているというか。 ドイサヤカさんをカタカナにしたのも印象をうすくするため。 まあ、同じようなところでボランティアしていたり、女子大生が関わっていたりと、偶然が偶然を呼ぶのも強引だと思う。 高野章子は死んでも、おばちゃんは死なないんだろうなとすぐにわかってしまった。 無気力で何もする気がないのかと思いきや、急に頭の回転がよくなり、奇策を連発するあたりも、まるでカイジだな・・・ | ||||
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本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか?人気絶頂のバイオリニスト、陰惨な事件の被害者家族、三十代のOL。三つの自殺に不思議な関連性を見出した週刊誌記者・原田は、“死のセールスマン”が運んだらしき、謎のメッセージの存在を知る。「命の取り引き」がもたらす意外な結末とは?心揺さぶるミステリアス長編。 | ||||
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どうしても評価を書きたくて投稿。本へのレビューは初です。 文体や構成など、とても面白くて☆5をつけたかったんですが……何この最後の無理やりトリック!!読者の意外性を狙ったと思いますが、無理やり過ぎてマイナス過ぎる「裏切り」でした。モヤモヤと、最後まで読んだ長い時間を考えてイライラが残りました。笑 こんな騙しの手段使うなら、もっと最後まで読者を裏切らない展開の上で素晴らしい結末を作って欲しかった。これを「一本取られた!」とプラスに思う人もいるかもですが、私はそうは思いません。 こんなトリックを使われると、この作者の他の作品は読む気がなくなりますね…。本当に文体と構成とテーマが素晴らしかっただけに残念過ぎました。 | ||||
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60点ぐらいだろう。私は別に良い批評家になるつもりはない。 あえて批評するなら、台詞の部分をもっとキャラ立てて書いてもらいたかった。誰がしゃべっているのかわからなくなるところが結構あった。あと「Aさんの台詞」地の文はさんで、また「Aさんの台詞」っていうのが多かったのもわからなくなる要因。 | ||||
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